もういい、アメリカ行く
「寒い寒いと思ってたけど、いつの間にかクソ暑い夏がやって来てたわねぇ。もう嫌んなっちゃうわ、歳を食うと一年過ぎるのが早く感じると思わない?ライトが通り過ぎるくらいのスピードで一年が過ぎ去っちゃうわ」
「私が通り過ぎるくらいのスピードって、そこはF1カーで良いじゃないですか」
「だって貴方F1カーより早いじゃない」
クーラーの効いた部屋でダラダラと話しているのはアイリス、ライト、そしてトウカの3人だ。この3人は今、歳を取ると一年通り過ぎるのって速いよね、的な事を話している。
「みんなも若いからって気を付けないと、あっという間にライトが音速で通り過ぎて行くわよ?」
「ライトは通り過ぎないが、まあ暑いからといって毎日ゴロゴロと過ごすのはあまりよろしくないな。そうじゃないとアイリスや煉獄姫の様になるぞ」
さりげなく自分の幼馴染と作者を貶すトウカはチョコミント味の棒アイスを食べながらダラダラと部屋の中でゲームをしていた。
ちなみに部屋の中なのでいつものロングコートは着ていない。
「いや、今の貴方も似た様なものだから」
「昼間から酒飲んでる奴にだけは言われたくない」
トウカがアイスを食べている横でアイリスは冷たい生ビールを飲んでいる。ちなみにライトは普通の冷たい麦茶(まだお昼なので)
「ていうかこんな暑い日にバトルとか面倒くさいわよね」
「確かにな、こんな暑い日は熱中症対策も兼ねてクーラーの効いた部屋にいるのが一番だ」
「この小説の主人公とヒロインがなんてこと言ってるんですか!!今この小説大事な時期なんですよ!?すっごい大事な局面なんです!」
「主人公か………もうこっちも本家みたいにネプテューヌに丸投げしても良いんじゃないか、暑いし」
「どんだけ夏やる気無いんですか!?」
「大丈夫だ、あの子は俺がいなくてもやっていける」
「自分がサボるためにネプさんのこと強くしてたんですか!?」
外が暑くなると一気にやる気がなくなるトウカとアイリスをなんとかやる気にさせようと努力するライトだが、その努力はすべて無駄である。
「もうね、今回これで良いんじゃない?」
「そうだな、じゃあ今回の話はここまでだ。カイナ対黒ギア戦は涼しくなった9月から再開だ」
「え?まさか本当に休止するつもりですか!?」
「「それではみなさま、また9月にお会い「「終わらせんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」げぼるぐぅ!?」」
暑いのでさっさと締めようとしたトウカとアイリスの頭上に紫色の剣と真っ黒な大剣が叩き落される。激痛に苛まれながらもトウカとアイリスが後ろを向くと、そこには黒ギアとヴェアフルが居た。
「何するのよ2人とも」
「なに終わらせようとしてるんだ!!戦え馬鹿野郎!!」
「そうですよ何が9月ですか!?9月まで失踪してたらみなさん設定とか忘れちゃいますよ!」
どうやら大事な戦闘場面の途中にもかかわらずダラける2人を説教しに来た様だ。
「あのねぇ2人とも、戦闘描写を書くのがどれだけ大変で難しいかわかってる?長くなる上に場面を想像しながら文章に起こさないといけないからとても時間掛かるし辛い作業なの、それを煉獄姫なんかが5.6話続けてやったらどうなると思うの?死ぬわよ確実に」
「そもそもこの小説は煉獄姫が手掛けてきた他の小説と違って本来こうやって適当に喋ってるのが前提に作られた小説だ。それを他の作者さんの様と同じくらいのバトルをしろという方が間違ってるんだ」
はぁ、と呆れる様にため息をつくトウカ
「そもそも今回も煉獄姫が『これ以上バトルしたら精神的に無理だから!ちょっと文字数稼いどいて!』って言われたからダラダラしてるわけだし」
「そうだったんですか!?」
「そういうことよ、まあ結構文字は稼いだし?そろそろ本編行きましょうか」
「いや、そんな適当な感じで今から私カイナくんと戦うんですか?」
「大丈夫よ、本編行ったらこの話なかったことになるから」
「メタ発言はやめてください!」
◆◆◆
「オラァ!」
バチバチと火花を散らすカイナと黒ギアの剣、すでに双方とも傷だらけの一進一退の攻防を続けている。
「終われないんだ、こんな所でっ!」
つば迫り合いから先に動いたのは黒ギア、カイナの木刀を上に弾き、そのまま腹部へと蹴りを叩き込んだ後左足を軸に体を回転させミラージュダンスを放ちカイナの体を真一文字に切り裂く。
