正直疾走してしまおうか考えるくらいやってなかったけどやはり楽しみにしてくれている方が一人でもいるかもしれないのだ作りましたので、どうぞよろしくお願いします!
ゴーレムを全て倒した僕と闇那は武器をしまった。
「ゴーレム型が十体も出てくるなんて一体何があったんだ。」
そんなことを疑問に思っていると暗木と成宮がこちらへと駆け寄ってきた。
「すごいね天坂君に闇那さん!あんな怪物を一瞬で倒しちゃうなんて!」
「…別に私は何もできていないわ。私一人だったら確実に勝てなかった。だから勝てたのは天坂君のおかげ。」
闇那はそう言ってこちらを向いた。僕は一応賞賛されてはいるのだろうが、ここで素直に受け取ると本当に『幻影の騎士《ファントム/オブ/ナイツ》』に入らされそうだったので
「そんなことはないさ、ただ武器の相性が闇那さんよりもよかっただけだよ。それにやっぱりしばらく戦ってなかったから全然動きもついてこなかったからね。」
「…あれで本来の力を出せていなかったの?やっぱりなんで『幻影の騎士《ファントム/オブ/ナイツ》』を辞めた理由がわからないわ。」
「どうしても知りたいんだな。はぁ、簡単なことだよ。僕には元々パートナーがいたんだ。その人が怪我をしてしまってね。それがなかなかの重症で、責任を感じたから辞めた。それだけの理由さ。」
僕はこのままでは帰してくれそうになかった闇那の顔を見てしぶしぶ述べた。
「…確かに、そんなことを聞いたこともある。たしかその剣士は『燐光の剣士』と呼ばれていた人ね。」
「そうだよ、まぁもう二度と会うこともないだろうけど、闇那さんはその人は今も元気にしているか分かるか?」
なんとなく話していて気になってしまった僕は、闇那についついそんなことを聞いてしまった。しかしそんな闇那の口から出た言葉は僕にとってかなり意外な言葉だった。
「…えぇ。でも元気かどうかや今のことは本人から直接聞いたら?」
「あいつの連絡先とかが分かっていたらとっくにしているさ。」
「…まさか気づいていないの?」
闇那は俺にそう問い返してきたが僕は何のことだかわからなく、
「どういうことだ?」
そう問うと、闇那は
「…『燐光の剣士』はこの学校にいる。彼女の名前は『四条唯』よ。」
闇那の口から出た人の名前はたしかに僕達の学校、しかも同じクラスの人の名前だった。
「…この学校にはかなり多くの資格を持つ者がいるの。私や天坂君、それに後ろの二人にもまだ目覚めてはいないけど力が眠っているわ。」
そのように指摘された当の二人は未だに話の内容がいまいち掴めないでいた。
「力って、さっき闇那さんや天坂君が使ってたやつのこと?」
成宮がそう問うと、闇那はうなずいて、
「…暗木さんと成宮くんの二人にも私達と同じように武器を顕現させることができる資格があるの。でも今はまだ目覚めさせるに至ってないということ。」
そこで僕は話の内容が四条唯が本当に『燐光の剣士』なのかということから外れてきていることに気づいた。
「待ってくれ。二人には悪いけど闇那、本当に四条唯さんが『燐光の剣士』なのか?」
「…さっきからそう言っているでしょ?間違いなく四条唯が『燐光の剣士』よ。」
その言葉を聞いて僕はすぐにでも四条唯に会って本当かどうかを確かめたかったが闇那はこう続けた。
「でも、今は彼女も『幻影の騎士《ファントム/オブ/ナイツ/》』としての活動は行ってない。いわゆる休業ってことね。」
「それはまだあの時の怪我が完治していないからか?」
「…これ以上私から他人の情報を話すのは彼女のプライバシーにも関わるかもしれないからやめておく。」
確かにこれ以上闇那から情報を聞くのも気が引けてきた頃だった。
「分かった。明日四条唯さんから直接聞くとするよ。」
