さて、風真はどのように戦うのか?
本編へどうぞ!!
「それじゃあ、今から弾幕ごっこについて説明するわよ」
現在、俺はさっきまでいた部屋を出て神社の外にいる。
そして今は霊夢達から弾幕ごっこについて説明を受けていた。
「弾幕ごっこは幻想郷の決闘のことよ。揉め事が起こったりした時はスペルカードルールって言うものに乗っ取って行うわ」
「スペルカードルール?」
「そう、それが作られた理由とかは少しややこしいから今は省くとして、スペルカードルールというのは『スペルカード』っていう自分の得意技とかをカードにしてそのカードを規定量持ち、そのすべての攻撃を攻略されると負けなのよ」
そう言って、霊夢は一枚カードを取り出した。
ーーーそのカードは、俺の持っているカードと良く似ていた。
「これって……」
「そう、貴方の持っているのと同じようなものよ。まあ、そのカードは少し特別な奴だけど」
「……?どういうことだ?」
「よく見てみなさい。そのカードには何も描かれていないでしょ?」
霊夢に言われた通りに見てみる。
すると確かに霊夢の持っているカードみたいに、絵見たいなものが描かれていなかった。
「そのカードは本当に大切な時に使えるようになる、いわば最後の切り札見たいな物よ」
「大切な時……」
……あいつはなぜこれを俺に渡したんだろうか……何故お守りとしてこれを渡したんだろう?
「考え中悪いけど、今から弾幕の打ち方を教えるわよ」
……!そうだった。まだ説明してもらっている途中だったな。
「ごめん。それで?どうやって弾幕を打てるんだ?ってかそもそも弾幕ってどんなのだ?」
「落ち着きなさいって、ほら、これが弾幕よ」
霊夢の手のひらに、サッカーボールぐらいの大きさの青い球体が出てきた。
「弾幕を作る力には種類があって、人間は基本的に霊力と魔力から弾幕は作られるわ。
風真は見た感じ、一応弾幕ごっこができるぐらいの霊力はあるから、今から少し霊力のコントロールの練習をするわよ!」
ーーー少年特訓中……
「……あんた、筋がいいわね……もう少し時間がかかると思ったのだけど……」
「霊夢の教え方がとてもわかりやすかったからだろ」
練習時間、約2時間。
気づけば夕方になっていた。
「最後はスペルカードを作れば終わりよ。ほらこれ」
と、霊夢は何枚か何も書いてないスペルカードを俺にくれた。
「えっと、どんな風に作ればいいんだ?」
「自分の得意なことなどを思いながら作ればいいわ。まあ、とりあえず一回弾幕ごっこをするわよ!!ほら魔理沙!準備が出来わよ!」
「お、ようやくか!待ちくたびれたぜ!それじゃあ、早速やろうぜ!!」
魔理沙と俺は少し距離をとって対峙する。
「魔理沙。今回は飛ぶの禁止よ」
「え!?何でだ!?」
「風真は飛べないのだから同然でしょ!!」
霊夢がそういう。
ーーー実は、霊力のコントロールはできるようになった時、それを利用してその飛び方も教えてもらったのだが、それがどうしてもうまくいかなくて結局飛べず仕舞いだったのだ。ってか普通、人間は空を飛べないだろ!!
弾幕ごっこが始まる。
その少し前だった。
「風真。貴方の能力はただ風は作り出すだけじゃない。いろいろな使い方ができるはず。それを常に頭に入れて戦いなさい」
「……?どういうこと?」
「それは、戦えばわかるわ」
「それじゃあ、始めるぜ!」
「わかった。いつでもいいよ」
「私が合図するわよ」
霊夢が前に出る。
そして。
「それじゃあ……始め!!」
霊夢の合図と共に、魔理沙は弾幕を打ち始めた。
俺は、手のひらに弾幕が出来るイメージをする。
すると。ちゃんと弾幕が作れた。
(よし!とりあえずこれを打って行けばいいんだな!)
魔理沙に向けて放つ。
が、簡単に避けられてしまった。
(やっぱ、そんな甘くないか……)
「こんな短期間に弾幕を打てるようになるのはすごいぜ!だが、まだまだ大量の弾幕は作れないようだな!」
魔理沙の弾幕が迫ってくる。
それを服に擦りながら何とか躱せた。
だが、魔理沙の弾幕と俺の弾幕の濃さは全然違う。このままじゃ、何も出来ないまま被弾して負けてしまう。
(これじゃあ……魔理沙に当てることが出来ない。何とかして弾幕の量を増やさないと……)
「いつまでも、避けられると思うんじゃないぜ!それ!」
魔理沙が何かを投げる。
俺の近くに転がってきたのは何かビン見たいな物だった。
(何だこれ?……まさか!?)
