ー昭和七年ー
ーサクラ次元ー由里の世界ー
ー大帝国劇場ー
ー格納庫ー
さくらを倒し、メルが自ら命を絶った後、闘武に乗った斜大は格納庫に向かった。
『こ…ここが格納庫か、一体何処に杉野兄ちゃんや母ちゃんはいるんだ。』斜大は閑散とし真っ暗な闇の中、格納庫の中をひっそりと歩いていた。何が起きたとしても斜大にとってはもうどうでもよかったのだ。
ブイーン!
不思議な音が奥から響き渡る!
『な、なんだこの音は!』斜大は音が聞こえてきたほうへと闘武を動かす!
母ちゃん!母ちゃん!母ちゃん!
会いたい!会いたい!会いたい!会いたい!
…でも…
俺なんかが会っていいのかなあ。
俺なんかが!俺なんかが!
この血塗れた手が…この血塗られた手を…
母親に見せていいのか…
母ちゃんに見せていいのか…
ママに見せていいのか…
恥だ…俺は恥だ…
俺は人を殺した…
俺の手は人を殺した…
レニさん…花火…さくら…メル
俺の手はその人達の血で染まっている…
そんな手を見せてもいいのか?
こんな俺が会っていいのか?
今の俺の姿を知らせないほうが…
俺が会わないほうがいい…
自分の息子が…自分の息子が…
人殺しだなんて…
会えるわけない!会えるわけない!
会わないほうがいい!
そうだ!会わないほうがいい!
どんな状況だとしても会わないほうがいい!
そうだ!それがいい!
斜大は闘武を止めた。
これでいいんだ。これで。
会いたい
ただ会いたい
寂しい
会いたい
会いたい
会いたい!
頼む…わがままを…恥ずかしい息子だけど、俺…あんたに母ちゃんに会う!
斜大は闘武を動かし、音が聞こえた場所に向かった。そこには青色に輝く球体があった!
『この青い球体は……入るしかない!おりゃあっ!』闘武を動かし、斜大は青い球体に飛び込んだ!
『よう…遅かったな…待ってたぜ、斜大!』そこにはぐったりと倒れた大神一郎、腹を膨らませているシー・カプリスと杉野がいて、不気味な笑みを浮かべる牙王がいた。
『杉野兄ちゃん!あ…あんたが牙王か…ママが言っていた…敵か!』杉野は気絶していた。
『そうだぜ…この俺が太正十六年帝都に現れ、帝国華撃団を倒し、部下を巴里に送り込んだ牙王だ。』
『一体貴様はここで何をしていた!』
『今までなあ、遊んでいたんだよ、そこにいる2人と太正十六年からなあ。そしてさっきガキが来たばかりだ。』
『な、何だと!今までずっとだと!』
『この青い球体の中では時間は進まないんだよ。つまり、ここの時は太正十六年俺が帝都に来た日から変わっていない。』
『な、なんだと!』
『今から始まる楽しいことに付き合えよ…家族一緒にな。』
『家族一緒に…家族一緒に…まさかまさかまさか!ここにいる二人が!』
『ああそうだ。お前の父親大神一郎、母親シー・カプリスだ。そして、お前の母親をよく見てみろ、面白いことしているぜ。』斜大は苦しんでいる母親を見た。すると、下腹部に何かを見つけた。
『え、か、母ちゃん…あ、あれって…頭?頭が…!!まさか…』
『そう!シー・カプリスは出産しているんだよ!お前の妹を!お前の双子の妹を!』
『動かない時…進まない時…牙王が来た日……俺が産まれた日…そんな!そんな!』
『気付いたか!そう、俺はお前の母親はお前を産んだ瞬間にこの青い球体に閉じ込めたのさ、そして時間が進まないから産まれない…だから、シー・カプリスはつわりをこの七年間苦しみ続けていたようだぜ、いまもなお、苦しみ、気絶することされ許されない。』
ー告知ー
ライト『やーみんなーライトだ。新シリーズが始まるまであと3日!第七章 次元大戦編はなんとコラボだよ〜〜!びっくりした?びっくりした?そして〜〜コラボするのはウェンディさんのサクラ大戦7人目の隊員だよお!お楽しみに!次回の告知はなんとあの宇宙の始末屋が来るよ〜!それじゃ、また少ししたら会おうね〜!』