ワールドトリガー 一条隊隊長のニセコイ事情   作:ガンプラビルダー

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みなさんは男装してる鶫と女装してる鶫はどっちが好きですか?俺は女装の方が好きです。


第16話 鶫 誠士郎③ 鶫の幸せ

鶫が来てから二日目の放課後俺のスマホには一通の着信が入っていたのだった。

 

それを見た俺は迅さんに電話をした。

 

迅「もしもしこちらは実力派エリートの迅だ!!一条少年、今日の勝負は勝てたかい?」

 

一条「はい。迅さんのアドバイスのお陰で鶫に勝てました。あの…これからも鶫に警戒する必要があるのですか?」

 

迅「いいや。明日からは誠士郎ちゃんに警戒する必要はないからな。」

 

一条「えっ?本当に大丈夫なんですか?」

 

迅「ああ。俺のサイドエフェクトは一条少年が襲われる未来は見えていない。だから誠士郎ちゃんと仲良くしていいぞ。」

 

まあ迅さんのサイドエフェクトでのアドバイスは的確だから大丈夫だろうな。

 

それに鶫もなかなか可愛いし根はいいヤツだと思うからできればあいつと仲良くしたいもんだ。

 

迅「あと言い忘れてたんだが陽太郎が雷神丸のエサ買ってきてくれと言ってたから買ってきてくれ。」

 

一条「まぁ面倒くさいですけどわかりました。」

 

なんで俺に頼むんだろう……自分で行けばいいのに……雷神丸にエサって結構重いんだよな……

 

けど、この時俺は迅さんの頼みの意図が分かってなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方俺に可愛いと言われた鶫はクロードによって布で目を隠されていた。

 

クロード「準備はいいか誠士郎?」

 

鶫「はい。クロード様。」

 

クロード「始め!!」

 

クロードの合図と共に鶫は組み立て前の銃を素早くかつ的確に組み立てる訓練を行っていたのだ。

 

クロード「7秒57か……日本に来てから腕は鈍ってないみたいだな。これならお嬢も安心できる。」

 

鶫「ありがとうございます!!」

 

クロード「ところで、集英組の二代目の様子はどうだ?何かお嬢に対して怪しい行動は取ってないか?」

 

鶫「……いえ…何もありませんでした。」

 

鶫は戸惑いながらもクロードには何もないと告げた。彼女の心の中ではこの前の決闘のことを思い出していたのだった。

 

クロード「そうか……もしあの二代目が怪しい行動をしていたらあいつを徹底的に潰せ!」

 

鶫「もちろんです!!あんなハレンチな変態ゲス野郎をこの手で!!!!」

 

クロード「ほぉう!それは随分ないいようだな。確かに私もそう思うがな。」

 

鶫「あんなヤツお嬢のパートナーとして認められない……」

 

口ではそう言ってはいるが彼女の頭の中では俺に可愛いと言われたことが頭に浮かんでいて鶫は机にばったりと倒れこんだ。

 

鶫(私は何を考えているのだ?あいつに警戒しろとクロード様に言われたではないか……)

 

クロード「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日クラスのみんなが鶫が正真正銘の女だと知り彼女の方も大分クラスに馴染め始めた。

 

俺も迅さんに言われた通り彼女を警戒せずに普通に接しようとしたが鶫の方は俺のことをまだ警戒しているらしく俺は桐崎にうかつに接することができなかった。

 

まあ迅さんのサイドエフェクトでは何も心配することはないって言ってたし別に鶫が邪魔なわけじゃないからいいんだが。

 

 

その日の放課後、防衛任務を入れてない俺は桐崎といつものように動物の飼育をしていたのだが俺は動物のエサが無くなってるのをキョーコ先生から聞いた。

 

一条「桐崎、キョーコ先生が動物達の餌買ってこいってさ。」

 

桐崎「えー〜……面倒くさいな…あんた行ってきなさいよ。」

 

一条「おいおい。結構重いんだぞ動物のエサって。お前も手伝えよ。」

 

千棘「しょうがないわね……じゃあさっさと行くわよ。」

 

鶫「お待ちください!!」

 

桐崎とのやり取りを聞いていた鶫が草むらから現れたのだった。こいつ今までずっと隠れていたのか?

