ー平成二十七年ー
サクラ次元ーウルトラ次元
ーオーク時空巨樹城ー
『みんな聞いてくれ、こちらヒカルとショウ、俺達は試練を乗り越えたみんな頑張るんだ。』通信機からヒカルが皆に呼びかける。
『二人とも、やったな。』ムサシは通信機の遠くから激励の言葉を送った。
『ま、烏間先生はまだまだとか言ってそうなレベルだと思うけど、まあいいと思うよ、等身大で考えたら俺が一番だけどね。』カルマは余裕で光弾を交わしながら話す。
『誰にでも、向き合いたくないものがある、怖いものだったり…辛い事だったり…でもそれから逃げてはいけないんだ、みんなも立ち向かってそれを乗り越えてくれ、そして頼む烏間先生。』ヒカルは烏間に通信機を渡す。
『ヒカル…』『ヒカルさん…』カルマヒカルの野郎…』夢の中にいるUPGの隊員達にヒカルの声が届いた。
『君達は確かに未熟で経験浅く弱いだが君達には若さがある、何にでも立ち向かう力がある。恐怖など、乗り越えてしまえ!』
『みんなー、わかってる、このままだとこんなノロマな奴らに殺されちゃうんだよー、あの音速タコに馬鹿にされちゃうよー、ヌルフフフフ皆さんまだたまだ〜子供ですねー、とか言われちゃうよ。』
『そ、それは嫌だ。』『殺せんせーなら…絶対言うわ。』彼らにも声は届いた。
『さくら、前にあなたは恐怖を乗り越えたはずよ、京極圭吾からお父さんの心を取り替えたのよ、乗り越えられるわ、あなたは一人じゃない、いつも仲間と絆で繋がっているわ!あやめさんを救い出して。』
『そうだわ…あやめさん。』夢の中でさくらは立ち上がる。
ーUPG基地ー
『それぞれの脈拍が安定、エプネフリン反応が消えていきます。』智也は突入チームに生体検査用メカを渡しており、精神状態がわかっていたのだ。
『彼らは恐怖を克服しようとしています。』
『カルマ君にも恐怖はあります。ですが彼はそれを乗り越えた、あなたの教え子達も乗り越えられます、そしてさくらさんも。』殺せんせーは陣野隊長の肩に手を置く。
『よおし、総員、反撃開始!』陣野隊長は通信機から隊員に命じた。
ーアリサの夢の中ー
『ガレット!』アリサは黄色の封印札を出し、3体のキョンシーに貼り付け彼らを倒した。
ーサクヤの夢の中ー
『ガレット!』サクヤは自分の体を大きくして昆虫を掴んだ。
ーゴウキの夢の中ー
『ガレット!』ゴウキは籠の中に入った大量のトマトを貪り食べた。
ー不破の夢の中ー
『ガレット!よし、私は正義の隊員よーてえい!』不破は打ち切りになった小説の続編を自分で書いた。
ー速見の夢の中ー
『ガレット…今はそう言うわ。』速見は手に麻酔銃を持ち周りを囲む人間達に向かい放つ。
ーさくらの夢の中ー
『おへそは、隠してある、大丈夫、はあああ!』さくらは雷を避けながら前に必死に走った。
『あ、あれ…』眠っていたメンバーが全員目を覚ました。
『ったく、遅いよー、みんなー。』
『やったな、みんな。』恐怖を乗り越えた事により皆、眠りから覚めた。
『おのれえ、ふん!』サクヤはアレーナが放った光弾をシェパードンのスパークドールズに集め、持っていたビクトリアンのお守りと擦り合わせ超音波を発生させた。
『うっ、あああっ!』洗脳されているアレーナにとってこの超音波はとても苦しかった。そして、余ったシェパードンのエネルギーをウルトラマン達を閉じ込めている鏡に向け放ち鏡が破壊され、ウルトラマン達は解放され、ムサシはコスモスと一体となり、ウルトラマン達はゼロの元へと飛んでいった。
『さあ、さっさとここからトンズラするよ、はあああ!』ロベリアはアレーナの周りを炎で囲み、傷ついた大神はロベリアがおぶり、彼らはオーク時空巨樹城から抜け出した。