今回こそvsフランになります。
それでは、本編をどうぞ!!
「ソレジャア、イクヨ?」
その言葉を合図にフランは弾幕を打ち出した。
ーーーフランの弾幕は、少し黒く、悪意に満ちた色だった。
風真も負けじと弾幕を放つ。
だが、フランはその弾幕をいとも簡単に避けていく。
「アハハハ!ソレジャア、ワタシハタオセナイヨ!」
風真に弾幕が飛んでくる。
「……っ!」
その弾幕を風真は辛うじて躱す。
「はぁ……はぁ……」
息が上がる。
霊夢達ほどでは無いが、風真も先ほどの咲夜との戦っていた為、霊力が尽きかけていた。
(くそ……これじゃいつまでもつか)
「ウフフ、マダマダコレカラダヨ!」
そう言うと、フランは一枚の黒く染まったスペルカードを取り出した。
「禁忌『レーヴァテイン』」
フランの手に炎の剣が現れる。
そして、フランは風真に斬りかかった。
「……!」
振るわれる剣を寸前のところで避ける。
炎の剣は空を斬った。
風真は慌てて距離を置く。
その瞬間、剣が通った通ったところから弾幕が放たれた。
「くっ……!?」
その初見殺しをも何とか躱した。
「ナカナカコワレナイネ?オニーチャン」
「……そう簡単には、倒れるかよ」
「フフ、ジャアコレナラドウ?禁忌『フォーオブアカインド』!」
フランがスペルを発動する。
すると、フランが4人に増えた。
「嘘、だろ!?」
「「「「サア、イクヨ!」」」」
4人のフランは風真に向かって一斉に弾幕を打ち始めた。
「く、くそ、弾幕打ちすぎだろ……!」
4人のフランの弾幕の多さに思わず叫ぶ。
(このままじゃやられる……ならさっきの手だ!)
風真は一枚のスペルを出す。
「透風『ブラインドエア』」
風真の姿が消える。
「「「「ア〜レ?ドコイッタノカナ〜?」」」」」
4人のフランが探す。
そのフランの一人の後ろで、
「風符『風速100m砲』!」
スペルを発動する風真が現れた。
その風に当たったフランは霧のように消えた。
(はぁ……はぁ……まずは一人!)
「ヘエ〜ヤルネ♪デモコレデコワレチャエ!」
「禁忌『グランベリートラップ』」「禁弾『スターボウブレイク』」
二人のフランが一気にスペルを発動する。
「……!!」
(逃げ場が無い!?)
風真は慌てて上に跳ぶ。
その時、
「風真!危ない!!」
突然、霊夢が叫んだ。
「え?」
上を見る。
そこには、炎の剣を持ったフランの姿があった。
「しまっ!?」
「 バイバイ♪オニーチャン」
そして、
「が、ぁーーー!?」
風真は躱すことが出来ず斬られた。
「風真!!!!」
霊夢が叫ぶ。
だが、風真からの返事はなかった。
ーーー昔、こんなことがあった。
「車が……止まった……?」「この子は無事だ!!」「あの子供、一体何をやったんだ?」
ーーー昔、このようなことをいった奴がいた。
「こんな思いするなら……こんな力なんか……!」
ーーーそして、昔こんなことを託された。
「私の分で生きて……」
「……!」
ーーー俺はまだ、こんなところで……!
