インフィニット・ストラトス 異世界からの訪問者 『凍結』 作:抹殺完了
アル「まさか…大事な話を入れ忘れるとは…」
アイギス「……」
アル「ゴメンって」
今ウチらはとあるホテルにいる、其処の一室にウチ、アイギス、一夏君がいる。一夏君はもうベッドで休んでいる、誘拐されたりしたからそりゃあ疲れるよね。
「姉さん…取り敢えず此れからは如何するの?」
「先ずは…ウチらの戸籍とパスポートが欲しいね、金については回収した死体から奪った財布があるから何とか何とかなるけど。」
回収した死体から奪った財布のキャッシュカードで降ろせるだけ金は降ろしたから当分は大丈夫。
金を降ろす時にキャッシュカードの持ち主の姿に成りすましたから疑われることはない筈。
「その前にこの世界について調べないの?」
「その点についてはもう判ってるから大丈夫。」
「まじかよスゲェ」
驚くアイギス
「まず最初に誘拐犯の中にいたパワードスーツを着た女、此れで大体は判ったっと言ってもまだ推測だよ、次に一夏君だね一夏君の名前でもうこの世界がどんなのか確定したの。」
「どう言う事?」
首を傾げるアイギス
「この世界はインフィニット・ストラトスって言うアニメの世界だよ。」
「マジで?」
「マジで」
「マジか〜…良く知ってたね姉さん。」
「まさか『人間だった頃の知識』が役に立つとは」
だけど…原作知識があっても駄目だ
「でも…殆どこの原作知識は役に立たないかも」
「そうなの?」
「うん、先ず今此処に居る場所はドイツだけど、一夏君が此処に居るという事は『第2回モンド・グロッソ』がやっているの。」
「第2回モンド・グロッソって?」
「そうだね…さっき殺したパワードスーツを着た女いるでしょ?此れを使った世界大会だよ。」
「へー随分と物騒な世界大会だね。」
「せやな…で一夏君は前大会の優勝者の弟で誘拐されたの、理由は前大会の優勝者である姉を辞退させる為に攫うのだけど…」
「辞退しなかったの?」
「そう…一夏君の姉はブラコンだから助けに来るはずなのだけどね、まぁウチらが助けたから其処は良いとして、次に」
「ちょっと待って姉さん」
次の事を話そうとするが其処にアイギスが待ったをかける
「どうしたの?アイギス」
「いや…姉さんが一夏の姉はブラコンとか言ったけど本当?」
「原作だとブラコンなんだけど、此れについては一夏君の兄の織斑秋斗が関係あると思う。」
「織斑秋斗?そいつがどうかしたの?」
「彼さ原作基準で言えば存在しないのさ」
「は?姉さんそれってどう言う事?」
困惑した様な表情で聞いてくるアイギス
「此れについてはウチも困惑したさ、文字通り原作には居ない人物なのさ織斑秋斗という人物は」
「つまり…姉さんは織斑秋斗がブラコンの姉を変えた原因だと思っているの?」
「そうなんだけど…」
人間って簡単に自分の考えとか変えられない物なのだ、織斑秋斗が居たからといって、千冬がこんな簡単に一夏を捨てるとは考えられない…
「もしかしたら、千冬は最初から織斑秋斗しか見ていなかった?」
「えっ?」
此れなら判るが…飽くまでも推測だし
「そんな訳で原作知識が役に立たなくなっているのさ、まぁ無いよりマシ程度だね。」
「了解、でっ此れから如何する?」
「取り敢えず、今は原作に介入する準備をするよ。」
「はいよ……一夏は如何するの?」
「如何言う事?」
「一夏に復讐させるの?」
「……」
アイギスが復讐させるかについてだが…ウチは一夏君に虐待した織斑家や虐めた人間全員に復讐をしてほしい、其れをされるだけの事を奴等はしたんだが…
「其れは一夏君に任せる。」
もし一夏君が復讐したいのなら、ウチは出来る限り復讐の手伝いをするし、復讐をしないならウチもしない。
「こう言うのは本人が決める物だしね。」
「了解姉さん、僕も其れで良いと思うよ。」
「助かるよ」
そういってウチは立ち上がり、ベッドの方に向かう。
「ウチはもう寝るよ、此れについては明日一夏君に聞こう。」
「はいよ、おやすみ姉さん。」