今日は休みだ。なぜかと言うと、それは数時間前まで遡ることになる。いつものように仕事を始めようかと思うと、朝早くからネプテューヌがイストワールに怒られていた。
「どうした?」
「トウカ助けて!いーすんがブチ切れいーすんなんだよ!」
「また何かやったのか?」
「逆です!ネプテューヌさん、今日こそ仕事をきっちりとしてもらいますからね!トウカさんがどれだけ大変か分かってるんですか!?」
俺は別に構わないんだが……というかこの前少し手伝ってもらっただけで満足だ。5分持たずに眠っていたが、その気持ちだけで嬉しい。
「分かってるけどさぁ、なんか気分が乗らないといいますか、ゲームの配信イベントが近いというか」
「ダメです!お仕事が終わらない限りイベントも参加しちゃダメですからね!?」
「やだよ!ずっと前から楽しみにしてたんだから!」
「ならそのイベント終わりから仕事を始めろ、それまではやっといてやる」
「ダメです!」
きっぱりと、イストワールに怒られてしまった。
「トウカさんはネプテューヌさんに厳しい振りして甘過ぎます!」
「いや、トウカも怒る時はすっごい厳しいよ?」
「昔に比べたら全然です!昔のトウカさんならネプテューヌは死んでますよ!?」
「そこまで厳しくはない」
幾ら何でも失礼だぞ。
「……はぁ、もう分かりました。イベントは参加してもいいです」
「やったぁ!さっすがいーすん!」
「ただし、今日一日トウカさんの仕事を全部肩代わりしてください」
ちょっと待て、それはおかしい。
「ねぷぅ!?あの仕事量を一人でやるの!?無理無理無理!完璧超人のトウカと一緒にしないでよ!!」
「だれが完璧超人だ、俺だって限界はある」
「トウカさんの仕事での最高徹夜記録は2週間です」
「死んじゃうぅぅぅぅぅ!そんなの死んじゃうって!」
二週間徹夜………ああ、そういえばそんな事もしたか。まあ科学者の頃は一ヶ月徹夜とかザラだったからそんなに辛くもない。
「じゃあ俺は今日1日何をすればいい?」
「トウカさんは今日は教会立ち入り禁止です、ゆっくり休んでください。仕事のし過ぎです」
「トウカだけ休み!?そんなのズルいよ!!」
「俺だけ休みだと!?他の教会職員に申し訳ないだろうが!!」
「なぜ休みと言われてトウカさんは怒るんでしょうか?」
ネプテューヌやネプギアたちが働いているのに俺だけ呑気に過ごすなど考えられん。他も休みの休日に休むのはいいが平日に休むのは流石に罪悪感が湧く。きっと他の教会職員からも苦情が来るだろう。
「とにかく、ネプテューヌさんは今日1日仕事!トウカさんはお休みです!良いですね!?」
「「嫌だ!」」
「息ぴったり!?もう良いです!アイリスさん、ライトさん!」
そう呼ぶと、アイリスとライトが俺を掴んで教会の外へと連行して行く。
「はいはいトウカくーん、いいからお外行きましょうねぇ〜〜」
「先輩、今日は休んでください、仕事漬けだったじゃないですか………」
「待て!ネプテューヌだけに任せたら滅茶苦茶になる!HANASE!」
「ねぷぅ!?私の心配じゃなくて仕事の心配してたの!?」
「ほら、某カードゲームのファラオみたいに言ってもダメなものはダメ」
そういう訳で、俺は教会を追い出されたのだった。
◆◆◆
「はぁ…………」
現在、トウカはラスティション近郊を歩いている。特にやることがないのでぶらぶらと散歩をしているのだ。彼には仕事以外、あまりやることがないのである。
「あら?トウカじゃない」
ぶらぶらとしていると、ノワールに出会った。
「ノワールか」
「こんなところで何してるのよ」
トウカはノワールに今朝起きたことを話した。
「ネプテューヌも相変わらずね…………それで、1日休みをもらったけど一人ではやること無いからフラフラしてたわけ?」
「ああ」
そう言ってる間にも、トウカの目はうつらうつらしている。眠いのだろうか
「トウカ、あなた最近寝てるの?」
「ちゃんと寝てるぞ」
「昨日は何時に寝たの?」
「昨日というより今日の午前6時から6時30分までだな」
「30分しか寝てないじゃない!?」
「最近色々あって仕事が溜まっててな、一昨日は5分だった」
「じゃあフラフラしてないで寝なさいよ……」
それを聞いてトウカは顎に手を当てて考え………
「その発想は無かった」
「逆になんでその発想が出てこないのよ!?」
どうやら最近あまりにも睡眠を取ってないので彼の生理的欲求から睡眠というものが抜け落ちていたようだ。普通の人間は眠ければ寝るものだが、この男は寝るという行為を忘れていたのだ。
