ワールドトリガー 一条隊隊長のニセコイ事情   作:ガンプラビルダー

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ボーダーの一大計画編
第24話 一条 楽⑥B級ランク戦に向けて


 

林間学校から帰ってきた俺はスマホをつけてすぐに迅さんに電話をかけるのであった。

 

 

迅「もしもし一条少年?どうやら千棘ちゃんは無事みたいだな。さすが千棘ちゃんのダーリンだ。」

 

一条「べ…別にそんな関係じゃありませんよ。ただ……友達を助けただけですよ。」

 

ニセモノの関係と知っているとはいえ、ダーリンとか言われて冷やかされるのは嫌なんだよな……

 

迅「まぁいい。そろそろB級ランク戦が始まる頃だろ?久々にお前を指導しようと思う。」

 

一条「えっ?本当ですか!?」

 

迅「ああ。明日は防衛任務が終わった午後ならお前の相手をしてやる。」

 

一条「ありがとうございます!!」

 

迅「なら、明日は午後1時から訓練室集合な。じゃあ、待ってるぞ!」

 

迅さんはそう言って電話を切った。

 

せっかく迅さんからご指導してもらうんだ。このチャンスを生かして今度こそA級に上がってみせるぞ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、俺は迅さんが防衛任務でいない午前中に集と千尋を作戦室に集めた。

 

俺と集は林間学校の疲れが残っているがB級ランク戦が近いためそんな悠長なことは言っている場合ではない。

 

一条「今日おれが二人を集めたのは、来週から始まるB級ランク戦について話し合うためだ。」

 

集「えっ?もうそんな時期かよ?2月のランク戦では9位から14位にまで順位を落としたよな俺たち。」

 

千尋「そうですね。もうこれ以上順位を落としたくないところですね。」

 

2月のランク戦の時は俺と集が高校受験に集中しててロクに作戦会議もできなかったからな。

 

そりゃ順位を落とすのも無理はない。けど今回は受験勉強なんてないから作戦を考えれる。

 

千尋「それで、A級に上がるための案は考えてるのですか隊長?」

 

集「やっぱり考えるならB級1位の影浦隊に勝てるくらいの案を考えないとな。」

 

一条「すまん。俺、初めから影浦隊に勝つつもりはなかった。」

 

集「おいおい、そんなんでA級にあがれんのかよ?…」

 

一条「心配するな。影浦隊と戦わなくても2位になればA級部隊に挑戦できる。」

 

集「どういうことだよ?」

 

多分こいつB級ランク戦のルール忘れたみたいだな。仕方がないこいつに改めて説明するか。

 

一条「いいか?A級に昇格するためには1位か2位のどちらかになればA級隊員に挑戦権をもらえるんだ。」

 

 

集「つまり俺たちが狙うのはB級1位ではなくB級2位を狙うのだな?」

 

どうやら納得したみたいだな。

 

一条「ただ、俺たちは今B級14位たがらそこから2位に上がるのは容易じゃない。」

 

集「いずれにせよ俺たち3人気合い入れて頑張んないとな。ん?どうした千尋ちゃん?そんな深刻そうな顔をして?」

 

千尋はタブレットを見ながら驚いた表情をあらわにしていた。

 

千尋「あの……二人とも、これを見てください!!」

 

俺たちもB級隊員のリストが載っているタブレットを見て驚いた。

 

なんとB級21位のところに二宮隊という文字が載っていたのだ。

 

集「おいおい。どういうことだよ?二宮隊ってA級隊員のはずだろ?」

 

一条「俺が知るかよ。けど、二宮隊がランク戦に参加するのは確実だ。」

 

なんてこった……二宮隊は影浦隊並に実力がある部隊だ。

 

B級中位の俺たちが二宮隊に勝つのは容易じゃないぞ。

 

集「悪い二人とも。俺、そろそろ行かないといけない場所があるんだった。」

 

一条「行くってどこに行くんだ?」

 

集「今から出水先輩のところへ行ってご指導してもらうんだ。じゃあそういうことで。」

 

集は手を振りながら作戦室から出て行った。

 

あいつ昔はレイガスト中心で攻撃していたのにいつの間にか弾の操作うまくなったよな……

 

