インフィニット・ストラトス 異世界からの訪問者 『凍結』 作:抹殺完了
アル・アジフ「この話では死傷者は出ないよ」
俺 夕凪秋徒は転生者だ、何を言っているか判らないと思うが実際転生者なんだ。
神の手違いで死んだ俺はインフィニット・ストラトスの世界に転生した。
「ね〜ゆう君〜」
今俺が居るところはインフィニット・ストラトス 通称ISを造った篠ノ之束が拠点としている無人島に居る、何でもこの無人島に倒れていたらしく、しかも束が造っていないISコアを搭載したISを持っていた為助けてくれたらしい。
その恩返しとして俺は束の手伝いをしている、前も束の手伝いでドイツ郊外の非公式の研究所を襲撃し、其処にいた実験体を一体確保してきたのだ。
その子は束にクロエ・クロニクルと名付けられ、それから一緒に生活している。
「ゆう君〜」
「如何したんだ?束」
「うんとね…箒ちゃんの専用機なんだけどね、試作段階の『展開装甲』を採用しようと思うんだけどどうかな?」
確か箒の専用機に搭載されてる展開装甲って確か…完成されてる奴だったはずだけど……まだ織斑一夏…いやこの世界だとまだ、織斑秋斗がISを動かしてないから、箒の専用機に試作段階を搭載しようとしているのか…
「まだその機体に展開装甲は早いじゃないか?」
「そうかな?」
「取り敢えず、試作段階の展開装甲は別のISに搭載してみればどうだ?妹には完成した奴を搭載させた方が良いだろう?」
「そうだね!流石ゆう君だよ‼︎さーてじゃあどの子に搭載しようかな〜」
ウキウキと束はそんな事を考えていると其処にクロエが慌てたようにこっちに来た。
「束様、夕凪様敵です!」
敵?馬鹿なこの無人島はあらゆる衛星に映らないようになっているし、偽装もしているから分からない筈の場所だぞ⁉︎
「まさか…見つかるなんてね〜クーちゃん、ゴーレムを起動して迎撃に向かわせて、後敵の映像もお願い。」
「分かりました。」
その直ぐに敵の映像が流れるが…
「『全身装甲』?」
敵は3機いたがその3機とも全機全身装甲だったのだ。
ISは『絶対防御』と言うシールドバリアーがあり、このお陰で3機みたいな、全身装甲はしないのだ。
「随分珍しいISだけど、束さんが造った無人IS『ゴーレム』には敵わないだよね〜」
束が開発した全身装甲の無人IS ゴーレム3機は同じく3機の全身装甲のISに向かって攻撃を開始する。
3機の全身装甲のISはゴーレムの一撃でISの絶対防御を破る事が出来る、レーザーをかわしながら、接近されそれぞれパイルバンカーで胴体に風穴を開けられたり、頭から真っ二つにされたり、首に大型ナイフを刺されその損傷した部分にに銃を乱射して機能停止させる。
「嘘だろ⁉︎」
そう言わざるをえなかった…ゴーレムは今開発されているどのISよりも強力なISの筈だ…筈だと言ったのはそのISがアッサリと無力化されたからだ。
「ゴーレムがこんなあっさり……クーちゃん!残りのゴーレム全機出して!」
焦る事が余りない束が焦りクロエにゴーレム全機の出撃を命じるが
「駄目です束様!ゴーレム全機、命令を受け付けません‼︎」
「そんな⁉︎どうやって……まさか…ゴーレムのコアをハッキングして?こんな短時間に…束さん以外出来るわけが…」
束がブツブツと呟いているが…
「束様!敵が侵入してきました!束様!束様‼︎」
クロエが束の名前を何度も言うが束はまだブツブツ言って反応を示さない。
「……夕凪様、束様が機能していない今、私と夕凪様で此方に侵入して来ている侵入者を迎撃しに行きます。」
だけど…倒せるかどうか…
「大丈夫です、私の『黒鍵』の『ワールドパージ』で足止めしている間に夕凪様のISで殲滅して下さい。」
そう言ってクロエがニコリと笑う。
「そのIS…」
俺とクロエは侵入者を迎撃に向かったのだが…3機の全身装甲のISの中の灰色の全身装甲のISが俺のISを見て呟く。
「それを見る事になる何てね…『アストレイガンダム』ねぇ何でそれ持ってるの?この世界にはそんな機体ない筈だけど?」
声からして女だが、コイツが言った言葉…コイツ転生者か!
「クロエ‼︎やれ!」
俺がクロエに叫ぶと同時にクロエのワールドパージが発動する。
ワールドパージはクロエの生体同期型IS『黒鍵』の能力で対象者に幻覚を見せるものだ。
俺はクロエのワールドパージに掛かった灰色の全身装甲のISにアストレイガンダムの主要武器である、日本刀で斬りかかる。
コイツを早く倒さないと不味い!何が不味いのか分からないが…
アストレイの刀が灰色の全身装甲を切り裂く前に緑と白のツートンカラーの全身装甲のISの剣と盾が一体化した奇妙な盾で防がれた。
「何で動ける⁉︎」
「姉さん大丈夫?…僕はそもそも状態異常とか効かないんだよね、いや〜便利」
そんな馬鹿な事があるか!クソ!こいつも転生者か!だが…コイツは状態異常無効化の特典か…なら勝てる!
「んっいや〜対象者に幻覚を見せるって随分面白い能力を持ってるね。」
緑と白のISの言葉に灰色のISはそんな事を言ってくる
「ウチ君の事気に入ったわ、ねぇ君の名前教えてよ?」
クロエのすぐ隣から女の声と女の姿が見える、あれが灰色のISの操縦者?でも何でアイツはISを解除したんだ?しかもあの一瞬でどうやってクロエの隣に移動した?ISは展開されていないのに…
「誰が貴女に教える名前などありません!」
「…振られちゃったかぁ〜じゃあさウチに使える気とか無いかな?例えばメイドとか?」
「死でも嫌です!」
拒絶されて明らかに落ち込む女だが…次の瞬間女の顔がニヤリと笑う。
「そうだね〜ウチ的には無理矢理って余り好きじゃ無いけど…興奮するから別にいいか♪」
途轍もなく嫌な予感がする
「ウチに『従え』」
たった一言それだけでクロエは女の方に行きそんな事を言った。
「はい分かりましたお姉様」
「クロエ?」
「馴れ馴れしく私の名前を呼ばないで下さい。」
「なっ…」
「お姉様…この馴れ馴れしい害虫を潰しても良いでしょうか?」
「この人はまだ利用価値があるからまだ殺しちゃ駄目、気絶させて。」
「はいお姉様」
そのやり取りの後俺はクロエに気絶させられた。
「さて…一夏君の幻覚が解けた所でクロエ自己紹介」
「クロエ・クロニクルです、一夏様申し訳ございませんでした。」
「いや…別に良いんだけど…アルさん何でこの子を?」
「うん…気に入ったから洗脳しちゃった♪」
洗脳って…
「何してるんですか…」
「そんな事より篠ノ之束は如何するんだい?今の所移動はしていないけど?」
「クロエ曰くさっき襲ってきた無人ISの格納庫があるらしいから、其処をウチとアイギスで確保しに行くから、2人は篠ノ之束をお願い。」
その言葉の後、言われた通りに皆んなは行動を開始した。