トウカの目の前に現れたアイリスはジャンプをパクられたからか、阻害用兵器で串刺しにされたからか、かなり機嫌が悪そうだった。それ以前に、どうやって細胞の機能不全を直したのかトウカは疑問を拭えない。
「お前、どうやってこの短時間で細胞を再起動させた?」
「あんなの10分あれば事足りるわよ、回復魔法を全開で掛ければ余裕・・・・」
そういいつつも体がふらついていた。
おそらく完全に回復していない体を押して無理やりここに立っているのだろう。
「失せろ、そんな体でいられたら邪魔だ」
「あっそ、なら帰らない。今回私はあなたに嫌がらせしに来ただけだから」
トウカが帰れというのなら、絶対に帰らない。
彼が何もするなというのなら、自分は何かを成し遂げてやる。
アイリスの言葉にはそんな意味が含まれていた。
「また串刺しにされたいのか・・・早く失せろ!」
「私は金輪際あなたのいうことなんて聞かない」
ピシャリ!とトウカの言葉を拒否した。
「いつもそう、何か起きたら私たちを遠ざけるためにわざとキツく当たって危険な事、汚れ仕事は全部自分が背負い込んで、勝手にケガして死にかけて、もうウンザリなのよ、あなたのそんな姿見るのは」
今までずっと後悔して来た。
自分たちの知らない所でトウカは自分たちを守るために、傷ついて、苦しんで、泣きそうで、すべてを投げ出したくなっても、だれにも相談せずいろんなことを成し遂げてきた。
もし知られたとしても、あえて守りたいものを傷つけて、危険から遠ざけようとする。
その背中に、どれほど手を伸ばしても届かなかった。
「だから私はあなたについて行く、絶対に離れてなんてやらない。
だってそれが今私のやりたいことだし、それに………約束したしね」
だから、今度こそ掴んで離さない。
もう2度と1人で重荷を背負わせるわけにはいかないから。
「そういう訳で、あの戦艦は私がなんとかするから、あなたはそこの真っ赤なネプちゃんをどうにかしなさい」
「…………勝手にしろ」
「ええ、勝手にするわよ」
とうとう折れたのか、トウカはため息をつきながらアイリスに背を向けた。その姿をアイリスは満足そうに見た後、雷でできた翼を広げて戦艦へと向かっていった。
「さて、続きを始めよう」
「ああ………………」
そして、トウカとヴェアフルの剣が交差した。
◆◆◆
「やっと来たね、遅いなぁもう」
「すみません、次元航行に手間取ったので」
「まあ戦艦丸ごとだもんね、ごめんごめん。それは時間かかるよね」
ネプギアは後ろに跪いている金髪の少女、ベーネという名の少女と話している。彼女の表情は他には見せない優しい顔だ。
「ご苦労様、ベーネ」
「いえ、お役に立てて何よりです」
深く頭を下げて首を垂れる。
「あの男は?」
「もう直ぐ来るよ、ちなみに手を出しちゃダメだからね」
「しかしネプギア様!」
黒ギアの言葉に納得できないのか、ベーネは言葉を続けようとするがその前に彼女の首元へとゲハバーンが突き付けられる。
「もう話は終わり、この件に関しては何も聞かないよ。勝手に何かしたら………殺すから」
先ほどとは打って変わり、鋭く冷たい眼に変わる。
完全なる殺意を向けられたベーネはゾクリ、と冷たいものが背筋を走った。
「すみません、出過ぎた真似を……」
「分かればいいよ、他のところへ援護に行って」
「はい」
そうしてベーネは何処かへと消え、その場には黒ギアだけが残された。
「この世界での事が終わったら、次は元の世界……ようやく女神を根絶やしにすることができる」
長年の悲願、あの時から女神を恨み続けて幾星霜、どれほど苦しんだだろうか。女神を恨んでいるのに、自分自身も女神だという自己矛盾に食い尽くされてきた日々を思い出す。
生まれた時から傀儡の様に操られ、自分のことを愛してなどいなかった母……あの女の血が流れているだけで、吐き気がする。
「だから……私を殺さなきゃ、また大切なものを失うことになるよ」
「うぉぉぉらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
黒ギアはそう呟いた瞬間、真上に剣を構えて上からの奇襲を防ぐ。
後ろは90度にそびえ建った巨大な岩の壁、そんな所を降って来られる男は黒ギアの知っている限り1人しかいない。
「カイナくん」
防がれた状態から後ろへと飛び、黒ギアの腹部へと蹴りを叩き込んで距離を取る。
「ちっ、脳天叩いて終わりだったのによぉ」
「カイナくんがやる事なんて手に取るようにわかるよ」
