ワールドトリガー 一条隊隊長のニセコイ事情 作:ガンプラビルダー
そしたら原作のタグの方はどうしよう……
一条隊① 初陣の日
武富「みなさんお待たせしました!!只今より本日のB級ランク戦が始まります!!」
ランク戦ブースの観覧室ではC級隊員やA級隊員、そして今日ランク戦がないB級隊員が来ていた。
観覧室に行けばB級ランク戦の様子が見ることができるのだ。
武富「司会は私海老名隊のオペレーター武富 桜子(たけとみ さくらこ)と、太刀川隊の出水さん、玉狛第一の烏丸さんにお越しせていただいています。」
烏丸「どうも。」
とりまるが挨拶をするとギャラリーにいる女子共は歓喜の声を出して喜んでいた。
それにしても挨拶しただけで歓喜の声をあげられるし、なんであいつはあんなにモテモテなんだよ………
武富「さてそれでは改めてB級ランク戦のルールについて説明をして欲しいのですがよろしいですか?」
烏丸「じゃあ出水先輩、お願いします。」
出水「えっ?俺がやんのかよ?………まぁいいや。
B級ランク戦は上位、中位、下位に分けられて3〜4つの隊で戦うんだ。
相手の隊員をベイルアウトさせたら1点追加、最後まで生き残っていた隊員がいる隊には2点が追加される。
あと、半径60キロメール範囲に相手の隊員がいなければベイルアウトも可能。ただしその場合は他の隊にポイントは入らないから要注意だ。
そしてB級1〜2位になった隊はA級昇格への挑戦権が与えられるんだ。
以上で説明は終わりだ。」
武富「出水さん、ご説明ありがとうございます。那須隊が選んだ河川敷Bは一体どういうコースなのですか?」
出水「那須隊が選んだ河川敷Bは住宅が多く複雑な路地もおおいのが特徴だな。道が複雑なだけにこの試合はいろんな戦略をたてれることができる。」
武富「なるほど。フィールドをうまく使うのが勝負を左右するということですね。それでは試合が開始されるまでもうしばらくお待ちください。」
武富が話をしている間、各隊の作戦室で仮想フィールドへの転送のスタンバイをすると同時に作戦の最終確認をしていた。
一条隊side
一条「今から作戦の最終確認をする。まず千尋は俺と集にマップを表示してくれ。すぐに合流するぞ!」
千尋「わかりました。転送したらできるだけ早く表示できるようがんばります。」
集「けどよ、もし移動してる場合に相手に見つかったらどうすんだよ?」
一条「その時はまず生き残ることを考えろ。合流しようとしてやられたら元も子もないからな。」
俺たちは隊員が二人しかいないから一人やられたら相当やばい状況になる。
それに最後まで生き残れば生存点ももらえるし生き残ればいいことづくめだ。
一条「とりあえず集は絶対にベイルアウトすんなよ。もしそうなったら俺と千尋にアイスをおごってもらうからな!!」
集「お前こそベイルアウトすんなよ!」
俺たちは確認を終え転送の準備を整えたのだ。
諏訪隊side
諏訪「おい、お前ら、間もなく試合が始まるが緊張してるか?」
堤「いえ。」
笹森「あまり。」
小佐野「ぜーんぜん。」
諏訪「おい!てめーら!!少しは緊張感もてよ!!………もういい……前に話した通り待ち伏せして奇襲を仕掛ける。何があってもやられんなよ!」
笹森「わかりました。」
堤「了解!!」
那須隊side
那須「今回の作戦なんだけど、東側と西側に分かれて攻撃するわ。あと茜ちゃんは私かくまちゃんの位置を特定したら狙撃に入ってちょうだい。」
茜「わかりました。」
那須「今日は私たちの初陣。ここで勝っていいスタートダッシュを決めるわよ!!」
熊谷と茜と小夜子「「「はい!!」」」
3つの隊が準備を完了していよいよ仮想ステージへの転送が開始された。
武富「さぁ、転送準備が今完了したのでいよいよ戦闘開始です!!」
3チームが仮想ステージへ転送され俺たちの試合が始まった。
転送された場所はランダムであるため当然集は俺の近くにはいない。
できるだけ早く合流して有利に立ちたいもんだ。
まずは千尋のところへ通信回路をつながないと。
一条「千尋、今俺と集が立っている場所をマップに表示してくれ。」
千尋「了解しました。只今マップを表示いたします。」
千尋から表示されたマップを見てみると俺は東側、集は一本橋を渡った西側にいるそうだ。
全く、随分と遠い場所へ転送されたもんだな。
一条「聞こえるか集?相手に見つからないように橋まで来い!そこで合流だ!!」
集「わかった。お前も見つかるんじゃねぇぞ。」
一条「わかってるって。俺もレーダーを使って見つからないようにするから。」
けどレーダーの反応がいくつか少ないな……多分、スナイパーだけじゃなく不意打ちを仕掛けるためにバックワームをつけてるんだろうな。
