ワールドトリガー 一条隊隊長のニセコイ事情 作:ガンプラビルダー
小野寺 小咲
○ポジション
シューター
○トリガーセット
メイントリガー
アステロイド、ハウンド、シールド、メテオラ
サブトリガー
アステロイド、ハウンド、シールド、バックワーム
○パラメーター
トリオン 7
攻撃 7
防御・援護 9
機動 5
技術 8
射程 5
指揮 4
特殊戦術 4
小野寺「それでね、お母さんが一条君を台風の中帰らせるのは危ないから今日は泊まってけって。」
な……なにいいいいいいい!!!???
小野寺の家に泊まってけってそんなこといいのかよ……
一条「いいのか?小野寺の他に家の人とか帰ってくるんじゃねぇのか?」
小野寺「お父さんも今日は用事でいないし、妹はもともと寮生活してるから。」
一条「へえ〜。小野寺って妹いるんだ。今度会ってみてえ。」
いやいやそうじゃねぇだろーーー!!!
ホントは泊まってみたいけど、小野寺とは恋人でもないのに女の家に泊まる男なんて色々やばいだろ!?
一条「………悪い。やっぱ俺帰るわ。小野寺、傘貸してくれねぇか?最悪トリオン体になって家に帰るからさ。」
だが、店の外を出てみると傘をへし折るほどの風が吹き、横殴りの雨が強く降っていた。
風とともにあらゆるものが飛ばされているものが確認できた。
「坊主!今外に出るのは危険だ!中に入るんだ!!」
俺は近所のおじさんに注意され結局、猛烈な雨風が収まるまで小野寺の家に泊めてもらうことになった。
俺にとって嬉しいことには変わりはないが、小野寺にとっては迷惑なんじゃないかって不安になる。
そんな小野寺も俺とはまた違う問題を抱えていた。
小野寺(どうしよう……どうしても顔のニヤニヤが止まらないよ………けど、こんなみっともない顔を一条君に見せられないよ………)
ポーカーフェイスの下手な小野寺は自分の頬を何度も叩いてなんとか表情を抑えようとするがなかなか表情が戻らなくて苦戦している。
俺は小野寺の表情がニヤけていることに気づいたのだ。
一条「それより、どうしたんだ小野寺?顔がニヤけてるぞ?」
小野寺「ふぇ!?」
俺に顔がニヤついてることを指摘され動揺する小野寺。
彼女は必死になってニヤけてる嘘の理由を考えた。
小野寺「い…いや……その……昨日みた番組が面白かったからつい思い出し笑いしちゃって………」
一条「あぁ。昨日のリリエンタールのことか?あれは笑ったよな?」
小野寺(わーーーー!!!どうしよう……戻れーー!私の顔ーー!!元に戻れ!!)
小野寺は何とか俺をごまかすことはできだが顔を直すことができてない。
小野寺「じゃあ、色々話し合って決めようか?まず私の部屋に上がってもらって」
一条「えっ?いいのか?」
小野寺の部屋に!?そんな女子の家にいるだけでも気まずいのに部屋に上がるなんていいのか!?
小野寺「う…うん………でもその前に部屋を片付けさせてちょうだい。」
(私ったら何って大胆なことを!!とりあえず汚い部屋を片付けないと一条君に嫌われる!!)
小野寺はすぐさま階段を駆け上がりものすごい音を立てながら部屋を片付けた。
そして小野寺は店の制服を脱いで私服を選ぶのに時間をかけた。
やはり好きな人の前では自分をとことん綺麗に見せたいだろう。
着替えが終わり小野寺は部屋ドアを開けようとしたが、机にある俺の写真が飾ってあることに気づきすぐさまそれを隠した。
小野寺「お待たせーー!!来ていいよ。」
一条「わかった………」
いや〜………なんか緊張するな……
て言うか落ち着け!集やとりまるの部屋に入った時は全然緊張しなかっただろ!冷静に…冷静に………
ガチャ……
初めて見る小野寺の部屋。やっぱ綺麗なんだな………
小野寺「お待たせ。適当にくつろいでいいよ。私はお茶とお菓子を持ってくるから。」
一条「おう、わかった。」
さてと、今本部の方はちょうどランク戦をやってる頃かな?
俺はそう思ってスマホの電源を入れてランク戦の状況を見てみた。
武富(さぁ柿崎隊と諏訪隊と香取隊のランク戦もそろそろ大詰め。ここまで香取隊が2ポイント、柿崎隊と諏訪隊が1ポイントを取り香取隊が一歩リード。果たしてこの試合を制するのはどの隊なのか!?)
