ネプテューヌの保護者的な感じの男   作:煉獄姫

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いやぁ、久しぶりの日常回なので……やらかしました。
まさかこの作品で下ネタを入れることになるとは……
ネプ様が多少キャラ崩壊しとります。


好きな人の看病をしようとしたら変態と言われることがある。

またか………一体何度昔の夢を見せられるのだろうか。いい加減にして欲しいものだ………昔のことはあまり思い出したくない。

 

「かーくん、見てぇ」

「なんだようるさいな」

 

俺は教会の一室で昼寝をしている時、当時のアイリス………もといプルルートが入ってきた。あの時のあいつは喋るのが遅く天然で、なんというか……ふわふわしてた。

 

「じゃーん、かーくんのぬいぐるみだよぉ〜」

「あれ?あいつのぬいぐるみは?」

「うーちゃんのはもう作ったよ?」

 

そう言ってプルルートは赤毛の髪を二つに括った少女のぬいぐるみを取り出して俺に見せた。

 

「お前もよくやるよなぁ、俺はこんな細かい作業絶対無理だ」

「その代わりかーくんはお勉強できるから良いんじゃないかなぁ〜」

「そういえばお前宿題やったのかよ、怒られるぞ」

「また後でかーくんに手伝ってもらう〜」

 

そう言いながら甘えるように膝に頭を乗せるプルルート、ああ………この時は平和で、まだこいつも可愛げがあったんだがな………

 

◆◆◆

 

「トウカ!?大丈夫?」

「ネプテューヌか」

 

目を覚ますと、そこにはネプテューヌが居た。他の奴らはいないらしい。

 

「あの後どうなったんだ?」

 

話を聞くと、俺とアイリスはあの後すぐに病院に搬送されたが、手術の前に致命傷が完全に治癒していき手術の必要がなくなったため通常病棟で入院することになったのだとか。まあ、当然そうなるだろうな。

 

「右眼………見える?」

「今はまだ見えんな、だがすぐ治るさ」

「病院の先生は完全に潰れてるって言ってたよ?」

「お前も知っての通り普通の人間じゃないからな、欠損した部位くらいなんとかなる」

 

そのうち回復するだろう、回復するまで左目しか見えないから少し不便だが。

 

「でも、トウカがこんなにボロボロになるなんて滅多にないよね。珍しいもの見れたなぁー」

「そんなこと言ってボロボロ泣いてたくせに」

「泣いてないよ!あれはあれだよ!?砂埃が目の中に入っただけだもん!!」

「そういう事にしておいてやる」

 

するとネプテューヌは膨れてなぜか変身して女神化した。疲れるとか言いながら最近よく女神化するなこいつ。

 

「そんなことより、今日は私が1日あなたを看病してあげるわ。どう?嬉しい?」

「看病されるというのがあまり好きじゃないが、どうせされるならお前じゃなくて本職のコンパがいい」

 

そう言うと得意げな顔から一瞬で不機嫌な顔になり腹部を強打してきた。痛くないが鬱陶しい。

 

「私よりコンパの方がいいってどういうこと?」

「あいつは看護師だぞ?女神でも看護のことは素人なんだからプロにしてもらったほうがいいだろう」

「わ、私だって看病くらいできるんだから!」

 

お前に任せると部屋がぐちゃぐちゃになりそうだから嫌だ。

 

「やはりお前と居ると楽しいな……」

「なによ急に」

「いや、病室に一人は少し寂しいからな、お前が居てくれて良かったよ。ありがとうネプテューヌ」

 

こいつがいると退屈しない、かなり騒がしいことになるが………いや、ここは病院だから騒ぐのはまずいか。

 

「そ、そうやっていきなり微笑むのは感心しないわよ!?」

「照れてるのか?珍しいこともあるな」

「からかわないで!」

 

プクゥと膨れている姿を見ると、やはり変身しても根本は何も変わらないなこいつは。

 

「こうやって、いつまでお前と笑えるんだろうな……」

「そんなの、いつまででもよ」

 

いや、いつかは本当の別れが来る。それは絶対に避けられないことだ。

 

「今回の怪我も、気を抜いたら急変するかもしれないから気をつけないと」

「そ、そうなの!?」

 

ネプテューヌの顔が真っ青になる。冗談で言ったつもりなんだが…………いや、普段苦労をかけられてるんだ。たまにはビビらせてやるか

 

「ああ、あいつの武器は俺を殺すためだけに作られた特別製だからな、何が仕込まれてるかわからん」

 

そんなことはない、そもそもアイリスが使っている剣は俺が作ったものなのだから。

 

「だから………容体が急変するかもしれん、いざ体験すると………不安なものだな」

「そ、そんなことないわよ、心配し過ぎなのよ……」

 

そう言いつつネプテューヌも不安なようだ。少し心が痛むが、俺だってたまには仕返ししてもいいだろう?普段苦労をかけられてるんだからイストワールの分まで仕返しするか。

 

「わ、私売店でジャンプ買ってくるけど、何かいる?」

「そうだな…………じゃあプリンを買って来てくれるか」

「プリンね、分かったわ」

 

そう言ってネプテューヌは女神化したまま売店へと行った。あのまま行ったら大騒ぎになる気がするが大丈夫なのだろうか

 

「買って来たわよ」

 

いや、扉閉じた数秒後に帰ってきたんだが?幾ら何でも早すぎないか?