「なんでもお見通しってか」
「親友だからね」
「親友なら女神殺すのやめてくれねぇか」
ヘラヘラとカイナは笑ってみせるが、それは乾いた笑みで目は笑っていない。それを知っているからか、黒ギアもクスクスと渇いた笑みをこぼす。
「無理だよ、だって復讐だもん」
「俺とうずめの復讐か」
「うん」
もちろん彼女とて、カイナとうずめがそんなことを望んでいないことなどわかっている。でも、そうだとしてもこれだけはやめられないのだ。カイナが良くても、黒ギアは自分の罪を許せない
「カイナくん、カイナくんを殺さないと私の復讐は成し得ない。だから死んで、今ここで」
「悪いがてめぇを殺す気も、ここで死ぬ気もねぇ。必ずてめぇを袋叩きにして連れて帰る!」
カイナの木刀と黒ギアのゲハバーンが交差し火花を散らす。
彼女の斬撃を木刀の腹で滑らせ受け流しながら隙をついて打ち込んでいく。しかし黒ギアもそれに対応して身を翻して避ける。
達人でも見切れない速度での斬り合いを続けられているのは、お互い幼少の頃から幾度も剣を交えているからだろう。
「やっぱり膠着状態になるんだな!」
「そうだね、それから………相変わらず振り下ろしたあとに隙ができる!」
振り下ろされた斬撃を必要最低限の動きで回避した黒ギアはカイナの頭を貫くために攻撃を放つ。
「くっ!」
カイナは身体をひねって躱し刃を頰に掠める。
突きで放たれた黒ギアの腕と肩をガッチリと掴み、腹部へと強烈な蹴りを放ちながら後転して巴投げの要領で後ろへと投げつけた。
しかし、上空で剣を掴んだ黒ギアは逆さになった状態から剣を振るい、それをカイナは木刀で同じくその斬撃を払った。
地面へと倒れた黒ギアはすぐさま起き上がろうとするが
「らぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
上空からカイナの渾身の木刀が振り下ろされてきたためすぐさま回避行動を取り、腹部を狙って放たれた突きを木刀の腹を殴って軌道を変え、隙ができた彼の腹部へと膝蹴りを食らわせる。
(獲った!)
蹲っている彼の頭上へと黒ギアのゲハバーンが振り下ろされる。
勝った。確実に彼は剣の軌道が見えていない、さらに木刀は自分が無理やり弾いたおかげで刀身はあらぬ方向へ向いている。今から防いだのでは間に合わない。数秒後には彼の首を落とすだろう。
しかし、ガギンッという人体からは決して聞こえない音が聞こえた。
「なっ…………」
「なめてんじゃ……ねぇぇぇぇぇぇぇ!!」
彼は一瞬のうちに木刀を逆手に持ち替えて、彼女のゲハバーンの刃を刀の柄頭で防いでいたのだ。直径5cmにも満たないそんな小さな所で剣を防ぐなど並大抵の人間ができる事ではない。
さらに、剣を見ていない状態で黒ギアが振り下ろしてくるであろう場所を予想して防いだのだ。
「てめぇが相手の首を攻撃する時は必ず首元から4cm上を狙ってくるのは分かってんだよっ!」
カイナは木刀を地面に突き刺し、それを軸にして全体重を乗せた蹴りを黒ギアの側頭部へと叩き込んだ。
何年も、何回も打ち合ったからこそわかるお互いの小さい癖、それを知っているからこそ今のような人間離れした技が使えるのだ。
逆に言えば、親しい人間と戦うほどその戦いは苛烈を極め、酷く辛いものへとなっていく事になるのだが。
「はぁ…………立てよおい……終わりじゃねぇだろ」
岩の壁に黒ギアが叩きつけられたため土煙が充満して彼女の様子は見えない。しかし、ここで小細工をする事はないだろう。
「カァァァァァァァイィィィィナァァァァァァァァァァァァァ!!」
「ネプギアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
お互いに血を流し、自分の大切なものを守るため、自分の復讐を成し遂げるため、かつて背中を預けた友との戦いが……今始まった。
カイナ「はい、えーートウカたちが忙しいから、今回は俺がタイトルコールしまーす。えーと、なんだっけ?トウカたちにメッセージを送ろうのコーナー、どんどんパプパフー」
白ユニ「やる気の欠片もないじゃない」
そんなわけで一つ目
APOCRYPHA 2016/06/11 15:10
今回はちょっと趣向を変えてみようかと思います。
アナザー「珍しく連投したかと思えば、何かあるのか?」
あるよ!?結構大事な内容が?!
アナザー「……で?」
いや、うちの小説ってチラシの裏に投稿してるじゃん?
