もしもネギま!の世界に悪魔の実があったら 作:リョーマ(S)
カモ「何だ、あの変態野郎!」
総一「……お前が言うなよ」
(どうなってんだ、これは!?)
ノートパソコンの画面を見ながら、長谷川千雨は奥歯を噛んだ。彼女の見る複数のブラウザにはまほら武道会のハイライト動画やその画像、それらについての話題で滝のように文字列が流れている掲示板が映し出されていた。
(あのガキの試合が終わって、やっと『魔法』の話題が落ち着きを見せたと思ったら、今度は『能力』だの『悪魔の力』だのの話題で持ちきりじゃねぇーか!)
掲示板には『コイツら、能力者か!』『魔法使いとは違うの?』『CGだろ? アホらし』『カメラに映らないとかどんだけぇ〜』『人間じゃねぇ(笑)』『あ、悪魔だ……』『高速移動能力……いや、空間移動能力者か!』『転移魔法キターー!!』『ただの演出に、オマエ等ノリいいな』『リトルデビルはダテじゃねぇ』と試合へのコメントが流れる。
(『魔法』の話題は“大会演出派”と“魔法否定派”が現れて沈下してるが、今の
二回戦が終わり、まほら武道会の残る試合も準決勝の2試合と決勝だけとなり、準決勝が始まるのを待ち望んでいる観客たちの中では掲示板と同じようなざわめきが広がっていた。
(しかも“魔法否定派”は『魔法』については否定してくるくせに『悪魔の能力』については全く否定しねぇし! ほんと一体どうなってんだ、このネット論争は!?)
そのざわつきの中、顔をしかめながらノートパソコンを睨む千雨を、解説席に座っている茶々丸が横目で見ていた。
☆☆☆
試合が終わり選手席にいた一同、ネギと刹那、エヴァンジェリン、総一、古菲、チャチャゼロ、カモは救護室にいた。少し前に古菲との試合で怪我をした楓を連れてきたが、彼女はすでに出て行ったらしく、彼らが来た時にはすでにいなかった。
診断の結果、総一には特に異常は確認されず、ふらついた足取りをしていた刹那も少し安静にしていればすぐに治るだろうとのことだった。女医の先生がそういうと、ネギと古はほっと胸をなでおろした。
「それにしても、あんなに戦っといてほとんど無傷って……あなた達って一体なにもの?」
一般人と思わしき女医が首をひねるが、総一とエヴァンジェリンは目を逸らし、他三人は苦笑いするだけだった。だが女医はそれ以上問い詰めることはせず、やることを終えるとすぐに部屋を出ていってしまった。やたらあっさりした態度の女医に疑問を持った総一だが、『あらかじめ超がなにも訊かないように言ったのか?』とそれっぽい結論を出し、考えるのをやめた。
「あの、エヴァンジェリンさん」
ベットに座る刹那はいつに無く神妙な面持ちでエヴァンジェリンを見た。
「先程あなたは『弱いヤツには、なにも守れはしない』と言いましたが、もしかしてエヴァンジェリンさんにも昔、守りたいと思った人がいたんじゃないですか?」
「むっ」
エヴァンジェリンは唇を歪ませた。
「どういうことですか?」
ネギは目を丸くして刹那を見た。
「いえ、その言葉をいった時のエヴァンジェリンさんの表情がなにかを悲しんでいるように見えましたので、もしかしたらエヴァンジェリンさんにも昔守りたかった人がいたのではないかと……」
刹那はネギ達から一歩さがって立っていたエヴァンジェリンに目を戻した。
「それで、あなたは過去の自分と私をかさねて、私にあのような助言をしてくれたのではないんですか?」
「……大した想像力だな」
エヴァンジェリンはため息をついた。冷静に装ってはいるが、内心では図星を突かれたことにドキッとしていた。対して刹那ははっきりと否定しなかった彼女の態度を見て、自身の確信を強めた。
「もし良かったら、詳しく話してくれませんか?」
「いやだ」
「「えぇーー」」
刹那の頼みを即答で断ったエヴァンジェリンに、ネギと古菲は声を上げた。
「
「知るか……ふん!」