 

千棘「もう!おどかさないでよ鶫。」

 

鶫「ここは私にお任せ下さい。ほら行くぞ一条 楽!!」

 

一条「わかったよ。」

(まぁついでに雷神丸のエサも買えばいいか。それにここで鶫と仲良くなれるいい機会だしな。)

 

鶫(チャンスだ。ここでヤツが秘密を持っているかどうか確かめれる。もしヤツが何かしら秘密を持っていた場合は私がこの手で!)

 

鶫は制服に幾つも銃を隠し持っているため警戒態勢は抜群であった。だが、今の鶫の格好を見て桐崎はこういった。

 

千棘「鶫、もしかしてその格好で出かけるつもりじゃないよね?」

 

鶫「い……いえ……その……」

 

千棘「ダメでしょ?また男に間違われるわよ。ちょっと待ってて……」

 

鶫「え……えっと……お嬢?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鶫は桐崎に連れてかれ、制服に隠してある武器も全部取り上げられたのだ。

 

そして桐崎の手によって女の子らしい格好に着替えられたのであった。

 

 

鶫「わ…私がなぜこのような姿を……」

 

鶫自身はこの姿に戸惑い顔を赤くしているが周りの人たちは彼女に視線を注目していたのだ。

 

一条「えっ?その格好お前どうしたんだよ?」

 

こいつはいつも男みたいな格好をしているため鶫を見て俺もびっくりして一瞬言葉が出なかった。

 

やばい!こいつ女の子の格好してると小野寺や桐崎にも見劣りしないくらい可愛いじゃねぇか……

 

鶫「なんだ……笑いたければ、笑えばいい……どうせ貴様も私の格好がおかしいと思うのだろう……」

 

自分の格好に自身がない鶫に対し俺は彼女の頭を撫でてやった。

 

鶫「き…貴様!私の頭を撫でるのは止めろと言っただろ!!殺されたいのか!?」

 

一条「お前、可愛い格好してんだからもう少し自分に自身持てよ。」

 

鶫「か…可愛いだと……やはりバカにしてんのか貴様は!?」

 

鶫は顔をさらに赤くして頭を撫でてる俺の頬を殴るのであった。

 

なんだよ……せっかく可愛いって言ったやったのに女心って本当わかんないな……

 

鶫「ほら行くぞ!一条 楽!!」

 

鶫は俺を殴ったらいつもの感じになり落ち着いたように見られた。しかし彼女の気持ちはまだ動揺したままであった。

 

そして俺たちは近くのペットショップでたどり着いた。

 

鶫には重くないエサをもたせ、俺は雷神丸のエサの会計を行っていた。

 

俺が雷神丸のエサを買い終えると、鶫はガラスの向こうにいる犬を眺めていたのであった。

 

鶫「モコモコしてる……可愛い……」

 

鶫のつぶやく声に俺はドキドキしてしまった……鶫は犬を欲しそうに眺めていたのだった。

 

鶫「何をいやらしい目で見ているのだ!!そのいやらしい目をくり抜くぞ!!」

 

一条「……お前、もしかして欲しいのか?」

 

鶫「なっ!?バカを言うな!!私は犬を欲しいなどあるわけない!!」

 

でもこいつ俺がエサを探してた時もずっと眺めてたしな……

 

そう思った俺はぬいぐるみが売っているのを発見し、鶫が眺めてたのと同種の犬のぬいぐるみを買ってやった。

 

一条「ほら、お前にこれをやるよ。」

 

鶫「……そんなものいらん!」

 

けど鶫は犬のぬいぐるみを欲しそうに見つめていた。そしてついに彼女は欲求を抑えるきれず、

 

鶫「……ふん!貴様がどうしてもというのならもらってもいいけどな。」

 

一条「……どうしてもだ。ほらやるよ。」

 

鶫「ふん!仕方ないな……」

 

鶫は素直にお礼は言わなかったが、ぬいぐるみをもらった時の鶫の笑顔は微笑ましかった。

 

全くこいつは本当桐崎と同じくらい素直じゃなぇな……まぁ桐崎と鶫のそういうところも可愛いところだからいいか。

 

鶫「ほら、用事も終わったしさっさと戻るぞ!!」

 

鶫は歩こうとしたが、バランスを崩し倒れそうになった。

 

一条「あぶねぇ!!」

 

とっさに気づいた俺は鶫の背中を受け止めたのであった。

 

鶫「は…離せバカもの!!!死にたいのか!?」

 

