ネプテューヌの保護者的な感じの男   作:煉獄姫

48 / 84
ギアちゃん訓練四日目です。




訓練の夜

「ホラホラホラホラ!どうしたのよ!?早く逃げないと消し炭になるわよ!?」

 

訓練4日目、突然の落雷によって目を覚ましたネプギアとライトは朝食も食べずに走り回っていた。敵は突然奇襲してくる可能性もある、そう言ったアイリスは容赦なく彼女たちを攻撃していく。

 

「ライトさん、闇雲に動いてもダメです!どこかに身を隠さないと!」

「隠れられるならもう隠れてるよ!」

 

空中から絶え間なく放たれる雷撃を躱しながら二人はなんとかアイリスの視界外に逃れようとするが、彼女は全く二人を見失わない。

 

「そんなに逃げられたら…苛めたくなるじゃない?いいわよ、もっともっと逃げなさい!」

「ライトさん、先に行ってください!」

「ダメだよ!ほら速く!」

 

ライトが全力で逃げれば逃げられないということはないが、彼女がネプギアを見捨てて逃げるわけもなく二人は一緒に逃げていく。

 

「ライトさんあそこ!」

 

ネプギアが指をさした場所は薄暗い洞窟、確かにそこに逃げ込めば空からアイリスが電撃を放つことはなくなるだろう。そこに、逃げ込めればの話だが

 

「そこに行くの?でも、それ私にバレちゃダメじゃない」

 

アイリスは当然のごとく洞窟へ逃げ込もうとする二人の前に雷を落として妨害する。

 

「くっ、なんとか一瞬の隙をつければ!」

 

ライトは光の攻撃魔法、ネプギアは女神化して銃剣で攻撃を開始するが、魔法はアイリスの拒絶魔法によって打ち消され、銃撃は素手で弾かれ大した隙どころかダメージすら通らない。

 

「やれやれ、これじゃあ一週間耐えられないわよ?」

 

呆れてしまったのか、はぁ、とため息をつきながらアイリスは地上へと足を下ろした。手には蛇腹剣を持ちくるくると回している。

 

「ほら、私を退けないと洞窟には入れないわよ?それとも別の場所に向かう?」

 

訓練開始から数時間、朝から飲まず食わずの体はもうすでに満身創痍、厳しい寒さで体温を奪われる中、これ以上外を歩き回るのは二人にとってリスクしかない。だからこそ、何が何でもアイリスの後ろにある洞窟へたどり着かなければならないのだ。

 

「いえ、通ります!」

「そう……なら頑張りなさい」

 

アイリスは空いている左手に一瞬だけ魔法陣を展開し、そこから大量の水を出現させ二人へと放つ。

 

「スプラッシュベール!」

 

ネプギアとライトは水の大波を避けるため空へ飛び上がるが、すかさず空にいるネプギアの足に蛇腹剣を巻きつけて地面へと突き落とす。

 

「くっ!」

 

地面に落とされたことによりネプギアに魔法の大波が直撃し、全身びしょ濡れになったネプギアだが、すぐに受身を取り剣を構える。しかし、そんなネプギアを見てアイリスはにやりと笑う。

 

「ギアちゃん、こんなところでびしょ濡れになって……体が凍らないように気をつけなさい?」

「あっ、ギアさん早く空に!」

 

時すでに遅し、ライトが叫んだ時にはもうすでにネプギアの足は凍りつき地面の雪と接合していた。これにより、ネプギアは身動きを取ることができない。

 

「ギアさん!」

「行かせないわよ!」

 

放たれた雷をライトは躱し苦し紛れにナイフを投げる。当然そんなものをアイリスに軽く避けられて後ろの洞窟の奥深くまで突き刺さってしまう。

 

「捕まって!」

「はいっ!」

 

ライトはアイリスの攻撃を攻撃を抜けネプギアの体へと触れる。そして、アイリスの魔法が二人を捉えようとした瞬間、黄色い光が二人を照らし、彼女たちは消えた。人の足のような形をした氷だけを残して。

 

「ちっ、そういう事……飛んだのね」

 

先ほど苦し紛れに投げたと思われたナイフにはライトが刻み込んだ魔法印が刻まれており、それを目的地とすることでライトはその場所へ瞬時に移動することができる。この瞬間移動は普段アイリスとトウカが使う瞬間移動とは違い、回数制限がなく連続で何度も使える。これが彼女が速い理由の一つだ。

 

「もう夜………今日はここまで見たいね」

 

そう言ってアイリスはネプギアたちの追跡をやめた。

 

◆◆◆

 

「はっくしゅ!」

「ほら、ちゃんと火のそばに居て」

 

近くにある木を切ってまきを作り火にくべる。こんな雪山でびしょ濡れになったネプギアの体はもう限界だ。

 

「すみません…………」

「良いよ、この二日間はギアさんが色々やってくれたしね」

 