顔を横にそらしたエヴァンジェリンに、刹那は「エヴァンジェリンさん」と優しく声を掛けた。
「助言を受けた身として私も詳しい話を聞きたいです。お願いします」
刹那はまっすぐエヴァンジェリンを見た。エヴァンジェリンは顔を逸らし知らんぷりしていたが、刹那を一瞥すると彼女の眼からなにかを感じたのか、やがて尖った唇を緩め、不機嫌そうな表情から根負けしたような表情になった。
「……はぁ、仕方ない」
エヴァンジェリンが渋々と頷くと、辺りはしーんと静まり返った。
「ただし、そこの男共、オマエ等はダメだ!」
「「「えぇーー!」」」
ネギと総一(あとカモミール)は揃えて声を上げた。
「どうしてですか、
「お前等に話すのは…………その、恥ずかしい」
エヴァンジェリンは微かに赤く染まった頬を隠すように、二人から目を逸らした。
「なにを乙女チックなことを……」
「黙れ、特に貴様には絶対に聞かれたくない!」
「なんでぇ?」
「ナンでもターメリックもない! 良いからはやく出ていけェーーッ!!」
蹴り飛ばして二人と一匹を廊下へと追いやられるやいなや、エヴァンジェリンは戸を力任せに閉め、ふんと鼻を鳴らした。その光景を傍で見ていた刹那と古菲の二人は、彼女のその形相に苦笑いし、やや当惑していた。
「ったく」
「アイタタタっ」
放り出された二人は短い息を吐き、打った箇所を擦った。
「しゃーねぇな、行こうぜ少年」
総一がネギに声をかけると、二人はその場から立ち去り境内へ出た。
「はぁ。
「こればっかりは本人に決める権限がある。諦めろ」
「うぅぅ、そうですけど……。加賀美さんは気にならないんですか?
「そりゃーそこそこ気になりはするが、人間生きてりゃ聞かれたくない話のひとつやふたつあるさ。人の倍以上生きてるエヴァさんなら、なおのことだろ」
総一が諭すようにいうと、ネギは納得したように頷いたが、その表情はまだどこか思いを切れていないような顔になっていた。
「それより次の試合まで暇だ。その辺で時間つぶそうぜ」
「良いのか、次の対戦する二人が一緒にいてよ」
「あっ、そっか。次の試合って……」
カモの指摘を聞いてネギは隣を歩く総一を見た。
「良いだろ別に。八百長の打ち合わせしてるわけじゃないんだから」
ふと総一の腹がぐぅーと音を鳴らした。その音を聴いて総一は腹をさすり、ふいに体の力がぬけていくのを感じた。
「腹減ったな。その辺でなんか売ってねぇかな」
「あぁ、それなら確か、神社入口の出店で色々売ってましたよ」
「そっか、じゃあなんか買ってくる。少年はどうする?」
「僕はここでクー老師達を待ってます」
「じゃあ、オレっちが兄ちゃんに付き合うぜ。オレっちも何か飲みたいッス」
カモがネギの肩から総一の肩へ移ると、総一は神社の入口に向かって足を進めた。
「お前の分は俺が出すのか?」
「えぇ、まぁ、オレっち金払えないんで。ゴチになるッス」
まぁ良いけど、と言う総一の後ろ姿を見送るとネギは階段に腰を掛けた。やがてネギは「やっぱり聞きたかったなぁ、
そんなネギに、クウネル・サンダースが声をかけてきたのは、それからすぐ後のことだった。
☆☆☆
「さて、どこから話したものか」
男たちを追い出すとエヴァンジェリンはベットの横に置かれた椅子に腰掛けた。足を組む形で座る彼女に、刹那と古菲の二人は目を向ける。ひとつ間をおいて、エヴァンジェリンは静かに口を開いた。
「大昔のことだ。私は動乱続く中世欧州、どこぞの領主の城で少女時代を過ごしていた」
エヴァンジェリンの語り始めの言葉に刹那と古菲は「中世っ!?」「城アルカ!!」と驚愕したが、彼女は「黙って聞かんか!」と一喝した。
「その頃、私は正真正銘ただの人間だった。だが10歳になる誕生日にヒトヒトの実を喰わされてな、気がついたらこの身体になっていた」
無感情かつ淡々とエヴァンジェリンは述べた。
