だって楽しんだもん!
まあ学校が忙しいっていうのもあるんですけどね(吐血)
訓練7日目、ついに最終日となった雪山での演習、さすがに一週間も過ごすとネプギアはサバイバル術にも目覚めて雪山でも問題なく過ごしていた。バイタリティの高さは姉譲りだろう。しかし、現在ネプギアの姿は無く、アイリスの前にはライトしかいない。
「あら?ギアちゃんはどこかしら!?」
「ちょっと、用事です!シャイニングアロー!」
高速移動しながら目の前に黄色い魔法陣を展開、そこから無数の光の矢がアイリスに向かい放たれる。しかし、アイリスは全く動じず
「イントゥルージョン」
魔法でライトの魔法をキャンセルした。これは相手の魔法術式に侵入して無理やりキャンセルするという高等魔法だ。本来ならば詠唱を必要とするのだが、アイリスは詠唱無しで発動することができる。
この魔法は魔導師にとってかなり厄介なもの、イントゥルージョンが早く発動出来るほど魔導師同士の戦いは有利になる。
(やっぱり団長に魔法は効かない、なら私のスピードで撹乱するしかない!)
そうしてライトは目を閉じながら意識を集中させ、体に魔力を循環させていく。身体を強化する単純な魔法、重力を和らげる反重力魔法、自分を加速させる加速魔法、それらを全て合わせ、最後に自分の能力を最大限に引き出す。
「ドラグーンインストールクォーター!」
そして、ライトの手足が黄色の人型の龍の様な異形の物へと変化した。その瞬間、ライトの姿が黄色い光になり、消える。
いや、消えているわけではない、光と同等、それ以上の速さにライトは至っているのだ。もはやその光も時々見えるだけで、あまり見えない。
「そうだったわね、貴女は私たちほど侵食されてないからクォーターまでしか出来ないのね」
顔では余裕なアイリスも、内心は少しだけホッとしている。
ドラグーンインストールとは、トウカやアイリスの中に眠っているものを無理やり呼び起こす物、それは侵食が進んでいる人間ほど強力な力を引き出すことができる。しかしその反面、これを使うと眠っている物が体に侵食していき、段々自我が崩壊していく。
ちなみに一番侵食が進んでいるのは言わずもがなトウカである。アイリスはその次だが、トウカはアイリスに比べ物にならないほど侵食が進んでいるため、人間らしい部分が殆ど残っていない。だからこそ、彼は表に感情を出すことができないのだ。
侵食され、失われてしまったから。
「けど、速いだけよ」
アイリスが後ろに肘打ちをすると、それはライトの腹部へと直撃した。
「いくら見えなくても、感知されれば意味ないわ。私の半径10mに円形状の感知魔法を展開してある。貴方は接近攻撃しか出来ないから嫌でも感知内に入らなきゃいけない、つまり私に絶対どの方向から攻撃するのかを察知されるから貴方の攻撃は私には当たらないわ」
雷撃魔法でライトを攻撃し、彼女が魔法を使えばキャンセル魔法を放つ。それらを行いながらアイリスはずっと感知魔法を展開していたのだ。普通の魔導師では真似できない。
「そろそろ体力もキツイんじゃないの?」
ライトは決して体力がないという訳ではない、常人を遥かに上回るスピードで動き続けているのだ。体力の消耗も相当なものだろう。
「キツイです、だからそろそろ……終わりにします!」
「へぇ、一体どうする気かしら?」
アイリスは少し離れた草むらに意識を向ける。そこから何かの気配、恐らくはネプギア、そこからビームで狙撃する気なのだろう。だからそこに、ライトに気づかれない様に防御魔法を展開する。
「さぁ、どうするのかしら?」
「行きますよ団長!」
ライトはナイフを複数アイリスに投げつけ、そこを座標として何度も彼女の周りを瞬間移動を繰り返す。アイリスは至近距離で動き続けるライトを目では追わず、最後に感知した場所へ魔法を準備する。
「貰いました!」
「そこよ!」
ライトを捉えたアイリスは魔法を打ち込む、だが、ライトはそこから瞬間移動し消え、代わりに黄色い魔力で出来た鎖がアイリスを捉える。今の攻撃はフェイクで、元々ライトは自分の行動を封じ込めることが目的だった。そう気付いたアイリスは舌打ちする。
(でもあそこには防御魔法を展開させてある、破るのは不可能よ)
しかしアイリスの予想は外れてしまう。ゾワッと悪寒がしたのもつかの間、真下から殺気を感じ見てみると、そこには
「当たれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
雪の中に隠れていたネプギアがM.P.B.Lの最大火力を放つ瞬間だった。
(なるほど、これが……あいつの言ってたギアちゃんの可能性)
放たれた桃色の光は、アイリスを飲み込んで行った。
そして、飲み込まれたアイリスの表情はなぜか、凄く晴れやかだった。
◆◆◆
「やられたわね、これは」
はぁ、とため息をつきながらアイリスは起き上がる。M.P.B.Lの最大火力を受けたにも関わらず、案外平気そうだった。それをみてやはりネプギアは力不足を痛感する。
「でも、あんまり痛そうじゃないですね」
「そうね、でも………これが私を殺せる威力だったら私は死んでたわ。それは紛れも無い事実よ」
