~パチュリーside~
私は今、自分の状況がイマイチ理解できない。いや、恐らく私じゃなくてもこの状況は理解できないだろう。だってさ、朝目が覚めると「パチュリー」になってたんだぜ?理解できないでしょ?大声をあげなかった私を褒めてもらいたいくらいだ。
これが俗にいう転生?憑依?というやつなのだろうか?しかし、私は自分のことをあまり覚えていない。何者であったか、さらには性別さえも覚えていないのだ。好きだった漫画とか余計な知識はあるのになんでだろう?
最初こそ戸惑いはしたが、なっちまったもんはしょうがない。それに「パチュリー」としての記憶もちゃんとある。
どうやらパチュリーの両親は優秀な魔法使いだったらしいが「魔女狩り」にあって、殺されてしまったらしい。二人は私を逃がすのが精一杯だったようだ。現に私が目覚めたのは森の中の小さい小屋だし、逃げてる途中のようだ。
とりあえず私は魔法の特訓をした。さすがはパチュリーといったところで、魔力はバカみたいにあった。いや、ホント。底が見えない。無限なんじゃねと疑ったほどだ。
数ヶ月後・・・
私は以前とは比べ物にならないほど強くなった。東方の原作では、パチュリーは喘息による体力のなさがネックだったのでまず、魔法で22世紀のネコ型ロボットのお医者さんカバンのような物をつくり、喘息の治療に専念した。どうやら魔法というものは想像力が重要らしく、何故か漫画の知識だけは豊富な私は割と簡単に使いこなせた。喘息が治ったあとは、体力を上げた。とりあえず、その辺の妖怪よりは強くなった。その後は魔力を使った技を結構開発した。といってもほとんど漫画の技の再現なんだが・・・
あ、そうそう。小屋の中に良質な「魔石」があったので魔力をこめてみたらビックリした。某妖精王のアレようなクッションができたのでもしやと思って使ってみたが確信した。
「霊槍シャスティフォルじゃん。」
明らかに私が使うのは違うような気がするがクッションとしてもちょうどいいので結果オーライだ。
名前を「魔槍シャスティフォル」に変えて愛用している。
約10年程・・・
私はくそ真面目に修行した。不老魔法のおかげで歳はとっていない。その甲斐あってか私が知っている二次元の技はほぼ使えるようになった。なぜか東方のキャラの技はできなかったが、それでも十分すぎる。
DBよろしく気弾(魔弾といったほうが正しいか?)も使えるし、空も飛べる。悪魔の実の力もちゃんと使えるし、ひみつ道具もかなり増えた。どんどんパチュリーから離れていっているが私は必死でそんなこと気にならなかった。何故そんなに必死なのかといえば、ある日の新聞を見たからだ。
『魔女最後の生き残りパチュリー・ノーレッジ。その居場所は未だつかめず、国は彼女に多額の懸賞金をかけた。』
この記事を見たらいてもたってもいられないだろう。
それはそれとして、今私は床に魔方陣を書いて呪文を唱えている。「召喚魔法」だ。実は昨日気づいたのだが、パチュリーに欠かせないものを私は忘れていた。そう、「小悪魔」だ。修行してばかりですっかり忘れていた。私が書いた魔導書もかなり増えてきたし、その整理もたいへんになってきたのでお手伝いも欲しい。ちょうどいい機会なので、是非契約しよう!そう張り切って召喚したのだが・・・
「え・・・?」
でできたのは服が所々やぶれ、ボロボロになった。小悪魔だった。
まだまだ下手くそですが暖かい目でご覧下さい。