オーバーロード 白き羽の天使 作:tetoto
ではどうぞ( ´ ▽ ` )ノ
モモンガとフレイは王座の間へ向かうために持っている中での最高の服に着替えていた。これといった意味はないがこういうのは気持ちが大切だ、と。
王座の間に行くのにみすぼらしい服では悪者らしくない、と完璧に楽しんでいる。フレイは全身を純白に染め、モモンガはマジックキャスターらしく杖やマントを装備している。
杖として持っているのはギルド武器であるスタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンだ。本当は持ち出すことがあまり好ましくないのだがフレイの「最後ぐらい装備してみては?」という甘い誘惑に乗せられ装備していた。モモンガ的には「ギルド長だし良いですよね」と言うことらしい。
閑話休題
「じゃあもう大丈夫ですかね?」
フレイの質問にモモンガは嬉しそうに答える。
「はい、大丈夫ですよ。ギルド武器も持ちましたし!」
「モモンガさん…」
「はい?」
やっぱりというかなんというか。
「なんだかんだで装備したかったんですね…」
「いやぁ、これを作るまでのことを思い出してたらテンション上がっちゃって」
大の大人のはしゃぎ用に何か言った方が良いかと思わなくもないが水をかけるのは悪いので辞めよう。
「そうですね…、じゃあ行きましょうか」
フレイは少なからず衝撃を受けているのを悟られないようにと気を付けていたが興奮しているモモンガにはいらぬ心配だった。
モモンガとフレイは第九階層から第十階層へと歩いて向かっていた。最初は転移していこうとしていたのだが「最後ですしね」と2人ともの意見一致で歩いている。
後ろにも何人か引き連れているがこれは途中で見つけて「やっぱり最後ですし」ということで連れてきている。
付き従っているのは家令であり守護者と同格であるセバスに戦闘メイドのプレアデス、一般メイドたちである。
王座の間に入るとセバスたちを待機させて王座へと向かう。
42本の各ギルドメンバーの旗を見ながら歩いていくといつの間にか王座へと着く。
「来ましたね、ギルド長」
「そうですね。あ、あの椅子の隣のNPCってアルベドですよね?」
フレイはあまり玉座の間に来たことがなかったため歯切れの悪い返答になる。
「多分…そうだと思いますよ、自分もあんまり見てないんでわかりませんが…」
「折角ですし設定とかも見て見ましょうか」
モモンガがそう言って設定を開くがすぐに読むのをやめる。
「どうしたんですか?」
訝しげにフレイも設定画面を覗き込むがやはり途中で諦めて、無言になる。
「……。無理ですね。」
「みんな設定は凝ってましたけど、ここまでとは…」
ダブラさんが特にキャラ設定に凝っていたことを思い出した二人はため息をついた。
「懐かしいですけど、これは」
「最後まで一応見ましょうか…」
二人は五分ほどの時間をかけて最後まで目を通す。
「ちなみにビッチである。っていくらなんでも」
ギャップ萌えを熱く語っていたダブラさんを思い出しまたため息をつく。
「…モモンガさん最後ですし、どうぞ !」
「え、?もしかして設定いじらせようとしてます?」
明らかに嫌そうな顔をしているがフレイは気にしない。
「だってビッチって。さすがにないですよ、ギャップ萌えだったとしても」
モモンガも思うところはあるため迷ったが、やはりビッチはないという結論に至ったようだ。
「分かりました、最後ですし。ギルド長ですもんね」
「そうですよ、ギルド長ですからね」
二人の悪ノリによってアルベドの設定から"ビッチ"が消え、代わりに"とても慈悲深く、モモンガを愛している"とギルド武器を使って書き換えられた。
それが後に面倒な事になるなど今の二人には知る由もない。
なんだかんだでサービス終了まで1分を切ったころ、二人は思い出したことを話していた。
「もう終わりなんですね…、今まで色々ありましたよね。まぁ自分は途中から入った新参者でしたけど」
残り50秒49…
「そんなことないですよ、フレイさんとはギルド加入前からフレンドだったじゃないですか。それにフレイさんには結構助けられましたよ」
残り30秒29…
「そう言ってもらえると嬉しいです。モモンガさん改めて今までギルドを、ナザリックを最後まで守ってくれて、本当に嬉しかったです!ありがとうございました」
残り10秒9…
「私が勝手にやってたことですから…。でも最後にそう言ってもらえて良かったです」
二人ともに笑い合いながら強制ログアウトになる。
5,4,3,2,1, 0:00
筈だった…。
「……?」
「……?サービス終了が延期になったんですかね?とりあえずGMコールを」
フレイはコンソールを開こうとするが開けない。
「でき、ないですよ⁉︎」
「こっちもダメです。どうなっているんだ⁉︎」
二人の困惑に追撃をかけるように自体が悪化する。
「モモンガ様、フレイ様、わたくしでよろしければなんなりとお申し付けください」
妖艶な笑みを浮かべたサキュバスが困惑した二人にささやいた。
オリ主のNPCを出すとか言ってたのダレダッケ?
前回より文字数少ないのは、うん。すいません。
次話ではNPC出せるかな…。
感想、評価お待ちしてます!