「だが、他の教会職員やネプテューヌが頑張っている間に眠るのは罪悪感が……」
「まあ、その気持ちはわかるけど………」
「イストワールには首を傾げられたぞ」
「普通の人間からすればそうよね」
「やはり俺たちは似ているようだ」
確かにトウカとノワールには共通点が多い。
あまり似ていないように思えるが、同年代に対して素直じゃないところや、しっかり者で頑張り屋な所、常識人(他の面子に比べたら)など、挙げれば意外と多いのだ。
彼と彼女の最大の違いは、ノワールは寂しがり屋だがトウカは一人の方が楽、という所だろうか。
容姿に関しても、これはユニに対しても言えることだが、黒髪でルビーのような紅い目、実はこれはトウカとノワール、そしてユニ、この三人の特徴は全く同じなのだ。
「とりあえず、今日はゆっくり寝なさいよ」
「そうだな」
そう言ってトウカは上着を脱いで木の下へと座り込む。
「じゃあ少し寝る」
「いや、なんでここで寝るのよ?家で寝なさい」
「あてもなくここまで歩いてきたからな、帰るのがめんどくさい」
「瞬間移動を使うのも怠い、今使ったら間違えてルウィーあたりに飛びそうだ」
「全くもう……ここからなら私の教会が近いから、そこで寝れば?」
「いや、迷惑をかける訳にも行かないからここで良い」
「あああもう!良いから来なさい」
グイッとトウカはノワールに連れられてラスティションの教会内へと入っていく。客観的に見れば、ノワールが自宅に男を引き込んでいるようにも見える。
「ほら、来客用のベッドがあるから、そこで寝なさい」
「ああ……すまない」
「こういう時はありがとう、よ」
「ありがとう………」
普段からは想像できないほど素直に言うことを聞くトウカに少しだけ微笑みながらノワールは椅子へ腰掛けた。
「速いわね………」
ベッドに入って数秒後、トウカは寝落ちしていた。どこかのメガネ少年もびっくりの速さである。
「普段は恐ろしいくらい強いのに、寝顔はかわいいのね」
ノワールはトウカの寝顔を眺めながら初めて会った時のことを思い出した。
◆◆◆
数年前、守護女神戦争の途中だったノワールは心身ともに疲弊、国の内政にも手が回らない状態だったからか、シェアが徐々に下がり続けていたのだ。
「不味いわね………」
このままでは守護女神戦争に負けてしまう、それだけは絶対に避けなければならない。そもそも、最近ではプラネテューヌ、リーンボックス、ルウィーが手を組むなどという情報まで流れて来る始末だ。
「とにかく何か打開策を見つけないと」
そう考えながら街中を歩きていた時だ。
「あれは確かネプテューヌの秘書…………」
黒いコートに黒いズボン、目つきの悪い紅い眼、ネプテューヌの秘書であるトウカがラスティションの街中を歩いていた。
「なんでプラネテューヌの重役がこんなところに………何か企んでるんじゃないでしょうね」
トウカはあまり表にでないため顔を知らない者も多いが、ノワールは他の国の勢力をきちんと調べているためそんなことはない。
「気になるわね、追いかけましょ」
そして、ノワールはトウカの後を追跡する。
◆◆◆
「結局何がしたかったのかしら……」
数時間尾行を続けた結果は、こいつは一体何をしに来たのかということだった。教会に立ち寄ったり、普通のスイーツ屋に立ち寄ったり、ギルドに立ち寄ったり、全く行動に一貫性が持てない。そして、今はラスティション近郊を歩いている。
「さて、ここならいいだろう。出てくるといい」
ゾクリッと背筋に悪寒が走る。ノワールの尾行はずっと前から気付かれていたのだ。ここで逃げるのは無駄、それゆえ彼女は女神化してトウカの前へと出る。
「まさか女神に付けられているとはな、俺は幸運なのか、それとも不幸なのか、分からないな」
「プラネテューヌの女神秘書、トウカね?こんな所で何をしてるのかしら?」
「ああ、貴女に用事があったんだ」
女神に用事、という所が怪しい。
「プラネテューヌはラスティションと友好条約を結びたいと思っている」
「はぁ!?」
宣戦布告かと思いきや、友好条約を結ぶと言われノワールは困惑する。
「このまま争っていてもお互い疲弊するだけだ。それなら友好条約を結んで武力でのシェアの奪い合いを禁止し、お互いの技術などで勝負してシェア競争をしたほうがいいと思う。切磋琢磨し合えばお互い良い刺激になって国も発展するだろう」
