「さあ始まりました!プラネテューヌVSルウィー、国のシェアを掛けた勝負です!」
ある日のこと、珍しくプラネテューヌとルウィーのシェアがトップ争いをしていた。これを利用してせっかくだから勝負をしようというネプテューヌからの提案をブランが受け、それぞれの秘書を引き連れてテレビで勝負しようということになった。
ちなみに生放送である。
「はい、それで実況席にはラスティションの女神ノワール様とリーンボックスの女神ベール様にお越しいただいております!」
「よろしくお願いしますわ」
「ええ、よろしく」
実況席には司会者とノワールとベール、そして観客席にはアイリスやネプギア達がニコニコしながら座っていた。
「それでは登場していただきましょう!まずは……プラネテューヌの明るい女神!ネプテューヌ様!」
「やっほーみんなー!私だよー!今日は集まってくれてありがとー!」
ネプテューヌが元気に飛び出すと、そこかしらから歓声が聞こえてきた。
「そして、ルウィーの知的で寡黙な女神、ブラン様!!」
「今日は、よろしく頼むわ」
ブランはネプテューヌとは違い落ち着いてステージに出た。それでも観客のボルテージは最高潮だ。
「そして、自他共に認めるブラン様ファン!そして女神の秘書官!それでは登場していただきましょう……細氷ハク様です!!」
その声と共に、ステージに金髪碧眼のイケメンな少年が現れた。
彼の名は細氷ハク、ブランの秘書だ。
「ハク様、今日はよろしくお願いします!」
「こちらこそよろしくお願いしますよ!必ずブランを優勝させますからね!」
ハクは気合い十分といった様子でブランの横に立った。
ブランはそんなハクを見て少し恥ずかしそうにしていたが、すぐにいつもの様子に戻った。
「そして、皆様は見たことがあるでしょうか?ネプテューヌ様の秘書を………」
ざわざわと観客席がざわめき始める。
なぜならネプテューヌの秘書は全くメディアに顔を出さず、顔すら知らないという人が多くだからだ。
男か女か、そして何歳なのか、それすら分かっていない。
「そんな神秘に包まれた秘書がいま………その沈黙を破り今日登場します!それではお招きしましょう、ネプテューヌ様の秘書官、トウカ様です!」
とてつもない完成共に、我らが主人公であるトウカが居心地悪そうにいつものロングコート姿で現れた。
忘れている方もいるかもしれないが、彼は人ごみと騒がしい場所が嫌いである。
「さあトウカさん、今回はよろしくお願いします」
「ええ、お願いします」
…………たった一言、それだけ言ってトウカはネプテューヌの隣に立った。しかし神秘に包まれていた存在が目の前にいるのだから司会者はまだ質問を続ける
「質問なのですが、なぜいままでメディアに登場しなかったんでしょうか?」
「出る必要がないと判断したまでです」
いつものように無表情にそう言った。
「ええっと、秘書をされて長いんですか?」
「長いです」
司会者潰し、と言われてもしょうがないほど絡まないトウカに司会者も意地になったのかさらに質問しようとするが
「早く進めませんか?」
トウカは人混み+出たくもないところに出ている+テレビという公衆の目に晒されているという不快感から来るイライラを込めた視線を向け司会者を強制的に黙らせた。
「もう!トウカはノリ悪いなぁ!」
「こういう場所が慣れていないだけです」
一応公式の場なのでトウカはネプテューヌに敬語を使っている。
「さあ、勝負の内容はこちら!」
司会者がディスプレイを指差すと、そこにはデカデカと大きな文字が現れた。
「上司と部下の間に絆はあるのか!?どちらがお互いのことを知っているかクイズ!」
ルールは簡単、今から秘書と女神交互に関係しているクイズを出題、3点先取で勝利
「では先ずは女神様に問題です!秘書が好きな色はなんですか!」
「なんだ、こんなの簡単だよぉ!」
「ええ、これは問題ないわ」
そしてそれぞれがボードに書いていく
「はい!それではお互いに回答を出してください!」
