ワールドトリガー 一条隊隊長のニセコイ事情 作:ガンプラビルダー
あ〜………昨日は夜9時くらいまで作戦を練っていたから疲れたな……
俺はあくびをしながら教室に入ると早速万里花が俺に向かって抱きついてきた。
万里花「楽様ーーー!!!おはようございます!!」
一条「うわっ!!」
こいつ……どんだけ俺のことが好きなんだよ……
俺に対しての愛情表現は昨日だけかと思ったら今日も相変わらずすごいな万里花は……
万里花の俺に対する愛情のせいで今日も散々な目にあった……
女子からは俺が不倫してんじゃないかって噂されてるし、とりまる以外の男子共からはドッチボールの集中砲火を浴び、机には「成敗!!」なんて書いた紙をはっつけられたし………
もうこれって完全にイジメだよな?もう精神的に参っちゃうよ……
いろんな意味で疲れ机でぐったりしている俺に万里花は話しかけてきた。
万里花「さすが楽様ですわ。やっぱり人気者なのですね。」
おいおい………こいつ、俺がどんな仕打ちにあったのか知らないな……
万里花「あの楽様、突然なのですが、今度の休日に私とデートしてくれませんか?」
デート!?いやいや……休日はB級ランク戦の作戦会議をするつもりなんだがな………
一条「すまないな万里花。休日は千棘と言うハニーとデートする予定なんだ。悪いがデートはちょっと無理かな………」
俺は千棘との関係をうまいこと使い断っただが、
万里花「そうですか………それは残念ですわ。ではそのことはお父様に報告しておきますわね。」
オイオイオイ!!!もし万里花の親父がデートを断った何てことを知ったら大変なことになる。
くそっ!………しょうがないな……
一条「わかったよ。俺も予定を変えておくからデートするか。」
万里花「本当ですか!?ありがとうございます楽様。」
俺は集英組と警察の全面戦争にならないよう万里花とデートすることを決めた。
((((デート!!??))))
俺と万里花のやり取りを聞いていた千棘達四人は心の中で驚いていたのであった。
休日になって、俺は作戦立てるのを辞めてまで万里花とデートすることになった。
約束の場所で待っていると、多くの警察官が周りにウロウロしているのが見られた。
万里花「あら、楽様おはようございます!あっ、もう結構ですわ。」
本田「よい休日を。」
万里花の護衛である本田さんは彼女にお辞儀をして警察官と一緒に去っていった。
しかし、こうやって近くで万里花のことを見てみると案外可愛く見えるもんだな。
万里花「さぁ楽様、行きましょう!」
一条「おいっ……ちょっ……万里花!!」
万里花は笑顔で俺の手を引っ張った。
そして今から俺と万里花のデートが始まるのであった。
小野寺「本当に尾行なんかするのるりちゃん?」
るり「当たり前でしょ!一条君の許嫁なんていきなり現れたんだから。」
小野寺「で……でも………」
るり「それにあんたはもう少し危機感を持った方がいいわよ。好きなんでしょ一条君?」
小野寺と宮本は変装をして隠れながら俺たちの尾行を始めた。
そして彼女達とは対照的に注ぐは珍しく女装をして堂々と俺たちを監視していたのだ。
鶫(まさか、この私がこんな格好をするなんてな……けれど、こうやって一条 楽を監視しているのもお嬢の為なのだ……)
とは言いつつも本当は俺と万里花の様子が個人的に気になっているのである。
一条「すみません。道を聞きたいのですが、」
鶫「ブフゥ!!」
俺は変装している鶫の背中を叩き道を尋ねた。鶫は唐突に俺に話しかけられてびっくりしたのだ。
彼女は丁寧に俺たちに道を教えてくれたのだ。
一条「ありがとうございます……あれっお前もしかして………」
鶫(まずい!ここで見つかったら間違いなく笑われる!)
俺はどこぞなく鶫に似ている彼女をじっと見つめた。だが、
万里花「もーう!何してるのですか楽様!さぁ行きましょう!!」
万里花は俺の手を握り彼女の前から去っていった。………鶫のやつ普段から可愛い格好すればいいのにな……
鶫(……気づかれなかった……のか?)
