海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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久しぶりに帝国華撃団修行編を出します、明日は特別編の後書きに書いた通り並行世界シリーズ ”オーク巨樹編”、”ウルトラ10勇士編”をそれぞれ前半部分を投稿させていただきます。


側にいない

ー昭和48年ーエースの世界ー

ーTAC基地ー

 

『お待たせしました、北斗隊員が持ってきた肉片は超獣の細胞だとわかりました。』

 

『やはり!』

 

『運転手さんが言った事は本当だったんだわ。』

 

『それと、あの紫色のロボットを調べましたが、地球中どこを探しても見つからない物質を使っており、乗っていた神崎すみれさんは並行世界から来たと話しております。』すみれがドアから出てきた。

 

『はい、私は神崎すみれともうします、並行世界から来ました、私達の世界の化物を倒す部隊帝国華撃団の隊員で、あのロボットに乗り込み戦うんでございます。』

 

『彼女の言う事に不可解な事はあるが、彼女のロボットが地球上にない物を使っている以上信じる価値はある。』

 

『はい、私はある敵を倒すためをこの世界に来ました、私は太正十六年から来たため多少驚いておりますが、大丈夫ですわ。あの敵を倒すのに協力させていただきますわ。』

 

『話を戻しますが、さっきの細胞は必ずしも超獣の物だと断定できかねます。』

 

『待ってください。この人形を見てください。』北斗は首が分断されたエースの人形を見せた、すみれの脳裏に大神の首が浮かび上がる。

 

『いやああああ!』すみれは大声で地面に崩れさった、夕子が側による。

 

『ど、どうしたんですか?』

 

『に、人形を見せないでく、くださいませ。』

 

『南、すみれさんを医務室へ連れてってくれ。』

 

 

医務室

『すみれさん、あなたエースに何か嫌な事でもあるの?』

 

『いえ、あのエースの人形に対しては何もないのですが…切りはなされた首…私がいた帝国華撃団の隊長が敵に首を切り落とされて死んでしまったんです…ですからあの人形を見て思い出してしまったんです…隊長は…私の想い人だったんです…』

 

『すみれさん…』

 

『夕子俺と隊長は運転手さんの子供にちゃんとしたエースの人形を買って届けてくる。』

 

『すみません、私も連れてってくれませんか。』

 

『君、もう大丈夫なのか?』

 

『はい、もう大丈夫です。連れて行ってください私もあの超獣を倒せませんでしたし、あとあの首のとれた人形はもう見せないでもらえますか。』

 

『わかった。じゃあ行こう。』

 

葬式場

『君のお父さんにこれを渡してくれと頼まれたんだ、誕生日だったんだね。』北斗はパッケージに入ったエースの人形を運転手の息子に渡した。

 

『えい』少年は取り出したエースの人形を投げ捨てた。

 

『ひろしちゃん。』横にいたお姉さんが言った。

 

『エースなんて僕らの味方じゃないやい!エースが父ちゃんを助けてくれなかったじゃないかい!』北斗の心に傷をつけるには充分過ぎる言葉だった。

 

『ひろしくん、すまん。TACがもっと早く超獣を見つけていればよかったんだ、許してくれ。』

 

『私も早くあの超獣を見つけらませんでしたわ、すみません。』

 

『TACやあのロボットじゃだめだよ、あんなエースを早く星人に渡しちまえばいいんだ!星人もおとなしくなるのに。』すみれは体を乗り上げひろしの頬を思いっきり叩いた。

 

『何すんだい!』

 

『あなた!自分達さえよければ!いいと思っているんですの!誰かが誰かのために犠牲になるなんて、ふざけた考えもいいかげんになさい!』ひろしは立ち去った。

 

『ごめんなさい…つい感情的になってしまって…』

 

『いえ…こちらこそ…ごめんなさい…去年母を亡くして…今度は父まで…今ひろしは混乱してるんです!』

 

『今は…静かにしてあげてください…そう簡単に立ち上がれるわけはありません…』

 

(エースはもう人間に必要とされないのか。)

 

ーTAC基地ー

『どうした、皆。休んでおけと言ったはずだ。』他の隊員が必死に仕事をしているのを見て隊長が言った。

 

『それどころじゃないですよ、市民からエースを星人に引き渡せってじゃんじゃん電話が来て。』

 

『隊長!いっそのことエースを星人に引き渡しましょう。』

 

ーバン!ーすみれは怒りのあまり机を激しく叩いた。

 

『いいかげんになさい……何でエースに全てを押し付けるんですの!私は見た事ありませんが、あの人は今まで人間のために命をかけて戦ってくださったんですよ、それを都合が悪くなったら、すぐに星人に引き渡すですって!どれだけ自分の命が大切なんですか!何で誰かを犠牲にしてまで生きようとするんですの!エースを大切にしている人間だっているんですのよ!エースを失って悲しむ人だっているんですのよ…その悲しむ人達の気持ちも考えてください!』すみれは涙を浮かべ怒りをぶつけた。

 

『あんたにはわからないだろ!あんなロボットを持っているんだからなあ!』

 

『バカモン!君達はそれでもTACの隊員か、星人の作戦にウカウカと乗ってしまう馬鹿なのか!エースを渡した後次はどうなる。星人は地球を乗っ取る君達にそれがわからないのか!それに確かに彼女のロボットは我々にはない。だが、彼女は我々と同じような部隊の隊員だ、それなのにこんなにもたくましい!誰かのために誰かが犠牲になるなんて絶対にあってはいけないんだ!我々は戦う!エースもすみれさんも戦うんだ!』

 

ーパァアァァンー電話がなり隊員が電話をとる

 

『え…はい!町に星人が現れました。』

 

『とうとう来たか、よし北斗、南はタックスペース、私と美川、今野はファルコンに乗る、すみれさんは光武二式で出動だ!』

 

『隊長!』 『隊長!』傷ついた隊員が隊長に駆け寄る。

 

『我々は…』

 

『君達は基地に残れ。』

 

『そんなあ。』 『我々もいかしてください。』 『戦いくらい何ともありませんよ!』

 

『山中は今野と一緒にスペースに乗れ、西村は私達と一緒だ。』

 

『はい‼︎』二人の隊員は笑顔で答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告
すみれ『現れた星人に私は立ち向かっています、そんな中ウルトラマンAが現れ、え、山奥?』
すみれ編次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第二十二話 星人陽動作戦開始せよ!太正桜に浪漫の嵐!』
すみれ『私にはこれくらいしか……』
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