ネプテューヌの保護者的な感じの男   作:煉獄姫

65 / 84
七夕ネタはしなきゃダメだろ!


番外編 七夕

「七夕だと?」

 

はるか昔、トウカがまだカイナの時代、つまり彼らがまだ子供だった時の話だ。カイナとその時はまだ女神ではなかったうずめ、そしてロクデナシ(グシャ!)………お酒を飲む前のアイリスさん、つまりプルルートだった時代、3人は七夕について話していた。

 

「うん〜〜短冊にお願いを書いたらお願いが叶うんだって〜」

「へぇー!面白そうだな!」

 

うずめとプルルートは女の子らしくファンタジックなことに胸を躍らせているが、カイナはさほど興味は無かった。

 

「カーくんもお願い事描こうよー」

「俺はいい、興味無いから」

 

プルルートの提案をはねのけ、カイナは自分の剣の手入れをしていた。しかし、そんなカイナを気に入らないのがうずめである。

 

「お前って付き合い悪いよな、そんなんだから友達いないんだよ」

「頭が悪いお前よりマシだ単細胞」

 

ぴくっとうずめのこめかみが動く。

うずめの挑発を受け流しさらにそこから2倍増しにして返したカイナはさほど気にする様子もなく剣の手入れを続ける。

 

「ふんっ、夢もねぇ悲しい奴」

「悲しくて結構、俺は夢だなんだといって現実を見ない奴になりたくないだけだ」

「でも〜〜ひょっとしたら叶うかもしれないよ〜?」

「そんなものなんになる?そんなことをしてる暇があったら俺は鍛錬してたほうがマシだ。何が伝統だ下らない。そんなもので願いや夢が叶うならこの世界に泣く奴なんていない。そもそも自分の望みは自分で努力して、その先にあるものだ」

 

カイナはこういう願掛けのようなものが大嫌いだった。

今まで自分1人で生きてきた彼にとって、誰かに、何かに自分の望みを託すなど考えたくもないことだったからだ。

世の中は汚いし、結局自分1人で生きていくしかない、それが彼が齢9歳にして知ったこの世界の現実だ。

 

「なんだよ!そんなのやってみないとわかんないだろ!」

「いいや分かる、そもそも誰に願うんだ?」

「えっと〜〜元々七夕は〜〜彦星さんと織姫さんが一年に一度会える日なんだって〜〜」

「そもそもどうしてその2人が会える日を記念しなきゃいけないんだ。そんなもの激流なんて橋を作って渡ればいいだろう」

「昔話にガチレスすんな!」

 

ちなみにカイナは他の大人から見たら全く可愛げのないクソガキである。

 

「とにかく、七夕に願いを書いただけで叶うなんてありえない。それが現実だからだ」

「いーや!そんなことない!」

 

平行線を辿るカイナとうずめの論争をオロオロしながら見守るプルルート、しかしそんな中1人の女性が部屋に入ってくる。

 

「確かに、自分の望みは自分で叶えるもの、それはカイナの言うとおりよ」

 

黒く長い髪を簪で止め、何枚もの着物を着込んだ美しい女性はカイナの後ろへと立つ。

 

「でもね、9歳そこらしか生きてない貴方が現実を語るなんて……あと20年早い」

 

その女性がカイナの頭をコツンっと小突く、そうするとカイナの体は一瞬で床へと叩きつけられてしまった。

 

「何するんだセイ」

「コラッ、先生って呼びなさいって言ってるでしょう?」

 

腰に手を当ててむすっと怒るその女性は、ある種の神々しさを感じさせる、それがカイナ、現在のトウカの師匠だったセイだ。

 

「いいカイナ?確かに貴方の言ってることは正しいけど、それだけじゃ世界は回らないのよ?」

「なんだよそれ」

「人っていうのは何かを信じて生きてるの、それが確かなものだとか不確かなものだとか、関係ないの。そもそも七夕に願い事をしても本当に願いが叶うなんて思ってないわよ」

「じゃあ〜〜なんでお願い事するんですか〜?」

 

カイナを諭していたセイにプルルートが疑問をぶつける。

 

