【艦隊これくしょん】エピソードα シスの誕生 作:エクロパリアン
フォーマス・ピエット
スターウォーズ エピソード5と6に登場した帝国軍の将校です。
最後はエンドアの戦いで反乱軍の特攻ファイターがエグゼキューター級スーパースターデ
ストロイヤーのブリッジに突っ込み……。
マクシミリアン・ヴィアーズ
エピソード5に登場しホスの戦いで大活躍した帝国軍の将校。
A long time ago in a galaxy far, far away....
遠い昔、遥か彼方の銀河系 で……
惑星ホスでの戦闘のあと反乱同盟軍は軍を再編し、ついに、帝国軍が密かにエンドアの衛生軌道上で建造していた第二デススターを攻撃した。
帝国軍の精鋭艦隊〝死の小艦隊〟が反乱軍の艦隊を迎撃する。
しかし、死の小艦隊の兵士達の記憶はここで途切れていた……。
次に目覚めたとき彼らの艦隊が居たのはエンドアの軌道上ではなく帝国のアーカイブにも載っていない未知の銀河系であった。
この事態に巻き込まれたシスの暗黒卿の一人、ダース・ヴェイダーはこの未知の銀河系を手に入れるべく死の小艦隊を指揮し銀河系の調査を開始した。
その最中、ヴェイダーはこの銀河に来て初めて強力なダークサイドのフォースの力とライトサイドのフォースの力を感じる。
ヴェイダーはその調査をするべく一人の男をその惑星へと派遣する事となった……。
「司令官!あと一時間ほどで第三惑星へと到着します!」
帝国軍のシャトルパイロットの一人がとある上級将校の制服を身に纏った男の前で報告した。
男が分かった伝えるとパイロットは操縦席へと戻っていった。
彼の名前はファーマス・ピエット。
銀河帝国のシスの暗黒卿であるヴェイダー卿率いる死の小艦隊の司令官を勤めていた有能な司令官である。
「はぁ……」
ピエットはこれから始まる任務の事を考えつい溜め息をついた。
何故こんな事になってしまったんだろうか……。
全ては半年前に始まった……。
私が気がつくとそこは身の覚えのあるエグゼキューター級スーパースターデストロイヤーの艦橋だった。
エグゼキューターは全長19キロにも及ぶ銀河帝国最大クラスの戦艦だ。
そしてその時、私ははエグゼキューターだけでなく全長1.6キロのインペリアル級スターデストロイヤー数隻でなる死の小艦隊をも指揮する司令官だった。
私は床に倒れていた。
起き上がり周りを見ると異様なことに乗組員も全員が倒れている。
「何が起きているんだ……」
私の頭は混乱していたがすぐに整理した。
このくらいの事自分で解決できなければ何年もヴェイダー卿の元で働いていられない。
失敗した者には死あるのみだからだ。
確か……私はエンドアの衛生軌道上で第二デススターの護衛をおこなっていて……。
そうだ。あの時、反乱軍が攻めてきて私は迎撃の命令をした……。
だとするともしや反乱軍は神経ガスの様なものを艦内に充満させたのだろうか?そうだとすれば全員が倒れているのも頷ける。
取り敢えず状況を確かめなければ……。
私は外の様子を確かめるため窓ガラスへ近寄った。
「な、なんだ……これは……」
私は目を見開き驚愕した。
そこにはデススターはなかった。
それどころかエンドアも存在しない。
あるのは何らかの残骸とみられる無数の金属片だけ……。
そしてなんとインペリアル級スターデストロイヤーが数隻、ただ無重力に身を任せゆっくりと回転しながら宙を舞っていた。
帝国軍に入ってこんな事態は初めてだった。
神経ガスなんかではない。
もっと大きな事が我が艦隊に起きたのだ。
私はすぐに行動した。
とにかくすぐに誰かを起こさなければならない。
でないと最悪、今、宙を舞っているインペリアル級が衝突しかねない。
私は走った。
「……ん?うわっ!?」
私の足元に何か固いものが当たった。
しかし、私は走り出していたため勢いを止められずそのまま倒れてしまった。
「なんなんだ……ひっ!?」
