ネプテューヌの保護者的な感じの男   作:煉獄姫

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本当に更新が遅くてすみません…………


ルウィーとの確執

アイリスとライトの協力もあって、お祭りの準備は瞬く間に終わってついに開催にまでこじつけることになった。

そこで、自分たちの国民だけでなく、友達であるノワールとブラン、そしてベールも誘うことにしたためラステイションに集まることになった。

ちなみにどうして四女神が集まるときに必ずラステイションに集まるのかというと、他の三国の丁度中心に位置するのがラステイションなのだ。そのためいちばん集まりやすい、という理由からここに集まることが多い。

 

「というわけで、はいこれ!」

 

ネプテューヌは笑顔で三人にチケットを渡す。

もちろん三人とも来てくれるだろうと思っていた彼女だが、思っていたより三人はあまり乗り気ではないようだ。

 

「そんなことのために呼び出したの?」

「そうだよ!みんなにもお世話になってるからね!」

 

そう言うネプテューヌだが、ブランはくだらないと吐き捨てて飛び去ってしまった。

 

「ネプテューヌ、あなたもう少しデリカシーっていうものを持ちなさいよ」

「え?どういうこと?」

「いいネプちゃん?今までルウィーはラステイションと常にトップを張り合ってきた国、プライドならノワールちゃんと同じ位高いはずよ。でも、今回はこれまでシェア最下位だったプラネテューヌに逆転されただけじゃなくて今のルウィーのシェアは最下位、ブランちゃんにとって屈辱的でしょうね」

「そんな中あなたの国のお祭りに行くのはブランのプライドが許さない、ということですわ」

 

そういってブランに続きベールまで女神化して飛び去ってしまう。

5bpの出演依頼も却下らしい、アイリスはけち臭いわねぇ、と悪態をつきながらその光景を見ていた。

 

「もうほっときなさい、しょせんその程度の器ってことよ」

「ちょっとアイリス、そんな言い方ないでしょ」

「事実でしょ?ちょっとシェアが逆転されたからってへそまげて、体と胸だけじゃなくて器も小さいってことよ。いわば子供と一緒、自分のことしか考えてない。そりゃあシェアも落ちるわけよ」

「お姉さん!そんな言い方ないよ!」

 

友達であるブランを侮辱されてネプテューヌは怒るが、アイリスは態度を変えない。

 

「全く、どうして歴代のルウィーの女神って全員ああやってプライドだけ高いのかしらね」

 

はぁ、と昔を思い出してため息をつくアイリスを、どうしてかネプテューヌはこれ以上責める気にはなれなかった。

 

◇◇◇

 

旧プラネテューヌ国立研究所

はるか昔に建てられたその建物は廃墟になっているものの中には一切人の手が入っておらず、当時のすがたをそのまま残している箇所も多い、現在は厳重な立ち入り規制が敷かれており、ネプテューヌですら立ち入りをトウカから厳しく禁止されていた場所でもある。

そんな場所の一角に、明かりがついていた。

部屋の電気のような明るい光ではなく、パソコンの電源を付けたようなかすかな光。

その場所には二人の少女がいた。

 

「今回は何か収穫あった?」

「トウカさんの日誌を見付けました。何か書いてるかもしれません」

 

ほんの少しだけ読むことに気が咎めたが、覚悟を決めてネプギアはそのデータを開き始めた。

 

 

「いくつか断片的に分けてるので、一気に全部読むことはできないですね」

「じゃあある分だけ読んでみようよ」

 

そうして、ネプギアは読み進めた。

 

15XX年 7月25日

 

今日からプラネテューヌはルウィーに侵攻を開始した。

魔法が異常に発達した国で、プルルートのやつが戦争が起きる前よく訪れていた国だ。

まああいつは魔法使いだからな、ルウィーはすべての魔法使いの憧れの国だから仕方ない。

プラネテューヌの魔法はルウィーに比べて大きく劣っている、魔法技術を提供してもらう代わりにこちらは科学技術を提供するという提案をしたのだが、これは拒否されてしまった。

それどころか今戦争中であるタリに手を貸すという情報を得たため今回の侵攻を決定した。

ルウィーとタリが手を組んだら勝機はない、ということはないがかなりの損害が予想されるだろう、だからこそ先にルウィーをたたく必要がある。

たしかプルルートはルウィーの女神と親しくしていたはずだ。

あいつには酷なことをさせてしまう、できる限りあいつが手を下さず俺がやらなければならない、あいつがいらない罪を背負うことはないのだから。

滅ぼさず、降伏させるというのはいささか面倒だが、これはプルルートのためでもあり、今後必ずプラネテューヌの役に立つはずだ。

 

「プラネテューヌは、昔ルウィーと戦争したんですか?」

「戦争………っていうのかな」

 

ライトは思い出すように、そう呟いた。

彼女に取ってもあまりいい思い出ではないようだ。

 

「昔ね、タリっていう国があったの。今のプラネテューヌの教会がある地域かな、元々プラネテューヌの領土はもっと小さくてね、そこに隣接してたのがタリだった」

 

当時大国だったタリは周辺諸国をすべて取り込んでおり、プラネテューヌだけはそれを免れていた。

 

「プラネテューヌは他の国と戦ってタリと同等の領土を持つようになって、本格的に戦争が始まったんだよ」

「そして、プラネテューヌが勝った……」

「その戦争に尽力したのが団長と先輩なんだよ」

「活躍したんですね、二人とも」

「団長はタリの1個師団を一人で壊滅させたからね……」

 

それを聞くだけでも、アイリスが当時からどれほどの強さを持っていたかが伺える。

 

「トウカさんは………」

「先輩にいたっては一人で首都を陥落させて、女神の首を国民の前で跳ね飛ばしたんだよ」

「トウカさんが………」

 

ネプギアの中のトウカはとても優しかった。

どんなに忙しい時でもネプテューヌと自分を気にかけてくれ、分からないことは丁寧にいつも教えてくれる。そんな優しいお兄ちゃんのようなトウカが、そんな事をしていたなど思いもしなかった。

一体、どれほどのネプギアの知らないトウカが居るのか、想像も出来ない。

 

「アイリスさんは、どんな気持ちだったんだろう。ルウィーにトウカさんが進軍した時」

「私たちの前では毅然に振舞ってたけど、多分内心穏やかじゃないと思う」

 

それは、アイリスにしかわからない。

 

 

 

 

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