インフィニット・ストラトス 異世界からの訪問者 『凍結』 作:抹殺完了
「付きました」
そう黒塗りの車を運転していた運転手がそう言い、車の扉が開く。
「ありがとう」
一言運転手に感謝の言葉を言い、車から降りる。
「さて……」
取り敢えず目の前にそびえ立つ建物を見ながら、溜息を一つ。
目の前にそびえ立つ建物はこの国の総理が居る建物でウチら一般人には一生関係がない建物の筈だった。
筈だったとは今ウチの手にある1枚の紙
「何でまた…ウチを招待するのさ?」
取り敢えず…怪しすぎるし罠の可能性が濃厚だが…
「まっ…罠だったら罠ごと潰せば良いよね」
そう言いながら自分に身体強化系魔法、状態異常無効系魔法等等を掛けるが…
「バズメショパーを展開してそのまま逃げれば良いよね、今更だけど…まぁ警戒するに越した事は無いよね〜さぁ行くか。」
「やあアル・アルハズラットさん、待ってたよ。」
案内された部屋に入る
其処に彼が居た
「……ッ」
ウチが…狂気の本と呼ばれているこのウチが目の前に居るたった一人の人間の狂気に慄いた。
コイツは人間か⁉︎………まさかコイツ神器か⁉︎
「ただ挨拶をしただけなのに刀を抜くのかい君は?」
言われ見ると手には何時出したのか刀が握られており、鞘から刀が抜き掛かっている。
「いきなりアンタ見たいな化け物を見たら誰だってこうなる。」
そう吐き捨て刀を鞘に収める。
「化け物をだなんて心外だなぁ…れっきとした人間だよ僕は」
肩をすくめながらそう言うが…人間がこの時代の温室育ちの人間にあんな桁外れな狂気等を出せる筈がない。
「化け物だよ、こんな狂気を孕んでる奴は」
「ふふ…そうだね〜君もそうでしょ?まぁ…座って?」
そう言い席を促す彼。
「其れで只の一般人のウチを呼び出した理由は?」
「君が…一般人?……はははは‼︎いやぁ戦う為の武器が只の一般人だなんて…中々楽しい冗談を言うね君は」
「何処で其れを聞いたお前」
刹那
恐ろしい速度……転生者やこの世界の人間では視認出来ない速度で刀を抜き放ち、彼の首に突き付ける。
「速いね〜本当に君は本なのかい?」
「答えろ!何処で其れを聞いた‼︎」
恐ろしく低い声で目の前の人間に言うが…だが首に刀が突き付けられているにも関わらず…この人間は恐怖した様子が見られず先程と同じ様子で言う。
「……その問いは僕のお願いを聞いてから教えてあげるよ。」
「チッ‼︎……お願い?」
目の前の人間に聞こえるように舌打ちをし聞く。
「そう…君にはこの日本を強くする為に手伝って欲しいのさ」
強い日本?コイツは何を……そもそも今更強い日本等と言う妄言等ほざく馬鹿は居ないし……もしそんな馬鹿を言う人間が居たら其れは……列強諸国と言われていた時代の人間……
ウチの表情を察したのか人間はニヤリと笑う
「えぇ…私の目的は…………………」
「お前正気か⁉︎そんな事をしたら」
「戦火が世界を覆う?君はそう言いたいのかい?」
「あぁ…第三の世界を起こしたいのか⁉︎」
「そうだよ、日本は強く無いと行けない…日本は……日本人は西洋人共に与する様な人種では無い。」
「…………もう聞いてられない」
そう言い人間に一つのデータを渡してこの場から去る
「それはISの製造方法と無人ISの造り方があるデータだよ、やりたいなら勝手にやって…」
そう言って一刻も早くこの場から去る