おっ、やってた、やってた。このまま行くと香取隊が勝ちそうだけど柿崎隊はまだ一人もベイルアウトしてないからな………
これから柿崎隊が逆転勝ちする可能性も充分ありえそうだな。
ランク戦をしばらく見ていると、俺は小野寺の机に伏せてある写真が気になった。
本来そういうものは見ちゃいけない物なんだろうが小野寺の好きな人の写真が写ってるんじゃないかって思うとどうしても覗いてみたくなる。
ちょっとだけならいいかなと思った俺はこっそりと机にある写真を覗いてみようとした。
すると、ドアの音が聞こえ小野寺がやってきたのだった。
小野寺「お待たせ。麦茶とウチのどら焼きだけどいいかな?」
ドアの音が開いた途端、小野寺がやってきたことに気づいた俺は全力で机から離れ座布団に座り込んだ。
一条「べ……別に構わないぞ。」
よかった……どうやら小野寺は俺が写真を見ようとしたことに気づいていない………
あともう少しで変態扱いされるところだった………
小野寺「じゃあ、どうする?まだ時間あるしお話でもしようか?」
一条「ああ。そうするか………」
しかし、俺と小野寺が話が合う話題がなく、しばらくのあいだ互いに硬直状態が続いていた。
学校だったら普通に話すことができるのに
小野寺「し……しりとりでもしようか?」
一条「まて!それは早い!それは話の話題が完全に尽き果てて最後に行き着く会話の墓場だ!!!」
小野寺「そっ……そうだね!」
クソッ!小野寺が困ってるじゃねぇか………
ここは俺が話題を振らなければならないのに何をやってるんだ俺は……
すると、俺は小野寺の本棚に中学校の時のアルバムが置いてあるのをみた。
一条「なぁ、中学校の時の卒アル見ねぇか?このまま何もやんねぇよりかはまじたろ?」
小野寺「うん。じゃあそうしようか。」
小野寺は本棚にある卒アルを開いて俺に見せてくれた。
あれからあまり時間が過ぎていないはずなのに何だか懐かしく感じるな……
小野寺「あっ、見てこれ一年の時の球技大会。この時に私はるりちゃんと仲良くなったんだ。」
一条「へぇ〜そうなんだ……」
小野寺「一条君とは二年でクラスが一緒になって以来だね。」
一条「実際話すようになったのは三年になってからだったけどな。」
そういえば俺が小野寺とクラス一緒になるちょっと前にボーダーに入隊して迅さんと出会ったんだったな………
あの時、迅さんが戦闘経験ゼロの俺に戦い方を教えてくれたんだよな………
アルバムをしばらく眺めていると俺はあることが気になった。
一条「なんかさ、さっきから俺の写真が1つも写ってないんだが気のせいか?」
小野寺「そんなことないよ。ほら、ここ。」
一条「あっ、ホントだ。」
小野寺が指さした方向を見てみると俺と集ととりまるの三人で写っている写真があった。
小野寺「それにここと、ほらここにも。」
けど、さっきの写真以外は全部小さい。なんかこれってひいきじゃねぇのか?
一条「小野寺もよくこんな小さい俺をみつけられるよな?」
小野寺「えっ?………だって、一条君目立つもん。それに中学の時モテてたんでしょ?」
一条「はぁ!?それを言うならとりまるや小野寺の方が絶対モテたって……」
実際俺が今までモテた形跡なんてないんだよな。
小野寺「えぇ!?烏丸君はともかく私も全然モテてないよ。」
俺たちは照れてしまい顔を赤くした。
小野寺「私は一条君のことが好きだった女の子を知ってるよ。」
一条「マジで!?一体だれだよそれ?」
小野寺「秘密。」
一条「ええー………べつにいいだろ?」
小野寺「ダメでーす。その人の許可がないと教えられませーん。」
クソーーー!!ホントにだれなんだよそいつは………
けど中学の時に小野寺が好きな人は俺であることを俺は知らなかったのだった。
小野寺「ねぇ、舞子君と烏丸君とはいつから仲良くなったの?」
一条「ああ。集は幼稚園の頃から仲良くなったな。とりまるとは中学の一年の頃からだな。最初はとりまるに対抗心を持ってたんだけど
小野寺「へぇ〜。烏丸君とは元々仲良しだと思ってたんだけど実際は違ったんだね。」
なんか小野寺との会話していると時間があっという間に過ぎていく気がする。
このままずっと小野寺と話していたいものだな。
するとその時、俺のスマホがなって16歳組のLINEから着信が来た。
集:なぁ、みんな外見てみろ。
半崎:どうしたの?
集:雨が止んでるぞ!
太一:えっ?マジで!?
集:ホントホント。
集の言った通り窓を開けてみると確かに雨が止んでいた。
スマホで天気情報を見てみると台風は三門市付近を通り過ぎたみたいだった。
せっかく小野寺と話が盛り上がっていたのに………
一条「じゃ…じゃあ雨止んだし俺は家に帰るわ。」
本当は小野寺ん家に泊まりたいけどな……けどまぁ今日はたくさん話すことができたからまぁいいか。
………次は小野寺といつ会えるんだろう……
ボーダーの奴らと同じようにいつでも小野寺と話すことができたらいいんだけど……
そうだ、ここは勇気を振り絞って小野寺のLINEを交換してみよう!そうしよう!!
一条「そ…そういえばさ、俺たち学校で話す割に互いのLINEって登録してなかったよな?」
小野寺「そうだね。ちょっと待ってて。今LINEのQRコード表示するから。」
良かった!!!やっぱ勇気を出してそう言って正解だった!!!
俺は小野寺の見せたQRコードを認識して友達登録をした。
小野寺:中学校の時、一条君のことが好きだった女の子は………私だよ……
小野寺はLINEに自分の気持ちを正直に書いたが、それを俺を送信する勇気はまだなかった。
一条「じゃあな小野寺。」
小野寺「うん。またね。」
家に帰ってスマホを見てみるとさっき行っていたランク戦の結果が来ていた。
結果は柿崎隊が逆転勝ち。柿崎隊が獲得した4ポイントのうち2ポイントがメンバーの生存点によるものだった。
なるほど、柿崎隊はむやみに攻めず生存点で点を稼いでいるのか……
これはこっちもすぐに対策をとる必要があるな。
続く
やっぱり小野寺との会話は楽しいですね。
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次回もトリガーオン!!!