そう言って、アイリスは首をコキコキと鳴らしながらネプギアの頭をポンポンッと撫でた。
「強くなったわねギアちゃん、貴女ならいつかトウカを倒せるかもしれないわ」
「本当ですか!?」
「あと400年もすれば勝てるんじゃ無い?」
400年、という数字を聞いてネプギアはげんなりしてしまった。だが、アイリスはネプギアに対し感じたことがあった。
一つ、ネプギアは殺気を隠し、瞬時にそれを爆発させることができる。これは奇襲に向いている能力だ。
2つ、知り合いにも躊躇なく攻撃できる事、これは普通は躊躇してしまうものだが、この子は何のためらいもなく出来る。そして、これが生まれながらにできる人間は、何かの拍子に道を違えてしまう。
ちなみにこの2つは、トウカも持っている能力だ。だからこそアイリスは思う、この子はトウカと似ていると。下手をすれば、トウカと同じ道を歩んでしまう危険性を孕んでいることを。
この子は女神の中で一番優しく、1番危険で、一度狂ってしまったら、人を殺す事に慣れてしまったら、1番厄介な存在になる。
その厄介な存在となってしまったのが、恐らく神次元のネプギアなのだろう。
(それを、トウカは感じ取ったのかしらね)
ネプギアとトウカは似ている、表面上ではなく、根本的な部分で。かつてアイリスは、外道を通り越し、悪魔になったトウカの姿を見た事がある。あの姿は今だに忘れられず、思い出すたび震えが止まらなくなる。その道をこの子が歩むかもしれないと思うと、怖気が止まらないのだ。
しかしアイリスは、そんな様子を微塵も見せず話を続ける。
「ライトも頑張ったわね、勘はだいぶ取り戻せたんじゃないの?」
「はい、おかげさまで」
「にしても私から死角の真下の、さらに雪の中に隠れてたなんてね。思わなかったわ」
今回の作戦はまずネプギアが雪の中に潜みM.P.B.Lのチャージに集中し、その隙にライトがアイリスを引きつけながらネプギアが潜むポイントまで誘導し、拘束するというものだ。ちなみにネプギアが感知魔法に感知されなかったのはアイリスが空中にいたため、雪の中まで感知魔法が届かなかったからだ。
「でも完全に騙されたわ、あそこに何置いたの?完全にギアちゃんの気配なんだけど」
「えっ?知りませんよ?」
アイリスは一瞬、二人が何を言っているのか理解できなかった。
「私たちの作戦はこれだけで、何も設置なんてしてません」
「でも確実にあれはギアちゃんの気配だったはず………」
「もしかして、別次元のギアさんなんじゃ……」
確かに、それならばアイリスがネプギアの気配を感じ取ったのも頷ける。しかし疑問は残る、なぜ何もない雪山に別次元のネプギアが居たのか。
「とりあえずこの件も含めてトウカに報告しましょ、帰るわよ」
「「はい!」
こうして、ネプギアは確かな手応えを感じて訓練を終えたのだった。
アイリス「トウカ&アイリス&ライトにメッセージを送ろうのコーナー!本当に煉獄姫ったら全然更新しないんだもの、やれやれだわ」
トウカ「お前もこのコーナーサボってBFやってただろ」
トウカさんの優しさに涙
質問1
ヤッフー!今回は一人で質問です。
ライトとアイリスさんに聞きたいんですけど、アイリスさんの率いてた部隊って二人以外はどんな人が居たんですか?
公平さが欲しいので二人の認識を聞かせてください。
そして、トウカさんの所属していた研究チームを含めたプラネテューヌの研究者ってどんな人が居ました?こっちはトウカさんの認識が聞きたいです。
アイリス「そうね、いろんな奴がいたから一概にとは言えないけど、砲撃魔法厨のアホと相手を氷漬けにするのが大好きなドSとか?」
トウカ「ろくな奴がいない……」
ライト「先輩の研究者はどうなんですか?」
トウカ「そうだな、座学も実力も俺にかなり近い男がいた。さらに普段無表情で似てるところもあったな。物質をエネルギーに変換するワザは驚いた。あとはまな板だな」
ライト「最後の人酷すぎません?」
質問2
憐夜「『開発中の医療用ナノマシンのデータを保存しているサーバーが何者かにハッキングされました。犯人探しに協力してください。 プラネテューヌ技術省』」
ラウル「てか、お前誰?」
憐夜「初めまして、だな。桜逆(おうさか)憐夜(れんや)だ。mk. 5 が現在製作中の作品、復讐者達は社会復帰する夢を見るか?(仮名)の主人公1号・・・・・・予定だ」
ラウル「5号袋は?今日は彼奴と俺の予定だろ?」冷蔵庫前
憐夜「袋の男は、パレード用の資材調達とかしに行ったぞ?」
ラウル「おい、冷蔵庫にあった季節のフルーツどっさりタルトとシャンパンチョコと焼酎が無いぞ?俺の好物ドコヤッタ?」
憐夜「袋の男が接待に使うとか言ってたな」
ラウル「あのクソ袋~~~!」
アイリス「またあなたの仕業じゃないでしょうね」
トウカ「変な生物は作ってもハッキングはしない」
ライト「いや変な生物も作らないでください!」
アイリス「ところであそこに薄紫色の長い髪の子が居るんだけど?たしかギアの前にネプがつく子」
トウカ「またか…………」
時間が無いのでこれ今回はここまで!
トウカ「次回からは2日に一回は更新できるように頑張る。そろそろ話を動かさないとな」
頑張ります…………