「私は神を呪い、悪魔の実を喰わせた男に復讐し、城を出た。そしてその後、私は文字通り吸血鬼として生き、世界を彷徨った。この姿で生きていく力を得るまではかなりキツかったよ。“覚醒”するまでは吸血鬼としての弱点も持っていたし、成長しないことを疑われれば同じ場所に数年と留まれない。魔女狩りの奴等から逃げるため私は一人で世界を彷徨い続け、誰からも受け入れられることなく追手から逃げ続けた」
“覚醒”したのは百二十歳を過ぎて火炙りになりかけたときだったかな、とエヴァンジェリンは冗談まじりに言った。
「そのうち、私の首に懸賞金がついた。賞金首になると追手の数は増え、額が増えればそれだけ私を追ってくる魔法使いや賞金稼ぎ共の腕も強くなった。当時は何度も自分の境遇を呪ったよ。『なんで私がこんな目に合わなければならないのか』とな……」
エヴァンジェリンは眼を虚ろにして話していたが、ふと刹那にはその瞳に小さな光が灯ったように見えた。
「だが、世界は意外と寛容だった。たとえ世間から恐れられる者でも仲間や友はできる。二百年間逃げ続け、魔法使いの世界を彷徨っていたある時、私にも一人の仲間ができた。ソイツの名はエドワード・ソオ。周りからは“
エヴァンジェリンの口調が、どこか懐かしむようなものになった。
「アイツは突然私の前に現れた。最初は賞金首でもなく世間知らずのただのバカだったが、私と一緒にとある“海賊”を倒したことで懸賞金がついた。“
そこで、古菲が「同盟?」と首をかしげると、横に立つチャチャゼロが「共通シタ目的ニ限ッテ手ヲ組ムコトダ」と答えた。ふむっと頷く古菲を無視してエヴァンジェリンは続けた。
「ソオは強かった。当時、私は厄介な“敵”に追われていてな、賞金首となり同じく追われる身になったソオと手を組むのは互いに利があった。ヤツもなにか目的があって旅をしているようだったが、お人好しだったアイツは快く力を貸してくれた」
話をするエヴァンジェリンの口元が緩んだ。
「同盟を組んだ私たちは一緒に魔法使いの世界を旅した。道中、私はヤツから覇気を習い、魔法世界の凶暴な生物と戦ったり、時にはムカつく“海賊”どもを倒したりした。そしてソオと旅をするうちに私にも“友”と呼べる者ができて、やがてこの世界で生きるのも悪くないと思い始めた。同盟という仲だったが、はじめて私を受け入れてくれたコイツと共に、バカやって、世界の景色を見て回り、自由気ままに旅をするのも良いかもしれない、とな」
エヴァンジェリンは眼を瞑り、思いを馳せるように言った。その顔はとても何百歳の吸血鬼のようには見えず、いうなれば目先の楽しみに心踊らせている少女のようだった。しかしそんな風に見えたのは一瞬で、エヴァンジェリンは眼を開き、また虚空を見つめた。
「だが、ヤツは死んだ……。寿命とか病気とかでじゃない、“敵”の攻撃から私を庇って死んだよ。敵の狙いは私だったのにヤツは死ぬ寸前まで戦い続けた」
エヴァンジェリンは、「ふっ」と乾いた笑みを浮かべた。
「まったくバカなヤツだ。同盟など気にせず、私を見捨ててさっさと逃げれば良かったのに…………ほんと、大バカだ」
ふと、古菲は横に立っていた者が顔を俯かせたのに気づき、目線をそっちにずらした。そこにいたチャチャゼロの無機質な瞳が、まるで泣いているように見えた。だが実際にはそんなことはあるはずも無く、彼女はただそこに立っているだけであった。
「その時、私は大きな絶望を味わった。そして気付いたんだ。『もし誰かを守りたければ自分が誰よりも強くならなければならない。弱い者にはなにも守れはしない』とな。私は麻帆良にくる前にも何度か『仲間になれ』と誘われたことがあったが、それを断ったのも、また仲間を失うのが怖かったからというのが一因だ。あのような気持ちは、もう味わいたくない」
「ですが、エヴァンジェリンさんは十分に強いではないですか?」