ライトは先ほど取った魚を串にさして焼きながらそう笑顔で言う。そんな何気ない笑顔にも、満身創痍のネプギアにはとても嬉しかった。それと同時に、全くそんな様子を見せないライトを尊敬もしていた。やはり、トウカたちと同じ戦場を生きたのだから、普段アイリスやトウカにヘコヘコしていても、自分より何倍も強いのだ。

 

「ライトさんはすごいですよね、私よりも動いてるはずなのに全然疲れた様子なんて見えないです」

「そうかな、結構疲れてる方だよ?」

 

そう言いつつも、彼女は一切笑顔を崩さない。

 

「私、ライトさんみたいなずっと笑顔で居られる人になりたいです」

「止めときなよ私なんて、それより団長や先輩みたいな大人になった方がいいよ」

 

ネプギアはそう言われてトウカやアイリスのようになった自分を想像してみるが、どちらとも似合わない。

 

「でも、本当にすごいですよね。皆さん」

「そりゃ頑張ったからね、私たちは当たり前だよ。でも、先輩は可哀想かな」

「トウカが、可哀想?」

「うん、先輩は強くなるしかなかったんだ」

 

強くなるしかなかった、その言葉を聞いてネプギアは前にトウカに聞いたことを思い出す。

親も、兄弟も、友達も、何も頼るものがなかったトウカは生きるために人を殺し、物を盗み、自分の力のみで生きていた。それがどんなに辛く、苦しく、悲しいものか、ネプギアには分からない。そんな幼少期を過ごせば、嫌でも強くなってしまう。強くなければ、死んでしまうのだから。

 

「きっと、先輩は強くなんてなりたくなかったと思う。人なんて殺したくなかったと思う。でも、それを世の中や先輩の周りの人は許さなかった」

 

戦争中、強い力を持った人間を国が放って置くわけがない。だからこそできる彼は戦場へと行かなければならなかった。作りたくないものを作り、殺したくないものを殺し、それだけやっても彼に残るのは敵国からの恨みと仲間からの恐怖だけ。

 

「人の役に立ちたかったのに、その才能を戦争でしか活かせなかった悲しい人、先輩はもっと別の形でプラネテューヌの、親友の役に立ちたかったんだと思う。その辺はよく知らないけどね」

「ずっと一人で………戦ってきたんでしょうか?」

「うん、先輩は冷たい様で本当は誰よりも優しいから。守るって決めた人のためなら平気で世界を相手にするし、どこまでだって汚れる。そんな人だよ」

 

ネプギアはトウカの事を、彼の過去を知らない。でも、これだけは言える。

 

「間違ってます、誰にも頼らないで一人で全部背負いこむなんて」

 

トウカは弱音を吐かない、泣き言を言わない、何も頼まない、何も求めない。ネプギア達には一人で抱え込むなと言うくせに、自分は誰にも何も話さず、一人でなんとかしようとする。それがネプギアはとても不満だった。

だが、トウカの抱えている問題を今の自分が解決できるのかと聞かれれば、それは恐らく無理だろう。今の自分はトウカに護られているのだから。

 

「そうだよね、団長もそう言い続けてるけど、先輩は聞かないんだ」

「そうですよね…………」

 

ネプギアは一つ、トウカの悪いところを見つけた。全く人を頼らないところ、それがトウカの一番悪いところだ。

 

「ねぇ、ギアさんは何を目指すの?」

「私は…………………トウカに心から笑ってもらえるようにします」

 

表面上ではなく、心の底からトウカを笑顔にしたい。それがネプギアの、当面の目標だ。

 

「そういえば、昔のプラネテューヌ聖騎士団ってどんな感じだったんですか?」

「団長の言うことには絶対、はいかイエスかそうですか、しか言っちゃダメ。ちなみに、禁止ワードは、嫌ですダメです分かりません」

 

ネプギアはきっとアイリスのような女には絶対になれないだろう。そう確信した夜だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃のトウカとネプテューヌ

 

「ああもう!!トウカ速すぎ!」

「俺のGT-Rがお前に負けるはずがないだろう」

 

レースゲームをしてネプテューヌが連敗していた。

 




NEED FOR SPEEDで黒いR32式の黒いGT-Rが居たら、それはもしかしたらそれはトウカさんかもしれません。
トウカさんかな?と思ったらナンバープレートを見よう。

アイリス「はいはい、それはともかく。始めるわよいつものコーナー!」

リクエスト1

ライト強化計画
アナザー「………自分の作品放って何やっとんのだ貴様は」
いやー……オンラインゲームって時間が一杯要るよね?昨日今日でファンタシースターオンライン2をやってみててさ……マジで進めよう。明日は自分の作品を進めるから
アナザー「……まあいい、それで?どんな企画だ」
名前の通り、圧倒的に速い癖に持久力と耐久力が低いライトの強化計画だよ?
アナザー「その心は?」
面白そうじゃん?強化改造計画って(愉悦)
アナザー「……ライト、不憫なやつだな(憐憫の眼差し)」
取り敢えず、案は二つあるよ?

