オタクな僕はラノベ主人公に夢を見た   作:HikaRuP

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第五話:失敗はもう一度。あ、あと恋愛は自由だよね?

「わからーーーーん!」

 今回のテスト範囲には僕の苦手な比較の単元が...

「英語は単語を覚えるだけの作業だよ」

「そういわれてもさ、文法とかもあるじゃん」

「SV、SVO、SVOC、この辺覚えとけば大丈夫」

「あとは、単語をあてはめろと?」

「そういうこと」

 勉強が始まって30分もたたない頃にエロゲを始めた風樹。風樹曰く

「こっちのほうがすんなり喋れるから」だそうだ。

 そして、僕は比較の単元に悪戦苦闘

「えっと…比較級がerで最上級がest...ラテン語系がorで...倍の話は...」

 はっきり言って投げだしたい。でも、ここで成績を落とすわけにはいかない。

「こんなところで成績落としてたら専門学校なんて行かしてもらえるわけないじゃん!」

「ビックリした、何突然」

「僕が歌手になりたいの知ってるでしょ!」

「あ、うん。その話ね」

 僕が歌手を目指してる話はまたそのうちしようかな

「おっまたせー♪」

「待ってました!」

「姉ちゃん味見した?」

「もちろん♪」

 その言葉に安心して食べ始めた。

「うん、おいしい」

 そう、昔の味、とてもおいしいあの味。でもそれと同時に思い出した。

「思い出した...和葉姉ちゃんのお菓子って」

 気づいた時には時すでに遅し...和葉姉ちゃんが倒れ、後を追うように風樹が倒れた。

「おいしいけど、後味が最悪でぶっ倒れるんだった...」

 ぶっ倒れるたびに忘れていたんだ、後味が悪いことを...

 そして、夢の中で昔の思い出がよみがえってきた。もしかしたら走馬燈なのかな?

「俺ね!絶対歌手になってテレビに出るんだ!」 

 このころの僕はまだ一人称が俺だった。

「ばかじゃないの?有名人には、成れないよ。」

 このころの風樹もそんなにしゃべるのは苦手ではなかった

「なんでそんなこと言うんだよ!俺だって頑張ればできるかもしんないだろ!」

「でもなんで歌手になりたいの?」

「そりゃーモテるからだよ!かっこいいだろ歌手って」

「でも、もう5年生だよ。そういうのって1年生とかからレッスンするんじゃないの?」

「え!?そうなの?てことはなれないのか?」

「残念だったね。結太」

「そんなことないよ。結太よりも年上の人が頑張ってなることだってあるんだよ」

「ほんと!?じゃあ、俺が頑張れば今からでも間に合うの?」

「そうだよ、なりたいと思って必死で努力すればなれるよきっと」

「和葉お姉ちゃん!」

「じゃ、じゃあ、俺も、ゲーム、作る人、に、成れる、かな?」

「なれるよ、その代わり、沢山努力して頑張らなきゃだよ」

「「うん!」」

「でも、なんで風樹はゲーム作りたいの?」

「ゲーム好きだから、結太は歌、好きじゃないの?」

「好きに決まってるだろ!俺はモテたいけど、それ以前に歌は大好きだ!」

「それと、おんなじだよ」

「そっか。じゃあ、風樹が作ったゲームできたらテーマ曲歌ってやる!」

 このころにはすでにアニメ、ゲームにははまっていたため、テーマ曲があることは知っていた。

「あ、そうだ、これ、お菓子作ってきたよ」

「やったー」 

 それを食べた瞬間

「うわあああ」

 目が覚めた。まさか夢の中でまでお菓子を食べることになるとは...

「あ、結太、起き、た」

「風樹...和葉姉ちゃんのお菓子は食べちゃダメだ...」

「う、ん」

 当の本人は、風樹のPCでゲームをしていた。

「なぁ、風樹、和葉姉ちゃん何やってるんだ?」

「ゲーム」

「それはみればわかるよ」

「えっと、最近、人気のMMORPG『アイドルインフィニティードライブ』。略してAID」

「へー、でもなんで和葉姉ちゃんが?」

「なんか、新規ボイス追加で、姉ちゃん、が、声担当した、ん、だっ、て」

「そうなんだ」

「それより、結太勉強」

「あ、うん。ごめんごめん」

 その日は6時に解散した。なんとか比較級をクリア。

「AIDか...確か和葉姉ちゃんのキャラの名前『KAZUHA』だったな…」

 なんとなくインストールして始めてみた

「テスト期間だけど、時間決めてやれば大丈夫だよな」

 

 世界は多くのアイドルで溢れていた。

 アイドルの仕事は歌やTVに出ることだけではなくなっていた。

 そう、この世界では地球外生命体の侵略が始まっていたのだ。

 『インフィニティードライブ』通称IDの適合率の高いアイドルはIDを手に地球外生命体へと、攻撃を始めた。

 それから150年いまだに終わらない宇宙戦争。今ではIDの適合者のみアイドルに成ることができる。

 そしてここに新たなアイドルが生まれた。

 さあ君がアイドルとなり世界の平和を守るのだ

 

「よくありそうな、ストーリーだな」

 そんなことを言いながらキャラメイキングを始めた。

 かなり自由度のあるキャラメイキング。

「よし、これでおっけいっと。」

 蒼髪碧眼のイケメンを作った。名前は...

「和葉姉ちゃんみたいな名前だとリアばれしそうだしな…」

 色々考えた末にこの名前にした

「『YUI』っと」

 女っぽい名前だけどあんまり気にしないようにした。結太の結をゆいと呼んだだけだ。

「とりあえず今日はここまでにしとくか」

 そう、僕の陰謀はネットで仲良くなって、リアルでえ!?そうなの?ってなるというものだ!!

「完璧だー!!」

「結太、うるせえ!」

 弟の怒鳴り声が静かな夜に響き渡った。




お待たせしました!HikaRuPです。投稿遅れてしまいまして、楽しみにしていた皆さま申し訳ございません!!!

リアルにて多忙でして…特に先週、今週は...
ですが、そんな中時間を見つけては書いていました!そしてやっと上がりました!

今回の第五話では遂に結太が動きましたね(動くベクトルが違う気が...)
これからの結太の頑張りを見守ってあげてください。
とあるオンゲに昔はまっていたことがあり、その経験で今後はゲーム世界とリアル世界とをいい感じにかけていけたらと思っています。
リアルでうまくできない結太がゲームの世界でどんな行動をするのか...お楽しみに
(自分でハードルを上げた感が否めない...)

今後も気長に、HikaRuPのお話をよろしくお願いします。
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