アナザー「そうだな。それでも観てくれてる人は居るようだが……かれこれ掲載してから三ヶ月は経つと言うのに、未だにUAが1000にも満たないが」
いや、自分の小説って一体人から見たらどんな感じなのかなって「駄文一択だろう?態々聞く程の事か?」いや、酷くないかい?!
アナザー「当たり前だ。寧ろ、お気に入り登録が3人も居たことが驚きだ」
ひど………まあ、取り敢えず質問の内容は『自分の小説ってどう思う?』って事です。対象は『トウカさん・アイリスさん・ライト』です。素直な意見を聞かせてくださいな。
アナザー「まあ、酷評されてる姿が目に浮かぶがな」
いや、頑張ってるのに酷くね?
アナザー「当然の答えだろう?そう言う言葉はチラシの裏を卒業して通常掲示板に投稿してから出直せ」
ショボーン
アイリス「とりあえず読んでみたけど。全然通常投稿にしてもいいと思うわよ?普通に読みやすいし、駄文ではないと思うわ」
トウカ「そうだな、文章的には問題ないが、sideを使うのは控えたほうがいいかもしれないな。まあ一人称でここまで描けるんだから大したものだ」
ライト「でも内容がちょっとグロ過ぎるような…………」
アイリス「何言ってんのよ、この前やったモータルコンバットの方がえげつなかったじゃない」
トウカ「まあそういうわけだ。これを機に通常投稿も検討してみるといい」
二つ目
ネプギアとヤってたと……つまり、カイナとネプギアの間には子供がいると……? おやカイナさん、その手に抱いている赤子は……。
プルルートさん、こっちです!
カイナ「煉獄姫の野郎!俺にタイトルコールさせるから何かあると思ったらそういうことか!!!プルルートが変身して追いかけてきてるんですけど!?違うから!これは仕事の依頼で預かってるだけだかラァァァァァァァァァァァ!俺とあいつに子供なんていないからァァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
三つ目
ヤッハロー‼ヴラドだよ~(*´ω`*)
アル「どうも先輩方、アルカディアだ」
こっちの質問返答へのご記入ありがとうございます‼ヘ(≧▽≦ヘ)♪
多分このコメントが返されてる頃には投降されてると思いますがね♪(*´ω`*)
アル「先読みするな…あとお前は更新遅いだろ」
いや~それを言わないで( ;∀;)
今、課題とピクシブの仲のいい人の誕生日イラストとかで板挟み状態なんよ( ;∀;)
アル「まぁ、そんなリアル情報はいいから質問いくぞ」
ネプ「おー‼」
質問
次の中で戦ってみたい相手は?
1アルカディア(ブレイクアップ状態)
2バイオレットソウル
3ロストパープル(うちのネプ様)
4パープルハート(ネクストフォーム)
あ、ちなみに力関係は女神候補生<四女神≪ロストパープル<アルカディア<ネクストフォーム≪≪≪≪バイオレットソウル
こんな感じです( ̄▽ ̄;)
アル「いや、強化しすぎだろ」
ネプ「けどこれくらいアルなら普通じゃないかな?
それ以前に私が含まれてる方がおかしいよ‼Σ( ̄ロ ̄lll)」
うちのネプ様も今はアルに鍛えなおされたから他の女神と候補生合わせても圧倒出来るよ‼ヘ(≧▽≦ヘ)♪
ネプ「いやいや‼そんなことしないからね‼」
けどなるのが現実なんだよ…総受け属性を持ったからには…
ネプ「あ、そっちか~…どのみち酷いね( ̄▽ ̄;)」
アル「それじゃ先輩方、これからも頑張って行きましょう」
またね~(*´ω`*)…珍しく吹っ飛ばされなかった♪(*´ω`*)
アイリス「えっ……………別に誰とも戦いたくないんだけど」
ライト「質問全否定ですか!?」
アイリス「いやだって私ジャンプ好きだけどさ、オラワクワクすっぞ的な精神持ち合わせてないから、強敵来てもめんどくさいと思うだけだから」
ライト「元も子もないこと言わないでください!ほら質問返して!」
アイリス「じゃあ女神候補生か四女神で」(適当)
ライト「適当過ぎますよ!!失礼じゃないですか!!!はぁ、もういいです、先輩は?」
トウカ「そうだな、俺も戦うのは好きではないが、強いて言うならロストパープルだな。向こうのネプテューヌがどれほどのものか確かめてみたい」
ライト「ふふふ、やっぱり先輩にとってはどの次元のネプさんも教え子なんですね♪」
トウカ「まあ、向こうのネプテューヌにはアルが居てくれるから大丈夫だろう」(微笑み)
今回は3個返せたぜ!!