自分を弱いと言っているように感じた刹那が、エヴァンジェリンに反論するが、彼女は「ふっ、甘いな」と短く嘲笑した。
「言っただろ、世界には(総一以上に)強い奴等がザラにいると。確かに私も“闇の福音”と呼ばれ6億の賞金首となるまでになったが、それでも世界の“脅威”から仲間を守るには十分ではないのさ」
それを聞いた二人は言葉を失った。さきほどの試合で
「刹那、私は大切な人を守ろうとしているお前には共感を覚えた。生まれた時から不幸を背負っている所も含めてな……。だから、もう一度いう。誰かを守りたければ、強くなれ。誰よりもな……。人生は準備不足の連続だ。幸せに堕落して、いざという時に『何もできなかった』では、後で死にたくなるぞ」
それを最後にエヴァンジェリンは口をつぐんだ。そしてそれに応えるように、刹那は静かに彼女に目を向け、力強く頷いた。
☆☆☆
「それにしても、そのエドワード・ソオとは一体なにものアルカ?」
エヴァンジェリンの過去を聞いた古菲は、改めて気になった疑問を口にした。
「言っただろ、ただのバカだ。それ以外は知らん。分かっていることといえば、ヤツはヒトヒトの実モデル天使の能力者で、私に会う前から覇気を使えていたということだけだ」
「ヒトヒトの実のモデル天使……それって、たしか加賀美さんの?」
刹那がエヴァンジェリンを見ながら確認をするように訊ねると、彼女は「あぁ」と首を縦に振った。そして古は「ほぅ」と興味深そうに目を広げた。
「黒髪に、同じ能力、それに覇気使いアルか……。それだけ同じところがあると、なんだか師匠がそのソオという者の生まれ変わりみたいに思えてくるアルネ」
「たしかに名前の韻も似ているし、
エヴァンジェリンがそういうと、何故かチャチャゼロが「ケケケ」と笑った。しかし、その小さな笑いに気づいた者はいなかった。
「だから、このことはアイツには言うなよ。私が総一とソオを重ねて見ていると思われてはかなわんからな。いいな、特にチャイナ娘!」
「ナッ、なんで私だけそんなネン押すアルカ?」
「貴様は特に頭がゆるいからだよ!」
頭がゆるいと言われ、古菲は頭を捻った。
「頭がゆるい……? どういう意味アル?」
「馬鹿ッテコトダ」
チャチャゼロに訊ねる古菲のその様子を見て、刹那は苦笑いし、エヴァンジェリンはヤレヤレと頭を抱えた。
☆☆☆
一方その頃、総一は出店の焼き鳥を食べながら能舞台へ向かっていた。
「人、多すぎ……」
「すげー人の数だったッスね」
総一の肩でエスプレッソ缶コーヒーを飲みながらカモが言った。二人(正しくは一人と一匹)が通ってきた神社の入口には、初詣か、あるいは大型デパートの初売りの如く、人が列を成していた。言うまでもなくまほら武道会の見物客たちだ。あまりの人の多さに、二人は神社を出る際「帰って来れるかな、これ?」と不安になったが、総一が大会出場選手とあって思ったよりもかなり簡単に通ることができた。境内に入ると観客の全員は能舞台へ行くため、人気も少なくなり本殿付近は相変わらず静かなものだった。
「大会運営側も色々と大変だな。主にもぎりバイトの人たちは……。いや、その分、良い時給もらってんのかな。いくらだろ?」
「そんなに気になることッスか、それ?」
串を噛みながら腕を組んで考える総一に、カモは呆れ顔でコーヒーを啜った。
「そういや兄ちゃん、次の兄貴との試合だがよ、どうやって戦うつもりだ?」
「さぁーね。どうもこうも、やれる事をやるだけだよ。ぶっちゃけ、エヴァさんと桜咲の試合でかなり疲れてるから、あんまりやる気はでないけどな」
「ほほぅ」
“悪い顔”で笑うカモに、総一はため息をついてヤレヤレと首を振った。
「敵情視察は良いけど、もっとさり気なくやれないのか?」
「えっ! な、ナハハははぁ。そ、そういうわけじゃねーッスヨ」
カモは苦笑いして不自然に缶を傾けるが、すでに中身を飲み干していて、彼がコーヒーを飲むことはなかった。総一は「ウソ下手だな」と呆れた表情になった。
