やっっと、テストが終わった!!!
というわけで、久しぶりです!
テストが終わったのでようやく再開です!
で、今回は本編から少し時間が飛んで七夕の話しになっております。
投稿が間に合わず1日遅れになっちゃったけど、ま、まあいいよね(汗
では、本編をどうぞ!!
※久しぶりなため、いつも以上に駄文となってあると思いますが皆様暖かい目で見ていただけると嬉しいです。
ーーー七夕。
年に一度、織姫と彦星が天の川で再開することで有名な日である。
そしてこの日。風真家ででも……
「「七夕? 何だそれ?」」
「えぇ!? 七夕を知らないの!?」
七夕に関して、(ある意味)盛り上がっていた。
「うーむ、名前だけは聞いた事あんだけどな〜、風真は?」
「……そういえば、何か小さい頃に七夕に関して何かやったような………」
「七夕知らないって、一体今までどんな生活してただろう……」
結が不思議そうに呟いたのをよそに、風真は自分のその時の記憶を思い出そうと考えこむ。
……のだが、
「……駄目だ。思い出せない」
結局思い出せずじまいで終わった。
「結、七夕って何なんだっけ?」
「七夕ってのはね? 織姫って人と彦星って人が天の川で年に一度会うことが出来る日って言われるの」
「……ん? 確か天の川って夜空の星じゃなかったっけ?」
「あ、それは知ってるんだ。風真の言う通り天の川は夏の夜に見えるよ。そして琴座のベガと鷲座のアルタイルがそれぞれ織姫と彦星って言われてるよ」
と、こんな感じに結がちょっと詳しく七夕の言い伝えを風真と幻に説明した。
その後も少し二人に七夕について話した後。
「今、人里で祭りみたいなのがやってるらしいからみんなで行こうよ!」
二人を祭りに誘った。
「へぇ〜人里で祭りか〜いいな! 行こう!」
「確かに、楽しそうだな!」
「うん、それじゃあ支度してからみんなで行こう!」
「さてと…」
風真は家の前で二人を待っている。
幻と結がそれぞれ浴衣に着替えおりそれを待っているのだ。(ちなみに風真はもともと和服なのでいつものカッコで行く模様)
と、そうこうしていると。
「ほい〜お待たせ」
先に幻が家から出てきた。
「幻が浴衣着るとなんか変だなw」
「うっせぇ! 俺も着慣れないっての!」
こんな感じにいつものノリで二人が話していると。
「ごめん、待った?」
ちょっと遅れて結も家から出てきた。
その浴衣をきた結を見て、
「か、可愛い……」
幻が思わずそう言った。
「そ、そうかな?」
幻の予期せぬ言葉に少し赤面しながら結が言う。
風真は、その二人を微笑みながら何も言わず見ていた。
「さ、それじゃあ人里に行こうか」
「うわぁ! 結構人がいるね〜」
人里についた風真一行。お祭りということもあり人里はいつにも増して活気ついていた。
「(それにしてもお祭りか。一体何年振りだろ? 前は……一体誰と行ったっけ?)」
人里を歩きながら風真は考える。最後にお祭りにいた時、誰と居たかを思い出せずにいた。
「(うーん………ん? あれは……!」
考えこんでいるふとその時、風真は何かを見つけた。
「さて、まずどこに行こっかな?」
「そうだな……ってあれ? 風真は?」
「ん?呼んだか?」
「あ、いた………ってお前それいつの間に!?」
風真を見ると、手元にはプリン、更に袋にはこれまたプリンが大量に詰め込まれていた。
「いや〜あっちの屋台にプリンが売ってあったからつい」
「流石風真……祭りでもいつも通りか」
プリンを変えてご満悦の風真、それを呆れ気味に見ている。
とその時。
「ねぇ、あれやってくる!」
結が一つの屋台に向かっていった。
向かった先の屋台には『射撃』と書いていた。
「お、お嬢ちゃん挑戦かな?」
「はい!」
そう答えると店のおじちゃんにお金を渡す。おじちゃんは弾を三つ結に渡す。
