ダンジョンに第4十刃がいるのは間違っているだろうか   作:KUSAN

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第4話

それからというもの、俺はダンジョンに潜った。

もちろん、リヴェリアには行く前に連絡はしてある。

そして俺は、ステイタスの限界突破してから、さらに限界までステイタスを極めた。

数値は1500だった。

ちなみに俺の強さを分かりやすくいうと、今のフィン達が3人がかりで攻撃してきても、解放せずにあしらえるだろう。

なので、フィン達3人より強い敵と戦わないと、俺は成長しない事になる。

ダンジョンの奥に行けばいるだろうが、リヴェリアもそうだが、ロキにも1人では行かせられないと、言われたので行く事はできない。

なので、ロキファミリアの遠征について行こうと思ったが、連れていけないと言われた。

理由は俺のlevelだ。

フィン達は俺の強さを知っているが、他の冒険者は俺をただのlevel1だと思っている。

そこにlevel1の君を連れて行けば、指揮が執りにくくなると言われた。

そう言われると、俺もついて行くのは、諦めるしか無かった。

 

さらに、リヴェリアから子守を任された。

名前はアイズ・ヴァレンシュタイン。

金髪金眼の少女だった。

ダンジョンに行かないよう見張っててくれと言われた。

 

「おい。どこに行く?」

 

「うっ」

 

行ってるそばから、逃げようとしているアイズを止めた。

俺は質問をしてみる事にした。

 

「お前はダンジョンで何をしたい?」

 

「お母さん、お母さんを探しに行きたい」

 

親探しか。

けど、ダンジョンに行き居なくなったって事は、死んでいるだろう。

それでも探すのならコイツの好きにすればいい。

 

「そうか。なら強くなれ。弱ければ親を探し出すことは不可能だ」

 

「強く?」

 

「ああ。弱ければ見つける前に、モンスターに負けるからな」

 

こうしてアイズという少女は静かになった。

 

これがリヴェリアが遠征中の子守の時の話である。

 

そして今、俺はリヴェリアとアイズという少女から頼み事をされている。

 

「「アイズ(私)を強くしてくれ(下さい)」」

 

「他を当たってくれ。それに、何故俺なんだ?」

 

「私が前の遠征から帰ってきたら、いきなりアイズに強くしてくれと頼まれたのだ。そして、理由を聞くとウルキオラと話したからと聞き、こうして頼んでいる。」

 

あの発言所為か。

俺の自業自得だな。

 

「だが、フィンとかの方が教えるのは上手いだろう。それに、levelも俺より上だ」

 

「levelはね。けど他は違うだろう?」

 

そう言ってフィンまで出てきた。

 

「わかった。但し俺は甘くはないからな」

 

「お願いします!」

 

こうして俺はアイズの教育係になった。

 

 

まず、ダンジョンについて説明する事にした。

言葉で説明するより、見せた方が早いと思い、アイズには見えないようにして、眼球を砕いた。

 

そして、昔に俺達4人がダンジョンに潜った時の映像を見せた。

さらに、ダンジョンで危険に陥った場面も見せた。

 

「これでもお前は、ダンジョンに行きたいのか?」

 

「行きたい!」

 

「そうか。ならついて来い。」

 

そして、俺達はロキの部屋に向かった。

 

「コイツに恩恵を与えてくれ。」

 

そう言ってロキにアイズを見せた。

 

「!!!アイズたーん!!」

 

ロキもアイズの事を知っているのか、アイズに飛びかかった。

俺はロキの頭をつかんだ。

 

「コイツは俺の弟子だ。余計なことはするな。今日から鍛えるから、恩恵を与えてくれ」

 

「お願いします!」

 

俺が頼んだ後に、アイズもロキに頭を下げた。

 

「!!…任しとき!」

 

それを見たロキは直ぐに反応した。

コイツ単純すぎるな。

そう思っていると、ロキがアイズには聞こえないよう話しかけてきた。

 

「ほんまに大丈夫なんか?」

 

「当たり前だ。俺は鍛えるなら徹底的に鍛える。だがら安心しろ」

 

「なら、任せるわ。…アイズたーん! じゃあ服を脱ぎましょうね! あっ! ウルキオラ! アンタは出てき!」

 

ロキの所為でアイズが怖がっているな。

 

「分かっている。それとアイズ、もし何かあったら声を出せ。ロキくらい俺が何とかしよう」

 

そう言うと、アイズは笑顔になり、ロキの顔は引きつっていた。

そして、部屋の前で待っていると、勢いよく扉が開き、アイズが出てきた。

 

「よろしくお願いします! 師匠!」

 

そう言って俺に頭を下げてきた。

師匠か。

 

「よろしくな。アイズ」

 

こうして俺がアイズの師匠になった。

 

 

それから俺とアイズは朝から晩まで修行をした。

もちろん、体の健康などには気を使っている。

最初は体力作りから始まった。

体力の限界まで行くと、アイズの好物のじゃが丸くんを買ってやると言うと、目をキラキラさせて頑張るので、ある程度の体力は早々についた。

そして、体力が付いたらアイズに武器を選ばせた。

アイズが選んだのは剣だった。

剣をアイズに持たせ、後はひたすら試合をした。

大体level 2くらいの動きで相手をしてやった。

俺は女、子供だからといって容赦はしない。

それに、念のため修行の時は、エリクサーを3本くらい準備して行っている。

なのである程度の怪我はすぐ治る。

こうして怪我をしてはエリクサーで治し、修行を続けた。

 

そして半年が立ち、アイズのステイタスはオールSになった。

アイズはランクアップをするために、同い年くらいの奴等とダンジョンに行く事になった。

 

「アイズ。準備は出来たのか?」

 

俺に気づいたアイズは、駆け寄ってきた。

 

「ウル! 行ってくる!」

 

気づいたかもしれないが、アイズは俺をウルと呼ぶようになった。

理由は、これからアイズは凄い勢いでランクアップするたろう。

そのアイズがlevel 1の冒険者を師匠と呼んだら、面倒くさい事になりそうだからだ。

 

「但し無茶はするなよ」

 

「分かった!」

 

「ああ」

 

こうしてアイズは初めてのダンジョンへと向かった。

俺は自分の部屋に戻ろうとしたが、今の場面をロキ、フィン、リヴェリア、ガレスに見られていた。

 

「覗き見とは随分、趣味が悪いな」

 

「いやー。良い所見せてもらったで!」

 

「そうだね。ウルキオラも随分丸くなったね」

 

「ガハハ! 確かにな! 最初の時は表情が読めなかったわい」

 

ロキ、フィン、ガレスが俺の変わりようを見て笑っていた。

俺は4人の横を通り過ぎ、部屋に戻ろうとするとリヴェリアが話しかけてきた。

 

「わ、私も、ウルと呼んでいいだろうか?」

 

「好きにしろ」

 

何でそんな事を聞いてきたか分からないが、リヴェリアなら良いだろうと思い、了承した。

そして俺は部屋に戻った。

 

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