千尋「それじゃあ私も早速二宮隊の分析を行いたいと思います。」

 

一条「わかった。じゃあよろしくな。」

 

千尋もパソコンを起動してB級隊員の情報収集を開始した。

 

彼女の情報収集の正確さとスピードは本当に役に立つな。お陰で二宮隊と戦うときの対策も大丈夫そうだ。

 

さてと、俺も迅さんから教わりに行くとするか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本部のラウンジで飯を食べた後、俺は集合時間の30分前から訓練室で迅さんのことを待っていた。

 

なんせ高校に入ってから迅さんからの指導を受けるのは初めてだ。前もって行動しないと迅さんに失礼だからな。

 

迅「よう一条少年!ポンチ揚げ食う?」

 

防衛任務を終えた迅さんがいつものようにポンチ揚げを食べながらやってきた。

 

迅「一条少年、まずお前がどのくらい強くなったのか確かめるから仮想シュミレーターに入れ。」

 

俺は迅さんと一緒に仮想シュミレーターの中に入って行った。

 

 

迅「まず俺と勝負してお前の戦闘量を確かめる。それじゃあ始めるぞ!!」

 

迅さんはスイッチを押して間もなく久々の迅さんとの勝負が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「1対1勝負、模擬戦開始!!!」

 

電子アナウンスの合図と共に俺は迅さんにハウンドを発射して先手を打つも、シールドであっさりと防がれてしまう。

 

しかし、俺は迅さんがガードして隙を見てグラスホッパーをうまく使い、空高く飛んだ。

 

俺は孤月を大きく振り下ろし迅さんの背中を狙った。

 

だが、迅さんはまるで俺の攻撃を察知したかのように孤月の一振りを紙一重でかわされた。

 

そして迅さんはスコーピオンを素早く振りかまし俺に攻撃するが、俺はレイガストをシールドモードにして何とか攻撃を防いだ。

 

迅「なんだよ。お前、結局レイガストに戻したのかよ?」

 

一条「やっぱり片方レイガストの方が使いやすいんですよ。」

 

俺はスコーピオンを防いだまま右手の孤月を振りおろして迅さんに攻撃する。

 

迅さんが孤月を右にかわしたところを見て次にレイガストをブレードモードに変形させ振り下ろすもスコーピオンで太刀打ちされた。

 

そして迅さんももう一本のスコーピオンで俺に攻撃してくる。

 

俺も孤月とレイガストで何度もスコーピオンに刃をぶつけた。

 

何度も太刀打ちしているうちに迅さんのスコーピオンに少しずつヒビが入ってきた。

 

スコーピオンは孤月やレイガストに比べると耐久性が低い。

 

そして俺は孤月で片方のスコーピオンの刃を折って迅さんは俺から距離を置いた。

 

よし!今が攻撃のチャンスだ!!

 

一条「スラスターオン!!」

 

俺はブレードモードのレイガストをスラスターを使って迅さんに投げた。

 

迅さんがレイガストをかわしたのと同時に俺はサイドエフェクトも使い迅さんの前方に急接近する。

 

このスピードなら迅さんもついてこれないだろう。そう思ってた時だった。

 

迅「エスクード!!!」

 

迅さんは走ってくる俺の目の前にエスクードという壁をだした。

 

エスクードはシールドよりも防御性が高く、壁に隠れて攻撃することも可能なトリガーだ。

 

目の前にエスクードが現れた俺は猛スピードで迅さんに近づいてる為、今から急ブレーキすることは出来ない。

 

 

迅さんの作戦にまんまと引っかかった俺はエスクードに激突してしまう。

 

その隙を見て迅さんは折れなかったスコーピオンで俺の首を斬った。

 

 

「模擬戦終了!勝者、迅 悠一。」

 

電子アナウンスの音声でバトルに決着がつき俺はこの勝負に負けた。

 

 

 

勝負の後、俺はベンチに座りながら自販機で買ったコーヒーを飲んだ。

 

迅「お疲れ。ほら、お前も食え。」

 

一条「ありがとうございます。」

 

迅さんは袋を開けてないポンチ揚げを俺に差し出した。

 

