もしもネギま!の世界に悪魔の実があったら   作:リョーマ(S)

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探り探りの投稿。
題名通り、麻帆良祭の予告(ほとんど台本形式)です。

ネタバレしたくないという方は、読み飛ばすことをお勧めします。


また、前話の後書きにのせた『エピソードオブエヴァンジェリン』と違い、麻帆良祭編はこれをベースに書きますので、(当然いくつか内容と話を付け足しはしますが)ネタバレを多く含み、しかも『ネギま』と『ONEPIECE』の原作を知っていたら、大体の流れを把握できてしまいます。



それでも良いよって方はどうぞ。





EX2. 麻帆良祭予告編

 

 

 

『只今より第78回、“麻帆良祭”を開催します!』

 

 

 学園都市全体を巻き込んで、盛大に行われる麻帆良学園の文化祭、その名も“麻帆良祭”

 

 

 

織戸「良いかァー、お前等ァ! 御客様は御主人様だァ! 敬意を持って盛大に御奉仕するのだァ!!」

 

「「「「オオオオォォォォーーーー!!」」」」

 

総一「………」

 

 

 総一のクラスは、何故か“コスプレ喫茶”をやる羽目に。

 

 

総一「誰か変わってくれ。イヤだよ、こんな服。沢木、お前、裏方だろ? 変わってくれ」

 

沢木「イヤに決まってんだろ。俺も着たくねぇよ、そんな巫女装束」

 

結城「似合ってるよ、加賀美」

 

総一 「嬉しくねぇよ……てか、何だ、お前等のその格好! 特に相川、気持悪っ!」

 

相川「うるせぇ、俺だって好きでこんな格好してねぇよ、こんなフリフリしたピンク!」

 

結城「織戸がこれを着ろって……どこから持って来たんだろうね、このゴスロリ?」

 

総一「あの野郎、学園祭終わったら覚えてろ!これじゃあ、コスプレ喫茶ってか、ただの女装喫茶じゃねぇか!!」

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 そんな中、麻帆良学園の魔法使いたちに与えられた任務

 

 

学園長「実は学園祭の期間に世界樹の側で告白すると百二十パーセント願いが叶うのじゃ」

 

 

 それは――

 

 

学園長「諸君等には学園祭中、生徒たちの告白を何としても阻止して欲しい」

 

 

 世界樹付近での生徒たちの告白の阻止

 

 

総一「何で俺まで?」

 

シャークティ「仕方ないでしょ?人手が足りないんだから」

 

総一「でも、俺って魔法使えないですし、力技で邪魔するしかないんですけど。美空よりも役に立たないですよ、俺」

 

シャークティ「良いから、あなたも周辺を警備しなさい!」

 

総一「………うぅぅぅい」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

 そして学園祭の裏で、“何か”を計画する、超 鈴音

 彼女の“その計画”を知りながらも、総一は無関係を決め込むことに

 

 しかし―――

 

 

超「加賀美が喉から手が出るほど欲しがるモノを、私は今持ってるネ」

 

総一「なっ!!?」

 

 

 ――彼女は総一に取引を申し込む

 

 

超「私の主催する『まほら武道大会』に出場すれば、"それ" を渡すことを約束するヨ」

 

総一「………」

 

 

 ニヤリと笑う超

 彼女の狙いとは……

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

 『まほら武道大会』に出場することになった総一

 楽々、予選を通過し、本戦に臨む

 

 

朝倉『それでは第1回戦第8試合、加賀美総一選手VS(バーサス)エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル選手!!』

 

 

総一「……最初の相手がエヴァさんとはな」

 

エヴァ「遊ぶ気はない、本気で来い!」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

ネギ「師匠(マスター)、呪いのせいで上手く戦えないんじゃ………」

 

チャチャゼロ「ケケケ、マァ、黙ッテ見トキナ、面白ェモンガ見レルゼ」

 

ネギ「え?」

 

 

 魔法も使わず、能力も使わず、全力で戦う二人

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

 しかし、それこそが超の狙いでもあった

 

 

超「王の持つ資質―――」

 

総一《はぁッ!!》

エヴァ《フッ!!》

 

 

 闘技場(フィールド)で戦う二人の姿をモニターで見ながら、超はただ静かに笑う

 

 

超「――― "覇王色" の衝突ネ」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

超「私は、月育ちの火星人ネ」

 

総一「いや、どこの戦闘民族?」

 

 

 取引を成立させ、続いて彼女は“計画”の成功のため、総一を仲間に誘う

 

 

超「我々の仲間になってくれないカ?」

 

