解放のため鶴は舞う   作:kishiya

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どうも、お気に入り件数が10件あって驚いているkishiyaです。
感謝です。
微分方程式の傍ら現実逃避に書いていたら書きあがってしまったので投稿します。

今回は早くも海に出ます。
次々と話が進んでいきます。
あと、前回のあとがきあれは嘘だ。
どういうことかは自分で読んで確かめてください。

それではごゆっくり。


三年ぶりの抜錨 ~大海原への帰還~

ここが地球だと分かった翌朝、瑞鶴は義手の調整をしていた。

決して義手としては壊れていないのだが内蔵している簡易魔法障壁の調子が悪かったのだ。

 

「あっちゃー、明らかに衝撃でやられてる。変えの部品はアルケイディアの自宅に届いてる頃だし…。これじゃ、出力5割未満でしか動かせないし魔法障壁はあまり頼りには出来ないわね」

 

瑞鶴は少し歪んだ魔力路を見て落ち込む。

 

「イヴァリースみたいにミミック菌がいないだけマシか。普通の金属使えるし……。欲言えばミスリルがいいけど……」

 

瑞鶴は大きなため息をつく。

そして、義手を組み立て直し過去左肩があった場所にに装着する。しかしその義手はだらんとして動く気配がない。瑞鶴は右手を義手の肩の部分にあるエネルギーコアに持ってくる。

すると右手に魔力を込める。

 

「くっ、がぁぁぁ、あ゛ぁぁぁぁ…………」

 

瑞鶴の体がビクンと大きく跳ねる。次の瞬間には義手はしっかりと動くようになっていた。

 

「はぁ…はぁ…やっぱ……慣れない……わね…。さて…どうやって…国防軍と合流するか……」

 

瑞鶴は次の行動について考え始める。すぐそばには深海棲艦の拠点があるのに加え、何故かこの島はミストが濃い。つまり、いつまでこの島が安全か分からないのだ。しかし、他の陸地は遠くそこまで行く燃料が無い、つまり動くのも危険なのだ。

1人だと答えが出ないので妖精にも相談する。

 

 

 

………相談中………

 

 

「基本はこの島に篭城する。それでミッドウェーの攻略部隊が来たらそこに合流するってことでいいかしら?」

「それがいいでしょう、水も食料もありますし」

「下手に動くよりはそれで良いかと」

「うん、そうね、分かったわ。さて、じゃあ早速、偵察機を飛ばしますか……」

 

そう言って私は、妖精を還し砂浜へ向かう。

その姿は三年前とは違った。

下はスカートではなく長いズボンを履いていて、上には3年前と変わらない服の上に黒く袖の長いコートを纏っていた。

そして、砂浜に着くと偵察機を飛ばすと兵装からアルケイディア製のレーションを取り出し食べ始めた。

 

 

 

………side:???………

 

 

(なんで、こんな事に……)

 

最初は良かったんだ、問題なく作戦は進んだ。

だけど奴らが出てきてから戦況は一変した。

制空権をあっという間に奪われ次々と損害を出していった。

私は、駆逐艦で唯一被弾した。

運良く航行能力には影響が出なかったものの砲がやられて砲撃が行えなくなっていた。そして、私の様子を見た部隊の人たちに情報を持ち帰るように頼まれ私は母艦に向かった。

だけど何だ、少し進んだら濃霧が発生していて視界が奪われた。

お陰で自分のいる位置でさえ分からず輸送船にたどり着けない。

だからと言って進むのも止められない。

その時、何かが接近する予感がして空を見上げた。

 

「あれは……彩?雲?いや、違うあれは一体……」

 

すると航空機は私に電文を送ってきた。

 

「'ツイテコイ'?いったい、どういう……」

 

航空機は飛んできた方向へと折り返していた。

 

「行くしか、ないか」

 

自分の位置がわからない以上味方機に似ている航空機についていく他私に出来ることは無かった。

 

「頼む、皆、無事でいてくれ」

 

私は航空機について行った。

 

 

 

………side:瑞鶴………

 

 

「彩雲から電文?一時間前に出したばっかよ?んで内容は……」

 

瑞鶴は内容を確認すると目の色を変えすぐに海に向かった。

 

「今回ばかりは自分の幸運を恨むわよ……五航戦、瑞鶴3年ぶりの抜錨よ!」

 

すると瑞鶴は艦装を纏い海に立つ。

 

「グロセアエンジン起動!出力全開っ!!」

 

すると艦装の周りからどこからともなくミスリル製の金属の輪が出て回転し始めた。

 

「まってて、今行くから……響」

 

私は全速力で海を駆け始めた。

 

 

 

………side:響………

 

 

向から高速で接近する物体を確認できた。

 

「何だ、あれは」

 