私は倒れたまま自分の足元を見た。
そのぶつかった物を見たとき私は恐怖で背筋が凍りついた。
「ヴェ、ヴェイダー卿!?」
何故ここに!?確か皇帝陛下に呼ばれてデススターへ向かったはず……。
いや……ただでさえ、訳の分からない事態に巻き込まれているんだ……。
これぐらいで驚いてはいられない。
とにかく起こさなければ。
私はヴェイダー卿の肩に手を当て体を揺さぶった。
「ヴェイダー卿!ヴェイダー卿――」
それから一ヶ月、ヴェイダー卿はバラバラだった死の小艦隊をもう一度まとめ、この銀河系が帝国のアーカイブにも載っていない未知の銀河系ということが分かり帰還は絶望的だと言う事が分かるとこの銀河系の支配を決定した。
死の小艦隊が何事もなく銀河系の奥深くまで進んだ時それは起きた。
ヴェイダー卿が何かを感じ取ったのだ。
この銀河に強力なダークサイドの力とライトサイドの力を感じるとヴェイダー卿は銀河系外縁部のとある星の調査を命じた。
調査開始から一ヶ月以上が経過したその時、私は突然ヴェイダー卿に直々に呼ばれた……。
そして、艦隊司令官を一時解任された私は潜入調査部隊司令官に任命された……。
任務の内容は私が直々に現地の軍に潜入するという無茶苦茶なものだった。
つまり、私が今向かっている第三惑星がその潜入調査先の惑星なのだ……。
何故この私が直接潜入の任務なんかに……。
やはりあの時に不注意とは言えヴェイダー卿につまずいたからだろうか?。
そんな事を考えているとまたパイロットがやって来た。
「司令官!惑星軌道上に入りましたこれより着陸体制に入ります!」
そうか、もう着くのか……。
私はこれから潜入する惑星がどんな星なのか確かめようと手元の装置を操作しシャトルの船外映像を自分の前に写し出した。
「美しい……」
その星はエンドアやナブー等のような自然豊かな惑星だった。
別に珍しくもなんともない。
だが、私は気がつくとそんな言葉が自然と出ていた。
恐らくこの銀河系に来て初めて見た自然豊かな惑星だからだろう。
私を乗せたシャトルはそのまま何度か惑星の衛生軌道上を回ると徐々に高度を下げ大気圏へと突入した。
少し震動があるが特には問題ない。
そうしてしばらくたちシャトルは無事に着陸した。
「司令官!到着しました!」
パイロットがまた私の前で報告する。
私は分かったと言うとパイロットにハッチを開けるように命じた。
ハッチがプシューと空気の抜けるような音と共にゆっくりと開く。
私はそのままハッチを下りついに、この第三惑星の地へと降り立った……。
シャトルから降りるとそこは夜で真っ暗になった森の中だった。
今は冬なのか辺りには雪が積もっている。
私の目前に数人のストームトルーパーと一人のヘルメットを被った上級将校の男が立っている。
「ピエット司令官、お待ちしておりました。地球派遣地上軍司令官のマキシミリアン・ヴィアーズです。ヴェイダー卿より潜入調査部隊の地上支援を言いあつかっております」
マキシミリアン・ヴィアーズ、帝国軍軍人なら一度は聞いたことある有名な地上軍指揮官だ。
彼は幾多の戦闘で大勝利をあげている。
彼の戦闘で最も有名なのはホスの戦いだろう。
まさに帝国の鏡の様な男だ。
私はふと、彼が言ったある言葉が気になった。
「チキュウ?」
私は彼が言ったチキュウという聞いたことのない言葉を聞き返した。
「ああっ……失礼。説明がまだでしたね。着いてきてください」
ヴィアーズは気がついたように言うと着いてくるように言った。
ストームトルーパー達に守られるように囲まれながら暗い森を進んでいくと開けた場所に出た。
そこは丘のような場所だった。
暗くてよく分からないが、どうやら、私の乗ったシャトルが降りたのは山の上の様で遥か下の方には町だと思われる光りがいくつか見える。
ヴィアーズはピエットの方を振り替えった。
「ようこそ!ピエット司令官。この第三惑星の名前はチキュウ。この星は我々が見てきたどの惑星よりも奇妙な惑星です」