千棘「ふっふっふっ……これならばあのもやしに気づかれないわきっと。」
そしてパーカーを着てマスクとグラサンをかけるなど、どこぞの芸能人みたいな格好をしているのは千棘であった。
「あー、ちょっと君、ちょっと話を聞かせてもらえないかな?」
千棘の格好をみた警察官は彼女のことを怪しみ呼びかけた。
まぁそんな怪しい格好をしていればそうなるわな。
警察沙汰になるのが嫌な千棘はそのまま走って行った。
万里花「さぁ、到着いたしましたわ!
俺が今いるのは滅多にこない高層ビルのレストランだ。当然ながら他の客は俺たちみたいな高校生でなく金持ちそうな客ばかりだ。
万里花「はい、楽様あーん。」
万里花は万遍の笑みを浮かべながら高そうなメシを俺の口に入れた。
一条「えっ……ちょっ……何すんだよ万里花?」
彼女のあまりの行動に俺は一瞬フリーズしてしまったのだ。
万里花「うふふ…いいではありませんか。」
やっぱりこいつの積極的なところには本当に感心するな。
万里花「楽様、なぜあのようなゴリラのような方と恋人になられたのか理解できません。私の方が絶対楽様にふさわしいと思うのですが………」
一条「そうか?あいつにもいいところはあるし万里花も千棘と仲良くなれると思うんだが……」
しかし、万里花はそのことを理解せずにこういった。
万里花「……残念ですが、私髪の長い女性が嫌いなので……」
自分だって髪長いくせに………
万里花「さぁ楽様、そろそろ二人きりでお話がしたくなってまいりました。」
一条「えっ?」
万里花「楽様、こっちですわ!」
一条「おい!ちょっ……引っ張んなって!!」
俺は再び万里花に手を握られそのまま店を後にした。
お代金はおれがちゃんと払っておいたがな。
一条「ったく……いきなり走るもんだからびっくりしたぞ。」
万里花「すみません。ところで楽様、私に何か聞きたいことがあるのではないでしょうか?」
一条「ああ。なぁ万里花はこの写真を覚えているか?」
そう言って俺は家で発見した万里花と写っている写真を見せた。
万里花「まぁ、なつかしいですわね。やっぱり私のことを覚えていらしたのですか?」
一条「すまん……この写真はこの間見つけたもので俺は10年前に約束したことしか覚えてないんだ。なぁその女の子って万里花のことなのか?」
万里花「はい。私は楽様が求める答えを知っています。10年前の真相を教えて差し上げますわ。ただし………あの女と別れてくれれば………」
万里花は約束のことを話す代わりに千棘と別れてくれと言っている。
もちろんそんなことをすれば集英組とビーハイブで全面戦争が起きてしまうだろう……
それにここで別れたら個人的にも困るしな………
一条「悪い。それはできない。なんせあいつは俺の女だ!そういう条件をつけるのならその話なかったことにさせてもらうぜ!!」
俺はきっぱりとした口調で断った。それでも万里花は笑顔で話し続けた。
万里花「素敵な答えですわ楽様。ますます好きになってしまいますわ。ですが、楽様を他の女のものにしたくはありませんね。増しては盗み聞きなんていう趣味の悪いことをするお方の側には。」
千棘(ビクッ!!)
一条「千棘!?」
万里花がそう言うと変装した千棘が俺の後ろに盗み聞きをしていたのであった。
一条「お前、こんなところで何してんだよ?」
千棘「な……何って、その……浮気調査よ!浮気調査!!」
浮気調査って……それ直々にすることかよ……
千棘「それよりなんなのよ。10年前の真相って?」
万里花「そのことですが……実は私たち10年前に出会った仲なんです!!ですからあなたには別れて欲しいのです。」
万里花は俺にぎゅっと抱きついてきた。
千棘もそれじと負けず万里花の言葉に対抗した。
千棘「ふん!そうはいかないわよ!!私にはダーリンなんですもん!」
千棘はそう言うも彼女の表情を引きつって行ったのだ。
万里花「あらハッキリ申し上げますとあなたは楽様にふさわしい女性とは思えません。」
千棘「なっ!?」
万里花にふさわしくないと言われた千棘は怒りがこみ上げてきたのであった。
ていうかなんで万里花も千棘を怒らせるようなことを言うんだよ?
