昭和48年
ー東京ー
『やはり、寂しいですわね…一人で街を歩くのは…空気もだいぶ悪いようですし。』神崎すみれは工業地帯を歩いていた。だが彼女はそんな事どうでもよかった。ただ何をすればいいのかわならなかった。
ピピピッピピピッ!突如工場にヒッポリト星人が現れた!
『ファァァァア!』星人が叫ぶ!
『あ、ああ、超獣だー!』周りにいたわギャラリーの言葉ですみれは理解した。
『この世界は超獣という化物に襲われてるんですのね。』ギャラリーは既に逃げ出しその場にはすみれしかいなかった。
『聞けい!地球人共!ウルトラマンエースをよこせ!さもなくば、この世の地獄を見せてやるぞ!我らは宇宙で一番強いヒッポリト星人だぞ!』
『ウルトラマンエース?ウルトラマンエースとは何ですの?エースをよこせとは?何かの物でしょうか?』
『まずは風地獄だ!』ヒッポリト星人の口から息が噴き出した。
『きゃあああ!』様々な建物が倒される中すみれは電柱に掴まった。
『な、なんて風ですの、今は耐えるしかありませんわ!』風がなんとかやんだ、とはいえ既に周りはボロボロであった。
『今ですわ!』すみれは光武を地面に置きビックライトで大きくして乗り込んだ。
ーTACー日本基地
指令室
『今まで出会った事ないような、恐ろしい敵だ。確かな情報によれば、身長200Mはあるとの事だ、いいか、これだけは忘れるな。無理な行動は一切許さん。』隊長竜 五朗(りゅう ごろう)が隊員に向けて話した。
『はい!』
『よし!山中、吉村タックスペース1号、北斗、南はタックスペース2号。他の物は私とファルコンに乗る。以上出動だ。』
『はい!』TACとは超獣ベロクロンが日本に現れた際、防衛隊が全滅してしまったため、代わりに作られた地球を守るチームである。
『くっ!こうも風が強くては動けませんわ。』すみれは光武二式に乗ったが全くさっきと状況は変わらなかった。
『このままでは!吹き飛ばされてしまいますわ。』するとファルコン。マックスペース1号.2号が上空から現れた。
『一斉攻撃開始!』
『ハイ!』TACは攻撃を開始した。
『あ、あれがこの世界の人間の兵器ですか?まさか飛行機だけですとわ。』
だが、彼等のビーム攻撃は星人の体をすり抜けた。
『ここはわたくしが!』すみれも攻撃を仕掛けた。だが、彼女の攻撃もすり抜けた。
『な、何故ですの?』調子に乗る星人は頭からビームを出し側にあった、工場を破壊した。
『あの、紫色のロボットは今は気にするな、今はあの星人を倒すのが先だ!』だが、いくら撃っても攻撃はすり抜けた。
『全機に告ぐ。奴の頭を狙え。』
『了解!』TACは頭を狙って撃った、そしてタックスペース1号は星人に近づき、星人のパンチを急速旋回し機体を傾け避けた。
『しっかり掴まってろ!』
『はい!』
『奴の首を焼き切ってやる。』傾けたタックスペース1号を起こした時、星人は風を吹き付けた。
『うっ!』風に直接当たり、タックスペース1号はバランスを崩した。
『クソォ、覚えてやがれ!脱出!』
『脱出!』山中、吉村は脱出し、タックスペース1号は落下し大爆発した。
『いったいどうすればいいんだ!』北斗はコックピットで叫んだ!