 

「ネプテューヌ、ここは何階だ?」

「4階よ」

「売店は?」

「1階よ」

 

じゃあどう考えてもこの速さはおかしいだろう。10秒もたってないのにどうやって帰ってきたんだ。全力疾走したみたいに息を切らしてるが走ってないだろ絶対。

………もう一度試してみるか?

 

「すまんネプテューヌ、甘いものなら食べられるかと思ったんだがすこしムカムカしてな………何かもっとドロドロな」

「ヨーグルトでしょ!?」

 

だから早いんだよ。まだ言い終わってもないのにどうやって買ってきたんだ。しかも速すぎて発酵してないからただの牛乳だろうが。悟空がクリリン死ぬ前にスーパーサイヤ人に覚醒してフリーザをボコボコにしてきたレベルの速さだぞ。

 

「すまんネプテューヌ、速いのは嬉しいが速すぎてまだ発酵してないんだが………」

「あ、あら………どうりで内容がわからないと思ったらこれ来週号だったわ」

 

早過ぎて未来の売店にでも行ってきたのかお前は。

 

「ならお前が飲むといい、牛乳昔から好きだろ?」

「あ、大丈夫よ、もう飲んだから」

 

早い以前にムカつくんだが?結局俺はゴミを渡されただけだろうが。怪我人にゴミを渡す女神がどこにいるこの馬鹿。

ふむ………ゴミを渡されたと思うと先ほどまでの愛おしい感情がどこかにフルスロットルで消え去った。

 

「ネプテューヌ」

「なにかしら?」

「帰れ」

「なんでよ!?」

 

俺はネプテューヌに背を向けて眠ろうとするが、納得出来ないのかネプテューヌは体を揺さぶる。仕方ない、どこか気晴らしに行くとするか

 

「動いちゃダメよ、傷が開くでしょ」

「トイレだ」

「ダメ、ここでしなさい」

 

そう言って得意げに尿瓶を取り出したネプテューヌの頭にお見舞いで持ってこられたであろう花瓶を叩きつけた。あまりに痛いのかその場でネプテューヌはのたうち回っている。こんな姿を国民に見られたらただでさえ少ないシェアがもっと下がるぞ

 

「何するのよ!」

「うるさい、黙れ変態」

「わ、私はトウカの為を思って…………」

「息を荒くしてた奴に言われても説得力はない」

「やめて、そんな目で見ないでぇぇぇぇ!」

 

俺はネプテューヌを放って外に出て行った。大丈夫だ、足は治ってるから問題はない。ネプテューヌ?しばらくしたら帰るだろう。他の男ならいざ知らず、俺は女に排尿なんて見られたくない。いつからあいつは変態になったのだろうか………今度から洗濯物を別にするか。いや、それはそれで怒り出すからやめておこう。

 

◆◆◆

 

「はぁ……………」

「「トウカ!」」

 

トウカが屋上で空を見上げていると、そこにネプギアとユニが走ってきた。トウカが目を覚ましたと連絡でも受けたのだろう。

 

「目を覚ましたのね」

「良かった………………」

「ああ、一応約束は守れただろう?」

 

無事というわけではないがなんとか帰ってくることができた事にトウカは苦笑する。

 

「右眼……大丈夫なの?」

「心配しなくていい、すぐ治る」

 

やはりみんな最初に目がつくのは右眼のことなのか、ネプテューヌにも言われていた。

 

「それよりお前たちは大丈夫なのか?」

「私たちとお姉ちゃんはたちは大丈夫です。トウカが一番ひどい怪我だったんですよ!?」

「そうか………心配をかけたな」

 

トウカが2人の頭を撫でてやると少し涙目だが気持ちよさそうにしていた。やはり子供だから撫でられるのは気持ちいいのだろう。トウカ自身、確か昔は撫でられるのが好きだったと覚えている。

 

「あの、お姉ちゃんは……」

「ネプテューヌは眠いと言って俺の病室で寝てる」

 

ちなみにこれは本当のことである。花瓶で殴られた後、ネプテューヌは拗ねてトウカの病室で眠ってしまっていた。あとでどうやって謝るかを考えているが、あまり思いつかない。

 

「ネプギア、お前はネプテューヌと違って変態にはならないでくれ……」

「何かあったんですか?」

 

ネプギアが苦笑しながら聞いてくるが………トウカ自身あまり聞かれたくない。

 