ブランとネプテューヌがお互いにボードをひっくり返した。
ブランの場合は白、ネプテューヌの場合は黒と書いている。
「ネプテューヌ様、根拠はなんでしょうか!」
「だってずっと黒い服着てるもん!一番は黒だよ!」
「なるほど、ブラン様は?」
「昔聞いたことがあるのよ、何色が好きだって」
「そうですか、それではまずハク様から正解をどうぞ!」
「はい、正解は……白です!流石ブラン!俺のことわかってくれてるな!」
「ちょっと、抱きつかないで」
嬉しいのかハクはブランに抱きつき、それを彼女は少し顔を赤くしながら振りほどいた。
「さぁ、次はトウカ様どうぞ!」
「はい、俺の好きな色は赤です」
「えぇー!!」
なんと、トウカの好きな色は黒ではなく赤ということがわかった。
「なんで黒じゃないの!?いっつもコート着てるじゃん!」
「それは……お前がくれたコートだからだ」
「あ、そうなんだ……それなら……いいかな?」
なんとなく照れるネプテューヌといつもと変わらず無表情なトウカ、対照的だが二人はちゃんと繋がっているのだ。その光景を見た人間たちはなんとも言えない表情になるのだが。
「さて、解説のベール様如何でしょう?」
「そうですわね、ネプテューヌが秘書のことをあまり理解していなかったということでしょうか」
「あの二人実はあんまり仲良くないんじゃない?」
「失礼なぁー!!」
ベールとノワールの解説に憤慨するネプテューヌだが、肝心のトウカはどこ吹く風である。
「それでは第2問行きましょう!」
次はトウカとハク、秘書組が答える番だ。
ネプテューヌがミスしたためトウカがミスすればおしまい、ルウィーの勝ちになってしまう。
「女神様が入浴する際、一番最初にどこを洗うのでしょうか!!」
その質問が出た瞬間うぉぉぉぉぉぉぉぉ!という歓声がわいた。
会場のボルテージが一気に最高潮まで上がる。
「な、なんだこの質問は!!」
「おお!大胆な質問だねぇ!」
プランが顔を真っ赤にしながら怒り、ネプテューヌは目を光らせている。そしてハクは不敵な笑みを浮かべトウカに宣言する。
「トウカさん、悪いけどこの勝負もらいましたよ」
「そうか」
トウカ自身速く終わらないかと思っているので負けたら負けた時である。
「プランが一番最初に洗うのは、すばり胸です!」
「バカヤロォォォォォォォォォ!!」
その瞬間ハクの顔面にハンマーが襲い掛かる。
「なんで胸をチョイスしたんだてめぇは!!違うし悪意あるだろお前!!!」
「そ、そんなことは…………」
「さあ解説のベール様、如何でしょう?」
「ブランの胸は一番体の中で洗いやすいと思いますわ、だからハクさんもそう言ったんでしょう、慎ましいサイズですから」
「ぶっ殺す!!」
ブランが回答席を飛び出してベールへと襲い掛かるが、観客席にいたアイリスに羽交い締めにされて止められる。
「ほらさっさと座りなさいちっさいのは事実なんだからっ!」
そう言ってブランを無理やり回答席に座らせるが彼女の怒りはまだ治らない。引き続いて襲おうとするが、今度はハクに止められる。
「まてブラン!あの二人には色々勝てないから!」
「色々ってなんだゴラァァァァァァァァァァァァァ!」
そうして再び矛先がハクへと向かう。
ハクがボコボコにされている中アイリスとベールはニヤニヤとしながら胸を強調してみていた。
その光景を、トウカはただボーッと眺めていた。
「ちょっとトウカ。いったい何を見てるのかしら?」
「別に、さっさとこのクイズを終わらして欲しいと思ってるだけだ。そもそも何でお前は変身してる?」
「トウカが私じゃなくてお姉さんやベールをずっと見てるからよ、あの二人私の秘書を取ろうとするなんて………トウカは私のものなんだからぁぁぁ!」
「意味がわからん座ってろ」
「ふおお!?」
ネプテューヌは某サイヤ人の王子のように机にめり込まされてしまう。
そしてブランが暴れたためセットが壊れてクイズ大会は勝負が付かずに終わったのであった。
他のコラボはもう少し待ってくださいー!