死んだ殺せんせーはAngel Beats!の世界へ来た   作:Vita版つくって下さい。

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殺せんせー改めコロ。どうする?


死んだ世界戦線

「死んだ世界戦線……? ですか?」

私は、仲村さんに訪ねると、仲村さんは説明する。

「この世界はまともな青春をおくれなかった、死者が集まる世界。この世界で私達はどんな怪我をしても死なないわ。でも痛みはあるけど数分たてば治るの」

「ほお?」

「信じられないなら試して見なさい、だけど後でね。あと私達は死なないと言う点以外は普通の人間と変わらないわ」

「それを言われると『死なない』と言うのも信じがたいものですが……」

すると――

 

ガギンッ!

 

――後ろから斧で攻撃されたのでよけた。この世界には武器はあるようですねぇ……

「貴様ぁ~、ゆりっぺが嘘を言っているとでも?なら1度殺してやるよ!」

攻撃してきたのは喧嘩っぱやそうな、男子生徒。重そうな斧………よく見ればハルバードですが、それを軽々振り回す腕力は凄いですが、動きは素人ですねぇ……

私は、軽々と避ける。

「くっ! こしゃくなぁぁぁ!?」

男子生徒が大振りになった瞬間。私は机に置いてあったボールペンを彼の首元へ投げた。

「ぐはぁ!?」

彼の首から血が吹き出た。そういう場所をボールペンで切ったからだ。まわりは『ボールペンで!?』と驚いていた。そして――

「貴様ぁ! いったい何をした!」

首を切られた彼も私に言ってきた。

……本当に死なないんですねぇ。しかし、いい気分はしない。思えば私が『殺し』を行うのは3年ぶり、(暗殺教室生活とモルモット生活を合計して……)あの頃は天職に思っていた仕事も今行うといい気はしませんねぇ……

「へぇ、やるじゃない。コロ君」

「いえ、死ななくともやはり殺すというのはいい気分ではありませんねぇ……」

「やはり?」

「いえ、なんでも」

そして、仲村さんは続けて言う。

「次に私達について説明するわ、この世界には私達死んだ人間の他にNPCと言う存在がいるの」

「モンスターかなにかですか?」

「いいえ、ノンプレイヤーキャラクターを略してNPCよ」

「……つまりは、意思を持たない設定された行動のみをとる存在。ということですか?」

「いいえ、意思はそれなりにあるみたいよ、ただ私たちとは違って制服はあなたが着ているものを着ている。ということ以外は見た目だけじゃ区別できないわ」

「なるほど、だから制服が違うのですか」

「ええ、だからもし私たちの仲間になってくれるのならこの制服を支給するわ」

「ですが、なぜそのようなことを? この世界では、我々のような存在が偉いという主張ですか?」

「まあ、そんなところね。この世界ではまともな青春を送れば消されるの」

「消される? 死んでいるのにですか?」

「ええ、いわゆる成仏ね。実際に授業を受けて青春を謳歌した仲間が何人か消えたわ」

「なるほど、では成仏したらいいのでは? なぜあなた方はこうして逆らっているのですか?」

「貴様ぁ! 成仏したら生まれ変わる、生まれ変わってフジツボにでもなった場合、どうする!」

「フジツボ?」

「生命が人間にだけ宿ると思っているのか? そんなものに生まれ変わる可能性もある!」

ハルバードを持った男がそんな風に言う。私は生きているうちに人間からタコ型生物になりましたがねぇ……

「まあ、それは置いといて、生きてるときの世界では己の死の運命に逆らえなかったけど、ここでは神に逆らえる。だからあたしたちは神に逆うのよ!」

「……具体的には、何をしていられるのでしょうか?」

「天使の討伐よ!」

天使?

「天使と言っても翼が生えてるわけじゃないし、頭にワッカもない。この学園の生徒会長にして、不思議な能力を持っているの、この天使に関わった人が何人か消されたわ」

ふむ、つまりはその天使とやらがこの世界の長ということでしょうか?

「そんな風に、私たちは天使の討伐を行ってこの世界の神の元へ行く。だからコロ君。貴方にもそれに協力してほしいの。してくれるなら戦うための武器をあげる」

「……ふむ……いくつかお聞きしても?」

「いいわよ」

「……討伐ということは『暗殺する』の類いの認識で構いませんか?」

「ええ、でもさっきも言ったように天使は不思議な能力を持っているの、普通に殺しただけじゃ死なないわ。まぁ、それは私達もだけれど……」

「では次の質問ですが……この世界に―――」

私は少しタメを作り言う。

「――スウィーツの類いはありますか?」

「…………は?…………」

「いえ、ですからスウィーツですよ、プリンとかケーキとかザッハトルテとかマカロンとかの……」

「い、いえ、それはわかるけど……このタイミングで聞くこと!?」

「いえ、空気が重かったので和ませようかと……まぁ、もちろん、私が好きだからと言うのもありますが……」

「……まあ、購買部や学食にそれなりに揃ってるわよ……あ、財布の中身もいつのまにか中身が入ってるから大丈夫よ」

ほう……私は身体中をゴソゴソして財布を見つけた。流石に携帯はありませんでしたが……財布の中身は……ほう、たしかにそれなりですねぇ……

「それで、質問は以上かしら?」

「ああ、いえ、最後に1つ」

「なによ?」

私は最後に死後の世界で一番気になっていた事を聞いた。

「この世界に、雪村あぐり。という女はいますか?」

すると、仲村さんは――

「!? い、いえ、知らないわ」

――という。しかし、私はごまかされませんよ。どうやら名前は知っているようですねぇ。しかし、聞き出すのは今でなくともいい。

「そうですか。では私はあなた方の仲間――死んだ世界戦線に入るかでしたね? わかりました。よろしくお願いします」

「歓迎するわ。コロ君」

こうして「死神」として殺し屋。「殺せんせー」として教師だった私は、「コロ」として死んだ世界戦線に入る事になったのだった。




次回はエンジェルビーツキャラ登場。
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