「ふざけないで!何百年も争ってるのに今更出来るわけないでしょ!?私より前の女神から争い続けてるのよ!?」
「そんなことは知ってる、だがいつまでも過去に囚われて憎しみ合って居ても仕方ないだろう」
確かに、何百年も争っているのにすぐに友好条約を結ぶといっても無理だろう。だが、争っても何も解決しないというのも事実だ。
「ネプテューヌは争いたくはないと言っている。これは紛れも無い本心だ。そもそもこの友好条約もネプテューヌが提案したものだ」
たしかに、武力での守護女神戦争が無くなれば国の内政に目を向けられる。だが、それを許せるほど、彼女のプライドは低くないのだ。
「残念だけど、答えはNOよ」
「はぁ………お前にYESと言ってもらわなければ帰れないんだが」
「なら、力ずくで帰らせるわよ」
ノワールはトウカへと剣を向ける。普通の人間なら女神に武器を向けられれば怖気付くかすぐに逃げる、このどちらがなのだが
「出来れば手荒な真似はしたくないんだがな」
「そうなの?こっちは手荒な真似をしても構わないんだけど!」
そう言い終わると同時に、ノワールは地面を蹴りトウカへ剣を振るう。しかし、トウカは一歩も動かず、剣を指でトンッと受け流し、拳をノワールの寸前で止めた。
「なっ!」
「もう一度だけ言うが、手荒な真似はしたくないんだ。剣を納めてくれ」
何をされたのかわからない、それ程までに洗練された動きを見せられ、ノワールは距離を取る。強い、こいつは明らかに強い。
「はぁ………仕方ない、じゃあこうしよう」
トウカはノワールに対し提案を出した。
「貴女が俺に今から2時間以内に一回でも攻撃出来れば、友好条約は結ばなくてもいい。ただし、一回も攻撃できなければ友好条約を結んでもらう、どうだ?」
「なめられたものね………いいわ、やってやろうじゃない!」
そうして、ノワールとトウカの戦いが始まった。始まったのだが、それは戦いというよりノワールが一方的に攻撃しているだけのもので、トウカは一切攻撃しない。
「なんで攻撃しないのよ!!」
「俺から攻撃する必要は無いからな」
そのまま時間はずるずると流れて行き、2時間後、一切攻撃ノワールはトウカに触れることができず撃沈していた。
「はぁ、はぁ………」
「きっちり2時間、終わりだな」
「もう2時間、もう2時間よ!」
「負けず嫌いだな……ならこうしよう」
トウカはもう一つ提案を出した。
「5分以上俺から一撃も入れられなければ、友好条約を結ばなくてもいい、どうだ?」
「上等よ!かかって来なさい!」
「よし、では……行くぞ」
ノワールが武器を構えた瞬間、彼は目の前にいた。
「えっ?」
「チェックメイトだ」
ゴスッと鈍い音が響く、トウカの拳がノワールの額を直撃したのだ。本人は最大限手加減したつもりなのだが、移動した勢いもあってか威力が下がっておらず、ノワールは二回バウンドしながら吹っ飛んだ。
「あっ、すまん……手加減したつもりだったんだが」
しかし、ノワールから返事はない。それどころか女神化が解けて本来の姿になっている。
「お、おい?まずいな……失神したか……」
そうして、トウカはノワールを抱えてラスティションの教会へ向かった。これが、彼と彼女の初めての出会いである。
アイリス「トウカ&アイリスにメッセージを送ろうのコーナァァァァァァァァァ!」
トウカ「うるさい」
それでは行きましょう。
質問1
今回も物騒な質問をすると思いますが、聞いてやってください。
アナザー「トウカ達は犯罪神より圧倒的に強いと聞くが、ゲイムギョウ界を破壊し尽くすのに全力全開なら何日で終わる?」
……また物騒な質問だな?正直、ツッコミ入れるのも疲れてきてるぞ
アナザー「まだまだあるぞ?トウカ達はゲイムギョウ界を最低でも何%の力で完全に破壊できる?そして、救世の悲愴ルートを越えてシェア100%のネプギア(レベル999)が変身状態でゲハバーン(mk2仕様)を持って殺しに来たと仮定して何人で掛かれば殺されると思う?」
アナザー「因みに、上三つの質問の対象はトウカとアイリスとライトの三人だ」
……しかしまあ、前回の質問でよくお前とトウカさんの力の差を聞けたね?お前の場合、異能があっても犯罪神より少し弱いって言うか精神異常が効くかどうかで勝負が別れるのに
アナザー「気になるじゃないか?正直、犯罪神より強いなら聞くまでもないと思うが……可能性は無くもないし」
イヤ無いよ……他にも質問があるんだろう?
