ー平成十三年ー
ー特機獣次元ー
ー遺跡ー
不思議な穴の出入口はさっきと同じ時間であり、時間が巻き戻ったのだ。
『これは…また時間が繰り返したんだ!僕が死んだから…僕がヤコブの左手が収められる前です死んだから。』日高は残念そうに皆を見た。
『じゃ…じゃあ…ゲキリュウケンどうすれば元に戻るんだよ?』
『剣二…残念ながらヤコブの左手は…カノンの書に書いてある通り…受け継がれなければならない…使用者の命と引き換えにな。』
『ふざけないでよ!なんで日高が死ななければならないのよ!何がカノンの書よ!ゲキリュウケンあんた何とかしなさいよ!』サツキはゲキリュウケンに怒鳴りかけた。
『そもそもカノンの書に記されている予言の言葉はこうなんだ。』
《ヤコブの左手太陽が緑に輝く時東方にいたりて少女に宿る邪神と戦う唯一の武器となり死と破壊をもたらずであろうそして少女を喰らい成長したヤコブの左手は放たれこの世に永遠の地獄をもたらすであろう》
『え!』サツキは床に崩れ落ちた。
『じゃ…じゃあ…この嬢ちゃんが死ぬはずだったってのか?』追田はサツキを指差した。
『ああ、そうだ。』ゲキリュウケンは冷たく追田に返事した。
『そんな…そんなぁ!』サツキは涙を流す。
『そしてそのヤコブの左手には時間を巻き戻す機能があるんだ。日高君、君は時間が繰り返す前、サツキ君の左手にあったヤコブの左手が偶然君の左手にかわり時間を巻き戻した。それは、遺跡調査にきてトラップにかかり化け物になったあの二人を倒すために、あの二人がトラップにかかった瞬間に倒すために。』日高は立ち上がり、再び儀式の場所に行こうとしたが、アイリスは止めた。
『だからアイリス、わかったんだ。お姉ちゃんの左手がおかしいんだって。でも、なんであの二人を倒そうとしたの。』
『それは、サツキちゃんの家にヤコブの左手が届き、サツキちゃんの左手になってしまった。それを追ってトラップにより化け物と化していた教授と良子さんは日本にやってきてしまい、サツキちゃんの友人に被害が及び、サツキちゃん自身がヤコブの左手を使いこなせず、ヤコブの左手が暴走してしまった。サツキちゃんを助けるために僕は時間を繰り返し、トラップにかかったばかりの教授と良子さんを殺し、僕はヤコブの左手を正しく収めるために死ぬ…それだったのに、何故!』日高は怒りながらヤコブの左手を見る。
『それはこの子がきたから。』突如アイリスが持っていた本から声が聞こえてきた。
『えっ!』剣ニは驚き本に近づいた。
『お、お姉ちゃん?』サツキは剣ニの横から本を見た。そしてその声は姉にそっくりだと気づいたのだ。
『アイリス…この子には希望がある…皆を救う力がある…』
『力…この嬢ちゃんに力があんのか?まさか…剛が言っていた霊力ってやつか?』追田は事前に花組の事を剛から聞いていたのだ。
『うん…そして………わかったの……アイリスがどうして…この世界に来たのかを…それは……サツキお姉ちゃんやサツキお姉ちゃんの大事な人を守るために……来たんだと思う。アイリスと同じような思い……愛する家族を亡くしたアイリスと同じ思いをして欲しくないから来たんだと思う。皆もそうなんでしょう。』
『ああ、俺は市民を守るために来た、それが俺のデカ魂だ!』追田はある場所に向かって走っていった。
『追田のおっさん!俺もあんたのデカ魂を持っている!市民を守る刑事だからなあ!俺に出来る事をやる!行くぜ変身だ、ゲキリュウケン!はああ!』剣ニはリュウケンドーに変身し、周りの壁を壊し始めた。
『うわああ!』壁に隠れていたドクターウォームとその部下達が現れた。
『見つけたぜ、ドクターウォーム!とっとと消えやがれ!』リュウケンドーは剣を構えた。
『さ、作戦失敗か!覚えておれ!』ドクターウォームは姿を消した。
『うおおお!待ちやがれぇ!』追田が向かったのは探検隊の所であり、探検隊の前に立ち塞がった。
『だ、誰なんですか?あなたは!』
『刑事の追田源八郎です。ここは危険区域に指定されましたので直ちに立ち去ってください。』
『ちょっ、ちょっと!ちょっとおお!』追田は探検隊を遺跡から追い出していった。
『早く出て来い守り人!いるんだろ!行ってやるよ!』日高は叫び守り人を呼んだ。
『わかりました…まあいいでしょう。』守り人達は日高を儀式の場所に連れていった。
(出来る…アイリスなら…アイリスの力なら…日高お兄ちゃんの儀式で斬り落とした左手の傷を治せる!お兄ちゃん…アイリスが側にいたら…もしかしたら治せてたかもしれない…でも……アイリスはいなかった…でも今はアイリスがいる!治してみせる!)アイリス達は日高についていった。
ー仮面ライダー次元ー
ー秘密基地ー
そこにはチェイスとギロロとクルルがいた。ここは緊急用にケロロ小隊が作った基地でガンダムもここに置いてあった。
『もうすぐ来るはずだ…救援が。』チェイスがそういうと次元の穴が開き六人の少女が出てきた。
『まさかカンナさんと同じく赤い巨人を見ることになりますとはね。』
『あたいもびっくりしたよーあのおっさん強かったしなー。』
『マリアはんの言っているゴジラやモスラはうちは直接見たけどへドラは知らへんなあ。』
『機龍…不思議な兵器があるのね…死んだ生物から作るなんて…』
『レニもロボット見たですかー、私も不思議なロボット見たでーす。』
『織姫の言っているロボットとは…何か違ったようだよ。』すみれ、カンナ、マリア、紅蘭、織姫、レニが現れた。
『こ、これが救援!ふざけるな!こんな女ばかり集めてどうなる!』ギロロはチェイスに強く反論した。
『確かにこいつらは女で、ある敵に負けたばかりだ…でもそれにより修業し心を強くしたのだ。大丈夫だ。』
『そうかい、だったらこっちからは何も言う事はねぇぜ!』クルルは磁力の謎を解明すべくパソコンを触っていた。
『わかった…で、メンバーはこれだけなのか?』
『あと二人いる…真宮寺さくらは剛がイリス・シャトーブリアンは追田が迎えに行く、少し待ってろ。』
『ところで、あなたは一体誰なんですの、人をこんな所に連れてきて!』すみれは怒りを見せながらチェイスを見た。
『未来から来た大神一郎の孫のダチだ。』
『はああああ!』全員が大声で叫んだ!