前書き...書くことないです。
では本編をお楽しみ下さい。
「ここから北に進むと妖怪たちの住処である妖怪の山が見えてくるの、そこの麓に住んでいる私の知り合いにこの手紙を届けてほしいのよ」
そう言って少女は着物の中から手紙を取り出す。
「手紙ですか?誰に届ければいいのですか?」
「レミリア・スカーレットと言う人物よ」
「レミリア...」
「洋風の屋敷に住んでいる主だし屋敷の大きいからすぐ見つかると思うわよ」
「そうですか...」
「私はこの通り忙しいからよろしく頼むわね」
全然忙しそうに見えないけどな、しかし帰る方法も教えて貰いたいしなぁ。
「そこは危険なのですか?」
「まぁ妖怪が沢山いるからね危険ではあるわよ、でも帰りたいのでしょう?」
帰りたいけど死んだら元も子もないよな...しかし、
「わかりました、やりましょう」
「よかった!じゃあお願いするわね!」
少女は立ち上がって俺に手紙と何やら地図をを渡してくる。
「これは?」
「幻想郷の地図よ、それじゃあお願いするわね」
地図ならもう持ってるんだけどなぁ...まぁストックとしてもらっておくか。
俺は屋敷を出て地図を見る、どうやら行き方が書かれているようだ。
「はぁ、行くか」
俺はその洋風の屋敷に向けて歩き出す、途中なにもない事を祈るばかりだ。
人里を抜け再び森に入る、まだ太陽が出ているというのにここは薄暗く獣や鳥の声がおぞましい生き物の声に聞こえてくる。
「なんで俺がこんな目に...」
ただ失踪事件を追っていただけなのに今まさに生きるか死ぬかの狭間をさまよっている、無事にたどり着けるのか、妖怪に見つかったら殺されるのか、どうやって逃げるか、様々なことを考えながら周りを警戒しつつ前へ進む。
「うぅ、頼むから何も出ないでくれよぉ」
少女のような弱弱しい声を出しながら心の中で呪文のように「来るな来るな来るな...」と、呟いている。
森は奥へ進むたびに暗くなったり明るくなったりを繰り返し風が横に吹き木々がうなる、しばらく歩き続けても一向に着く気配はなく段々と歩くテンポが落ちてくる。
「なんだよぉ、全然着かねぇじゃねえか」
騙されたのかと半信半疑になりながらも足を進める、途中獣が前を通りこちらの心臓にだ入れダイレクトダメージを与えられつつも何とか足だけは進める、この時点で俺は意識の半分が天へと道を進んでいる。
獣たちは狙ったかのように俺の心臓も攻撃してきてまるでお化け屋敷にでもいるかのような感覚になる、しかし俺は獣の登場シーンで体がびくっと反応しながらも立ち止まらずそのままスルーする、もはやただの歩く機械だ。
「...。」
ほぼ意識がない、なぜこんなことになっているか自分でも理解できていないが顔はだいぶ面白いことになっている事だろう。
そんな状況でまともに歩けるわけもなく俺は足元の木の根っこに躓き転ぶ。
「いって」
やっと意識が戻る、天へ行っていた半分の意識も帰ってきた。
「なんだよ、根っこか」
そういって後ろを見ると遠くの黒い影に赤い目玉が二つ見える。
「...?」
顔が青褪める、俺はゆっくりとその場を立ち去ろうとしたがすでに時遅しその眼の持ち主は大きな雄叫びを上げながら突っ込んでくる。
「うわあああ!!??」
俺は急いで立ち上がり一目散に逃げる、それは獣ではなく何かこの世のものではない形をしている妖怪と言われる類のものだ。
俺は全力で逃げる、途中の木々を華麗に回避し足元の障害物もかわすが妖怪はそれらをお構いなしに破壊し追いかけてくる。
「なんなんだよ!!こいつ!!」
俺は叫びながらひたすら走る、と、走っていると目の前に池が見えてきた。
しかし気が動転している俺はそれに気づかずそのまま一直線に走る、そして森を抜け池の上を通過する。
「...あれ?」
足元に地面の感覚がしなくなったので何事かと下を見るとそこは池を真上だった。
「げっ!!」
俺はそのまま池にダイブする、妖怪もダイブしようと俺と同じように池の上に来る。
「んんん!!!??」
俺は池の中でもがきながら逃げようとする、その時だった、妖怪はどこからか来た冷気の風により全身凍り付く。
凍り付いた妖怪はそのまま池に落ち沈んで行った、俺は池の海面に上がる。
「助かったのか?」
「大丈夫か人間!」
その声がした方向に顔を向けるとそこには羽が氷でできた青い妖精と綺麗な羽が生えた緑色の妖精が居た。
どうでしたか?
あとがきもあんまり書くことないデス。
ではまた次章でお会いしましょう。