『ハハハハハッ!これが地球で一番強いTAC、それにこのロボットか?次はウルトラマンエースを出せ!俺様がエースをやっつける所を見せてやる!』
ータックスペース2号ー
『星司さん!』
『なんてやつだ、エースの引き渡しを要求してる。』
『このままではTACは全滅してしまうわ!それにあの変なロボットの攻撃も効果ないわ!』
『夕子行くぞ!奴に俺達の強さを見せてやるんだ!』タックスペース2号は星人に向かっていった。北斗星司と南夕子は2人のリングを合わせて、ウルトラマンエースに変身するのだ。』
『おい、北斗、やめるんだ!やめないか!』ファルコンから隊員が呼びかける。
『北斗隊員、やめるのよ!』
『南無阿弥陀。』
《エースになってはいけない。お前達に勝てる相手ではない。》
2人はある声を聞き、リングを見たが光らなかった、リングが光らなければエースになれないのだ。
『星司さん!指輪が光らない!』
『畜生、どうしたんだ。』
『夕子!』 『星司さん!』二人は手を繋いだが変身できなかった。
『北斗、南。』だが、彼等のタックスペース2号は星人の体をすり抜けた。
『ハハハハハッ!どうだ地球人諸君!君達の科学でこの謎は解けまい!約束をしてもらおう。今度俺が現れる時エースを渡してもらおう!その時こそこうなるのだ‼︎』星人は左手にウルトラマンエースの人形を出し、首を体から分断させた。
『ハハハハハッ!ハハハハハッ!』星人は笑いながら足元から青いガスを出し姿を消した。
『ああっ!ああああああああ!』すまれの脳裏に大神の生首が浮かび上がった。
ー地上ー
『悔しいですねえ。』
『馬鹿、他人事みたいに言うな!』二人の隊員は星人を見ながら話した。
ーファルコンー
『北斗!私の命令が聞けないのか!』
『すみません。』
『命令違反は絶対許せん!人間の命は一つしかないんだぞ!』
『はい!』竜隊長と北斗は通信していた。
『隊長。私北斗隊員のおかげで星人の秘密が一つわかったんです。』
『そうです。星人の体が雲の様に通り抜けるのがわかったのは北斗のおかげです。』
『君達、北斗と南が無事だったから、そう言える。口を慎め。』
『はい。』 『はい。』
『北斗、君達は北の方を調べろ。私達は南を調べる。あのロボットの方へは私達が向かう。』
『はい!』
ータックスペース2号ー
『夕子、さっき俺はエースになっていけないという声を聞いた。』
『星司さんも、私もその声を聞いたの。』
『君もか。』
『いったい誰が俺達にあんな事言ったんだ、まさかあのロボットのパイロットか?』
『もしかしたら、アタシ達もうエースになれないのかも。』
『馬鹿な!じゃあ一体誰が地球のピンチを救うんだ、あの訳のわからないロボットか?』二人は北を調べていると、南は何かを見つけた。
『星司さん、あれを。』南が指差した方には燃えた車があった。
『事故かな。』
『人の影が見えるわ。』二人は側に機体を着陸させた。
『しっかり!』
『運転手さん!』二人は倒れている人に声をかけた。
『ちょ、超獣が…ぶつかって』
『何ですって!もっと詳しく!もっと!』北斗は運転手の体を激しく揺する。
『星司さん!あまり動かさないで。』
『はぁっ、超獣が谷間に立っていた。』運転手は必死に話す。
『超獣が?』
『これを子供に。ひろしに渡してください。誕生日の土産です。ウゥ,』それはさっき星人が持っていた首が分断されたエースの人形であった。
『ふぅ。星司さん』南が見ている先にはエースの人形の首が置いてあった。
『ちょ、超獣が首をもいでしまった。あっ!』運転手は力をなくした
『運転手さん、しっかり、しっかりするんだ。』
『運転手さん。』
『これを子供に届けてください。アゥ!ウッウ。』夕子は脈を触ったが、反応はなかった。二人は運転手さんを地面にねかせた。
『きっと、人形は届けてあげますよ。畜生!超獣の奴め!待てよ、さっきの超獣と星人は同じ物じゃないかな。』
『でも、証拠も何にもないのよ。』
『エースの首が切れたのは偶然なんかじゃない、この運転手さんの証言を信じる。』
『じゃあ、証拠を探さなくちゃ。』
『超獣にぶつかったと言ったな、それたら自動車のどこかに印があるはずだ。二人は車を調べたすると北斗は
『あっ!あったぞ!』
その部分の鉄は溶けていた。
次回予告
すみれ『中尉…愛する人を失った少年、あの子の気持ち…とてもわかります。』
すみれ『次回サクラ大戦4 海に散りし命 第二十一話 側にいない太正桜に浪漫の嵐』
???『さっさとエースを渡せばよかったんだ!』