「人間はね?自分の足跡を残したいの」

 

人間には歩いて来た道が必ずある。

それが幸せだろうと不幸だろうと、必ず自分が歩いて来た足跡が必ずあるはずだ。

 

「例えばそうね、旅行に行ったとしましょう?思い出に写真を撮ったりしない?」

「「する!」」

「写真は嫌いだ」

「撮るってことにしなさい」

 

もう一度カイナにチョップを食らわして地面へと運送するセイはそのまま話を続ける。

 

「それで何年後かに部屋の整理をしてたら、その時の写真を見つけました、どう思う?」

「えっと、こんなこともあったなぁって思う」

「そう、つまりそういうことよ」

 

うずめとプルルートは分からないのか疑問を浮かべていたが、カイナは頭をさすりながらセイに言う。

 

「思い出ってことか?」

「ええ、つまり願いを何かに書くってことはね?自分の思い出を作ることにもなるし、自分のお願いを文字に表して何年後かに再確認するってことなの」

 

数年後の自分が道に迷った時、その願いを見てまた自分の道を見つけられるようにすること、自分がその時何を思い、何を考えてその願いを書いたのかを残すための足跡、それが願掛けという行事なのだ。

つまりは数年後の自分に向けたメッセージのようなものだ。

 

「だから、願掛けをすることは無駄なことじゃないのよ?」

「……………………まあ、理屈は分かった」

「そういう事だから、みんな仲良く短冊にお願い事しましょ?」

 

ニコニコと、セイは青色の短冊と赤色の短冊、そして白い短冊を取り出した。

 

「はい、プルルートちゃんは青、うずめちゃんは赤、カイナは黒にしたかったけど見えなくなるから白にしたわよ♪」

 

そうして、3人はお願い事を短冊に書き、飾り付け始めた。

 

「セイさんはどんなお願い事したの〜?」

「私はこれ」

 

セイが持っていたものはもはや短冊ではなく画用紙である。

 

「短冊じゃねぇし!何個書いてんだよ!?」

「失礼ね!一個を何個も書いてるのよ!」

 

うずめがセイが持っていた短冊(笑)を奪い取って見てみるとそこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳練乳

 

「どんだけ練乳欲しいんだぁぁぁぁぁぁぁ!」

「ちょっと何するのようずめぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

「うるせぇ!こんなのお前が練乳欲しいだけじゃねぇか!っていうか普段浴びるほど食べ物に掛けてるだろうが!」

「お馬鹿!練乳は何にでも合うように作られてるのよ!」

 

セイの画用紙をうずめはビリビリに破き去ってしまう。

 

「すごいね〜〜セイさん〜〜」

「あんなダメ人間にはなりたくない」

 

ゴミを見るような目でセイを見ているカイナ

 

「カーくんはどんなお願い事するの〜〜?」

「…………………おれは……………」

 

◆◆◆

 

「トウカー!起きろー!」

「うるさい」

 

バシッ、と頭にへばりついていたネプテューヌをはたき落とした。

トウカが目を覚ますとすっかり外は夜で空には綺麗な星々が輝いていた。

 

「何か用か」

「用かじゃないよ!七夕の飾り付けするって言ったのにトウカサボったでしょ!!お陰で私が手伝わされたんだからね!」

「はしゃいでた奴が準備するのは当然だ。俺は七夕は嫌いなんだ」

「衝撃の新事実なんだけど!?もう、とにかく行くよ」

 

ネプテューヌはトウカの手を引っ張ってグイグイとみんなの元へ連れて行く。そこにはもうすでに全員集まっているようだ。

 

「遅いわよトウカ」

「すまん、寝てた」

 

もうすでにカイナ以外の人間は自分のお願い事を書き終わっていた。

 

「ほら、早く書いて」

「分かった」

 

トウカは何をお願いしようかと思ったが、今思いついたものを適当に短冊に書いて飾り付け係のノワールに渡した

 

(どんなお願い事してるのかしら?)