私が連れてこられたのは小さなみずほらしい小屋だった。
入り口には木の板に妙にカクカクした文字で〝山小屋〟と書かれている。
なんと書いてあるかは分からない。
トルーパーが扉を開けると原始的な暖房器具が置かれ温かい風が出ていた。
聞いてみれば化石燃料を使用して熱を発する装置だそうだ。
原始的とはいえ温かいには変わらず私は少し急いで小屋に入った。
小屋の中には暖房器具以外にも大きなテーブルが設置されておりヴィアーズは私に座るように言った。
私が席につくとヴィアーズはホログラムを起動した。
「それでは司令官、これよりこの惑星の説明を致します」
私が頷くとヴィアーズは説明を始めた。
ヴィアーズから教わった事はある意味衝撃とこの任務の難しさを物語った。
ヴィアーズの説明によるとこの惑星の文明レベルはとても低く宇宙船はこの惑星系を突破するのもままならない。
さらに今だに統一政府すらできておらず200以上の国家が乱立しているという。
私がいるのはその内の一つ、ニホンという国らしい。
ここから先は任務に関係するが、これだけでも、かなりややこしい事態だと言うのにこの惑星には未知の危機が訪れているという。
それは、〝深海淒艦〟という謎の存在だ。
情報によると人形の個体や異形の存在でこの惑星の海上を封鎖し物流を寸断しているというのだ。
現在のところこの惑星の兵器では倒せないらしい。
私なら即座に上空からスターデストロイヤーの強力なターボレーザーやタイボマーの強力なピンポイント爆撃で瞬時に殲滅できるがこの惑星の住人には難しいのだ。
そしてそれを倒す唯一の存在として〝艦娘〟なる謎の少女達がいるというのだ。
ヴェイダー卿が調べろと仰っていたダークサイドとライトサイドのフォースの存在とはこれの事だろう。
私には理解できないが……。
まぁとにかく私はしばらく、こんな惑星で潜入調査をしなければならないということだ。
それから私とヴィアーズの二人は私が潜入する場所についての話題になった。
「なるほど……つまり、私の任務はその横須賀鎮守府に潜入しニホン地上軍の指揮官の一人として情報を収集することか」
「ニホン〝海軍〟ですピエット司令官」
ヴィアーズは訂正した。
私はどうでもよいことだと、ヴィアーズの訂正をはねのけると話を戻した。
「それよりも……そんなことは可能なのか?いくら文明の発達していない野蛮人といえどさすがにバレるのでは?」
私はかねてより懸念していた疑問をヴィアーズに投げ掛けた。
いくら野蛮人といえど軍の指揮官なんかに紛れ込んだらバレるだろうと思った。
「その点はご安心ください。一週間前、第四惑星に駐留しているスターデストロイヤー艦隊よりタイボマーの攻撃部隊が出撃しニホン中の政府施設、軍事施設を爆撃しました。これによってニホン海軍の指揮官共の半数を殺害し政府の要人も暗殺しました。そのため現在、ニホンは大混乱に陥っています」
混乱に便乗して潜り込むということか……。
ヴィアーズの話を聞いて私はこの作戦がヴェイダー卿肝いりの作戦だと改めて感じた。
現在、味方からの補給が絶望的なこの状況下でタイボマーを大規模出撃させると言うことはそれだけ意味のある事ということなのだ。
「なるほど、混乱に乗じて潜入……だが、危険なのは変わらんな……」
「今日は我々の野営地でお休みください。明日、潜入先の施設までお連れします」
ヴィアーズの提案を断れる訳はなく私はそのまま野営地とされる場所まで案内され一夜をすごした。
こうして私の地球での一日目は終わるのだった――。
スターウォーズ エピソード7を見てからこれを書きました。
ご意見、ご感想、絶賛募集中です。
初めての一人称ですので見苦しい部分があると思いますがご了承ください。
できれば問題のある部分を教えていただけたら、うれしいです。
ところでエピソード7面白いけど何か違いますよね?やっぱジョージルーカスじゃないからかでしょうかね~。