ホント迅さんはポンチ揚げが好きなんだな。

 

俺は袋を開け、ポンチ揚げを手に取った。

 

 

迅「まぁ一通り戦ってお前の戦闘力はわかった。とりあえずそれ食い終わったら俺が指導してやる。」

 

一条「はい!よろしくお願いします。」

 

ポンチ揚げを食べ終わった後、俺と迅さんは再び訓練室の中へ入った。

 

高校になって迅さんの指導なんて初めてだからな。めっちゃ楽しみだ。

 

迅「いいか?今日はグラスホッパーの違った使い方を教えてやる。」

 

一条「迅さんってグラスホッパー使うのですか?」

 

迅「まぁ細かいことは気にしない。」まず俺から50メートルくらい離れてくれ。」

 

指示の通り俺は迅さんから距離を離れた。

 

もしかしたらまたエスクードが地面から現れるかもしれない……

 

迅「じゃあそのまま俺に向かって真っ直ぐ走ってきてくれ。」

 

一条「はい!」

 

俺は半信半疑になりながらも孤月を構えサイドエフェクトを使って猛スピードで走った。

 

すると迅さんはグラスホッパーを俺の前方に置いて俺はそれを踏んで上空に飛んだ。

 

 

迅「どうだ?なかなか面白い使い方だろ?」

 

一条「なるほど……接近してくる相手に踏ませるのですね。」

 

あまり使用してないグラスホッパーをすぐに使いこなすなんてさすが迅さんだ。

 

今までグラスホッパーは自分の助走のためにしか使ってなかったがこの発想はなかった。

 

迅「じゃあ次は一条少年が実際にやってみるか。」

 

一条「ええっ!?そんないきなり無理ですよ。」

 

迅「大丈夫だって。学ぶより慣れろ。じゃあ始めるぞ。」

 

迅さんは俺の言葉を聞かず再び模擬戦開始のスイッチを押した。

 

「1vs1模擬戦開始!!」

 

電子アナウンスと共に迅さんはグラスホッパーを自在に操り俺の周りを飛び回った。

 

そのスピードは緑川以上でさすがの俺も肉眼ではついていけないスピードだ。

 

まさかグラスホッパーを緑川以上に使いこなすなんて思っていなかった。

 

俺もグラスホッパーを使って迅さんに攻撃を仕掛けること作戦もあるが、はっきり言って当たる可能性が低い。

 

いや待てよ。違う作戦を思いついたぞ。

 

俺は自分の周りにハウンドをセットして飛び回る迅さんに発射して牽制した。

 

迅さんが避けた方向に向けて俺はグラスホッパーをセットして迅さんに踏ませた。

 

一条「旋空孤月!!!」

 

迅さんが上空に飛んだ隙を見て俺は旋空孤月でトドメを刺した。

 

 

 

迅「よくやったな一条少年。ご褒美と言っちゃなんだがいいことを教えてやる。」

 

一条「なんですかいいことって?」

 

迅「実は、6月のうちにまた女の子が転校してくるんだ。」

 

一条「と言うことはまた転校生に攻撃されるのですか?」

 

なんせ千棘といい、鶫といいまず始めに俺に攻撃してきたからな。また攻撃されるのはごめんだ。

 

迅「心配するな。一条少年がそいつに攻撃されることはない。それに彼女とは10年前に出会ってるはずだ。」

 

一条「10年前に出会ってる?」

 

10年前に出会ってるってことはもしかしたら俺の約束となにか関係があるのかもしれない。

 

迅「まぁ、あることに注意すれば仲良くできるはずだ。」

 

あることって一体なんなんだよ?めっちゃ気になるじゃねぇかよ!!

 

6月にやってくる転校生、そしてB級に降格した二宮隊の謎がボーダーのある計画と関係しているとは俺はまだ知る由もなかった。

 

 

続く

 

 




今週のニセコイなんですがなんか千棘と小野寺がグダグダやっていますね。なんか原作だと二人ともあれれな感じですね。(アンチではありません。)

ワートリの方は柿崎隊頑張って欲しいですね。最近休載少なくて嬉しいです。

あとハイキューは音駒には頑張ってもらいたいですね。

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