「よーく狙うんだよ」
おじちゃんの言葉を聞いた後、結が銃を構える。その先には箱が並べられている。
箱を落とせば好きな景品に変えてくれるそうだ。
「よーし……!」
そんな感じでまず一発目。
箱を狙ってその引き金を引く。
弾は勢いよく箱を目掛けて飛び………
………数センチ離れた所に飛んで行った。
「むー、次!」
再び構えて打つが、今度は箱の上を通り越してしまった。
「もう最後の弾だ……」
最後の弾を込め構え直す。
そして、
「……!」
引き金を引く。
弾は箱に向かっていく。
そして……
「当たった!?」
弾は箱に命中した。
だが……
「……落ちない」
それは箱が落ちるまでには至らなかった。
「残念……もうちょっと何だけどな〜」
「何か欲しい景品でもあったのか?」
「うん、あのキーホルダーがちょっと欲しかったの」
そう言うと結は額に飾られた花の形をしたキーホルダーを指差した。
それを幻が聞くと。
「そっか、じゃ俺もやってみようか!」
そう言うと、おじちゃんにお金を渡す。
「お、お嬢ちゃんの彼氏さんが挑戦だね?」
「は、はぁ!? ちょ、ち、違うって! 俺達は付き合って何か……」←顔真っ赤
「そ、そうですよ!」←顔真っ赤
「……何焦ってんだ? あの二人」←平静(プリン食べながら)
「そうなのかい? まあ、取り敢えずこれが弾だよ」
そう言うと、弾を三つ慌てている幻に渡す。
幻は一度深呼吸をして気持ちを整える。
「ふぅ……あれを当てればいいんだな? 簡単簡単」
そんなこと言いながら銃の引き金を引く。
しかし、
「……あれ?」
弾はあらぬ方向に飛んで行った。
「も、もう一発……」
もう一度打つが、やはり思っているところには飛んで行かない。
「ちょ、お前下手くそか!」
「うっせ! これ思ったより難しいぞ!」
「あと一発だよ!」
「このままじゃ外れるな〜」
「っ! ま、まあ見とけって! 次は当ててやるから!」
それぞれ異なる反応をしている二人に対し、幻は当てると宣言する。
「(とは言ったもののこりゃ難しいぞ……………なら!)」
銃を構える。その時の表情は何かを企んでいる顔だった。
引き金に指を掛ける。
そして……
「……いけ!」
幻は引き金を引いた。
弾は。
「あ、全然違う方向だ」
やはり全然見当違いな方向へ飛んで行ってしまった。
……だが、幻はそれでは終わらなかった。
「………曲がれ」
「……え?」
風真は聞いていた。幻が今ボソリと呟いたのを。
そして次の瞬間。
「え、ええ!?」
「弾が、曲がった!?」
真っ直ぐ飛んでいた弾が急に方向を変えた。
……まるで、弾が『屈折』したかのように。
曲がった弾はそのまま箱に向かって飛んでいき、先ほど結が弾を当てた箇所に直撃した。
そして、箱はぐらつき、そのまま体制を崩して倒れていった。
「お、おめでとう! だけど一体どうやったんだい?」
「え、何のことかな?」
「……ま、まぁいいや、それじゃあ好きな景品を一つ持って行きな!」
「やれやれ、お前能力使うの反則じゃね?」
「ふふ、バレなきゃいいんだよ。と、ほら結」
そう言うと、幻は結に射的の景品である花のキーホルダーを渡した。
「……! ありがとう!!」
その後三人は再び人里を歩き出す。すると、
「……? あれは何やってんだ?」
幻は指を指す。その先には寺子屋、そこにはかなりでかい笹竹が置いてあり、そこに子供や大人が何かを飾ってあった。
「あれは短冊を笹に飾ってるんだよ!」
「短冊?」
「そ、短冊に自分の願い事を書いてあの笹に飾るとその願いことが叶うって言われてるの」
「へぇ〜なるほどな」
「ねぇ、私達も飾りに行こうよ!」
そう言うと、返事を待つ前に結は寺子屋の方に向かっていった。
「お、お前らも短冊を飾りに来たのか?」
寺子屋には生徒達は、短冊を飾りに来ている人がおり、笹の前には慧音がいた。