 

 しかし、総一が出した答えは―――

 

 

総一「……断る」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

 その後、学園祭を楽しむ総一

 

 

古「師匠、今度はあっちに行くアル!」

 

総一「……あぁ」

 

古「あの出し物、面白そうアルネ。行ってみるアル!!」

 

総一「あぁ、はいはい」

 

古「師匠、元気ないアルネ、どうしたアル?」

 

総一「いや、どうもこうも……」

 

「いたぞ! 古選手と加賀美選手だ!!」

「古選手、加賀美選手! インタビューお願いします!!」

「まほら武道大会について教えてください!!」

「二人は師弟関係だそうですが、本当にそれだけですか?」

「もしや、今、デート中ですか?」

 

総一「げっ、見つかった!」

 

古「ちょ、師匠! 待つアル!!」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

「どぉーう、姉ちゃん達ィ! タコパ、お一つどうだい」

 

かがみ「いや、無理……」

 

亜子「タコパ?」

 

「そう、タコパ! 今、世界中で一部の人達に大人気よ!」

 

かがみ「一部で流行ってるモノを、“人気”とは言わないだろ……?」

 

亜子「なぁ、タコパって何なん?」

 

「タコパって言ったら、“タコパフェ”のことよ! 常識でしょうが!!」

 

亜子「いや、どこの世界の常識!? そんなん絶対美味しいわけないやん!!」

 

「やれやれ、これだからお子ちゃまは! そっちの“姉ちゃん”はどぅ? あなたなら多分気に入ると思うわ!」

 

かがみ「気に入るかァ!!」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

『ただいまより学園公認第6回デービーバックファイトを開始します!』

 

英子「いつぞやの借りを返してやるわ!」

 

あやか「望むところです!」

 

総一「…………なんだよ、これ?」

 

明日菜「ちょっと、総一! 聞いてないわよ」

 

総一「奇遇だな、俺も聞いてないよ、こんなの」

 

あやか「決してネギ先生は渡しませんわ。アスナさん、加賀美さん、行きますわよ!!」

 

総一「えぇーー」

 

明日菜「なんで私がこんなことしなきゃなんないのよ……」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

『第一種目は各チーム二名の代表で行う“テニス”です 』

 

総一「よし、雪広、頼んだ! 天衣無縫なプレイを見せつけてやれ!!」

 

あやか「なんで私なんですの!?」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

 麻帆良祭最終日の夜

 総一は一人、超に戦いを挑んだ

 

 

総一「まさか、お前……」

 

 

 しかし、戦いの末に―――

 

 

 

総一「――――能力者なのか?」

 

 

 

 明かされた超の“能力”に―――

 

 

 

総一「……冗談だろ?」

 

 

 

 

 ――総一がまさかの敗北!?

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

 その間、ネギたちはエヴァの別荘で超に対抗することを決意した

 しかし、超の手によって、一週間後の世界に強制的に飛ばされてしまう

 

 

超『最も良い戦略とは戦わずして勝つこと、悪く思わないで欲しいネ』

 

明日菜「そ、そんな……」

 

超『ようこそ諸君、我が "新世界" へ』

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

ネギ「戻りましょう、麻帆良祭の最終日に」

 

 

 麻帆良祭最終日へと帰るため、ネギたちは動き出す

 だが、その行く手には――

 

 

葛葉「素直に投降してください」

 

青藤「悪いなぁ、嬢ちゃんたち。これも仕事なんでねぇ」

 

 

桜咲・楓「「クッ!」」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

高音「この正義の味方、高音・D・グットマンが成敗させて頂きます!!」

 

明日菜「くーふぇ」

 

古「うむ」

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

「ネギ!」

「アスナさん!」

 

 

 ネギと合流を果たした明日菜たち

 しかし、行く手を阻むのは、魔法使いたちだけではなかった

 

 

???「そうは行かないよォ~~」

 

ネギ「あ、あなたは一体………!?」

 

???「ガキのくせにその反応速度……腐っても "英雄の息子"ってわけかい」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

 

 襲い来る能力者と戦うネギとその仲間たち

 

 

ネギ「ラステル・マスキル―――」

 

明日菜「はぁっ!」

 

桜咲「神鳴流奥義―――」

 

 

 しかし――

 

 

???「無駄だよォ~~」

 

 

ネギ「な、なん……でっ……」

 

 

明日菜「ネギッ!!」

 

刹那「ネギ先生ッ!!」

 

のどか「ネギ先生ェ!!」

 

 

???「今ぁ、死ぬよォ~~~!!」

 

 