受け止められた鶫は恥ずかしくなり顔を真っ赤にして俺を再び殴った。これで殴られたの今日二回目だぞ俺。

 

鶫「さぁさっさと行くぞ……いたっ……」

 

一条「どうした?……ってお前のヒール、靴擦れしてんじゃねぇか。なんで黙ってたんだよ?」

 

鶫のヒールを見てみるとだいぶ傷んでいた。彼女の足も怪我したみたいになっていた。

 

鶫「バカもの!この程度の痛みで音を上げてはお嬢をお守りできん!!」

 

一条「それとこれとは違う話しだろ?ほら

 

俺は鶫の背中に乗せるのであった。

 

鶫「バカ!降ろせ!!こんなことをしなくても私は歩ける!!!」

 

鶫は俺に担がれるのをためらい強い口調でそう言う。

 

一条「いや、そんな状態で歩いたらそれこそ桐崎を守れなくなるぞ。」

 

鶫「……っ……お嬢のためなら仕方ない……」

(全くなんなんだ……こいつは……敵かと思えば優しくしたり、可愛いと言ったり……)

 

俺は鶫をおぶったまま桐崎の家まで歩くがやっぱり人を背中に乗せて荷物を持つのはやっぱり重いな……けどトレーニングになるからまぁいいか。

 

あっそうだ。鶫に気になってたことが二つあったんだ。今のうちに聞いておくか。

 

一条「ところでさお前と桐崎はいつから知り合ったんだ?仲良いみたいだったし。」

 

鶫「ああ。私が初めてお嬢と出会ったのは今から10年前のことだった。」

 

10年前か……俺が女の子から約束のペンダントをもらった時と同じだ。

 

 

鶫「その時のお嬢はある男の子と仲が良くてな。私もお嬢に連れてかれてその子と遊んだものだ。」

 

男の子?そういえば俺も10年前女の子と出会ったが……

 

まあたまたま時期が同じだっただけだろうな……

 

一条「それと、お前はさ恋したことってあんのか?」

 

鶫「私が?あるわけないだろ。私は女を捨てた身だ。お嬢の笑顔が私の幸せなのだ。」

 

一条「なるほどね。けど女を捨てたとか簡単に言うんじゃねぇ。それにそんだけ誰かのために一生懸命になれるならお前のことが好きな奴はいると思うぞ。」

 

その言葉を聞いた途端、鶫の心拍数は上昇し始めたのであった。彼女の心の中で恋が始まっていたのだ。

 

一条「なんだ。お前の初恋はこれからというわけだな。その時お前はどんな顔してんのかな?」

 

彼女の気持ちを知らない俺は鶫がどんな恋をするとか楽しみで仕方がない。

 

 

鶫「全く……貴様は本当に腹立たしい男だ……これで貸しになったと思うなよ!!」

 

一条「何が!?」

 

彼女が初恋を始めたことを知らない俺は鶫の言葉に理解できなかったのであった。

 

けど今日は鶫とは少しは仲良くなれたかなと思う。

 

ピロリ〜ン♪

 

その時だった。俺のスマホからLINEの通知が来たのだ。

 

鶫「どうした急に立ち止まって?」

 

一条「すまないな。ちょっとLINEが来ていてな。ちょっと待っててくれ。」

 

動物のエサを地面に置いて俺はLINEを確認する。

 

俺にメッセージを送ったのは鈴鳴第一に所属してる村上 鋼(むらかみ こう)先輩であった。

 

この人はNo.7のアタッカーで近接戦闘で高い能力を持ち、俺がB級隊員のなかで負け越している相手の一人だ。

 

村上(一条、俺と勝負をしてくれないか?時間は今日の夜、お前と本気の勝負を楽しみにしている。)

 

と村上さんはLINEで行ったのであった。

俺はLINEでOKのスタンプを押すのであった。

 

俺は鶫を桐崎の家に送ったあと村上先輩の勝負をする為にボーダーの本部へと向かった。

 

サブトリガーのセットも孤月にして左腕でも剣を使えるようになったな。

 

そろそろ、今使ってるトリガーセットを変えていつもの戦い方に戻すとするかな。

 

続く

 

 

 




次回は村上先輩との対決です。

次回の話で一条のトリガーセットを大幅に変えたいと思います。

一条のトリガーセットはちょくちょく変えていてすみません。次の変更で確定したいと思います。

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