「まだ終われないんだ!私はこんな所で負けられない!」
ふらつくカイナの顎に膝蹴りを放ち、倒れた彼の顔に何度も拳を打ち込む。血でぐしゃぐしゃになっていくカイナの顔を彼女は容赦なく殴り続けていく。しかし、黒ギアの目にも、涙が流れていた。
「どうしてっ!カイナくんは!女神とヘラヘラ笑って暮らせるの!?私たちから全部奪ったのは女神なのにっ!どうして!」
その姿は女神をすべて殺すとのたまう凶悪な人間ではなく、駄々をこねる1人の少女の様だった。
しかしそんな彼女の頬にカイナの横殴りの拳が叩き込まれ、馬乗りの状態から横に倒され、さらにそこから腹部を蹴り飛ばされて数メートル飛ばされる。
「俺たちから全部奪ったのはお前の母親だ」
かつてカイナたちが住んでいた国、エフィコンを治めていたレイジスハートの一人娘だった黒ギア、当然女神1人では子は生まれない、それ故父親もいたのだ。
しかし、黒ギアの父はレイジスハートの謀略の限りを尽くす政治に反発して反乱を起こすつもりだった。その部下がカイナだったのだが、それを知ったレイジスハートは黒ギアの父を殺し、その罪をカイナに擦りつけて反逆者に仕立て上げたのだ。
「私は何も知らないまま、カイナくんを襲った……ほんと何考えてたんだろうね、少し考えればわかるはずなのに」
カイナが上の命令で駆けつけたときには既に黒ギアの父は生き絶えており、その現場を黒ギアが見てしまった。そして彼女は我を忘れてカイナへと切り掛かり、カイナは衝撃的なことが幾つも重なった動揺のせいで敗北、投獄されてしまったのだ。
「そこから私はカイナくんに酷いことばっかりした……謝っても許されないくらいの事を」
投獄されたカイナに待っていたのは黒ギアによる拷問、当時の彼女は彼に対する愛情と憎しみが入り混じって不安定な状態にあったため、そこにレイジスハートの暗示が加わり、彼を支配することによって満たされる様にされてしまった。
こうしておけば黒ギアが意志を持って自分に逆らうことはない、さらに最大の反乱分子であるカイナも閉じ込めておける、レイジスハートにとって一石二鳥だったのだ。
「私はもう、女神っていう存在を信じることができない。女神なんて、結局みんな一緒なんだから!」
「じゃあてめぇは!女神を殺した後どうするつもりだ!!」
「そんなの当然っ……………」
その時、ピタリと黒ギアの動きが止まった。
頭を抱えて明らかに様子がおかしい、頭に激痛が走っているのかその場にうずくまってしまった。
「ア、ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”!!!!」
「ネプギア!?」
カイナは異変に気付きすぐさま黒ギアに駆け寄るが、彼女がカイナに手をかざすと、彼の体は謎の光と共に数メートル吹き飛ばされてしまう。
「ガハッ……………」
あまりの衝撃に全身が麻痺して動かない、まるで糸が切れた人形の様にグッタリと横たわるカイナに頭を抱えた黒ギアが迫る。
(なんだ今の力は……あれはどう考えてもネプギアの力じゃ……)
「カイナ…………やっぱりお前は……私にとって邪魔な存在だ!」
ゲハバーンが非情にもカイナの元へと振り下ろされる。
今度は回避は不可能、彼女の剣がカイナの首を落とすだろう。
彼自身がそう思った時、彼の頭上で金属音が聞こえてきた。本来ならば聞こえないはずの音………彼が目を開けるとそこにいたのは
「私のカーくんを随分可愛がってくれたみたいねぇ?」
カイナが一番大切に守り抜いてきた幼馴染、プルルートが居た。
「プルルート、お前なんで………」
「ギリギリ間に合ってよかったわぁ、大丈夫…じゃないわよねぇ」
「早く……逃げろバカ……」
「いやよ、カーくんはあたしがこんな女に負けると思ってるの?」
「うん」
即答したカイナの体をプルルートはヒールで何度も踏みつけ始める。
「大丈夫よぉ、あたしこの女より強いから」
「それより痛いんですけど!?イラっとしたの?即答されたことにイラっとしたの!?悪かったよ、カイナさんが悪かったよ!」
ニコニコとしているがおそらくキレてるのだろう、カイナが謝るも踏みつける足は止まらない。
「それにここに来たのはあたしだけじゃないのよ?ねぇ、ウニちゃん?」
「だから、ウニじゃなくてユニよ」
そして頭上からおびただしい数のビームが放たれ、白ユニが女神化した状態で降下してくる。