アナザー「ああ、そうだった……これで今回は最後だが、トウカ達は一体幾つなんだ?俺は大体410だが」
……アイリスさんやライトに殺されないといいな?
アナザー「………?何故に殺されるのだ?」
いや……まあ、その内分かるだろう
では、解散
トウカ「物騒な質問だな………まあいいか」
アイリス「まあ実際似たようなことしてるじゃないあなた」
トウカ「まずゲイムギョウ界を全力で滅ぼすとしたら半日だな、昔使ってた兵器もまだ残ってるし、簡単だ。やらないけどな。最低なら4日くらいか?」
アイリス「恐ろしいわね、ギアちゃん(mk2)ゲハバーン装備は?」
トウカ「1国家分持ってこい」
アイリス「ちなみに歳なら……肉体年齢は22歳だと思うわよ。実際年齢は…………ごめん、200から数えるのやめた」
トウカ「アバウトな奴め、恐らくだが俺たちは522歳くらいだろう」
質問2
進「なんか最近、俺の世界のネプテューヌやプルルートが俺の顔を見るたびに顔を赤くするんだけど…これってなんなんだ?」
進「あと、あのクズ(作者)のお詫びなんですが…皆さん他にほしいものとかありますか?あるんであれば言ってください…持っていきます」
トウカ「成る程……そちらのネプテューヌは青春してるな、なぜこっちのネプテューヌはそんな浮ついた話が一つもないんだろう………」
アイリス「進ちゃん、青春といえば恋でしょ?ネプちゃん達は今青春してるのよ」
トウカ「ああ、お前はもう少し女性の気持ちをわかるようにならないとな。鈍感な男は損するぞ」
アイリス「ウンウンホントソウヨネー(棒)」(トウカを見ながら)
質問3
剣眼ブラン「このコーナーは気になることを質問すればいいのね。それなら一つ、トウカやアイリス、そしてライトには不利な属性があるのかしら?」
剣眼作者「いやいや、無敵に苦手な属性なんてないだろ?」
剣眼ブラン「そんなことはないわ。トウカがゴキブリが苦手だということも判明もしたわ。だから苦手な属性ぐらいあるはずよ」
剣眼作者「確かにそうだけれども……。あ、俺も質問いいですか?アイリスさんの素晴らしいボディの秘訣を教えてやってください。この胸が貧しいブランちゃんの為に!」
剣眼ブラン「おいテメー、今わたしの胸のことをなんつった!?」
剣眼作者「いや、お前もあのようなボディに」
剣眼ブラン「わたしの胸が戦慄のタ〇マキみてーだとォ?ゴルァ!!」
剣眼作者「言ってねぇよ!話しを聞け!」
剣眼ブラン「ぜってぇ許さねぇ!テンツェリントロンペ!!」
剣眼作者「ぐはぁ!!」
アイリス「そうねぇ……牛乳飲みなさい」(ニヤニヤしながら胸を揺らす)
ライト「ブランさん、夜更かししてない!?ちゃんと寝なきゃダメだよ!?」(前屈みになって無意識に胸を揺らす)
トウカ「ライト、お前が一番残酷だと思うぞ」
質問を返しなさい!
アイリス「おっと、煉獄姫に怒られたわね。苦手な属性は木と風ね、私は電撃魔法を使うから電気通さない相手はめんどくさいのよ」
ライト「私は拘束系と範囲系です、いくらスピードがあっても広範囲で攻撃されたら意味ないですからね」
トウカ「俺はないぞ?」
アイリス「貴方は全属性の技使えるものね、魔法はからっきしのくせに…………」
トウカ「ほっとけ」
ライト「技のカイナ、魔法のプルルートって呼ばれてましたもんね二人とも」
今回はここまでです!
トウカ「ちなみに質問だけじゃなくて言いたいこと、リクエストなども受け付けてるぞ」
アイリス「ラブコールでもいいのよ?」