イギリスにある辺境の地に一軒の家がある。特に変な家というわけではない。変なのはその家のある場所である。その家のある場所はひとことで言えば人がそこで住もうとは思えないような場所にある。買い物へするために市場まで行くのに約2時間。というより人のいる町に行くまでに2時間が正しいだろう。そんな場所であり、その家が立っている立地が崖の上に立っているといういつこの崖が崩れてしまってもおかしくないような家だ。
そんな危険で辺境の地に立っている家に住んでいる住人が一人だけいた。それもまだ最近11歳になった子供であった。
「なんだこれ?手紙くるなんて初めてだぞ?しかもホグワーツ魔法魔術学校?・・・バッカじゃねぇの」
そういうと少年は送られてきた手紙を破り捨ててしまった。
そして、少年は2時間もかかるであろう町まで行く準備をする。町まで2時間もかかるというのは車で行った場合である。まぁここまで車ではこれないんだけどな。
それでは少年はどうやって、その車で2時間もかかる道をどうやって行くのか?歩き?いや違う。
少年は家の外にある箒を手に取る。その箒もボロボロでいかにも年期のたっているのがわかる。
それを少年はどうするかというと、その持った箒にまたがり浮いたのである。そのまま少年は一気に加速し始めた。その勢いは町まで車で2時間かかるところを10分でいけるほどだ。
そして少年は町に入る手前で箒をおり、箒を隠す。
少年が空を飛んだのも箒を隠したのも魔法である。ならなぜさっききた手紙の宛名場所を見て少年は破り捨てたかというとそんなところに通う必要性がないのだ。魔法も習わなくても実際に使えてるし、学校なんてほかの奴らと一緒に過ごす何てありえないと考えていた。
少年は買い物を済ませて、また箒にまたがり家までとんでいく。
そして家につき、箒を掛けておく。家に入るために扉をあけるとある異変に気付く。いや正確に言うと、家の中は出かける前から変わっていない。ならなにが違うのかというと、家に誰かがいる気配がするのである。それも一人だけではあるが、とてつもない強大の魔力を感じる。
少年はゆっくりと扉を閉め、家の中に入っていく。一歩一歩ゆっくりと中を歩きながらその気配がするドアまでいく。そこは少年にとっての書庫であり、もっとも大切な場所でもあった。
そこに無断で誰かが入ってるのが無性にいらついてしまった。こいつは殺すしかない。
俺の大切な場所に勝手に侵入しやがって!
少年は思いっきり扉を開け、そこにいる侵入者を探す。ドアを開けたすぐそこにその侵入者はいた。すぐに見つけた少年はその侵入者に対して、魔法をはなつ。
だが少年の放った魔法はその侵入者に届くことはなかった。少年の放った魔法は侵入者の防御壁によって消されてしまった。
「ほっほっほ。いきなり魔法を放つとは恐れ入った。しかも杖なしとはのぉ」
「だれだ、あんたは」
侵入者がいきなりしゃべってきたのでこちらもしゃべってしまったではないか。そして、その侵入者の姿を確認する。その侵入者は長いコートを着た年老いたジジィであった。顎に長いひげを生やしていかにも物腰が柔らかそうに見えるが、このジジィの放っている威圧感はとてつもないものであった。
「わしはアルバス・ダンブルドアというものじゃ。ホグワーツの方で校長をしているものじゃ」
「ホグワーツの校長直々に何か用か?」
「ほっほ。そう殺気だてるではない。わしは君にはなにも危害を加えるつもりはない。ただな、君に用はあるのじゃ。今日の朝一通の手紙が届いたが見ておるかの?」
「手紙?あぁ捨てたな。それで何の用だ?」
「捨てたとはのぉ・・・まぁよい。あの手紙に今回きた用というのを書いておいたつもりじゃが、今ここでいうとしよう。おぬし、ホグワーツにこないかね?」
「却下だ。学校なんてあんな人がおおいところに行きたくない」
用だというから何かと思ったが、ただの学校への招待かよ。おれはもう誰とも関わりたくないんだ。なのに学校など行きたいとか思うわけないだろ。
「ほっほっほ。おぬしは人と関わりたくないと思ってるようじゃのぉ。だがな今後おぬしが生きていく上で人と関わっていくというのはもっとも大切なことじゃ。ずっと一人でいられるものじゃない。おぬしにも大切なものができればとおもうのじゃ」