「お前、今の今までどこ行ってたんだ!?」
「ちょっと元の世界に帰ってたのよ、援軍呼びにね」
さらに、そこから空に巨大な青いゲートの様なものが開き、その中から巨大なビームが幾つも地上にいるバジリスクたちに放たれていく。
「相手が戦艦なら、こっちも戦艦よ」
その青いゲートの中から白い戦艦が姿を現した。
「あれは…………任天丸……」
「そうよ、もう誰が来たのか分かるわよね?」
任天丸とは、カイナの昔の仲間が乗っている商船の事で、商船だが世の中は危ないので武装もしているという船だ。
「小賢しい……………くっ!」
「ネプギア様!」
近くで戦闘を行っていたベーネが異変に気がついたのか黒ギアの元へと駆け寄って肩を支えた。
「ネプギア様、此処は退きましょう…多勢に無勢です。イエローハートが奪還された模様です」
「そうか、ネプテューヌの奴やりやがったか」
ピーシェが助けられたという情報を聞いて安堵する一同、カイナのダメージが深いためか、全員追いかける気はない様だ。
「これで俺の3連勝ち越しだな」
「全部引き分けだよ……次こそ決着つけるからね」
そう言って、黒ギアとベーネは姿を消した。
おそらく元の次元へ帰ったのだろう。
「とりあえずこっちの件は一件落着だな、たく……ようやく動く様になった」
「カイナ、それよりプルルートに言うことがあるんじゃない?」
うっ、と言いながらカイナはプルルートを見る。
するとプルルートは女神化を解くことはなくジト目でカイナをずっと見ていた。構ってくれオーラ全開である。
すると彼ははぁ、とため息をついて彼女の頭に手をぽんと乗せる。
「ありがとな、助かった」
照れくさそうに視線を外しながら頭を撫でた。
普段見ない彼の姿に笑いそうになるが、今はこの幸せを味わおうと普段のドSは胸の内にしまい込み、素直に頭を撫でられていた。
このとき彼女は、女神化しているときには見せない幸せそうな、屈託ない笑顔だったという。
アイリス「今日は重大発表があるわよ!!」
トウカ「なんで煉獄姫はいつもアイリスに発表させるんだ?」
ライト「一番盛り上げてくれるからだそうですよ」
アイリス「ふっふっふっ、実はね………私とトウカのmmdモデルを発表したいと思いまーす!!!」
トウカ「といいつつ他の作者さんから借りてきただけだろう?」
アイリス「当たり前じゃない、あいつが1からmmd作られるわけ無いでしょ?あいつに出来るのはせいぜい色を変えるくらいよ」
ライト「確かまだ色は変えてなくて、元になるモデルを発表するんですよね?」
アイリス「そうなのよ、あいつのPC低スペックすぎてpmxエディタ使えないから友達の家じゃないと色変えられないのよ」
トウカ「なるほど、まあとりあえず発表するか」
トウカのモデル
【挿絵表示】
アイリスのモデル
【挿絵表示】
ライト「あれ?団長の姿違いません?」
トウカ「その事なんだがな、アイリスハートのmmdモデルは無いんだ。実際にゲームで3Dモデルが使われているから著作権の問題で配布されてないんだろう」
アイリス「外国のサイトにはあるかもしれないけど、どうなってダウンロードしたらいいかわからないし、英語だから変なリンク押してえらい目にあったら怖いからって理由で、動画に出すときは変性魔法で姿変えてるって設定にするんだって」
ライト「それ、言っちゃっていいんですか?」
アイリス「まあ、白い髪とか青に変えるって言ってたから勘弁してあげて」
トウカ「ちなみに赤いコートも黒にする予定だ」
ライト「ちなみに先輩のモデル名は氷山キヨテルv4、団長のモデルはこんにゃく式アストロメリアをお借りしました!」
アイリス「さて、もう一つはps4持ってるユーザー限定になるんだけど、煉獄姫がコミュニティーを作ったの」
トウカ「名前は煉獄姫の集会城だ」
ライト「適当に雑談してくれてもいいですし、コミュニティーの人同士集まってゲームするなどお好きにしてくれて構いません!」
アイリス「まあ最低限のネットマナーは守って楽しくやりましょう?ちなみに、たまに私たちが出没するかもしれないわよ?」
トウカ「あとリクエストでハーメルンを見たと一言コメントを載せてくれ、無言リクエストはお断りしているからな。フレンド申請も同じくだ」
ライト「それじゃあたくさんの人お待ちしてまーす!」
アイリス「あ、ちなみに発表で尺使ったからメッセージを送ろうのコーナーはお休みって事で」