「…そうした方がいい。おそらく彼女もまたあなたと話がしたいと思っている。」
僕はそれを聞いて少しだが嬉しかった。話がまとまった頃を悟って成宮が口を開いた。
「あの、闇那さん。俺や暗木が本当に力を持っているとして、それは一体どんな能力なんだい?」
成宮がそう問うと闇那は、
「…まだ力に目覚めていない人の力がどんな能力なのかを図ることは私にはできない。どうしても知りたいというなら魔鍵部に入る、つまり『幻影の騎士《ファントム/オブ/ナイツ/》』に入って力を目覚めさせられるようにすることね。」
確かに現状、二人の能力が何なのかを判断することはできない。『幻影の騎士《ファントム/オブ/ナイツ/》』に入れば能力に目覚める資格があれば、大抵の場合なら能力に目覚めることができる。しかし、それでは無理に勧誘を進めているのと同じではないか。
「別に能力を知らなくて生きることだってできるよ。」
僕は一応そのことを伝えておいた。
「俺は入るよ。どんな能力なのか知りたいし、何より人の助けになるんだったらぜひなりたいんだ。」
成宮は迷いなくそう言った。暗木は少々悩んではいたが、
「私も、力のことを知りたいし、人助けしたい!」
こうして二人は魔鍵部及び、『幻影の騎士《ファントム/オブ/ナイツ/》』に入ることになった。
「…最後に天坂君だけど、あなたはどうするの?」
二人がやめるなら僕もやめようと考えていた僕は闇那にそう聞かれると、
「二人が入るなら二人を守るためにも入るよ。僕は一度仲間を守れなかったけど。次こそは守ってみせる。」
「…そう、なら三人とも魔鍵部への入部を歓迎するわ。」
「いや、三人ではないぞ。」
突然その場にいた四人以外の声がした。声のした方向を見ると、そこには同じクラスの四条唯が立っていた。
「話は大体聞かせてもらった。久しぶりだな天坂翔琉。たしかに私が『燐光の剣士』だ。」
僕は四条唯の声を聞いて確かに聞き覚えのある声だと感じた。
「そうか、唯。たしかに同じ名前だな。久しぶり、唯。怪我の方は大丈夫なのか?それに三人じゃないってどういうことだ?」
「あぁ怪我の方はもうほとんど影響は残ってないよ。だから私も本日から『幻影の騎士《ファントム/オブ/ナイツ/》』に復帰しようと思ってな。」
唯はそう話すと闇那の方に向いた。
「闇那、私も含めて四人になるが、魔鍵部への入部を歓迎してくれるか?」
「…さっきも言ったとおり歓迎する。戦力は多いほうが私も楽ができる。」
こうして僕達の魔鍵部としての高校生活が始まったのだ。
五話「燐光の剣士」どうだったでしょうか?
かなり久しぶりに作成していたのでどんな文体で書いていたのか(元々文体なんてあってないようなものですが笑)とかがすっぽり抜けていた大変でした笑。
次回からはなるべくこうならないようにしたいですね!
さてそれではキャラクター紹介をしたいのですが今回は闇那萌郁を紹介していきます!
闇那 萌郁 高校一年生
やみな もえか
身長・体重 157cm・やはり女の子なので秘密笑
天坂翔琉や暗木小夜と同じクラスであり、東蓮中等部から上がってきた中の一人である。魔鍵部には中学時代から所属しており、現在では《幻影の鎌》と呼ばれるほどの実力者である。魔鍵部の部員は天坂たちが入る以前では三人しかおらず、その中でも実力のあった闇那はリーダーとして他の部員をまとめていた。体重は見た目は普通だが鎌を日常的に降っているため筋肉が付いている。
勉強はそこそこ、運動は男子並みにできるが体育などではそこまで本気を出さないことが多い。
とりあえずはこんな感じですねこの他のことは今後ストーリーで出てくると思います(多分笑)
それでは今回も閲覧していただきありがとうございました!次回もお楽しみにしてください!