「はい、これが短冊だ」
三人は慧音からそれぞれ短冊を受け取る。
そして三人は願い事を考え始めた。
「(願い事……か。そうだな……)」
「先生! はいこれ!」
「どれどれ……『授業が簡単になりますように』」
「お、おう……」
その生徒の素直な願い事を聞き慧音は一瞬言葉を失う。
そして、慧音はその生徒に対して。
「授業をちゃんと聞け。以上」
そう言って、その生徒にもう一枚短冊を手渡した。
「……普段どんな授業しているんだ?」
「風真も受けてみるか?」
「い、いや遠慮しとくよ」
慧音の申し出を慌てて断る。
そんなやり取りをしながらも願い事を書き終えた。
「みんな書いたな?」
「もちろん!」
「ちゃんと書いたよ〜」
笹の前に立つ。笹には結構な数の短冊が飾られていた。
『美味しいご飯が食べたい』『結婚したい』『友達が欲しい』『生まれ変わったら鳥になりたい』『いつまでもチルノちゃん(大ちゃん)と一緒にいたい』などなど、さまざまな願い事が書かれていた。
「………これでよし」
三人は笹に自分の短冊を飾った。
「さてと、じゃあまたな慧音」
「ああ、三人共楽しんで」
こうして、慧音に挨拶をしてから三人は寺子屋を後にした。
「それで? どんな願い事を書いたの?」
「俺は『ずっと楽しく過ごしたい』って書いたぞ。結は?」
「私? 私は『みんなと一緒にいたい』って書いたよ〜」
「へぇ〜結らしいな〜風真は?」
二人はそれぞれの願い事の内容を話し、流れで風真の願い事を聞いてきた。
風真は少し静かに考える。そして、
「俺?『とても美味しいプリンが食べれますように』って書いたよ」
「またプリンか!」
「でも風真らしいね〜」
願い事を話すと、三人は笑う。
「じゃあ次どこに行こうっか?」
「そうだな……とりあえず何か面白い店でも探そっか」
風真は二人のやりとりを聞いていた。
ーーーまさにその時、風真の横を一人の少年が通り過ぎた。
「……!?」
慌てて振り返る。
今隣を通り過ぎた人物は服もズボンも黒く、顔はフードを被っていたので見えなかったが、
「(……気のせいかな?)」
その後ろ姿は何処かで見たことがある。どうしても知らない人のようには思えなかった。
「……い……おーい! なにぼーっとしてんだよ?」
「……!」
「ほら風真行くよ!」
「わかった今行く!」
二人に返事をしながら駆け寄る。
もう一度振り返ってみるとそこにはもう少年の姿は無かった。
「………」
「ん? 君も願い事か?」
「……ええ、短冊くれますか?」
「もちろん、ほら」
そう言うと慧音はその少年に短冊を手渡す。
そして、その数分後。
「……出来た」
少年は慧音に短冊を手渡す。
「別に私に見せなくてもいいんだぞ………えっと、『自らの疑問の答えを出す』……何か疑問があるのか?」
「誰しも疑問はあるでしょう。私は書いてる通り自分の一つの疑問を知りたいだけです」
そう言うと、短冊を慧音から返してもらう。
笹の枝の一つに短冊を飾る。
ーーーと、少年の目に一つの短冊が目に映った。
その短冊には『とても美味しいプリンが食べれますように 停楽風真』
と、書かれてあった。
自分の短冊をつけ終えた少年は、風真の短冊を裏返す。
そこにはまた別の願い事がされていた。
ーーー裏側には『自分の居場所が消えないように』と。
「………」
少年はなにも言わず寺子屋を出る。
「……私はただ答えを知りたいだけだ。」
少年は歩きながら、呟く。
「例えそれが『悪意』に満ちたものだとしても」
ニタリと笑いながら、呟く。
そして、最後に。
「ーーーその結果、君の居場所が壊れたとしても、だ」
そう言った次の瞬間、少年の姿は影も形もなく消えていた。
いかがだったでしょうか?
次回は早めに投稿する予定です!
それでは、次回もお楽しみに!!