「さて、ちなみにお前たちを探して居たんだ」

「探してたって、何の用よ?」

「二人とも少しだけ目を閉じていてくれ」

 

そう言って二人は目を閉じる。トウカはポケットから取り出したものを2人の首にかけた。さっき少しだけ家に帰って取ってきたものだ。

 

「もう開けてもいいぞ」

 

そう言って二人は目を開け、胸元に違和感を感じたのか胸元を見た。そこには

 

「女神化おめでとう、二人とも」

 

薄紫色の懐中時計と黒い懐中時計が掛けられていた。そう、これは前に女神化したご褒美でトウカが二人にやると言っていた懐中時計だ。

 

「これからも頑張れよ」

「「うう、トウカぁぁぁぁぁぁぁ!」

「痛いっ!飛びつくな痛いだろう!」

 

ようやく認められた事が嬉しいのか、二人は泣き出してトウカに飛びついてしまった。しかし、傷が治りきってないトウカには身体中に激痛が走る。

 

(全く、女神候補生として本当に大変なのはこれからだというのに………まあ、今は泣かせておいてやろう)

 

そう思いながら、しばらくトウカは2人の頭を撫でて居た。

 

 

◆◆◆

 

俺が部屋に帰ると、ネプテューヌは起きていたが愚痴を一人で呟いていた。どうやら朝俺が花瓶で殴ったことで不貞腐れてるようだ。

 

「トウカのバーカ」

 

俺が帰って来ているという事は気づいていないようだ。ちなみにバカは昔から言われる。あまり学校の成績は悪くなかったんだがな。

 

「トウカの鈍感」

 

鈍感も良く言われるな……勘は鋭い方だと思っているんだが。

 

「トウカのホモ」

 

ホモは言われたことない。

 

「私が変身してゆーわくしても全然何にも思わないってどういうこと?一緒にお風呂入ってるのに一回も勃たないとかさぁ、ありえないよ。私変身後はかなりのアダルトボディなんだから普通の男の人なら我慢出来ずに押し倒すよ、心のままに犯すよ?前戯もなしで即本番だよ?」

 

こいつは……………シリアスが終わってようやく日常編に入ったと思ったら下ネタのオンパレードじゃないか。いい加減にしろ。

 

「そもそも最近全然構ってくれないし…………元々トウカは私だけ構ってくれてたのに………ネプギアは仕方ないとして、最近じゃ他の女の子にも優しくして……ああもう!なんか思い出したらムカついてきた!トウカのバーカ!女ったらし!」

 

女たらしも昔からよく言われるな………女の子に好かれたことなんか一度もないのだが………

 

「トウカのアホォォォ!」

「いい加減にしろ」

 

俺がそう言った瞬間ビクッと体を震わせる。やはり俺がいる事は気づいていなかったようだ。

 

「えっと…………いつから居たの?」

「私がゆーわくしても全然何も思わないってどういうこと?ずっとお風呂に入ってるのに一回も「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」の所からだ」

 

顔を真っ赤にしてベッドの上にのたうち回っている。昔から辺りを確認しろと何度も昔から言ってたのに。

 

「なんで帰って来たら言わないの!?盗み聞きなんて犯罪なんだからね!」

「すまん、昔の癖でな」

 

そう言って俺はネプテューヌをゆっくりと降ろしてベッドに入る。少し早いが今日は眠ろう。明日はアイリスにでも会いに行くか、この病院に入院してるのだろうからな。

 

「それよりも帰らないのか?それとも一緒に寝たいのか?」

「違うもん、トウカとなんて寝たくないもん。かわいいネプギアと寝るもん」

 

そう言って膨れながらそっぽを向く。こんな反応をしているときは強がってる時だ。全く………

 

「ふぅ、しかし病院で一人で寝るというのは寂しいな、誰でもいいから一緒に寝て欲しいものだ」

 

俺はネプテューヌに背を向けて眠り始める。

 

「しょうがないなぁ〜〜トウカは、仕方ないから私が一緒に寝てあげる!」

 

そう言ってネプテューヌはベッドの中に入ってきた。

 

「怒ってたんじゃないのか?」

「ふふん、私はノワールみたいにいつまでも引きずらないんだよぉ〜」

「そうか」

 

調子のいい奴め、そう思いながら俺はネプテューヌがいる方へ寝返りを打ち、体をギュッと抱き寄せると、ネプテューヌの体温が直接伝わってくる。

 

「トウカはあったかいね……………」

「お前ほどじゃないさ」

 

この陽だまりのような暖かさに、ずっと触れていたいと思うようになったのはいつからだろうか。

 

「おやすみトウカ」

「ああ、おやすみ」

 

そう言って、俺はネプテューヌと共に眠りについた。

 




銀魂ネタを入れましたが面白かったでしょうか?
次回は意外と人気、アイリスさんが出てきます。
感想お待ちしております!
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