ハウンドをつかってスナイパーの居場所を突き止めるのも可能だが、俺の居場所までばれてしまう。
俺はスナイパーに見つからないようにするためバックワームを見にまといグラスホッパーで橋の方まで向かった。
集と合流する前に戦闘になるのを避けたい俺は千尋が表示してくれたマップを使ってできるだけ相手に見つからないように移動した。
集との合流地点である橋の目の前まできていた。早く合流して試合を有利に立ちたい。
そう思っていたその時、俺がいる左側から散弾したアステロイドが飛んできた。撃った方向からは諏訪さんがバックワームをつけながら路地から出てきたのだ。
けれど俺はいち早くシールドでガードしていた為攻撃を喰らわずにすんだ。
諏訪「どうやら俺の読みが当たったみてぇだ!まずは一人みっけたぜ!」
諏訪さんがニヤリと笑うと彼の死角となっているところから熊谷さんが諏訪さんに襲いかかってきた。
諏訪「おっと、もう一人もみっけたぜ!!!」
奇襲を仕掛ける熊谷さんに気づき彼女にも拡散弾を発砲した。
熊谷さんも攻撃に備えあらかじめシールドを張っていた為無傷であった。
熊谷「……どうやら読まれてたみたいね。」
諏訪「さぁ二人まとめて始末してやるぜ!!」
諏訪さんは散弾銃を二丁構え再び俺と熊谷さんに向けて発砲してきた。
熊谷さんはシールドや近くに止まっていた車を使ってうまくガードしてた。そして彼女はなにやら手を動かしていたのだ。
俺もグラスホッパーを補助にして弾丸を何度もかわした。
弾丸をかわすのは集とのランク戦で何度もやってるからこんなもん朝飯前だ。
けど、あっちは散弾銃だからちょっと厄介だな………
諏訪「こいつら……ちょこまかと逃げやがって………けど、攻撃なんかさせるかよ!!」
クソッ!絶え間なく散弾を発射してくるからなかなか攻撃できない……
なんとかしないと……
一条「ハウンド!!」
俺は突破口を開く為、諏訪さんに向けてハウンドを視線誘導で発射した。
諏訪さんは今シールドを張っていない。俺は彼がハウンドから避けている間に後ろにサイドエフェクトをつかって回り込んだ。
一条「もらった!!!!」
俺は孤月を構え諏訪さんの背中を斬りつけようとした。だが、
バァンと言う大きな音が二回鳴り諏訪さんの脚と俺の肩に弾丸が命中した。
那須隊のスナイパーの日浦が俺と諏訪さんに向けて弾速の速いライトニングで撃ってきた。
そうか………さっき熊谷さんの手の動きは日浦に指示を出していたわけか……
幸い日浦は少し照準を外した為致命傷だけは防げたが命中した肩からトリオンが露出し始めた。
その隙をみた熊谷さんは走ってきて孤月を諏訪さんに向けて振り下ろしたがシールドでガードされてしまった。
このままじゃトリオンがなくなってベイルアウトしてしまう………早く決着をつけないとやばいな………
小夜子「茜ちゃんよくやったわ。このままだと見つかるから次の座標ポイントまで移動してちょうだい。」
茜「了解です。」
日浦はオペレーターの志岐小夜子(しき さよこ)の指示されたポイントを確認し、そこへ移動した。
俺もすぐさま千尋に通信回路をつないだ。
一条「千尋、さっき日浦が撃ってきた場所はどこだ?」
千尋「少々お待ちください。ただいま補足します。」
千尋が示した位置は思ったよりも近い場所でやはり高いビルであった。
一条「千尋、さっきの位置から近いビルはいくつある?」
千尋「えっと……1つだけあります。さっきの場所から約700メートル先あります。」
なるほど……となると次はそこから狙撃してくる可能性が高いな。
一条「よし。日浦を撃破して1ポイントを取る!!」
今熊谷さんか諏訪さんを撃破してもどっちかに狙われてやられてしまう。
俺は熊谷さんと諏訪さんが戦ってる間、バックワームを見にまといグラスホッパーで彼女のとこまで移動した。
日浦もしのび足で走ってポイント地点のビルまでたどり着いた。
茜「こちら茜です。ただいまポイント地点に到着しました。」
小夜子「じゃあ今度はアイビスで諏訪さんの頭を狙って。」
茜「了解。」
日浦はアイビスを構え熊谷さんと戦っている諏訪さんに向けて撃とうとしたその時、
一条「よう。見つけたぜ日浦!」
千尋の予想通りの場所に日浦はそこにいたのだ。居場所を見破られて日浦はビックリした。
茜「い……一条先輩!?………くっ………」
日浦はアイビスを俺に向けて撃ったが、俺はグラスホッパーで弾丸を楽々とかわした。
一条「これで終わりだ!!」
俺は孤月で日浦の首を斬り彼女を戦闘不能にさせた。
「戦闘体活動限界。ベイルアウト。」
日浦を撃破した俺はようやく1ポイントを獲得することができた。
武富「おおーーっと!!ここで一条隊員が日浦隊員をベイルアウトさせ1ポイント取ったーー!!
