初投稿です。至らぬ点は有ると思いますが、ご容赦下さいます様お願い致します。
「お前みたいな化け物、私の娘ではない!」
―何でそんなこと言うの?お父さん。
「貴方なんてっ生まなければ良かった!」
―お母さん、私がいけないの?
『私は要らない子なの?何で皆、私を虐めるの?』
薄暗い部屋で膝を抱えて涙を流す少女。
助け等何処にもない、有るのは唯、憎悪と畏怖の視線だのみ...
(あぁ、皆嫌い。居なくなっちゃえ)
少女の思考は暗く静に沈んでいく。
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「はぁ、嫌な夢・・」
カアテンから漏れる朝日の木漏れ日に目を覚ました少女は、ため息交じりにつぶやくと起き上がりベットから抜け出す。
「あんな夢、何年振りに見たかしら?」
少女は形のいい眉を歪ませて思案するが、すぐにその思考を捨て天井を睨み付ける。
なんの変哲もない真っ白な天井。
少女はおもむろに、どこから取り出したのかナイフを手に持ち、思い切り天井目掛けて投射する。
『ざくっ』と深々とナイフが突き刺さると同時に「ひぃ」と間抜けな悲鳴が上がる。
「そんな処で何してるの
少女は不機嫌丸出しで、悲鳴の主へ苦言を呈す。
すると、天井にから機械仕掛けうさ耳にメイド服の女性が顔を出す。
「えへぇ、ハロハロ~しいちゃん!おは~」
現われたメイド女もとい『篠ノ之 束』は満面の笑みを少女、『
「はい、おはよう..で?」
「?」
静音は適当に挨拶を返し腰に手を当てながら問うも小首をかしげ慰問府で返される。
「はぁ、用件は?わざわざ貴方が私に会いに来るなんて何か用事があったんじゃないの?」
「むぅ!用事が無いとしいちゃんに会いに来ちゃいけないの~!?愛するしいちゃんの顔を見に来ただけとは思わないの~?」
ふくれっ面で反論する束に静音は..
「思わないわね」
かぶせ気味に否定する。
「しくしく、しいちゃんが冷たい~」
「...用件が無いなら出て行ってもらえるかしら」
これに付き合うと面倒だと即座にかんがえ束の嘘くさい泣き真似を半目で睨む静音。
束はというと、全く動じた様子は無い。
「あらら、今日のしいちゃんご機嫌斜め?」
しょうがないと言葉を切った束は、本題を切り出す。
「実はしいちゃんにはIS学園に入学してほしいのさ~」
「IS学園に?」
「そそ、まだ報道されて無いんだけどぉ~男のIS適正者が現れて今年入学するんだよ!」
「!?」
驚く静音、『ISは女性にしか扱えない』それは、世界の常識とされてきた事だ。
ISが出現した当初、男性操者の適正検査は世界各国で大々的に行われたものの該当者は無し。
以後も今日まで一人の該当者もないまま月日が流れ、社会はこの常識を認めた。
(確かに、まだIS出現から数年。今になって男性操縦者が現れることも有るかもしれない)
静音は、無言で可能性について思考する。
「それで?私は学園に入学してその男性適正者を生け捕りで貴方の処まで持っていけばいいの?」
「違う、違う。そうじゃなくて~いっ君。あ、『織斑 一夏』君の護衛をお願いしたいの」
静音の言葉を不定する束、彼女の依頼は護衛。
(現在唯一の男性操者なのだ、確かに何処も手に入れたい人材だろう表だけでなく裏の世界でも。しかし何故護衛?束ならば..)
「なるほど、.....織斑?」
「そ~ちいちゃんの弟君だよ~」
「!?」
再度、驚く静音。
『ちいちゃん』こと織斑 千冬。
第一回モンド・グロッソの覇者にして世界最強。
静音は千冬とは束を通して面識があった。
「千冬に弟がいたことは知っていたけど..」
(世界最強の弟、どんな子かしら)
「で、どうかな?」
思案する静音の顔を覗き込むように問いかける束。
「其れは正式に依頼と云う事でいいのね?」
「もちっ」
束は短く返すと笑みを浮かべる。
静音がこう尋ねるときは、了承の時だと束ねは知っているからだ。
「いいわ、その依頼受けましょう。依頼金はいつもの口座にお願い」
束の静音に対する依頼は今まで幾度とあった。
その殆どが戦闘系なわけだが、幸いというべきかその分野が静音にとっては最も得意な分野でもあった。
「は~い、ちいちゃんには私から連絡入れとくよ~ じゃ宜しく~」
と束手をひらひらさせて去っていく。
「まったく、嵐のような人ね」
束ねの去った天井の穴を見ながらつぶやく静音。
モノの数分の相手おしただけでどっと疲れる人物である。
掴み所がなく、いつも突然現れては、用事を終えるや部屋を荒らして消える。
「それにしても、学校か。まさか私がそんな処に通うことになるなんてね」
静音は年齢的には今年で16歳なのだから別段おかしい事ではないが.....
「まぁ、私は依頼を完遂するだけ」
そう口にし自身の意志を再確認すると学園入学の準備に入った。