「俺に大切な人?バッカじゃねぇの。そんなのできるわけねぇだろ。それに俺は別に魔法を学ぶ必要なはない。現時点でも魔法は使えている。それなのに学校に行く必要はない」
「たしかにおぬしはもう魔法を使えておる。じゃがの、まだまだおぬしは半人前じゃ。この世の中にはもっと魔法があるのじゃ。それをおぬしがここで腐らせるわけにはいかないのじゃ。ホグワーツにこればおぬしの魔法の腕がさらに上がるじゃろう」
ダンブルドアが言っていることはたしかなところもある。この家で学べる魔法は限界がある。この書庫にしかない本もあるが、逆もしかりで、ホグワーツにもここにない本がたくさんあるということだ。俺にとってそれは結構いい条件だったりする。おれは魔法を知る必要がある。ある野望を達成するために。そのためにはなにをしたってかまわないと思うほどにだ。
「確かにいい条件だし、俺自身も正直なところここで学べる魔法も限界が来ていた」
「そうじゃろ、そうじゃろ。どうじゃ入る気にはなったかの?」
ダンブルドアは俺にそういって手を差し出してきた。
「あぁ・・・入る気になったよ」
まぁ俺はその手に答えたりはしないがな。
「そうかそうか。それじゃこれからよろしくたのむぞ。
ハチマン・ヒキガヤ」
ダンブルドアは俺がその手に応じなかったのを少し苦笑していたが、すぐに気をとりなおして懐から手紙をだす。
「そうじゃ、この手紙は朝送ったものとおなじやつじゃ。ここに入学許可書と教材リストが入っておる。これを見て教材など買うがよい。まぁもう入学まで時間がないし、今から出かけるがよいか?」
おい。まじかよ。せっかく買い物してきたばっかで、食料買ってきたばっかなのにか・・・
「あぁ、今日買い物したものは大丈夫じゃよ。今日は教材や杖を買い物するぐらいじゃ。入学のほうは9月1日からじゃ、安心せい」
あ、ならよかった。
「じゃ、準備するからその辺で待っとけ」
「ほっほ。急ぐのじゃよ」
そういって、ハチマンは買ってきた食料などを冷蔵庫などに入れ、着替えをしてくる。
着替えと言っても、今着ている服の上に黒いコートを着るだけである。そして着替えをすませ、ダンブルドアがいる書庫に戻る。
「じゃ、いきますか」
「あぁ、そうするかのぉ。いきなり敬語になってびっくりしたわい。」
「一応あなたは俺が通う学校の校長だからですよ。あんな口調のままでは失礼だと思いましたからね」
「そうかそうか。よい心がけじゃのう」
「どうでもいいんで、早く行きましょう」
「ほっほ、そうじゃのそれではわしの腕につかむとよい。付き添い姿現わしをするからのぉ」
「わかりました」
そういうとハチマンは差し出されたダンブルドアの腕をつかんだ。
「それじゃいくからの。着いたときは気を付けることじゃ」
そういってダンブルドアは杖をふるい付き添い姿現わしをする。すると「ポンッ」音がした一瞬にして、景色がかわり足が地についていない独特な浮遊感とグルグル回っている感覚が襲う。
だが、一瞬にしてその感覚はなくなり、足が地に着く。
そして、ハチマンはあたりを見回す。
隣には先ほどまで腕をつかんでいたダンブルドアがいる。姿現わしで来た場所は漏れ鍋という店であった。ハチマン自身ここには何回か来ている。いや正確に言うと、ほぼ常連と同じように通っていた。
「おぉダンブルドア殿これはこれは珍しい方が来られた」
ダンブルドアは漏れ鍋の扉を開け中に入っていくと、さっそく店主のトムがダンブルドアに対して話しかけてきた。
「おぉ、トムよ久しぶりじゃの。して今日はここに用があるわけではなくダイアゴン横丁のほうにあるのじゃ」
「おや、この時期に来るということはホグワーツに入学する子と一緒ですかね?」
「そうじゃ。入ってこい、ハチマンよ」
「ハチマン?」
そういってハチマンを中に入れる。いやいままで、あんたの体のせいで中に入れなかったからな。そして、ハチマンは漏れ鍋の中に入っていくと見知った顔の店主に合う。
「おぉハチマンとは、あんたのことか。最近来ていないと思って、いざ来てみたらダンブルドア殿に連れてこられるとは」
「うるせぇ。用事があるから仕方なくだ」
「用事ということはやっぱしハチマンはホグワーツに通うことにしたんだな!いやーよかったよかった。お前さんいつも一人だからな!心配していたんだ。これで学校で友達をつくれるじゃないか!」
「んなもんいらねぇよ・・・はぁ、先いきますね。ダンブルドア先生」
