「あ、一夏ここにいたんだ。」
「シャルちゃん・・・・・・・・・・・・・と、誰?」
一夏はシャルに声をかけられ振り向くとシャルの隣にタオルミイラがいた。
「ほらラウラ、一夏が誰かわかんないほどだから水着姿を見せなよ。」
「あ、ラウラちゃんだったんだね。」
シャルの言葉に一夏はラウラであることを認識する。
「し、しかしだな・・・・・・・・・・・・・その・・・・・・・・私にも心の準備というものが・・・・・・」
「へ~、だったら僕は一夏と一緒に遊んじゃおっかな~。」
シャルはわざとらしくそう話す。
「なっ!」
ラウラはその言葉を真に受ける。
「いやだったら早くその邪魔なタオル取っちゃおうよ。」
「ううぅ・・・・・・・・・・・・・ええい!」
ラウラは自棄になりタオルと投げ出す。タオルの下からは黒の水着姿のラウラの姿があった。
「わ、笑いたくば笑えばいい!」
ラウラは赤面になりながらもそう言い放つ。
「おかしくないよ、ラウラ。」
「嘘だ!」
「嘘じゃないよ。ね、一夏?」
「うん。ラウラちゃん、可愛いよ。」
「か、かわっ/////////」
一夏の言葉にラウラは更に顔を赤くする。
「う、うわぁああああああああああ!」
ラウラは海に向かい走り出した。
「・・・・・・・・・僕なんか変なこと言った?」
「ううん、嬉しさのあまり海に走り出したんだよ。」
一夏に対しシャルはわかりやすい解説を言った。
「おりむ~。」
「あ、のほほんさん。」
狐の着ぐるみ風の水着を着たのほほんさんが一夏に声をかける。
「一緒にビーチバレーしよ~。」
「うん!シャルちゃんも一緒にしよ。」
「うん、いいよ。」
のほほんと一緒にビーチバレーをしようとした時であった。
「ビーチバレーですか。織斑先生もどうですか?」
「そうだな・・・・・・・するとしよう。」
浜辺に山田先生と千冬が水着姿で来た。
「わ~、織斑先生ナイスボディ。」
「すっご~い、私もあんな体になりたいな~。」
「山田先生の胸破壊力あるよね。」
「くっ!ヤマパイの破壊力恐るべし!」
何やら変な声が聞こえたが二人は気にしない。
「千冬お姉ちゃん、水着姿でもかっこいいね~。」
「一夏、織斑先生みたいな人が好きなの?」
「え!う~ん・・・・・・・・憧れみたいなものかな?背が高くて、かっこよくて、強い人ってのが。」
「ふ~ん、そっかそっか。じゃあ箒は?」
「えっ!ええっと・・・・・・・・か、可愛いと思います。」
「そっかー(やっぱり差を開けた分、意識が向いちゃうか。だったら夜這いでも仕掛けようかな・・・・・・・・・・)」
シャルの目からハイライトが消え、獲物を狩る目になっていた。
「っ!?(なんか嫌な予感がした・・・・・・)」
一夏は目に見えない邪な心に怯えた。
ある海の中で少年は一人丸まっていた。まるで眠るように、ただそこに丸まっていた。
―――ボク ガ タオス ハ
オリムラ イチカ