 絶体絶命のネギパーティ……

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

あやか「お持たせしましたわ、ネギ先生!!」

 

ネギ「い、いいんちょさん……加賀美さん……」

 

あやか「ここは私たちに任せて、皆さんは先へ!」

 

明日菜「でも!?」

 

総一「早く行け!」

 

ネギ「無茶です、加賀美さん!その体で……!!」

 

 

???「おぉ~~、怖いねぇ~~。この若さぁ」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

あやか「ネギ先生のこと、頼みましたわよ、アスナさん!」

 

明日菜「……えぇ、任せといて!」

 

 

 そして、ネギパーティは、麻帆良祭最終日へ

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

総一「超のヤツが能力者!?」

 

カモ「あぁ、過去の兄ちゃんは(ヤツ)能力(ちから)にやられたみてぇだ」

 

総一「……マジで?」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

総一「修学旅行といい、なんで大きなイベントがあると、“ラスボス級の奴”が敵になるのかね」

 

あやか「勝てる見込みはあるのですか?」

 

総一「……さぁ、けど、やるしかないでしょ」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

カモ「兄貴の傷が相当ひでぇ!」

 

総一「心配すんな、手はある」

 

明日菜「えっ!?」

 

総一「和泉、ネギ君に一発よろしく!」

 

亜子「わかった!行くでー、“亜子流テンションホルモン”」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

 そして、はじまる『学園防衛作戦』

 

 

総一「おぉ~、PX(パシフィスタ)モドキがわんさかと……」

 

シャークティ「なに言ってるんですか、ほら、行きますよ」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

美空「出た、“石まんじゅう”」

 

総一「やっときたか。青藤先輩、雪広、出番ですよ」

 

 

青藤『おぉ~ぅ、ようやく出番か』

 

あやか『案外、待たされましたわね』

 

 

美空「えっ!? 一体何を……?」

 

総一「全世界に魔法を知れ渡らせる代わりに、麻帆良の魔法使い達に能力者の実力、知れ渡らせてやるよ!」

 

 

 

青藤「 氷河 時代(アイスエイジ) 」

 

あやか「 雪 景 色 」

 

総一「能大雪天(シャルギエル)

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

総一「もし“カモの話”が本当なら、アイツにネギ君一人で挑んでも勝ち目はない。俺と二人掛かりでも良いとこ、五分……」

 

明日菜「じゃあ、どうすんのよ」

 

総一「知恵絞ってなんとかするよ。手数はこっちの方が多い」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

ネギ「正直、僕はまだ自分が正しいことをしているのかどうか、わからないんです」

 

総一「じゃあ、帰れ」

 

ネギ「えっ……」

 

総一「迷いがある奴が(アイツ)と戦っても死ぬだけだ」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

総一「シャークティさん、少し力貸してください」

 

シャークティ「……仕方ないですね。契約執行時間は三分です。それまでにケリをつけてきなさい」

 

総一「了解!!」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

 戦いは最終局面へ

 

 

超「加賀美は、自分のやってることが正しいと思っているのか?」

 

総一「お前の言ってることが正しかろうが、俺のやってることが間違ってようが、今はどうでもいいんだよ。ここで戦わねぇと、俺は何もできずに退場しちまうだろうが!」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

超「私はもう止まらないネ」

 

総一「あぁ、だから俺等が止めるんだよ。覚えとけ、超!『今の時代を作れるのは今を生きる人間だけだ』過去を変えてテメェの時代を変えようとしてるヤツに、俺は絶対負けねぇ!!」

 

 

 

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 

 

 

超「私の能力の前では、どんな人間でも無力と化す!」

 

ネギ「雷の爆風!」

 

総一「武装色、硬化!」

 

超「君達の、負けネ!!」

 

 

 

 

 もしもネギま!の世界に悪魔の実があったら

  ――麻帆良祭編――

 

 

 

 






こんな感じです。
一応、予告を出す理由としては、ここまで書くぞという作者の決意表明みたいなものです。

しかし、『番外編とはいえ今後の話の予告なんかをあげるのはどうなんだろう?』と作者自身思い、『読ませたいのか読ませたくないのか分かんねぇ話あげんじゃねーよ』とか『台本形式とかw』等の声もあるかもしれないので、感想の方で批判のなどの後ろ向きな意見が出たら、即、削除しようと思います。




もしも本作のネギまキャラに海賊旗があったら、見てみたいのは……?

  • ネギ・スプリングフィールド
  • 神楽坂 明日菜
  • 雪広 あやか
  • エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル
  • 超 鈴音

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