インフィニット・ストラトス 異世界からの訪問者 『凍結』 作:抹殺完了
「アル!アル‼︎」
アルが海に落ちてから俺は直ぐ銀の福音を叩き落とし、アルを海から引き上げ旅館に急いで向かった。
「一夏!銀の福音は⁉︎……ッ!アルが負傷したのか⁉︎」
旅館につくと直ぐに千冬姉達が現れ、千冬姉は抱えているアルを見て慌てる。
「怪我はないけど…急に…」
「……大丈夫死んでないよ」
アイギスさんがそんな事を言うが表情が暗い
「本当か⁉︎アイル!」
「本当だよ千冬……ただ、姉さんは魔力切れしただけだから」
「魔力切れ?…アイル何を言っているんだ?」
訳がわからない、何を言っているんだと言う顔をしている
「魔力切れって…アイギスさん!其れって‼︎」
慌ててアイギスさんの本当の名前を言ってしまうが…其れでも気にせずアイギスさんの肩を掴む
「本当なんですか⁉︎アイギスさん!アルの魔力が切れるなんて‼︎」
「落ち着け‼︎一夏聞け!良いか!魔力切れで死には死ない、これは前にも言ったから分かると思うけど……一夏アルを助けたい?」
そんなの愚問だ!助けたいに決まっている、俺は彼女を好きだ
いや…大切だから彼女を助けたい。
「当たり前に決まっているだろ!」
「本当に?」
「あぁ」
「どんなことをしても?」
「あぁ!」
其れでもアイギスさんの表情は明るくならない…いや逆に暗く申し訳ない表情になっていく。
「………じゃあ一夏はアル・アジフ…姉さんの為に『人間を辞めれる』?」
「ッ!」
判った判ってしまった…アイギスのこの申し訳ない表情の訳を
助けたいなら人間を辞めろ、じゃないとアルは助けられない。
「アイル!今のはどうゆう事だ⁉︎人間を辞めれるとはどうゆう事だ⁉︎」
千冬姉が吠える
「説明しろ!アイル‼︎」
「…先ず織斑千冬、僕と姉さんは人間じゃない意思を持った武器『神器』だよ。」
「「「「なっ‼︎‼︎?」」」」
千冬姉や他の代表候補生達全員が驚愕に驚いている。
其れもそうだろういきなり一緒に居た人が実は人間ではないんだから。
「其れで何で姉さんを助けるのに人間を辞めないと行けないかについてだけど…一夏が姉さんの『所有者』になるんだ。」
「何でその所有者になる為に人間を辞めないと行けないのですの?」
セシリアが言う、そうだ確かにそうだ何で所有者になる為に人間を辞めないと行けないんだ?
そんなリスクの高い事をしないといけない何て武器としてはかなりいや…致命的だ。
「姉さんを使おうとした人間は皆発狂した…姉さんの狂気に耐えられなかったのさ……人間を辞めれば…」
バシン‼︎鈴がアイギスの頬を平手打ちで叩く
「ふざけんじゃないわよ⁉︎あんた!そんな理由で一夏を‼︎」
「ふざけてる訳ないさ鈴」
「名前を呼ばないで化け物!」
「鈴!」
「鈴お前は!」
「鈴さん‼︎今のは!」
「鈴⁉︎」
「鈴貴様!」
「はぁ…鈴、僕等は化け物じゃなくて武器だよ。」
はぁと溜息をつく、アイギスさん
「別に人間を辞めなくても、自然と待てば魔力は回復するけど……最低でも百年単位だけどね。其れで…一夏如何するの?」
「アンタはぁ‼︎」
また平手打ちをするがアイギスさんは其れを簡単に掴む
「僕は一夏に聞いているんだよ、鈴僕の事は幾らでも罵れば良いさ、其れだけの事を今からするからね……でも邪魔しないでこれは一夏の問題なんだから。」
「ッッッツ‼︎」
「俺は……」
ねえ一夏君
声が聞こえた
簡単に言えば君に一目惚れだね、うん、こんな感情初めてだよ一夏君
これは…始めてアルとあった時の
ねえ一夏君
恋っぽいことしよ?
「俺は!」
何を迷う必要がある!
俺は彼女がアル・アジフが好きだ!
アレからアルと一緒に過ごしてから俺も徐々にアルの事が好きになっていた。
偶にアルは…悲しそうな表情をしていた
アレは……何アル達からすれば人間は脆く直ぐに別れてしまう。
アルは其れが怖かったのだろう、辛いと思っていたのだろう。
あぁ確かにそうだ、好きな人と別れて自分は生きている
其れはとても辛いだろう…堪らない程怖いだろう
「俺は‼︎」
人間を辞めるのが怖い?あぁ確かに怖いさ…今から今の16年の人生の中でやった事がない事を今からするのだ、怖いのが当たり前だ。
だけどな?
「好きな人をこのままにしておけるかッッッ‼︎」
「好きな人の為なら人間なんて辞めれる!其れがアルの為なら‼︎」
「そう…其れが……君の答えなんだね、一夏」
アイギスさんの表情が明るくなった
「今から一夏は人間では無くなるけど恨まないで?」
「失敗したら恨みますよ?」
魔法陣が俺の方に浮かび
アイギスさんがスペルを紡ぐ
スペルが紡ぎ終わると同時に俺の周りが光る
光りが収まる
「これで終わったよ、見た目は変わってないけど…内側はガラッと変わってるよ………一夏、アルに触れて契約の言葉を言って」
俺はアルの手を握り契約の言葉を言う
「『我は汝魔道書と契約をする、我が刃となり力を振るえ』」
「ん…」
パチリとアルの目が開く
「アル‼︎」
ギュッとアルの身体を抱きしめる
「えっ⁉︎いっいいいい一夏⁉︎なっなんで抱きしめてるって……これって」
アルは急に抱きしめられ慌てるが満更でもない表情をするが…異変に気付く
「いっ一夏…まさか……」
「あぁ…宜しくなアル・アジフ」
「此方こそ宜しくだよマスター」
俺の返事に応じるようにニコリと天使の様な笑顔で笑う。
「さて…じゃあさマスター?
恋っぽいことしよ?」
「アル……其れじゃあ駄目だ」
「えっ?」
「恋っぽいことじゃなくて……
恋をしよう」
そうもうこれは恋っぽいことではなく本当の恋をするんだ。
アルはやっぱり顔を赤くしてニコリと笑い
「うん!恋をしよ?一夏!」
これでIS学園の生徒のアル・アルハズラットと俺の恋はお終い
これからは神器のアル・アジフとその所有者の俺 一夏の恋が今始まる。
HappyEND