ー昭和七年ー
ーサクラ次元ー由里の世界ー
ー大帝国劇場ー
ー支配人室ー
支配人室にて闘武に乗った斜大と光武二式に乗った織姫はすみれ、カンナ、紅蘭、アイリス、グリシーヌ、コクリコが怪獣や魔王獣が融合した魔王獣マガマクダターと戦っていた。
ウオォーン!
マガマクダターは唸り声を叫びながら、体からミサイルを出した!
『はあっ!ブーメラン!』斜大はマガマクダターの体から出てきたミサイルをブーメランを投げて全て撃ち落とした!
『ええい!ええい!ええい!これでどーでーすか!』織姫はビームをマガダターの顔向けて放ち、顔に傷を負わせたが、すぐに傷は閉じてしまった。
『な、なんだ…あの再生能力は…』
『あれはアイリスの力でーす!』
『アイリスさんの力…』
『アイリスはダメージを回復する力を持っていまーす。それに、あの火炎攻撃はすみれさーんの力、ミサイルは紅蘭の武器…多分、グリシーヌさーんやコクリコの武器や技も使えるようでーすね…斜大!いいですか!もう!こうなったら、考えることは一つだけでーす!』
『一つ?一つって一体…』
『あれはもはや完全に私の仲間や花組いや人間じゃありませーん…ただの亡霊…いや、別の生物として…処分するんでーす!わーかりましたか!完全に甘さを捨てて、目の前にあるものを引きちぎる!潰すことだけ考えてくーださーい!わかりまーしたか!ええい!ええい!』織姫はすぐそばにあったミサイルの破片を拾いあげ、マガマクダターの右足に突き刺し、肉をえぐり取り、隙が出来た、瞬間に左足と腰の部分に霊力を込めた破片を突き刺し、腰と左足を切断し、マガマクダターは地面に倒れ込ませ、織姫はマガマクダターの上にまたがり、左足を自分のビームで焼き焦がし、自分の光武二式の装甲を剥がし、火花を起こし光武二式のオイルを敢えて流したものを右足からえぐり取った肉片に火をつけ、火をつけた肉片をマガマクダターの口に放り込み、マガマクダターの口を封じ、更に剥がした光武二式の装甲でマガマクダターの胸を何度も何度も何度も何度も何度も何度も刺した。
『死ね…死ね…死ね…死ね…死ね…死ね…死ね…死ね…死ね…死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねえええ!』織姫は何かに取り憑かれたかのごとく何度も胸を刺した。仲間を殺したという恐怖からなのか何度も何度も胸を刺した!
(死んでお願い…死んでくーださーい!みんな….ごめんなさーい!)織姫は叫び声のようなものを発しながら、涙を流し、胸を刺す!マガマクダターからは大量の赤い血が噴水状に噴き出し、織姫の光武二式に降り注がれる!
『マ、ママ…』斜大はただ遠くから見ていた。近づけなかった!近づきたくなかった!近づくことが出来なかった!恐れていた!戦いの醜さを改めて知ったのだ!例え味方でも!例え相手が人間じゃなくても!例え自身のママでも!戦いをする姿、相手の体を!足を!胸を!まるでライオンがシマウマの肉を食いちぎる風に見えて仕方なかったのだ!
『はあっ…とどめでーす…クワットロ…』織姫は右腕を空高く上げ、霊力を右腕に込めている!止めを刺すようだ!
『ママ…ん!あ!』斜大は何かに気づき、叫んだ!だが、マガマクダターの止めをさすことで頭がいっぱいで周りの声や気配にまったく気づいていなかった。
(斜大に…あの子に…もう…誰も!殺させませーん!すみませーん…助けられなーくて…みんなを殺した罪は…業は…私が背負いまーす…中尉さーんみたいに…最後くらいは!)『スタジオー……うっ!』織姫の右腕に矢が刺さった。どこかから矢が飛んできた!
『えっ…こ、この矢は…』織姫の視線が矢に向いた!その隙をマガマクダターは見逃さなかった!
ガシッ!マガマクダターはグリシーヌの力で津波を起こし、コクリコのマジックで体勢を変え織姫をがっしりと掴んだ。
『し、しまったでーす!は、離すでーす!』織姫は体を揺らすがマガマクダターの力は強く織姫の光武二式を締め上げた。
『ご覚悟を…』掠れた女性の声が聞こえた瞬間!矢が光武二式の操縦席を貫いた。
ギャオォーン!
マガマクダターは叫び、炎に包まれた。さっきの織姫の肉片だろう…
『さあ…死になさい…自分の策に溺れて…燃え尽きて…ふふふ…』花火は笑いながら斜大の前に現れた!
『ママー!あ、あんたは…花組で矢が使えるのは…ただ一人…すっかり忘れていたぜ……北大路花火!よくも!よくも!ママ!』斜大は織姫の元に向かおうとしたが!
『行かせません!』花火は斜大の足元に矢を放ち、斜大に向けて矢を構える。
『ふざけんなよ…あんたに構ってる暇は!ママが!』
『黒焦げの灰になっちゃいますわね…』
『速攻で終わらす!はあっ!』斜大は花火に向けてブーメランを投げた!