ー昭和七年ー
ーサクラ次元ー由里の世界ー
ー壊れた由里の家ー
壊れた由里の家で、斜大と織姫は作戦を話し合っていた。
『いいですか、斜大。あなたは闘武に乗らなければ、みんなに勝つ事は出来ませーん。ですが、何も殺す必要はありませーん。闘武の右肩についているブーメランで光武二式の頭部にあるカメラ、体にある霊子水晶を壊せば、光武二式は動きを止めまーす。あとは私が操縦席からみんなを引きずり出しまーす。』織姫が光武二式の設計図を指差しながら、斜大に教えていた。すると、斜大は不安げな顔で織姫を見つめた。
『ママ…大丈夫かな…俺…上手く闘武を扱えないし…ブーメランだって…そんなにやったことないし…』不安げな顔の斜大の頭を織姫は優しく撫でた。
『大丈夫でーす!ママが後ろからビームでみんなの光武二式の関節部分を壊し、動きを鈍らせまーす!だから、あなたは安心してしっかりとカメラと霊子水晶を狙って壊してくーださい!』
『わかった…じゃあ、今すぐに!』斜大はすぐにでも助けに行きたかった!杉野を助けたかった!自分のせいで捕まったという責任感にかられているようだ。
『……』(やはり、中尉さーんの子供でーすね。責任感が強い…………大丈夫ですよ、中尉さーん。)織姫は斜大に笑いかけた。
『そうですねー明日の早朝ですかねー仕方ありませーんあなたの体はボロボロでーす、でーすが、杉野君のこともあーりまーす。少ない時間ですがしっかり休めてくーださーい。』
『わかった…じゃあ、お休みなさい。』斜大が布団を探しだそうと歩き出したが、織姫は斜大を止めた。
『ちょっと待ってーくださーい…ご飯たーべましょーう!』
『そんなこといったってこんな瓦礫の中じゃあ…』
『ママにまっかせなさーい!』織姫は光武二式からパスタの麺を取り出した。
『パ、パスタの麺!でも…瓦礫だらけで…』
『だから、光武二式の中でパスタを茹でて、作るんでーす、肉とかなんかそこらへんにないでーすか?』斜大は瓦礫を探る。
『そんなこと…出来るんだ…えーと…あ、あった!』斜大は瓦礫の中から肉を取り出した。
『トマトとかもありまーすし、ミートスパゲティ作りまーす!待っててくーださーい!』
『頼むぜ、ママ!』
『まっかせなさーい!』織姫は狭い光武二式の中で料理を作り始めた。
(息子のために…ご飯を作る…楽しいでーす。中尉さーん…ありがとうございまーす。そして、杉野君…必ず助けまーす。)
ー紐育ー
ここでは、ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンと紐育華撃団が協力して、紫色の触手を伸ばす、化け物と戦っていた。
『貴様…あの紫色の化け物のことを知っているのか?』昴は疑いつつ、オーブを見た。
『あいつは魔王獣マガキングマイラ!あいつはかなり厄介だ!早く倒さないと大変なことになります!』
『大変なこと…それは一体?』大河はオーブに近づき、質問した。
『あのマガキングマイラは時間が経つにつれてどんどんと成長していき、いずれは地球よりも大きくなります!それにだんだんと強くなっていくんです!』
『でも…リカ達の攻撃…あいつに通じない…』リカは落ち込む。
『大丈夫です!任せてください!俺に方法があります、待っててください!はあっ!』オーブはマガキングマイラに飛び蹴りを食らわせ、体を掴み、マガキングマイラの口を開けた。
『今です!銃を!』オーブはマガキングマイラの口をリカに向けた。
『わかったー!モアモア…ショットー!』リカの弾丸はマガキングマイラの口に入り、牙を削げ落とした。
『よし…あと、少しです!』オーブはマガキングマイラを投げ飛ばした。