ー昭和七年ー
ーサクラ次元ー由里の世界ー
ー大帝国劇場ー
ー廊下ー
闘武に乗っている斜大と光武二式に乗っている織姫は支配人室に向かおうとしていた。
『一番…やばそうでーす…』織姫は直感により感じていた。支配人室に膨大な霊力があることを、何かが違うということを。
『ママもそう感じたんだ…行こう!せーの!はあっ!』闘武と光武二式はタイミングを合わせ、支配人室の扉をぶち破り、部屋に浸入した!すると、二人は目を疑った!驚いた!あまりの衝撃に声が出なかった!
ウオォーン!
部屋を全て埋めつくすほど、巨大な怪獣がいた。今にも襲いかかってくるかのようにこちらを見据えていた。
『あ…あれは…カンナさーん!すみれさーん!紅蘭!アイリス!グリシーヌさーん!コクリコ!』そう、顔は怪獣で、融合怪獣の体にはそれぞれの人物が乗っていた光武二式、光武F2が浮き出ていて、体の色も皆の色でバラバラになっていて、赤、紫、緑、黄、青、橙色になっていて、なおかつ叫び声が全員の声が一斉に喋ったように聞こえたのだ!
『ま、まさか…怪獣と融合してんのか?しかも…ろくに言葉も話しが出来ていない……ママ…覚悟を決めよう。』闘武は右肩のブーメランを取り外し刃を展開し、融合怪獣の弱点をじっくり探していた。
『わかりました……この血だらけの手…もう拭えませーん…斜大…殺しますよ…』織姫は右腕をあげ、融合怪獣の目めがけてビームを放った!
ギャウオォーン!
目を潰された融合怪獣は体から触手を伸ばし、あたりを蹴散らし炎で囲み始めた!織姫と斜大はすぐさま炎を避け、炎を風でふきとばし、織姫はビームを乱射し、斜大はブーメランを投げ、融合怪獣の触手を切り刻む!
『これなら、行ける!決めるぅぅぅぅ!』斜大はブーメランを再び手に取り、走り距離を詰め、ブーメランの刃を融合怪獣の右足に突き刺し、右足の肉をえぐり取った!
『せめて、私が止めをさしまーす…斜大!離れなさーい!あなた達のことは…忘れませーん。あなた達を殺した罪を背負っていきまーす!クワットロ・スタジオーニ!』織姫は霊力を振り絞りビームを放ち、薔薇型の衝撃波を食らわし、融合怪獣がもがき苦しみ、周りを触手で荒らしまわっていた。
『もう…人間らしさは…私との友情は…愛が起こした……悪夢ですか…』織姫は俯き、掠れた声で融合怪獣を見ていた。後悔をしていないわけがない。仲間を殺して後悔していないわけがない。織姫は操縦席の中で拳を強く握りしめた。
ー玄関ー
一人のスーツ姿の男が玄関にてカプセルを持ってきていた。カプセルには紫色の体色の4足歩行の生物が入っていた。
『さあ、行きなさい、マガキングマイラの別身体よ!あの怪獣と融合し、魔王獣を復活せよ!』なんと、紐育で暴れていた魔王獣マガキングマイラの分身体であったのだ!魔王獣マガキングマイラを封印していたのは4人のウルトラマンであり、そのためマガキングマイラは分裂でき、紐育華撃団とウルトラマンオーブはそのうちの三体を倒しただけで、残り一体が逃げていたのだ。そして、その一体は新たな魔王獣を…融合怪獣と融合し、新たな魔王獣を誕生させたるため、素早く動き、支配人室に誰にも気づかれず、入り込み、倒れていた融合怪獣に取り付き、融合怪獣は体を変化させていった。
『な、なんですかー…い、一体?』織姫と斜大は構え、融合怪獣の体が変形していくのに恐怖していた。
『さあ、誕生しなさい…魔王獣マガマクダター!格納庫の謎は意外でしたね…まあ、悪趣味というかなんというか…苦しむ女と男と時間を食らう男か。』スーツ姿の男はうっすらと笑みを浮かべ大帝国劇場から離れていった。