烏丸「トリオンが露出している逆境の中一条隊員はよく乗り切ったな。」
出水「諏訪隊や那須隊も早く1ポイントを取らないとやばくなるな。」
武富「なるほど。さて、東側の戦いが接戦の中、今度は西側の方も見てみましょう。」
一方、集もバックワームを見にまといながら橋に向かっていた。
集はマップをうまいように使って他の隊員に見つからないように移動できている。
だが、集が走っている様子を堤さんと笹森はこっそりと見ていた。
笹森「堤さん、さっき舞子が走っていくのを見つけました。」
堤「わかった。諏訪さんの指示通り奇襲を仕掛けるぞ。」
笹森「はい!」
堤さんは気づかれないように集の後ろに回り込みアステロイドの散弾銃を発射して集を怯ませた。
堤「今だ!!」
集がひるんだ後、カメレオンで姿を消していた笹森が集の目の前に姿を現し孤月を振り下ろした。
集はやや回避が遅れて体制を崩してしまったがレイガストでなんとか太刀打ちした。
集「残念だったな。この程度じゃ俺もやられねぇぞ!!」
そう言って集もカメレオンを使って二人の前から姿を消した。
集は笹森の後ろに回り込んで攻撃を仕掛けようとしたが、
堤「日佐人、後ろに回ったぞ!!」
堤さんの指示に従い笹森は後ろを向いて集の攻撃を孤月で太刀打ちした。
集「おいおい…どうして俺の居場所がわかったんだよ?…………ん?なんだよこれ?」
集は自分の腕に何かついているのに気がついた。
堤「それはステアメーカー。さっきお前を見たときに撃っといたんだ。」
ステアメーカーは弾丸の命中ポイントに目印を追加するトリガーだ。
常にバックワームをしているスナイパーやカメレオンをよく使う隊員に特に有効だ。
集「そんな……それじゃあカメレオンを使っても意味ねぇじゃねぇか………」
集はカメレオンが使えなくなり一気に不利に立たされてしまった。
それでも集は二種類の弾丸を自分の周りに囲み、バイパーとメテオラを発射して二人をけん制した。
合成弾ではない為簡単に防がれるものの、集は二人に攻撃させる隙を与えなかったのだ。
集は二人がひるんでいる間に走って俺のとこに向かおうとした。するとそのとき、
那須「トマホーク!!!」
戦っている三人の上空からバイパーとメテオラの合成弾であるトマホークが降ってきた。
それと同時に那須さんが三人の前に現れた。
那須「大きな音がしたから戦ってるんじゃないかと思ったけど、予想通りだったわね。ここでまとめて仕留める!!」
那須さんも弾丸を周りに囲み、集に向けてトマホークを発射した。
集はレイガストのスラスターを使ってトマホークをかわした。
堤「こっちだ日佐人!!いつものフォーメーションで立て直す。」
笹森「了解!!」
那須さんがガードしてる間、諏訪隊の二人は前方の笹森が大きなシールドおいて後方の堤さんが散弾銃を発射して那須さんの右脚に命中させた。
堤「やった!!」
那須「………どうやらシールドは前方にしか張ってないみたいね。」
集がさっきかわしたトマホークを那須さんはうまく操作し、シールドを張っていない斜め上から笹森に命中させた。
笹森「す……すみません……堤さん!!」
「戦闘体活動限界。ベイルアウト!!」
トリオンがなくなった笹森は仮想ステージから離脱した。
那須「まずは一人撃破。残りの二人も仕留める!!」
集と堤さんの攻撃をかわしながら那須さんはトマホークの合成を始めた。
武富「笹森隊員がベイルアウトして那須隊に1ポイントをゲット。未だ無得点の諏訪隊はかなり追い込まれたぞ!!」
出水「ここにきて那須隊員の技量が発揮されたな。あそこまで弾丸をうまく操作できる奴はなかなかいないからな。」
烏丸「弾丸の操作なら舞子隊員も那須隊員と同じくらいはありますから、
出水「なんだよ。お前さっきから一条隊の解説しかしてねぇじゃんか。やっぱ、お前ら仲良しなんだな!」
出水さんはとりまるの肩をつつきながら冷やかしてきた。
烏丸「いえ……別に俺はそんなつもりで言ったんじゃないですよ。それにあいつらとはただのクラスメイトですから。」
(……一条、ここで負けてるようじゃ俺を追い越すなんて夢のまた夢だからな。)
出水さんにはそう言ったけど、とりまるは心の中ではしっかりと応援していたのだった。
武富「さぁ、那須隊の日浦隊員と諏訪隊の笹森隊員がベイルアウトしてそれぞれ二人ずつになりました。果たしてこの隊の中で一番多くポイントを取るのはどこの隊か!?」
一条隊はすでに1ポイントを取っているが那須隊も1ポイントを獲得している。
ここから2つの隊に逆転されないようにするためにはあと2ポイントくらいは欲しい。
俺はグラスホッパーを使ってさっき熊谷さんと諏訪さんが戦っていた場所へと向かった。
続く
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次回もトリガーオン!!!