海に散りし命   作:リバーサクラモード本格的だよ

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壊滅!巴里華撃団後編

ー太正十五年ー

ー巴里ーシャノワールー地下指令室ー

『私達はただ見ているだけしか出来ないんですか……』エリカは落ちこんでいた自分を拾ってくれたばかりにフォンティーヌ夫妻が危険な目にあっている…それが一番心苦しかった。

何が巴里華撃団ですか!

何が花組ですか!

大切な人も守れない!

あの人の最後の願いすら叶えられない

 

『くっ………』グリシーヌの父親と母親は花大路家に行っていて、爆弾に巻きこまれていた、生存は………

父上、母上、私は一人になってしまったな………何も出来ない馬鹿なんだな………いつもは貴族などといばっているくせに………いい笑い者だな………隊長……貴公は……こんな私を……みっともないと思うだろう………空の上から…笑ってくれ……………会いたい……そばにいてくれ!私を支えてくれ!!励ましてくれ!……みっともないな…もう貴公には絶対に会えないというのにな…………

 

『マ、マ………』やっと再会できたばかりの母親を救えない歯がゆさは我々には想像も及ばない苦しみである。

また……僕は…一人ぼっちに……ママ…僕はいつも一人だったんだ、大丈夫、大丈夫!大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫………じゃない……一人は嫌だよ……大切な人と一緒にいたい!側に誰かがいてほしい!助けて……イチロー……

 

『あーあ、暇だな、何も出来やしねえ、退屈だな…』ロベリアは初めて残される者の悲しみを知った。自分の力の無さを知った。

ははははっ!世紀の悪党ともあろうものがたった一人の人間の願いすら叶えられないとはね…情けないなあ、情けない。あの馬鹿め!隊員のために死ねて満足だなんて思っているのか?ふざけるな!隊長として考えたら確かに正しい行動だ。だが!人間として考えたら最低だ!こんなにも……大勢の人間を悲しませやがって!

 

 

『私は…とうとう…ひとりきりに……』花火は以前フィリップという

婚約者を事故で亡くし無気力に過ごしていたが、大神一郎の手によって立ち直る事ができたが、その彼すら失い家族さえも失った彼女の心は悲しみに満ち溢れていた。

人はひとりでは生きていけない

悲しみを乗り越えなければならない

死んだ人は帰ってこない

亡くなった人の事を忘れてはいけない

大神さん。あなたはエリカさんの事を愛していらっしゃった…それでも好きにあなたや友人の幸せのために我慢はできた、が、あなたはフィリップと同じく死んでしまった…残された人の気持ちも考えてください!こんなにも…こんなにも…辛い…駄目なのはわかってる!乗り越えなきゃいけないのもわかってる!でも!でも!あなたの願いすらまともに叶える事が出来ない私は………

 

『ふ、二人の黒い騎士がヤフキエルによって倒され、金色の戦士も逃げたようですが、ヤフキエルの暴走により、民間人の避難施設が……』シーは入ってきた情報を読むのが辛かった…実はフォンティーヌ夫妻が住んでいる場所の近くにはシーとメルの実家があったからであり、彼女達にとってもこの事実は受け入れたくなかったようだ。

 

『え!そんな…シー、鎧さんは?』メルはすぐに鎧に連絡をとった。

 

『すみません!途中、ビルゲニアという怪人に襲われてしまい時間がかかってしまいました、敵は倒したようですが…周りの被害が…』鎧はかつて次元の壁が壊れた時に仮面ライダー達に会っており、怪人の姿や名前はたいだい記憶していた。

 

『ビルゲニアとは俺達スーパー戦隊とは違う次元から来た正義の戦士仮面ライダーという悪の組織と戦う者達が倒した敵でその中の一人仮面ライダーBLACKという人が昔倒したはずなんですが…何かの影響で復活してしまい、フォンティーヌ家に行く俺を邪魔してきたんです、確かあいつは戦闘中『今、ここで貴様を倒し手柄を立てれば、殺戮革命連合軍に入れる!あの方から力を頂ける!俺は今度こそ創世王になれる!今はもう昔の創世王やシャドームーンはいない!そのために…まずは死んで貰おうか!』といいはなち挑んできましたが、少々手こずりましたが、なんとか勝てましたが…そのせいで…殺戮革命連合軍…やつらは何が目的なんだ!まずは、戻ります!』鎧はシュリケンジャーに変身し、ものすごい速さでシャノワールへと戻っていった。

 

『そんな、そんな!ママ!パパ!うわああああああ!』

 

『嫌だよ!ママ!ママ!なんで!なんで!ママ達が死ななきゃならないんだよ!』エリカとコクリコは自分の感情を抑えきれなかった。

 

『じゃあ、自分と関係ない奴が死ねばいいのか!』ロベリアが叫んだ。イライラから来た発言だったかもしれないが、皆の心を深く傷つけた。

 

『ロベリア!そういう事ではない!大切な人との思い出があるからこそ苦しいんだ!貴様にはわからんのか!隊長と過ごした記憶はなんの意味もなかったのか!』グリシーヌはロベリアの胸ぐらを掴み叫んだ!

 

『ちっ…つい頭に血がのぼっちまったよ…今、イラついてるのは自分の力の無さに対してなんだよ!あの馬鹿との約束すら破っちまうぐらい情けない自分によ!』華撃団の運営には人々からの多額の税金や財閥からの支援によって活動できるのだが、数々の失敗、代わりになる格安の機械の登場により支援財閥からの援助がなくなり、光武の修理も出来なくなってしまった…華撃団は事実上壊滅させられてしまったのだ。

 

『シャノワールも…閉店しちゃうのかな…』コクリコの指摘通りシャノワールは閉店させられるだろう。

 

『あたしも…また、刑務所か…』ロベリアは巴里華撃団のために一時的に出所していたのだが、華撃団の解散によりまた刑務所へと戻されるだろう。彼女は懲役千年の犯罪者であったが、巴里華撃団として活動するかわりに懲役を減らしてもらっていたのだが、まだ2年残っており、それだけの期間刑務所にいれば罪はなくなったのだが、巴里華撃団の解散により、懲役千年は元に戻ってしまうかもしれない。

 

『どうして……どうしてこんなにも苦しい思いをしなければならないんですか…神様…あなたなんて大嫌いです!』エリカはシャノワールを飛び出し、外に出ていった。

 

『エリカ!』コクリコは追いかけようとしたが、足を止めた。

 

『私達…これからどうすれば…』家族もいなくなり、巴里華撃団も解散してしまう以上彼女達の居場所はなくなってしまうだろう…

 

ーテルトル広場ー

『また…雨だ…嫌だな…この雨がやんでも…私の心の雨は…降り続ける…でしょう…雨が止んだ時の太陽が…もうないんですから…』エリカは空を見上げ激しく泣いた。雨は激しく降り続いた、この世界の不幸を嘆くように……

 




次回予告
ミミミ『ああ…皆さん落ち込んでいます。悪夢を見て苦しんでるんです、助けて、えっ!来てくれたんですね。』
ミミミ『次回サクラ大戦4 海に散りし命 第三十六話 怪盗からの届け物、愛のみはたのもとに。』
ドラパン『これが光武F3の設計図です!』
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