ー平成二十九年ー
ー仮面ライダー次元ー
ーゴーストの世界ー
ー街ー
そこには、アンチバリアを張ったケロロ小隊が花組と一緒に街を歩き回っていた。
『すっかり…元通りですね。』さくらが歩きながら話した。
『秘密道具ってのは本当に便利だぜー!クーックックッ!』パソコンを触りながらクルルは歩いていた。
『にしても綺麗でーす…未来の街はこんな感じになっているんでーすね、素晴らしいでーす。』織姫は嬉しそうに街を歩く。
『我輩達、本来は侵略のためにここに来たはずだったんでありますが、どうしてか、また救っちゃったなー!』ケロロはスキップを踏む。
『まあ…今回は軍の尻拭いという大義名分があったからこそ出来たでござる。』ドロロは冷静に言った。
『あなた達は変わっていますね…本当は侵略なんて起こす気ほとんどないんじゃないですか?』
『いーや、マリア殿。我々は既にこの地球を侵略しているのでありますよ。』
『どういう意味なの?』アイリスはケロロに尋ねた。
『花組の皆さん…侵略とは……無理矢理…誰を支配するという考え方が一般的でありますが、我々は違うであります。』
『違う?どういう意味なんだい?』
『我々にとっての侵略とは…地球人と仲良くすること…誰かと協力すること…それが我輩達にとって侵略なのでありますよ、変わっているでありましょう。』ケロロはカンナの質問に笑いながら答えた。
『そんな事ないよ、皆、一般的な考えに囚われすぎているんだ…だから、ちょっとでもその考えが違うと否定してしまう…でも…それは個性だから。ケロロ小隊の個性だから。そして自分にとって都合が悪い考え方も個性として受け入れられる事が出来たら…皆が幸せになれると思うんだ…』
『でもでもー!ゴミを捨てて、海を汚す人間の考え方も受け入れるのは無理でゲソー!』イカ娘がレニに反論した。
『だったらさ…僕達が変わりにゴミを拾えばいいじゃないか…その行動がたとえ誰からもわかってもらえなくても…きっと…わかってもらえる事を信じて….』
『それが皆さーんから私達が教えてもらった事でーす!』織姫は笑いながら答えた。
『ふっ…甘く馬鹿馬鹿しく現実味がない考え方だが、俺はそういうのは嫌いじゃないぜ。』ギロロは軽く笑みを浮かべた。
『あっ!叔父様。はんぐり〜で叔父様のドーナツ売られていますよ、それにあそこには弦太郎さんや剛さんがいますよ。』ケロロ達の視線の先にははんぐりーでドーナツを食べていた、二人であった。
『おーい!お前らも食べようぜー!』弦太郎が皆に手を振った。
『行くでありまーす!』ケロロ達ははんぐり〜に向かった。
『弦太郎さーん!30個以上もドーナツ買ってどうするんでーすか!』織姫は大量のドーナツを持った弦太郎に質問した。
『これは俺の生徒の分だ!先生としてこれを届けに行くぜ!』弦太郎は思い荷物を買って抱え、走り去った。
『はーい、どうぞ。』皆が出されたドーナツを食べた。
『結構おいしいですねー。あれ、剛君何してるの?』さくらは色々と準備をしている剛に話しかけた。
『ああ…さくらばあちゃん…これからある世界に野暮用があってな…別世界いるさくらばあちゃんの弟真宮寺直哉、あいつに会いに行くんだ。』
『じゃあ、私も。』
『いいや、ダメだ!これは俺の問題だ、それにさくらばあちゃんにはやってもらいたい事があるんだ。これを見てくれ。』剛はさくらに冊子を渡した。
『新型霊子甲冑……開発計画!』
『そう!りんなさんが様々な世界の技術を組み合わせて霊子甲冑を作ろうとしているんだ。それに協力してやってくんねぇかな。』
『わかったわ…でも、気をつけてね、悪い予感がするの。』
『大丈夫だ、じゃあな!』剛はシフトスライドを使い、別世界に向かった。
『大丈夫かしら…剛君に直哉君…』
『やはり、心配なようだな。』チェイスは後ろからさくらに近づいた。
『チェイス君、それはシフトスライド!』
『さくら、りんなの新型霊子甲冑開発のデータ採集の協力は数日で終わる。それが終わったらお前もその世界に行ってくれ…頼んだぞ。』
『わかったわ、まあドーナツも食べ終わったし、私は帝国劇場に戻って自分の部屋で休むわ。』さくら達は劇場に戻っていった。
ーケロロ小隊基地ー
『こ、こりは……あ、あ…早速行くでありまーす!』ケロロは別世界に向かったようだ。そこにはパソコンがあった、そのパソコンに表示されていた物がケロロ達を幸せにするか不幸にするかはまた…別の話…