海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”15人間と化け物

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里の家ー

光武二式を倒し、レニを殺した斜大が満身創痍の中、闘武から出てきた。

 

『杉野兄ちゃん…俺…』涙を流しながら出てきた斜大の側に杉野は近づいた。

 

『俺…人を…』杉野は斜大の頭を優しく撫でた。

 

『仕方なかったんだろ!何も言うな。』斜大はそのまま座り込んだ。

 

『なんでだ…くっ!』杉野は唇を強く噛み締めた。悔しかった!自分達の関係者により、苦しむ人がいたのが苦しかったのだ。

(殺そうとする相手は殺すしかないのか。)

 

『はーっはっはっはっ!』突如として高い笑い声をあげながら顔に傷をし、黒いインナーが筋肉がはちきれるように着た男が斜大と杉野の前に現れた。

 

『よー良くやったなあ、斜大君、俺は嬉しいよお、君が俺の息子だったらよかったのになあ、そうおもわんか?杉野?』その男は鷹岡であった!杉野は鷹岡を睨みつけた。

 

『鷹岡!あんた…楽しいか…』低い声で杉野は鷹岡に言った。

 

『あ、なんだぁ。何て言ったー?』鷹岡は笑いながら杉野のほうに耳を傾けた。

 

『こんな子供に人殺しさせて楽しいのか!鷹岡!答えろ!』

 

『そりゃあ…楽しいよ』

 

『なんだと!』

 

『つい、二、三日前までは普通に学校行っていたガキがよお、立派に人殺ししているんだぜ、見ていて楽しかったぜぇ、斜大!』

 

『人殺し…』斜大はその場に倒れこんだ。

 

『あんたは…あんたは…正真正銘の化け物だ!』杉野は鷹岡に向け石を投げた。

 

『化け物かあ…言ってくれるねぇ…化け物はお前達の先生だろ。』鷹岡は石を掴み、その場に落とした。

 

『殺せんせーはなあ…俺達のために色々教えてくれた大切な先生で!人間だ!容姿は化け物みたいでもなあ、殺せんせーの触手は暖かかった!あんな姿になっていても殺せんせーは人間だった。それなのに、あんたは姿は人間だが……心は化け物だ!』杉野は鷹岡に飛びかかったが、避けられ、杉野は鷹岡に首を締め上げられてしまった。鷹岡は元々、特殊部隊の教官であり、腕力もかなりのもので、杉野は逃げ出せなかった。

 

『確かにそうかもなあ……だが、なあ!』

 

『がっ…』

鷹岡は杉野の首おもいっきり締め上げ、杉野を気絶させ、肩に担いだ。

 

『俺はそれで結構。一度道を外れたやつは何をしても何も苦しくないからなあ!おい!斜大!』鷹岡は斜大に近づき、斜大の頭を踏んづけた。

 

『な…なんだよ!』涙を流しながら斜大は鷹岡を睨みつけた。

 

『俺は今から大帝国劇場に向かう。お前が闘武に乗り込み、花組と戦うんだ!明日の夕方までに来い!さもなくば、こいつを殺すぞ!』鷹岡は杉野の首すじにナイフを突き立てた。

 

『や、やめろ!がっ…』斜大は起き上がろうとしたが、起き上がれなかった。

 

『霊力を使いすぎたみたいだなあ。じゃあな、あーあとー織姫、ほら!』鷹岡はナイフを織姫に投げ渡した。

 

『今なら斜大を楽に殺せるぞーお前が今、殺してもいいって、クリエ家に言ってるしなー任せたぞ。』鷹岡は杉野を担いで、消えていった。

 

『斜大…』織姫はナイフを拾い振り上げた。

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