「おい、霊夢落ち着け!!」
「離して魔理沙!!私があいつを……!!」
「駄目だ!お前まだ霊力が戻ってないだろ!!殺されるぞ!」
「なによ!!あいつが風真を……!あんた許せるの!!」
「許せる訳無いだろ!!!だけど今戦っても殺されるだけだ!!」
「ウフフ、ハナシハオワッタ?」
「「!?」」
フランが霊夢達に近づいてくる。
「……フラン、止まりなさい」
「エェ〜ドウシテ?ワタシハタダ、オネエサマタチトアソビタイダケダヨ?」
「フラン!正気に戻って!」
「……オネエサマダッテ、ワタシヲトジコメタジャナイ」
「そ、それは……」
「モウ、ワタシハジユウナノ、ダカラコワレチャエ!」
フランはレミリアに一つの弾幕を放つ。
ーーーその瞬間、
フランに一つの弾幕が飛んできた。
「!?」
フランはその弾幕を避けた。
「え?」
霊夢達は弾幕が放たれた方向を見る。
そこには、風真が立っていた。
「「ふ、風真!!」」
霊夢と魔理沙が叫ぶ。
「ま……だ、死んで……ないぞ……フラン」
「マダ、コワレテナカッタノ?オニーチャン」
フランが風真を見る。
「デモ、タテテモドウスルノ?コッチハサンニンダヨ?」
「……関係、ないよ」
「エ?」
風真は一枚のスペルを取り出す。
「そうだ……俺は風を作り出す製作者だ……」
そのスペルに力が集まってくる。
「「「!?ナニ、コノチカラハ?」」」
フランが驚く。
(このスペルは、俺の霊力じゃ使えない……!だがこの羽織の力なら……!)
そして、風真はスペルを宣言した。
「それなら、どんな風だって作ってみせる!嵐符『即席大竜巻』!」
スペルを発動する。
ーーー瞬間、風真の周りから、いくつもの竜巻が作り出された。
「うわぁぁあ!!なんだ!?」
「一体何が起きてるの!?」
「凄い風……!」
「どこからこんな力を……!」
その竜巻から出される風は、結界の中にいても凄い風だった。
「バ、バカナ!ドコカラソンナ!?ウ、ウァアアアアアアアア!!」
フランが竜巻に飲み込まれ吹き飛ばされる。フランの分身も消えてしまった。
(今だ……!今ならフランに近づける!)
そして、風真は続けてスペルを取り出した。
「速風 『雄風の追い風』!!」
スペルの発動と同時に風真は風に包まれる。
そして次の瞬間、もの凄いスピードで動き出した。
「ナ!?ハ、ハヤイ!?」
風真は凄い速さでフランに近づく。
「ウゥ、ギュ、ギュットシテ……」
フランは能力を使おうとする。
ーーーしかし、能力は使えなかった。
「ナ、ナンデ!?ノ、ノウリョクガ!!」
フランは再度驚愕する。
(ノウリョクガ、トメラレテイル?)
まるで、能力が
風真が近づく。
「コ、コノ!」
フランは弾幕で迎撃しようとする。
しかし、
「夢符『封魔陣』!」
霊夢によって、それも阻まれた。
「はぁ……はぁ……行きなさい!風真!!」
(……霊夢、か……ありがとう)
風真はさらにフランに近づく。
「……ッ!」
「……少し、強引な……やり方だけど……元に……戻してやるからな」
「ウ、ウゥゥゥゥゥウ!」
風真はスペルを宣言し、拳を握る。その拳に風が溜まった。
そして、
「行く…ぞ!風撃『エアロインパクト』!!」
「……!」
フランは、拳から行き良いよく出された風に吹き飛ばされた。
「フラン!!」
レミリアがフランに駆け寄る。
「お……お姉様?」
「ごめん……!今までごめんね!」
「わ、私の方こそごめんなさい!私……お姉様にあんなことを言っちゃった……それに、みんなにひどいことを……」
「ううん、あなたは悪くない!私がそこまで追い詰めたの……本当にごめんなさい!」
「お姉様……!」
「フラン……!」
「よかっ……た。これ……で仲……直りだ……な」
その言葉の後、風真はその場に倒れこんだ。
「!?誰か、風真を運んで!私達の恩人を助けるのよ!!」
ーーーそして、紅魔館の外でその男はいた。
「あの子に悪意を与えたらどんな感じの結末になるのかと考えていたが、まさかこんな感じで終わるなるとは」
その男は興味深いって感じで、
「停楽風真……あの人面白いな。能力を"二つ"持っているみたいだし」
その男は笑って、
「まあでも、当初の目的は達成した。嬉しい誤算もあったしな」
そしてその男は最後に、
「またいずれ会おう、停楽風真」
そう言い残して、闇のなかに消えていった。
いかがだったでしょうか?
羽織の力は次回、明らかにします!
それでは、次回もお楽しみに!!