 

ノワールは少し気になったためトウカの短冊を見る、そこに書かれていたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱんあんぱん

 

「あんぱんしか書いてないじゃないのよ!!」

「おい、人の願い事を勝手に見るな」

「やかましいわ!こんなの願い事でもなんでもないじゃない!?あなたが今あんぱん食べたいだけでしょ!?」

「はぁ、仕方ないな。おいライト、説明してやれ」

「いやいや、私も何が何だかわからないんですけど…」

「おい、殺すぞ」

「よく聞け馬鹿野郎ども!先輩といえばあんぱん!あんぱんといえば先輩でしょうが!先輩は寝ても覚めてもあんぱん食べてるんだよいわば本当のアンパンマンなんだよ!そもそも……」

 

トウカの無茶振りになんとか食らいつきながら思い付く限りの説明をするライト、その後ろでネプギアが苦笑しながらトウカの短冊を拾い上げ、飾ろうとした。しかし、あんぱんが羅列されている反対の面を見ると、そこにはこんなことが書かれていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんながいつまでも笑っていられますように




レインボーシックスシージ楽しいです

トウカ「動画作れ、そしてssもちゃんと投稿しろ」

それではいつものコーナーやっていきましょう!

質問1

ヤッハロー‼ヘ(≧▽≦ヘ)♪
皆様の時間を食べるヴラドだよ~(*´ω`*)

アル「もはや本編の先輩方は漫才をしたいのか戦闘をしてるのかわからないアルカディアだ」

ネプ「私を洗脳とかくろめ以外に誰がしたのか少し気になったネプテューヌだよ~‼」

今回は前回どうよう三人でやるよ~(*´ω`*)

アル「あれは…一応三人か」

ネプ「まぁ、途中強制参加だっからね~」

そして今回は質問も少しいつもとは変えていくよ~(*´ω`*)

アル&ネプ「「OK‼(ズドン」」

ゴフッ‼Σ( ̄ロ ̄lll)
そ、それじゃ…質問‼

質問返信があまり出来ないのなら番外編としてそう言う回を作ってはどうですか?あと番外編は番外編で本編とわけた方がいいと私は思います。

アル「質問って言うよりは提案だ」

ネプ「それにコメントでも似たようなこと言ってなかった?」

だって更新が遅れてあまり返信できないとか考えてしまうならいっそ返信をいっぱいした方がよくない?

アル&ネプ「「なら作者も更新速度上げろ‼クロスコンビネーション‼」」

また来週ゥゥゥウウウ‼Σ( ̄ロ ̄lll)

トウカ「確かに全部返せないなら特別番外編を用意してもいいかもしれなな」

アイリス「そうよねぇ、溜まってるのが現状だしいいかも」

ライト「今度溜まったらやってみましょうか」

ちなみに本編も番外編も一緒にやります!これは譲れません!
ていうか番外編はシリアスに疲れたらやる感じなので、分けようにも分けることができないんですよね。

質問2

ラウル「恋の妙薬?」
クロムウェル「はい、なんか棚の中にあったので」
アカーシャ「私の村に伝わる媚薬だね~」←ヴァルキリー
ラウル「お前が犯人?」
アカーシャ「違うよ?知り合いに黒髪で青と白のチャイナドレスの娘いたじゃん。あの娘に貰ったの」
ラウル「あの娘か。で、これをどうしろと?」
クロムウェル「閣下の料理に盛ろうかと」
アカーシャ「ラルの薬物耐性がどれくらいあるか見てみようかと」
ラウル「やめろ!」
クロムウェル「fate シリーズのサーヴァントで召喚したいサーヴァントはいますか?」
ラウル「薬関係なかった!因みに俺はランスロットかスカサハだな」

アイリス「バーサーカー(ヘラクレス)」

ライト「なんだか理由は分かりきってますけど、一応聞きましょうか?」

アイリス「だって私と反対で物理特化だし、なんでも言うこと聞いてくれるしぃ」

トウカ「ちなみに俺は玉藻だな、あの耳と尻尾はどうなってるのか知りたい。あれは骨から生えてるのか?それともそれより中から生えてるのか……開いてみたい」

ライト「マッド過ぎる!?」

そんなわけで今回も2個です
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。