万里花「さぁデートを盛り上げるためにキスの続きを……」
一条「ってしてねぇだろ!!」
千棘「へぇ〜……そう……よかったわねダーリン……約束の女の子が見つかって……」
一条「いやいやちょっと待て千棘!!!」
千棘は笑顔を見せているものの、後ろからは九尾のようなオーラを出していたのだ。そして彼女の手にエネルギーを集中させ、
千棘「螺旋丸!!!!」
一条「ギャアアアアア!!!!」
千棘の放った螺旋丸を食らった俺は数十メートル吹っ飛ばされた。
なんであいつは人気キャラクターの必殺技を使えるんだよ!?
千棘「勝手にすればいいじゃない!!別に私関係ないし!!好きにして!!!」
千棘は怒りながら俺たちの前から去って行った。
別にあそこまで怒ることないだろ!本当によ……
万里花「申し訳ありません楽様。私、ちょっと急用を思い出してしまって……今日はお付き合いありがとうございました。楽しかったですわ。」
一条「えっ?あっ……ちょっと……」
おいおい……いきなりどうしたんだ万里花は?しかも約束のことを聞ける絶好のチャンスを逃しちまったしな……
ん?あいつ、カバンを忘れてんじゃねえか!
全くあいつはおっちょこちょいだな……
俺は万里花が走って行った方向へ走って向かった。
しばらく探していると、万里花は思ったよりもすぐに発見した。
だが、彼女はなぜか咳をしていたのであった。
本田「大丈夫ですかお嬢様?」
万里花「ええ。平気よ本田。」
本田「お嬢様、無理をされすぎです。なぜこんな日差しが強い日に帽子を被らなかったのですか?」
なんだ?もしかして万里花のやつ、体が弱いのか?
となると、この間彼女が言っていたことは本当だってことになるのか?
万里花「そんなの……楽様に素顔を見てもらいたいからに決まっているではありませんか!」
あいつ……そんな無理をしてまで俺のことを……ヤベェ……そう考えるとドキドキしてくる……
本田「薬を持ってきます。しばらくはそこで休んでください。」
本田さんは薬を取りに行くために万里花の前から去って行った。
その後俺は万里花のことを心配して彼女に声をかけた。
万里花「あら楽様、どうなされたのですか?」
一条「ほら、これおまえのカバンだろ?忘れてるぞ。」
俺はそう言ってカバンを渡した。
万里花「まぁ!それはご親切にありがとうございます。」
一条「お前、身体は大丈夫なのか?」
万里花「……た…ただの貧血です。楽様が心配することはございませんわ。」
万里花はそう言いながら笑顔を浮かべている。
だが、彼女の笑顔はホンモノではなく何やら作り物のような笑顔で俺には万里花が無理している様子が見られた。
一条「なぁ、お前俺のことを思ってくれるのはありがたいんだが、あんま無理しないほうがいいぞ。」
万里花「えっ?」
一条「なんかお前が無理しているとこっちがそわそわしちまうんだよ。それに、悪いんだけどどうしてもお前のことを思い出せねぇんだよ。だってこんな綺麗な喋り方をするやつあった気がしねぇし。」
万里花「そ……そげん事まで忘れとっとか?」
それを聞いた万里花は堪忍袋の尾が切れ万里花の心の声を俺に向けた。
万里花「そげんことまでわすれとっとかああああ!!!こっちは十年も思い続けてなんじゃかんじゃ一つも残らん事覚えとるんに!楽っくんが髪ば長い女の子らしか子が好き言いよるけん髪ば伸ばして言葉づかいも直して!頑張ってかわりよったばい!!それば楽っくんは全部忘れたで済ませよる気かぁぁぁ!!!!」
万里花の喋り方を聞いた途端10年前の俺の記憶がフラッシュバックした。
一条「お……お前……もしかして……マリー!?」
聞き覚えのある九州弁。それは確かにマリーの喋り方であったのだ。
続く
いかがでしたか?今回もパロネタを使ってみました。
なぜ千棘が力が強くオーラを放てるのかは後々のお楽しみ。
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次回でボーダーの計画編は完結となります。
トリガーオン!!!