ネプテューヌの保護者的な感じの男   作:煉獄姫

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すみません、今回は短いです


犯人発見、しかしオカマ

「つかまえた!」

 

トウカ達はピーシェを追い謎の工場へとたどり着いた。そこは格子のドアが行く手を阻み中には入れそうにないが、入る用事もない、筈だったのだが

 

「あっ!またにげた!」

 

安心したのも束の間、クラたんはもう一度ピーシェの腕をすり抜け格子の間を通り抜けて工場の中へと入ってしまった。それを追ってピーシェも中へと入っていく

 

「仕方ない、追いかけるぞ」

 

そう言ってトウカは格子を通り抜けてピーシェを追おうとするが、当然ネプギアとユニは突っ込むほかない。

 

「いや、今どうやったのよあんた!?」

「通り抜けただけだが?」

「そんな当然の事みたいに言われても私たち出来ませんから!!」

「俺が先に行って追いかけるからお前たちは後からこい」

 

そう言ってトウカは走り出した。

 

◆◆◆

 

「たぶんここよ、気を引き締めなさい」

 

アイリス達は薄暗い犯人のアジトの中で一つだけ光が灯っている部屋を見つけた。他の部屋は荒れ放題、さらに電気一つ付いていないのにそこだけは比較的綺麗にされているため怪しいと踏んだのだ。そして、案の定そこにはキーボードに指を走らせる人影があった。

 

(パワードスーツ?また珍しいものを)

 

アイリスの合図を元に四人は武器を構え、アイリスを先頭に一気に中へと踏み込んだ。

 

「動かないで!手を上げてゆっくりこっちを向きなさい!」

 

自分の獲物を持ち、相手に構えながら叫ぶノワール、しかし犯人と思われる人物は特に抵抗もせず両手を上げてこちらへと向いた。

 

「あなたね、ハッキングの犯人は」

 

ノワールがそう聞くも、目の前の人物は何も答えない。

 

「答えなさい!」

 

何も答えないことに苛立ちを覚えたノワールは剣をさらに突き付け返事を催促する。アイリスは相手に不気味さを覚える、完全包囲されているというのにこの余裕、素直に諦めたのか、もしくはなにかを隠しているのか……そう考えていた時

 

「あはぁん、そんな他人行儀な喋り方しないでぇ」

 

あまりに衝撃的な出来事に一瞬全員の思考が停止した。それもそうだろう、誰もこんな所にいる人物がこんな身をくねらせながらオネエ言葉を使う男だとは思わないのだから。

 

「私のことはアノネデスちゃんって呼んで♪」

「ねぷぅ!?オカマさん!?その見た目で!?」

「予想の右斜め上どころか天空貫いてそのま宇宙行っちゃったわよ……」

 

どうやら完全にこの人物はオカマのようだ。全身アーマーで着込んでいるからわからないが声からして男だということが確認できる。

 

「あ~ら失礼ね?心は誰よりも乙女よ♪」

「オカマね、典型的なオカマね」

 

さすがのボケ担当のアイリスもこの状況にはできないようだ。彼女はトウカほど状況適応能力がないのだから仕方ない。

 

「あなたの性別はどうでもいいのよ!犯行を認めるの?認めないの?」

 

ノワールの問いかけにアノネデスはふふふと笑みを浮かべながら言い放った。なぜか頰の部分が赤くライトアップされながら

 

「生で見るノワールちゃん……やっぱりいいわぁ」

(オカマの女好き………こいつ両刃!?)

 

アイリスは他のみんなと全然違うことを考えているが、そんなことを知る由も無いノワールは話を進める

 

「なっ!そんなこと言って気を逸らそうたって……」

「やだぁ本気よ?ホ・ン・キ」

 

そう言ってアノネデスが指をパチンと鳴らすと部屋の上からいくつものディスプレイが降りてそこにある画像が投影された。

 

「こーんな写真撮っちゃってごめんなさぁーい♪」

「えっ、ちょっ!のわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「うわぁ!あっちもノワールこっちもノワール!!」

 

そこには食事中、着替え中仕事中とすべてのノワールが記録されていた。

 

「ああ!ノワールがお裁縫してる!」

「そういうことする人だったかしら?」

「そうなの!私以外と家庭的なタイプでね!あはははははははははははははは!」

「ノワールちゃん誤魔化すの下手でしょ」

「あの服、どこかで見たことが……」

「気のせい!100%気のせいだから!ちょっと!それじゃないって言ってるでしょ!!」

 

あー、そういうこと。とアイリスはノワールが何を隠したいかわかってしまった。それゆえ後ろでニヤニヤとしている。

 

「あら、それじゃないなら……これのこと?」

 

とアノネデスが指を鳴らすと、そこにはコスプレをしているノワールが映った。もちろん、アイリスは分かっていたため笑いを堪える。

 

「あれって四女神オンラインの衣装でしたのね」

「見ないでぇぇぇぇ!」

「「ああぁん!取り乱すノワールちゃんもかぁわいい〜」」

 

状況に適応したのかアイリスもアノネデスのようにノワールを弄り始めた。しかしここで、いつも元気なネプテューヌが何も言わなくなってしまった。

 

「あら、どうしたのネプちゃん?」

「ねぇ……あのノワールのコスプレってさ……」

「なによ!ってぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!それだけはダメ!本当にダメ!!」

 

そのノワールは黒いズボンに黒いインナー、そして身の丈ほどの黒いロングコートを身に纏いテラスから街を眺めていた。そう、この格好はどこかで見たことある格好だ。ネプテューヌの身近にいる人物………

 

「完全にトウカね」

「あらぁノワールちゃん、トウカの事そんなに好きなのぉ?」

「ち、違うわよ!これはトウカじゃなくて!えーと!そのー!」

「白状して楽になりなさいよ、これでトウカのことを思いながら《自主規制》してきたんでしょ?自分のこと慰めてたんでしょう?」

「ちょっとノワール!なに人の秘書夜のオカズにしてるのさ!」

「そんなことしてないわよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

 

そんなノワールを見ながらアノネデスはいいわぁと言いながら眺めているのであった。




アイリスさんは自重しません。それが人気の所以かもしれませんが……
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