嫌な想像をし、慌てて後ろに下がる。
次の瞬間。
「っ……!」
そのビンは爆発した。
「危ねぇ……これってありかよ!?」
「弾幕ごっこは別に丸い弾幕じゃなくてもいいんだぜ。そう!弾幕はパワーだぜ!!」
「まじか!」
(弾幕ってあれだけじゃなくてもいいのか……。そうだ!これなら弾幕の量を増やせる!)
俺は、手のひらから風を作り出す。
(前は、風を放出したとしても相手を倒せるほどの力はなかった。せいぜい石を飛ばすことが出来る程度。だけど、それに霊力が合わされば……!)
作り出した風に霊力を組み合わせてみる。
するとその風は力を増したように思えた。
(やった!うまいこといったぞ!これなら弾幕を作るより霊力の消費が少なくて済む!)
俺は丸い弾幕を作るのやめて、代わりに風の弾幕を打ち込んだ!!
「うわわ!風が弾幕になっているぜ!!」
「へぇ〜考えたわね風真」
「ふふ、そう、そんな感じにいろいろと能力の使い方があるのよ!」
「よし!これで戦えるぞ!!」
俺が風の弾幕に切り替え弾幕の量が多くなり、魔理沙から、余裕が少しなくなったように見えた。
「ふふ、やるな風真!!それならこれだ!儀符『オーレリーズサン』!!」
「っ!スペルカード!?」
魔理沙の周りに四つの玉が展開され、その玉は魔理沙の周りを回り始めた。
(……何だ?あれ?)
「ふっふっふ、くらえ!!」
魔理沙が叫ぶ。その瞬間、四つの玉からレーザーが放たれた。
「な!?何だそりゃ!!」
四つのレーザーは俺を掠めて飛んでいく。
だが、そのレーザーは動いて俺を追い詰めていく。
(やっべ……このままじゃ当たっちまう。どうにかできないか?)
少しずつ距離を狭めてくるレーザーを見て焦る。
その時。紫の言葉を思い出した。
ーーー風はいろいろな使い方が出来る。
(そうだ……風は、その時その時に姿や役割を変える。その時の風を作り出せるなら……!)
すると、突然ポケットの中に入っていたスペルカードが光りだした。
(な、何だ?スペルカードに何か描かれてる!?)
見るとそこには、出来上がったスペルカードがあった。
(い、いつの間に……?でも、このスペルなら……!)
そう考えている間にも、レーザーや弾幕が迫っていた。
「考えている暇はない!風符『旋風陣』!!」
スペルを発動する。すると前に出していた手から、俺を守るに旋風が盾のように展開された。
「うぉぉおおおおおおおおお!!」
「な!?全部受け止められた……?」
「はぁ……はぁ……や、やった!耐えれた……!」
「ふ、ふふ。そうだ!そうこなくっちゃ!!行くぜ風真!魔符『ミルキーウェイ』!!」
「……!どうやら、もう一枚出来てるみたいだ……!よっしゃ!どうにでもなれ!風符『空を駆ける疾風』!!!」
俺の周りから、普通の弾幕の3倍ぐらいの速さで風が打ち出される。
魔理沙からは、星型の弾幕を大量に打ち出された。
「撃ち合いだ!風真!!」
「うらぁぁああ!!いっけ!!」
俺と魔理沙の間で弾幕が弾幕を相殺する。
しかし、少しずつ片方の弾幕が相殺しきれなくなった。
片方の弾幕がもう片方の弾幕の雨を抜ける。
そして。
「私の勝ちだぜ!風真!」
「ふぅ……負けた……」
「驚いたぜ!まさかここまでやられるなんてな」
「本当、風をあんな使い方をするなんてね……」
「ふふ、どうやらわかったみたいね」
「はぁ……いろいろと使い方があるってことがわかったよ」
おかげさんで、能力の認識が変わった。
「……一つ聞くけど、何でここまでしてくれるんだ?普通はここまでしてくれないだろ?」
「ふふ、単なる気まぐれよ。気にしないでいいわよ。……取り敢えず幻想郷についての説明したわ。最後に一つ聞くわよ」
紫が俺の方を向き直す。
そして。
「貴方。ここに住んでくれるかしら?」
「……!」
「私はそのつもりで貴方を連れてきたのだけど、貴方自身の意思を聞いていなかったからね。今なら元の世界に返すことができるわ。
ーーーどうする?残るかしら?」
紫がそう質問する。
俺は迷わずこう答えた。
「残るよ。ここは楽しそうだし、どうせ元の世界に戻っても待っている人はいないからな」
「そう……歓迎するわ。風真」
「これからよろしくだぜ!!風真!!」
ーーーこれが、風真の幻想入りだった。
これから、風真にどのようなことが起きるのか。
それは、神のみが知ることである。
いかがだったでしょうか?
これでようやく風真が幻想郷に住むことが出来ました!
果たして、どんな物語になっていくのか?
次回もお楽しみに!!
にしても、この小説、とても長くなりそうだな〜〜