ダンジョンに第4十刃がいるのは間違っているだろうか   作:KUSAN

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第1話

転生って信じる?

いや、頭がおかしくなったわけではない。

俺が転生したから言ってみただけだ。

しかも、新しく生まれ変わるのではなく、誰かの体に憑依して転生した。

誰に憑依したかというと、ブリーチに出てくるウルキオラ・シファーだった。

さっきも言ったが俺は転生した。

何故転生したかと言い切るには理由がある。

ここはラスノーチェスではない事と、周りに虚などそういう奴がいなかったからだ。

つまり、ブリーチみたいに戦いに明け暮れなくても良いって事だ。

だが、これから生きていくために、お金を稼がなければならない。

俺は情報収集のために小さな町に行き、人に話しかける事にした。

何故か皆が俺を化け物を見ている様な目で、見ている事に気づき、俺は自分の体を見てみた。

 

俺の胸には小さな穴が空いていた。

俺はこの世界に転生した時、ウルキオラの顔を見ただけで穴の事は考えていなかった。

理由が分かったが、これは説明のしようがないので、俺は全力で逃げることにした。

全力で走ったと思ったら、いつの間にか響転を使い逃げたので、無事に逃げることが出来た。

俺は情報収集をしなければいけないので、服を首元まで閉めて次の町に行くことにした。

 

情報収集をした結果、俺は『オラリオ』という都市に向かう事にした。

都市に向かえば何か良い職があると思ったからだ。

噂では、冒険者という職業があるらしい。

前世では、サラリーマンだったので、俺は冒険者という職業に興味持ち、『オラリオ』という都市に向かっている。

 

「おい、まだつかないのか?」

 

俺はウルキオラに憑依したせいか、言葉が威圧的になってしまう。

多分知らない奴と話すときは、最悪喧嘩になってしまうだろう。

 

「まだ時間はかかると思うぞ。あと、四時間くらいだな」

 

俺の質問に答えてくれた人は、俺の町とオラリオを往復する商人で俺と仲の良いの人だ。

なので、俺が普通に喋っても怒らずに返事をしてくれる。

 

それにしても結構かかるな。

あと四時間か、ちょっと寝ても大丈夫かな?

 

「俺は寝るから着いたら起こしてくれ」

 

「わかったぞ」

 

商人に起こしてもらうように頼み俺は寝ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

「おい、ウルキオラ!  起きろ! 着いたぞ」

 

ん?

着いたのか。

結構寝てしまったな

 

「悪いな。もう着いたのか?」

 

「おう。冒険者になりたいんだったよな。なら、冒険者ギルドに行けばいい」

 

「ここまですまなかった。じゃあな」

 

「ウルキオラ! 死ぬんじゃねーぞ!」

 

こうして、俺は商人の人と別れた。

 

それよりも冒険者ギルドってどこにあるんだ?

そう思い悩んでいると、後ろから声をかけられた。

 

「さっき冒険者になるみたいな話をしてなかったかい?」

 

俺に話し掛けてきたのは、金髪で背の小さい人だった。

俺は一応警戒心を上げて話すことにした。

 

「俺に何かようか?」

 

「そんなに警戒しなくてもいいよ。僕も冒険者になるためにオラリオに来たんだ。だからもし良かったら、一緒に行動しようかと思い、提案しにきたんだ」

 

嘘は言っていないな。

 

ウルキオラに憑依した所為か分からないが、嘘くらいは見破れるようになった。

まぁそれは置いといて、この人の好意に甘えるとしよう。

 

「なら、これからよろしく頼む。それで、これからどうする?」

 

「じゃあまずは、冒険者ギルドに行き、冒険者登録を済ませようか。…ああ。そう言えば自己紹介がまだだったね。僕はフィン・ディムナ」

 

「俺はウルキオラ・シファーだ」

 

「よろしく、ウルキオラ」

 

「ああ」

 

そう言いフィンが手を出してきたので、俺はそれに応じた。

そして、俺達は冒険者ギルドに行き、冒険者登録を済ませた。

 

「これからどうする?」

 

「今から、入れてくれるファミリアを探そうと思うんだけど、ウルキオラはどう思う?」

 

「妥当だな。だが、入りたいファミリアとかあるのか?」

 

「あるにはあるんだけどね。ちょっと問題があってね」

 

歯切れが急に悪くなったな。

まぁ行ってみれば分かるだろう。

 

「行くぞ。場所は?」

 

「じゃあついて来て」

 

俺とフィンは目的のファミリアに行ったが、面接すらされず追い返されてしまった。

そして俺達はベンチに座りどうするか考えていた。

 

俺は何故面接も出来ずに追い返されてしまったのかを考える事にした。

俺が威圧的に話したからか?