どんどん近づいてくる。

 

そして、姿が見えた時私は思わず涙を流した。

その人は目の前で止まる。

 

「瑞鶴っ!」

 

私は目の前にいる死んだはずのその人の名前を呼び。思わず抱きついた。

 

 

 

………side:瑞鶴………

 

 

無事に響の元にたどり着いた。

そしたらいきなり抱きついて来て泣き始めた。あの響がこんな風になるなんて余程怖い目にあったのだろうと私は左腕で響を抱きながら右腕で頭を撫でる。

少し落ち着いたと思ったところで私は響に問う。

 

「他の人たちはどこ?やっぱりミッドウェー?」

「……うん、、そうだよ…」

「まだ沈んでないよね?」

「分からない、、、ただ…制空権は取られてるから……時間はない」

「そっか、ありがとう。響、私にしっかり捕まってて」

「えっ、今から瑞鶴の速力で行っt「喋らないで!舌噛むわよ!」っ!」

 

私はミッドウェーから感じるミストを頼りに全速力で進んでいった。

 

 

 

………side:響………

 

 

やぁ、みんな響だよ。

 

私の目の前で起きている現象について説明するよ。

 

三年前のあの作戦で死んだはずの瑞鶴が目の前で現れたんだ。

思わず泣いてしまったね。

それと何故か慰められた。

そんな事より問題なのはその後だよ。

正規空母であるはずの瑞鶴が高速で動いているんだ。

え?もともと高速だって?

だって、間違いなく島風と同等かそれ以上の速力だよ。

……確かにこれなら皆が沈む前には着けるだろうけど戦闘海域に着いた後どうするのだろう。

 

「瑞鶴、敵はヲ級flagship6体とタ級flagship4体、ツ級elite6体と新型のイ級12体だよ」

 

正規空母1隻でどうにかなる状況でもない。

でも…あの時1人であの大艦隊をほぼ壊滅に追い込んだ瑞鶴なら……どうにかなるかもしれない。

 

「……潜水艦は?」

「分からない、少なくともソナーでは感知できなかった」

「そう、ありがとう。さっき艦載機が母艦を見つけたからそっちに向かって受け入れの準備を頼んで。この子が誘導するから」

 

そう言うと瑞鶴は止まる。

 

「分かった、皆を頼むよ」

「分かってる、任せて」

「今度は帰ってきてよ、またいなくなるなんて許さない」

「……努力はするわ。まぁ、最悪相手を全部沈めればいいだけだしね」

「頼もしいよ。じゃ、行ってくる」

 

そう言うと私は瑞鶴の飛ばした艦載機について行った。

それにしても瑞鶴、雰囲気変わったな…。すごい頼りになりそうだし。

そういえば私を抱きしめた瑞鶴の左腕がやけに硬い気がしたな……。

 

 

 

………side:瑞鶴………

 

 

全速力で海を駆ける。

敵はあの時よりは少ない。でも護衛する数が多い。

でも、撤退させるだけなら出来なくはない。

 

「……見えた!!烈風!ヴァルファーレ!行って!」

 

私は既に出していた弓を構え戦闘機を繰り出す。

私の繰り出した戦闘機は敵の見慣れない戦闘機らしきものを撃ち落としていく。

そして、私は敵戦闘機に襲われていた二人の前に背を向けて、敵を見据えるように立つ。

 

 

「瑞…鶴……なの?」

「瑞…鶴?」

 

襲われていた二人の唖然としたような声が聞こえる。

 

 

「翔鶴姉、加賀さん。久しぶりだね」

 

 

私は振り向かずにそう言った。




はい、勝手ながら設定が変えてしまいまた申し訳ありません。
設定の改変に伴い設定のところを更新します。
あと、今回加賀さんを出してしまったのは思ったより指が動いてしまったからです。


ここで注意ですが若干瑞鶴がチートになってます。
但し最強ではない。
若干?ご都合主義が入るのは瑞鶴が幸運艦だから。(※作者はご都合主義の境目がわかりません。ただ最初に入ってるのはイヴァリースと地球を結ぶのが難しすぎたからです)
ただ、瑞鶴のスペックはこちらで設定していますので唐突に何かに覚醒したなどのことは起きません。
装備はまぁ明石さんがやらかしてしまうでしょう瑞鶴と妖精と共に。※なぜ瑞鶴かは詳しくは設定をチェック

さて、今回前回の宣言とは違い加賀さん達と合流してしまったわけですが…
大ピンチですね、おかしいですね敵の数。
これを相手にする瑞鶴とは一体…。
何はともあれ次回は戦闘回です。

それでは次回お会いいたしましょう。

なお、個人的なことなのですが私テストが近いので更新速度が落ちます。
ご了承ください。
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