東方停止風   作:シュガーライト

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どうもシュガーライトです!
今回は前回の続きからかな?

風真「はっきりしないな……」
結「いつもこんな感じなんですか?」
幻「割とこんな感じだぞ」

うぅ……

そ、それでは本編へどうぞ!!


第26話 光咲 結

俺たちはとりあえず机に向かって座った。

 

 

「えっと。とりあえず話、聞かせてもらえないかな?」

 

「?なんのですか?」

 

「どうして森の中で倒れていたんだ?」

 

 

幻が聞く。

すると結さんは少し辛そうな顔をした。

 

 

(……それもそうか……)

 

多分森の中で辛いことがあったんだ。

なら無理に話してもらうわけにはいかないかな。

 

 

「……辛かったら無理して話す必要はないよ」

 

 

俺がそう、結さんに告げる。

すると。

 

 

「……いえ、大丈夫です」

 

 

そう言って、話し出してくれた。

 

 

 

 

 

「私は、気づいたら森の中にいたんです」

 

「……?どういうこと?」

 

「それが良くわからないんです……本当に気がついたら森だったんで……あ、本当なんですよ!?」

 

 

慌てた感じで結さんは言った。

 

 

「大丈夫だよ。信じているって」

(実際、俺がここに来た時もそんな感じだったからな……)

 

あれから約一年か……

と、少し懐かしく思ってしまった。

 

 

「ちなみに、森で目を覚ます前って一体どうしていたんだ?」

 

「……それが、よく覚えていないです」

 

「え?」

 

「記憶がはっきりしないんです……」

 

 

結さんは言った。

 

 

「それって記憶喪失じゃあ……」

 

 

幻がそう聞く。

すると結さんは首を振って。

 

 

「いえ、そうじゃないんです」

 

 

はっきりそう言った。

 

「どういう事だ……?」

 

「記憶がはっきりしないのはこの数日間の記憶なんです。………なんというか記憶に穴が空いた感じ(・・・・・・・・・・)なんですよ……」

 

「記憶に……?」

 

「穴が……?」

 

 

それは一体どういう事なんだろう……?

……だが、今はその答えは見つからない。

 

 

(もしかしたらその数日の間に何かあったか……?)

 

 

俺はそう思った。

 

 

「……それで、私がなんでここにいるか考えていると……私、妖怪に囲まれていたんです……」

 

「……」

 

「沢山の妖怪が襲ってきて…………私、必死に逃げたんです…………足が縺れたりして転んだりしながらして…………そして逃げているうちにだんだん意識がなくなってしまったんです……」

 

「そう、だったのか……」

 

 

多分全身の傷は逃げている時に出来たんだろう。

ーーー妖怪の攻撃を受けていなくてよかった。

 

 

「それで、今に至るという事か……」

 

「なんというか……本当、危ない所だったな……」

 

「はい……お二人に助けてもらっていなければどうなっていたか……」

 

 

少し震えて声で結さんが言う。

と、幻が。

 

 

「まあ、助かったんだしいいじゃんか!」

 

 

そう、言った。

すると、結さんがすこし元気が出たようだ。

 

 

「……!はい!」

 

 

 

 

「さてと、今からどうする?」

 

 

幻が聞く。

そう言えばこれからどうするかを考えていなかった。

 

 

「そうだな〜これからどうするか……」

 

 

 

と、その時。

 

「ちょっといいかしら〜?」

 

どこからか声が聞こえた。

 

「「げ、まさか?」」

 

「なんですか!?一体どこから声が……!?」

 

部屋の空間に亀裂が入る。

そしてそこから……

 

 

「「うわ、出た」」

 

「ちょっと!?それはあんまりじゃないかしら?」

 

「ど、どうなっているんですか!?一体どうやって!?」

 

 

……紫が、スキマから出てきた。

 

 

「今のは一体……?」

 

「それは後で説明するわ〜」

 

「はぁ……んで?一体なんのようだ?」

 

 

呆れた感じで幻が聞いた。

 

 

「それはね〜貴女に会いに来たのよ」

 

 

紫はそう言って結さんに指差した。

 

「わ、私ですか?」

 

「ええ、どんな人か見ておきたくてね」

 

「……?どういう事だ?」

 

 

疑問に思った幻が紫に聞く。

すると、紫は手に持っている扇子を口に当てて言った。

 

 

「……2日前に誰かが外から幻想郷に入ってきた人がいたの。私はその人を探していたのよ」

 

「それって……もしかして、私ですか?」

 

「そう。貴女よ」

 

 

紫がそう言った。

 

 

「また紫が無意識に連れてきたんじゃないのか?」

 

「私も最初は考えたわ。でも調べているとそうじゃないってわかったのよ」

 

「それじゃあ、どうしてだったんですか?」

 

結さんが紫に聞く。

するとほんの少し言いにくそうに言った。

 

「それがね……どうやら、私じゃない誰かが貴女を連れてきたのよ」

 

「「「……え?」」」

 

「本当は貴方にその事を聞こうと思ったのだけど、さっきの話を聞いている限りだと貴女はなにも覚えていないようね」

 

「……はい」

 

「そう。ならいいわ」

 

「……でも一体誰が……」

 

 

外の世界から人を連れてこれる奴は限られている。

俺が知っている中でそれができるのは紫と……

 

 

「……おそらく影雲空ではないわ」

 

「……!」

 

「影雲空の能力は『悪意を形にする程度の能力』幻想郷と外の世界を繋げる事は出来ないはずよ」

 

「じゃあいったい誰が……」

 

 

誰が一体なんのために結さんを幻想郷に連れてきたのか?

考えてもわからない。

ただ……

 

(影雲以外にも何か企んでいる奴がいるのか……?)

 

そう思ったのだった。

 

 

 

 

「さて結さん、一つ答えてもらえるかしら?」

 

「はい、何ですか?」

 

 

紫が真剣な顔をして結さんを見る。

 

 

「私の能力を使えば貴女を外の世界に戻す事が出来るわ。まあここ(幻想郷)の記憶は消させてもらうけどね。

……だけど誰かが貴女を狙っている可能性もあるの。だからこのまま貴方を外の世界に帰らせるとまた危険な目に遭わせてしまうかもしれないの。

 

ーーー貴女が決めて。ここに残るか、外の世界に帰るか」

 

「……!」

 

結さんは悩んだ。

 

そして数分たった後、決めたようだ。

 

 

 

「……決めました。

 

 

ーーー私、ここに残ります」

 

「そう、歓迎するわ。結さん」

 

「という訳なんで、風真さんも幻さんもこれからよろしくお願いしますね!」

 

「ああ、よろしく」

 

「おう!よろしくな!!」

 

 

こんな感じで、幻想郷に新しい仲間が増えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「そういや、結さんは一体どこに住むんだ?」

 

「え?」

 

「そんなもん決まっているじゃんか、なあ?」

 

「はい、これからお世話になります!」

 

 

……へ?

 

 

「当たり前だろ!住むところなんてここ以外にないだろ!」

 

「そうですよ!あ、それと結さんって呼び方はなんかあれなんで結でいいですよ?」

 

「…………はぁ………まあ、それもそうか。それじゃあ改めてよろしく結」

 

「はい!」

 

 

ーーーこの日、同居人がまた一人増えた。

この家もまた賑やかになりそうだ。

 




いかがだったでしょうか?
今回、話がわかりにくいかもしれません……

結ちゃんが幻想郷で過ごすことになりましたが第5章はまだ続きます。

という訳で、次回もお楽しみに!!
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