すると、フィンが真剣な表情で話しかけてきた。

 

「ウルキオラ。大事な話しがあるんだ」

 

「なんだ?」

 

「このままだと、僕の所為でウルキオラにまで迷惑を掛けてしまうかもしれない」

 

フィンが俺に迷惑を掛ける?

俺がフィンに迷惑を掛けているんじゃないのか?

 

「理由は?」

 

「僕は小人族なんだ。小人族は他の種族に見下されやすい。だから、さっきのファミリアでは面接すらさせて貰えなかった」

 

そう言うフィンの顔は、もの凄く悔しい顔をしていた。

 

「一つ言っておく。俺は声を掛けてくれたのが、フィンだったから一緒に行くことに決めた。小人族とか関係なくだ。そんな事を知った程度で俺の考えは変わらない」

 

そうフィンに言うと、悔しそうな顔から一変し、笑顔になった。

すると、ベンチの後ろからいきなり人が出てきた。

 

「えらい! よー言うたで自分!」

 

そう言って誰かが俺の肩を叩いてきた。

 

「やめろ。お前は誰だ?」

 

「うちか? うちはロキ! 一応神様やっとるでぇ!」

 

テンション高いし、何かうざいな。

 

「神ロキ。僕達をファミリアに入れてほしい」

 

何を言ってるんだフィン!

コイツのファミリアに入るだと?

 

「うちはええけど、自分はそれで納得なんか?」

 

ん?

雰囲気がいきなり変わったな

コイツは何を不安がっているんだ?

大体、神が何故こんな所にいる?

俺はこの答えを知るために質問をすることにした。

 

「その前に一つ質問がある。お前はいつ地上にきた?」

 

「神様相手にお前て、まぁうちは気にせんけど。地上に来たのは最近や」

 

「そうか。俺達が最初のファミリアになるのか」

 

そう言うとロキの表情が引きつった。

やはりか。

コイツもコイツで苦労があったんだな。

 

「わかった。これからよろしく頼む」

 

「ほんまか!? 今から無しとか許さへんからな!」

 

こうして俺とフィンはロキファミリアに入った。

そして俺達3人は宿に向かった。

ロキは最近地上に来たばかりで、予想通り金もなく宿もなかったので、俺達がお金を出し合って宿を取ることに決めた。

その時ロキが女って事で、一悶着あったが俺達は宿を取ることができた。

 

そして、俺とフィンは神の恩恵を貰うことにした。

 

「じゃあ最初はどっちにする?」

 

「フィンお前が行け」

 

俺は絶対に長くなりそうだったので、フィンから先に恩恵を与えて貰うことにした。

 

そして、10分位たったらフィンが出てきたので、俺はロキのいる部屋に入った。

 

「ほな次はウルキオラ番や。服脱いでそこに座り」

 

俺はその前に今から起こりうるだろう事を予め伝えておく事にした。

 

「一つ言っておく事がある。もし嫌だったら俺をファミリアに入れなくていいからな」

 

俺は服を脱いでロキの前にたった。

 

「ウルキオラ、お前何で生きとるんや?」

 

ロキが俺の体を見て驚いていた。

やはりか。

 

「俺は元からこういう体なんだ。空いているのが普通だ。さて、ロキ。お前はこれを見てどうする?」

 

「そんなもん決まっとるやないか。うちが眷属を見捨てるはずないやろ」

 

最悪の事態にならなくて良かった。

俺はその時のロキの顔は忘れられないだろう

 

そして、俺は恩恵を授かった。

 

 

ウルキオラ・シファー

 

 力…I 0

 

耐久…I 0

 

器用…I 0

 

敏捷…I 0

 

魔力…I 0

 

〖魔法〗

 

〖スキル〗

 

《第4十刃》

それ相応の力が使える。

成長する事によって威力があがる。

 

《帰刃》

 

 

《帰刃・第2階層》

 

 

「あ、あり得へんでこんなの!」

 

ロキは俺のステータスを見てやはり驚いていた。

 

「何がだ?」

 

「ステータスは普通やけど、スキル欄がいきなり3つも埋まっとる。見てみ」

 

そう言われ俺はステータスの写しを見た。

《第4十刃》は分かる。

だが、残り二つは何故内容が書いてないんだ?

 

「ロキこれは?」

 

「それはな。神聖文字で書いてなかったんや」

 

「解読不可って事か」

 

「心当たりはあるんか?」

 

「一応な」

 

「なら、ウルキオラに任せるわ。それとこの事は口外すんなや。神の連中に狙われるで?」

        

「わかった」

 

そう言って俺は部屋を出て、寝ることにした。

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