その1:肉体に属性魔力を纏って肉弾戦に特殊効果を加えて規模が一定以下の攻撃を無効化する
アナザー「ふむふむ、俺の戦闘形態みたいな感じだな?」
そう!纏う属性にも依るけど、最低でも被物理攻撃はダメージが低くなるよ?
アナザー「因みに、俺が纏う属性は血だな。しかも異能の関係上不用意に触れると発狂する」
他にも、強酸とか溶岩とかが纏えれば良いけど……まあ、ライトの魔法属性は多分風か雷だろうから風は飛び道具の無効化と素早さの強化で雷は破壊力強化と素早さの超強化が限界かな?
アナザー「……微妙だな。しかも肝心の防御力が殆ど変わってないし」
まあ、魔法属性は使い手本人に依存するしね。それでも持久力はマシになるよ?風は軽くなる訳だし……雷は破壊力が上がるけど

その2:不死者になる。
アナザー「………オイコラボケ作者」
反省はしていない(キリッ)
アナザー「………(イラッ)」
でも実際、ヴァンパイアに成ったら疲労のステータスは消える訳じゃん?それなら問題の持久力は解決するよ?全面解決だよ?何だったら真相は無理でも古代なら成れるように紹介もするよ?それなら日光にも多少の耐性があるし
アナザー「………まあ、選ぶのはライトだしな。提案して両方とも蹴られたらアレだ。俺からも1つだけ挙げておこう」
アナザー「………日頃から走り込みを限界まで続ければその内鍛えられるだろうからそれではダメなのか?」
………あ
………
アナザー「………反省会だな」
………はい。
アナザー「解散だ。出来たらどれかを選んでやってくれると嬉しい」
アナザー「……それと、前回の投稿でこの作者が俺をライトに推していた件だが、こいつ(作者)の独断だから気にしなくて良いぞ?俺自身、他者に好意を抱く感性がないのでな……まあ、対して気にしてないだろうと思うがな」

アイリス「よし、ライト2番するわよ」

ライト「一番ありえないやつやるんですか!?」

アイリス「当たり前じゃない、不死者よ?ロマンでしょ?」

ライト「人の体にロマンを求めないでください!ちょっ、先輩助けてー!」

トウカ「そういえば俺もファンタシースターオンライン2を始めるぞ、一緒にできればいいな」(現実逃避)

質問

進「今回から俺が基本的に司会になりました。さて、記念すべき最初の質問がある方は…」

進の世界のノワール「こんにちは、ノワールよ」

進「よかった…最初はまともな奴だな」

進の世界のノワール「あなたたち普段ここでどんな会話してんのよ…」

進「気にするな…それで、ノワールはトウカさんたちに何が聞きたいんだ?」

進「え~と…そうね、じゃあ質問…トウカが怯えたネプテューヌのメールの内容を教えてちょうだい」

進「なるほど、質問もまともで助かったぜ。じゃあ俺はアイリスさんに質問だな。アイリスさんはどんなタイプの女性が苦手なんですか?」

進の世界のノワール「本編ではトウカの喋り方だけで、具体的には聞けてないものね…あと進、これを聞いてくれってある方から手紙もらってるから…聞いてくれないかしら?」

進「うん?いいぞ…え~と、ライトちゃんに質問です、ライトちゃんはすでに前も経験済みなんですか?って進くんが聞いてました…by作者…………どうやら本当に殺されたいらしいな。今回はここまでです、ノワール…帰ろうぜ。早くあいつを殺らなくては…あとライトちゃん、俺は言ってないですからね?」

進の世界のノワール「ええ、そうね…帰りましょうか、あと…次回はプルルートが来るらしいわよ?」

進「そうなのか…(アイリスさん大丈夫かな?)それでは、サヨナラ!!」


トウカ「本当に聞くのか、やめといた方がいいんじゃないか?そうだ、止めておいたほうがいい。これは門外不出だ」

アイリス「ケチケチしないで見せなさいよ、ほら」

from ネプテューヌ

ねぇトウカ、今どこにいるの?なんで教会内にいないの?もう帰ったの?なんで私に一言も言ってくれないの?なんで返事くれないの?なんで電話出てくれないの?なんで今日私とあんまり話ししてくれないの?なんで?なんで?何処かに行っちゃうの?ダメだよトウカは絶対私から離れちゃダメだよこれ見たら早く連絡して、連絡しないなら私どこまでも探しに行くから

アイリス「…………ごめん」

トウカ「謝るな」

ライト「ちなみに私、両方ともバージンですよ?団長が嫌いな女の人のタイプはぶりっ子です」

リクエスト

進「すいません、もう少しだけ…ライトちゃんはこの前食事くらいならいいと言っていたので、今度一緒にどうですか?もちろん俺の奢りですけど」

ライト「だだだだだだだだだ団長!どうしましょうご飯に誘われました!!!ととととととりあえず身を清めに滝行してきます!」

アイリス「進ちゃん、あの子天然っていうかこういうのに慣れてないからもう少し待ってね」


今回は以上です
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。