「おぉ、待つのじゃ。ハチマンや」
ダンブルドアが言うが、ハチマンはそんなの気にしにしせずに、漏れ鍋を出る。
「はぁ・・・気難しい子じゃのぉ」
「ハハハ・・・はぁ。ハチマンはあれでもここの常連だったんですよ。3年まえぐらいから。でも1年まえあいつの周りになにかあったのか知らないけど、急にこなくなってねぇ」
「そうか・・・ハチマンがホグワーツに通って何か変わってくれればよいが・・・。すまないが、あともう一人の新入生がくるはずじゃから、その先生と一緒に漏れ鍋の外まで通してもらいたいのじゃ。」
「わかりました。さぁさぁ彼を追ってください」
トムに進められハチマンが出て行った場所に行く。
外にでるとそこには壁にもたれて待っていたハチマンが待っていた。
「やっとでてきましたか。それじゃ行きましょう」
「まぁ待てハチマンや。まだ一人来てないものがおる。その子をまつのじゃ」
「子?おれと同じ新入生か・・・」
そういってハチマンは見るからに不機嫌になっていく。そして濁っていた目がさらに濁っていくのがわかる。
「なにをそう毛嫌いするかはわからんが、人と関わっていくというのは大切なことじゃ」
「あんたには関係ない。関わるか関わらないかはおれが決める」
ハチマンはそう言いながら、ダンブルドアを睨む。その睨みにダンブルドアは少し恐ろしさを感じていた。
「そうかそうか。だが今から来る子はおぬしにとって何か変革を与えてくれる子じゃとわしは思っておる」
ダンブルドアがハチマンの目を見ながら真剣に言ってくる。
俺にとってなにか変革を与えてくれる子、か・・・そんなのいるわけねぇよ
ダンブルドアの言葉に少しだけ考えことしていると、漏れ鍋のほうの扉があく。
そこから出てきたのはエメラルド色のコートを着たお婆さんでありながら、厳格な装いでいかにも真面目な性格だとわかる人だった。
そして、その人の後ろから、俺と同い年ぐらいの少女が出てきた。
その少女は、長い黒髪を腰ぐらいまで伸ばしており、顔はおれと同じ東洋人のようだ。しかもその少女と来たら、10人が10人絶対に美少女と認めるぐらい、その少女は綺麗で目を奪われるほどだ。
「ミネルバや。待っておったぞ。・・・そちらが例の少女かね?」
「お待たせしました。ダンブルドア校長。こちらがMs.ユキノシタユキノですわ。それで、そちらの子がMr.ヒキガヤハチマンですね?」
「あぁそうとも。ほら―」
「あなた。目つき悪いわよ?直したほうがいいわ。その濁った眼も一緒にね」
「あ”?いきなり俺の目つきについていう必要あるのか?お前もその性格直したほうがいいと思うが?」
「あら?私はあなたの心配をしているのよ?その目つきは今後生きていく上で絶対に邪魔をすると思うわよ?」
「お前のその性格も今後生きていく上で邪魔だと思うがな?」
「そうかしら?私は正直なことを言っているだけよ?」
「その正直がいらないときがあるってわからないのかな?」
ダンブルドアとマクゴナガルが話をしている間にハチマンとユキノは先ほどあったばかりだというのにもう言い合いをしていた。
「こらこら、何を喧嘩しとる。仲良くするのじゃぞ」
「いえ、喧嘩ではありません。喧嘩は同レベルのもの同士が行うものです。この女とおれは同じレベルではない」
「あらそれはあなたがわたしより劣っていると自覚しているといことかしら?」
「あ?俺のほうが勝ってるに決まってるだろうが」
「はぁ・・・どっちもどっちですよ。あなたたちの会話を聞いているとどっと疲れた気になります。あなたたちはこれから同じホグワーツで勉学を共にするものですよ?」
こんなやつと仲良くしなくちゃいけないならおれはほんとに孤独でずっといるけどな
「よし。話はそこまでじゃ。あまり話していると時間が過ぎていくぞ?」
「そうですね。さぁ行きますよ。お二人さん。いつまでも睨みあっているんじゃありません」
「「はい」」
二人の返事があっていることから、ダンブルドアとマクゴナガルはこの二人本当は仲いいのでは?とおもってしまった。
まぁ今も、二人は絶賛言い争っているのだが・・・
初めて書きました。
書いている間、八幡とゆきのんがどうハリー達とどう絡めるか不安になってきました。
まだハリー達はでないですが、そのうちでてきますので、その時までには決めときたいと思います。