「まぁ、まずは少年の師匠かつウチの弟子と、似非カーネル・サンダースがどうなるかだな」
「クウネル・サンダースですよ」
突然、背後から聴こえた声に総一は足を止める。彼の肩ではカモがドキッと大きく上下に揺れた。
「……なにか?」
総一はゆっくりと首だけを動かし、背後にいた人物を見た。そこにはフードを深くかぶった男が立っていた。微かに見える口元からは彼のニヤけた顔が見て取れる。
「実は折り入って貴方に御話が……」
その男――クウネルことアルビレオはニヤけた顔をしたまま、話し始めた。
「次の貴方の試合なんですが、貴方に敗けてもらえないかなぁーと」
「唐突な上に意味不明ですね。わけを言ってください、わけを」
「実は私の友との約束がありまして……詳しくはヒ・ミ・ツです」
語尾にハートマークでもつくような言い方に、総一はアルビレオに殺意をおぼえた。
「それが人にモノを頼む態度か?」
「ふふふっ、失礼。もちろん、タダでとは言いません。試合が終わった後にそれ相応の礼はするつもりです」
「たとえば?」
「たとえば、先程お断りになられた貴方の家族についての情報とか」
「いらないです」
「大会の賞金とか」
「それもいらないです」
「私のサイン入り色紙とか」
「もっといらないです」
「では、私が集めたこの秘蔵コレクションなんてどうですか?」
「お巡りさぁーーん!」
冗談です、とアルビレオはニコニコしながら、どこからか取り出した写真集をしまった。それを見たカモがどこか名残惜しそうな顔をしていたが、総一がそれに気づくことはなかった。
「では、私のできる範囲で貴方のお願い事をひとつ聞く、というのはどうですか?」
「生憎、俺はコイツみたいに
総一は親指で自身の肩に乗っているカモを指した。カモは「ひでぇ」とショックを受けた顔をしたが、総一が「違うのか?」と訊くと気まずそうに口を閉ざした。
「まぁ、すべてはネギ君次第ってことで。俺にも敗けられない理由がありますから」
「……そうですか、残念です」
総一が断ると、アルビレオは眉を歪ませ残念そうに笑みを引きつらせた。
《それでは、ただいまより『まほら武道会準決勝』をはじめます! 出場選手はリングに――》
ふと、朝倉のアナウンスが響いた。
「出番のようですね、それではお先に」
クウネルは二人の前から一瞬にして姿を消した。
「何なんだ、あの野郎。
「さぁ……。だけど、確実に言えることがひとつ」
何ッスか、とカモが訊ねると、総一は目を鋭くして言った。
「あの人は、お前以上の変態野郎だってことだ」
この時、総一は彼が話している時に取り出した写真集の表紙『ロリロリの~
TO BE CONTINUED ...
息抜きに書いていたら作れちゃったので更新しました。
ですが、実はまだ所用は済んでないので次の更新は引き続き未定です。少なくとも今月中はしない予定です。
ご了承ください。
もしも本作のネギまキャラに海賊旗があったら、見てみたいのは……?
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ネギ・スプリングフィールド
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神楽坂 明日菜
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雪広 あやか
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エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル
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超 鈴音