ー昭和七年ー
ーサクラ次元ー由里の世界ー
ー由里の家跡ー
その場ではナイフを持った織姫が霊力を使いすぎ地面に寝ていて動けない斜大を刺そうとしていた。
『斜大…』織姫はナイフを振り下ろした。
『うわあっ!』斜大はとっさに目を瞑った。
(ここまでか…)
『…あれ…生きている…』なんと織姫の振り下ろしたナイフは斜大を刺さず、側にあった紙を刺していた。
『斜大……ごめんなさい…あなたは何も…何も悪くないんでーす……私達が…勝手に巻きこませてしまったんでーす…』織姫は泣きながら頭を下げた。
『でも、俺はあんたの大事な人を殺した奴だろ、なんで殺さない?』
『殺されたから殺す。殺したから殺す。自分にとって都合の悪いやつは殺す。殺す!殺す!殺す!もうそんなのはウンザリなんでーす!私は気付きまーした……杉野君から……教えてもらいまーした…人を殺すことの愚かさと…大事な人を失った…辛さを…』
『織姫さん……ごめんなさい……』斜大は涙を流しながら織姫に謝った。
『あなたは謝らなくていいーんでーす…私達が悪いんでーす……』
『あなたは…俺に……父さんと織姫さんとの間の…子供として…産まれてきて欲しかったんですか?』
『はい…何で…何で…何であなたは私のお腹の中から産まれてこなかったんでーすか……何で私をママにしてくれなかったんでーすか。』
『織姫さん……ママって呼んでもいいですか?』
『えっ!し、斜大!』
『なんかな……寂しいんです…だから…ママに俺のママになってくれませんか?イヤですか?』
『し、斜大…うわあああん!』
『ママ…』
『ありがとう!ありがとう!』織姫と斜大は互いに強く抱きしめあった。寂しさと嬉しさが感じられた。
ー紐育ー
ーセントラルパークー
同じ頃、ここ紐育では、紐育華撃団が現れた体が紫色で触手を自由に伸ばす巨大な化け物と戦っていた。紐育華撃団とは紐育に作られた華撃団で、スターという霊子甲冑に乗り込み、紐育を脅かす敵と日々戦っているのだ!そして、今まさにスターに乗り込んだ6人の隊員(大河新次郎、ジェミニ、サジータ、昴、ダイアナ、リカ)が化け物が戦っているのだ。
『バン!バン!バン!うわあっ!』拳銃使いのリカは弾丸を撃ちまくるが化け物の体にまったくダメージはつかず、リカは化け物が伸ばした触手に弾き飛ばされた。
『リカ!くっ……なんだこいつは…厄介だな!だが、負けるわけにはいかない!僕が頭を狙うため、相手に突進します!ジェミニ!僕についてきて、向かってくる触手を全部切り落としてくれ!行くぞ!』大河は刀を構え、化け物に突っ込んで行った!
『わかった!』刀使いのジェミニは大河の後ろについて行った。
『はあっ!』
『てぇい!』大河とジェミニは向かってきた触手を次々と切り落としていき、化け物の至近距離に入った。
『今だ!ジェミニ!飛べええ!』ジェミニは高くを踏み台に飛び上がった!
『ふんっ!』扇子型の武器を使い昴は風邪を吹かせ、ジェミニを更に高く上げた。
『とおっ!』ジェミニは空高く飛びあがり、剣を構え、化け物の頭部に刀を突き刺した!
『狼虎滅却!天地神!』大河は剣を化け物の腹武に突き刺し、化け物の体に衝撃波を食らわせた。
グォォーン!だが、化け物は動きを止めず!大河のスターに食らいついた。
『ぐわああっ!』大河のスターは左肩を貫かれ、左手をもぎとられた!
『新次郎!はっ!はっ!触手が多すぎて近づけない!』チェーン型の武器を使うサジータが大河を救うため化け物を倒そうとしたが、触手により近づけなかった。
『きゃあっ、ハッ!大河さん!』ダイアナも近づこうとしたが、触手により動きづらかった。
『魔王獣……いや、違う…大丈夫か。』
地上から帽子を被った青年が化け物と華撃団を見ていた。
『うわあああっ!』大河の操縦席に触手が迫った。地上から見ていた青年はトイレに入っていった。
『やばい、ウルトラマンさん!【ウルトラマン!】ティガさん!【ウルトラマンティガ!】光の力、お借りします!』【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ・スペシウムゼペリオン!】青年は姿を変え、紫色の光を放ちながら、巨大な戦士ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンとして化け物と華撃団の前に現れた!
『な、なんだ…いったい…』華撃団の5人は唖然として、オーブを見ていた。
『とぉっ!』オーブは走り、大河につかまっていた触手を引き千切り、化け物を殴り飛ばした!
『あ、あなたは一体…』大河はオーブを見て驚きながら質問した。
『俺は…オーブ…ウルトラマンオーブ!行くぞ!』オーブは大河のスターに手を差し伸べた。
『ウルトラマンオーブ……わかりました!皆さん!行きますよ!』華撃団とオーブは化け物に向かっていった。